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日記更新8日目、Episode3冒頭から。
来ましたEpisode3!遥々来たぜEpisode3〜♪(バカウケ必至の演歌ネタ)
って、OPのギターアレンジうるせぇwwww
これは良くないアレンジ。耳音痴の私には分かる。
で、OPはおなじみアリス君とのやりとり。回を増すごとに不快度が減り好感度が増しますね。
アリス君は今回、この異常な状況下で他人には普通を求めるくせに自分が普通じゃないと言われるとこの状況で普通を求めるな的なことを言い出して、やはりコイツのツッコミは完全に場当たり的なもんであったかと納得したものですが、まぁこの辺は平常運転ですね。
アリス「勝手に『ツンデレ』とかいう変な設定をつけるのは止めてくれ。虫ずが走る。」
そうですねー。アリスって、あんまりツンデレっぽくないんですよね。ていうかツンデレっぽいやつは過去に既に何人もいたような気がする。具体的にはムッツリずきんとエロゲボーイ。あとこのエピソードのヒロインである白雪も。アリスは、なんですかねー、属性的にはシンデレラ兄貴に近い気がする。魔法使いは彼氏マシーン寄りだろうし。蓋を開ければ全然違ったりもするでしょうがそれはそれ。
ていうか、ここでもう魔法使い攻略できちゃうんですよね。明らかに攻略不可能キャラっぽい立ち位置だし、こういうの攻略できるのは外伝かラストエピソードと相場が決まっているんですけどねぇ。まだ猟師さん攻略できる方が分かる。無闇にイケメンだし。正直猟師さん攻略させろやゴルアアアってなってる乙女の皆さん少なくないでしょう。特に先程のエロゲボーイシナリオ後だと。
んで、魔法使い男を取るか白雪を取るか、実は割と悩んでたりするんですよね。
でもまぁ、私美味しそうなのは後にとっておくタイプなので。最初は白雪かな。
いやね、白雪は、正直キモいんですよ。具体的には、何も食べない(少なくとも人前では一切)っていうこれまでの設定なのにOPの白雪は常にりんごをかじる横顔っていう、あの白雪がキモいんですよ。これ見よがしに口開けんなって思うんですよ。あと好みの問題で声も割とダメ。具体的に言うと全キャラで一番ダメ。
ってわけで白雪!キミに決めた!!
アリス「ああ、そうだ。よく理解(わか)っているじゃないか。どうせ、この先僕が何を言おうが、この手を離す気はないんだろう?」
あなた「約束したからね」
アリス「してない」
ワロタ
こういうのに弱い。
って、あれ?今回は選択肢無し?結局白雪選んだの?魔法使い男選んだの?なんか話の流れ的に、いかにも危険で黒い魔法使い男の方選んだっぽいんだけど!?おい、白雪って言ってるだろ!!聴こえているのか!!(ブラウン管式テレビモニタを両手でガタガタさせながら)
・・・お、白雪っぽい。
って、また回想シーンきた。しかもムッツリずきんと同じ、お母さんの台詞。「周りは皆オオカミですよ」的な。しかも今回のお母さんボイスは棒読みじゃないぞ!やったね!
さて回想シーン終わり。
季節は初冬。
観光地であり寒冷地である鏡の国では、厳しい寒さ……となるはずなのですが。
昨今は温暖化のせいでしょうか。昼なら比較的暖かく、外に出掛ける際にアウターを着なくても耐えられる程度の気温です。
…うん… こういう、意味不明な世界設定だから、読むの疲れるんですよね…。
これが、鏡の国ではなくS県N市とかだったら何の問題もなくさっと理解できるんですが、鏡の国て。しかも鏡の国なのに温暖化がどうこう、アウターがどうこうって。いい加減にしろや。
そういえばエロゲボーイ編ではスマホ的な現代文明の利器とかが登場してましたよね。少なくとも動画が録画できるレベルの。
まぁいいでしょう。多分現代日本的などこかなのでしょう。夢オチ濃厚なので、仮想・現代日本、てな感じでしょうか。
プレイ続けます。
百合花「そういえば、森を横切れば早いけど、夜の森は危ないって赤ずきん兄さんが言ってたっけ……」
赤ずきん兄さん!?!?
ムッツリずきんついに兄昇格か。まぁムッツリなだけなので身内においておけば安全ですね。
さて、夕暮れ時に急いで帰るため、森を抜けて帰るか否かの選択肢。
森を抜ける、を選択。なんか必須イベントが待ってそうじゃない。
あ、白雪出てきた。そして百合花が一目惚れ。普段からビッチビッチと口汚いアリス君もびっくりなビッチっぷりです。即一目惚れするの、これで何人目だ!?(現シナリオでは1人目)
お、シンデレラ兄貴が長男、彼氏マシーンは三男兄貴に降格。ムッツリずきんは多分次男兄貴でしょう。(なお、なんとなく赤ずきんは身内化が昇格感あるけどかぐやは降格感あるのでこの表記です)
さて、案の定次男だった赤ずきん、夜の森を歩いたと笑顔で暴露してしまった百合花を本気で心配して、お説教してくれます。
なぜか敬語ですが、良いお兄さんっぷりです。ひとしきり説教を終えた後、
赤ずきん「……まあ、過ぎたことを言ってもしょうがありません。次からは気をつけて下さい」
百合花「うん! 赤ずきん兄さん、私のこと心配してくれてありがとう!」
赤ずきん「……っ! ま、まあ……貴方に何もなくて良かったです……」
赤ずきん兄さんは真っ赤になってそっぽを向いてしまいました。
駄目だコイツ………。
グレーテル「姉さんは将来僕と結婚するんですから、運命の王子様とか一目惚れとかあり得ないし。大体、顔が良いだけなら、僕だって美形の範疇に入るし。白王子とか馬鹿馬鹿しい」
忘れてましたが、弟にはきっちりエロゲボーイも配置されてた!ご発言もきっちりエロゲボーイのままで、この家は変質者ばかりですね。
翌日、グレーテル君の方にカメラフォーカスが向くと
グレーテル「姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん姉さん……」
グレーテル君は膝を抱えながら呪文のように『姉さん』を繰り返していました。
俄然テンションが上がる私。
うおおおお!!これ、往年の名作エロゲ「雫」ラスボスの、月島先輩入ってるやないか!ヤンデレ男いいですなぁホラーで。まぁネタ要員で終わるでしょうけど。
で、夜、こっそり家を抜け出そうとする百合花の思考を完全に読んで待ち伏せしている赤ずきん兄さん。百合花の言い訳も完全にお見通しという有能っぷり。
百合花「ごめんなさい……。部屋に戻ります」
赤ずきん「……待って下さい」
百合花「え?」
赤ずきん「……私が付いていきます。森に馴れている私が一緒なら少しは安全でしょう」
別の危険が出てくるけどな。
で、森に行くと果たして、白雪登場。百合花達の前では冷徹・クールな振る舞いでしたが、その後のモノローグでは普通に白雪も百合花大好きで複雑な心境。しかもお互い、相手の見た目にしか言及しないのね。まあおっぱいは大事だからね。おっぱいへの言及はなかったけどね。
翌日。今度は、赤ずきん兄さんの言いつけを破って、夜一人で森に行く百合花。湖の湖畔で白雪に会えたものの、白雪は、百合花をこっそり見守っている赤ずきん兄さんの姿に気づきます。百合花は赤ずきん兄さんに近づき、
百合花「……兄さん?」
笑顔のまま、低い声で言いました。
つまりはあれです。威圧です。『何やってるの?』ってやつです。
いやいやいやいやいや。
何やってるの?はお前やで。赤ずきん兄さん、超優しいやん。わざわざ、会えるかどうかも分からない相手のために夜の森に無断で出向く妹を咎めるでもなく、見守ってくれてるんやで?
ないわー。 百合花ないわー。 いくら巨乳でもこれはないわー。
白雪の元に、猟師さん登場。そういえば猟師さんはお兄さんじゃないんですかね。
ちなみに、彼の本当の名前は諒士という。
は?
なんだその、いかにも乙女がつけましたーって感じのネーミングは?それっぽい漢字まであててくれちゃってまぁ・・・。
ここにきて猟師さんに萎える私。
さらに、美形で体格も良いのに実はクロスワードパズルが趣味、とかいうどうでもいい情報も追加されて、微笑するしかない。
「あらあらこの子ったら、ギャップ萌えを狙っているのかしら、うふふ」
翌朝(?)、白雪との仲が順調でニヤニヤしっぱなしの百合花、グレーテル君の作った白玉フルーツポンチをアレンジして季節に合ったものにして白雪に振る舞うことを思いつき、夜、実行に移します。
百合花「というわけで、色々作ってきました! 良かったら味見して――」
オチが見えたああああああ!!(遅)
白雪「いらない」
ですよねー。
あ、その後は「あーん」の展開になるですか。お邪魔虫のおじさん(私)は退散しますね。
………
退散もできず、百合花が何度も何度も白雪にあーんしてもらってる間ずっと二人の傍らで立ちすくんでいたであろう赤ずきん兄さん気の毒………。
で、ここで選択肢。丸々とした王子という選択肢…
想像もしたくない
ついつい想像してしまう
後者ってほどでもないけど前者は個人的にありえないので(いくらでも想像してやるぜ)、後者で。
…間違ったっぽい。
お、また選択肢出てきた。この語尾がブーの白雪について
イケる!
ないないあり得ない
これ救済措置でしょ多分。前者を選びたいけど後者で。
ここで、唐突ですが、先日ご紹介したweb拍手コメントの一部をもう一度ご紹介させていただきます。なぜなら、このコメントを拝見したのが、まさにプレイをここまで進めていたタイミングだったから。
>猟師さん
(グレーテル編の後半あたり)猟師さんが着ていた、丈の長い白い上着から推測すると?…そうです。だから「お菓子」を与えたり「小部屋」に措置することが出来るんです。
<「お菓子」を与えたり「小部屋」に措置することが
あぁあ〜〜・・・・・・・
正直服装とかビタイチ覚えちゃいませんが、このコメントいただいてようやく分かったーーー。
猟師じゃなくて、精神科医、カウンセラー、療法士、このあたりですかね!?特に最後。療士(師)→猟師 的な?
んで、白雪、ふつーーに、拒食症なのね!!!
白雪猟師のコンビとコメントとで、ようやく分かりましたわ。
んで、全員同じ髪色とか、知らねー 言われても分からねー(確認する気も起きねー)けど、まぁそういうことなのですね、はい!
謎は全て解けた!!!(解いていただいた)
さて、白雪と仲良くなるため、彼に喜んでもらうため、何をすればいいのか全く想像がつかないと悩む百合花。
王子は男の子で、男の子が喜ぶような何かとは何かを知るため、シンデレラに尋ねます。
シンデレラ「はあ? 男が何をすれば喜ぶか?」
シンデレラに聞くまでもなく性行為ならびにそれに準ずる行為だと思うんですけどどうですかね!?
百合花「……で、男性を喜ばすにはどうすれば良いでしょう?」
改めて問うと、兄さんは私の顔から徐々に視線を下げていき……
うおおおお!さっすがシンデレラ兄さん!やっぱりその大きいと評判の胸を使うっきゃないっすよねー!
シンデレラ「足だな」
百合花「……足?」
私「は?」
シンデレラ「そうだ。細く真っ直ぐ伸びた長い足!! とりあえず、足を出せ。オレからのアドバイスは以上だ」
ぐぬぬ。
最初は、露骨にセックスアピールポイントをスルーしやがってこのクソライターと思いましたが、確かによく考えると、仲良くなりたいまだそれほど仲良くもない男の子のために早速自慢の胸を駆使し始めるとか普通に痴女ですからね。足を出すというのは、確かにセックスアピールをさりげなくする上でも有効…。このシンデレラ、さすが汚いわー…。
で、場面は即変わって夜の湖。対白雪。
百合花「じゃじゃーん! 今日はお店の衣装で来てみました!」
うぅ、百合花良い子…。
しかも「じゃじゃーん」とか「今日はお店の衣装で」とか、これじゃない感全開なのが泣ける。
ちがうんだよなー、そういう方向じゃだめなんだよなー、と、シンデレラ兄さんもこの現場を見ていたら天を仰いでいることでしょう。
しかしこの百合花、もし兄さんが「胸を強調して行け」と言ったら本当にやりかねんな。
「じゃじゃーん、今日は谷間が見える衣装で来ました!」とか言いながら。
さて、白雪に褒められて朝からご機嫌絶頂な百合花、朝食も3人の兄さんの好物を作ります。
百合花「はい! 今日の朝食のローストビーフと鯛茶漬けとよもぎとレーズンのパンケーキです!」
よもぎとレーズンだったかああああ
さて、その夜、白雪に対し「何かしてほしいことはないか」と尋ねる百合花。(性行為ならびにそれに準ずる行為だって言ってるだろうが)
そしたら白雪、別に何もしなくていいという予想通りの解答の後、
白雪「……でも、膝枕はして欲しいかも」
…ちょっと待って。膝枕て、段階飛ばしすぎじゃね……?百合花が即答YESなのは分かるが、白雪も可愛いふりしてあの子割とやるもんだねと。
白雪「煙草は嫌い?」
百合花「あまり好きではないですね。父や兄がよく吸っていましたが、その度に注意してました」
その時、私は僅かな違和感を覚えました。
私は『兄』といったけれど、その兄が誰のことだったのか思い出せないのです。
ほほう。
膝枕を終えると、白雪のリボンが解けています。百合花が結ぼうとすると拒否され、かと言って自分では結び方も知らないし、教えられても不器用で結べない。
白雪「……一人でリボン結びも出来ない様な駄目な奴だと思った?」
私「思った!!!」
あ、ここやっぱり選択肢か。チッ、仕方ねぇなぁ…
百合花「いいえ」
ここだけ抜き出すと声乾いてる感すごい。
その後、百合花指導のリボン結び講習。こういうの好き。
で、自分のではなく百合花のリボンを18回目でようやく結べた白雪。
百合花「……あ、すみません。何だか、嬉しくて……」
白雪「嬉しい?」
百合花「はい! 王子の初めてを頂けて光栄です!」
白雪「…………」
百合花「……変な意味じゃないですよ?」
一応、誤解のないよう付け加えます。
余計な一言のせいで変な意味にしか見えなくなったんですがそれは…。
お前の初めても頂いてやろうかあー!(おざなり)
白雪に、なぜ王子と呼ぶかを説明した百合花。
翌日、白雪の独白。
白雪「……彼女は俺のことを美化してる。母様と一緒だ」
白雪「皆、存在しない王子様を俺に求めてる」
白雪「俺は王子様じゃない」
勝手に期待されて、勝手にがっかりされるのはごめんだ。
おお、いいですねー。エロゲっぽくなってきた。…失礼、恋愛系ADVっぽくなってきた。
まぁ百合花は別に白雪を美化しているわけではない(仮にそうだとしてもすぐ現実に対応できる)と思いますが、そんなのは分からないですよね。
一方で、実は白雪は白雪で百合花に清純なお姫様像を期待しているという構図ですね。
さて翌日、百合花は白雪の母と偶然顔を合わせるわけですが、顔を合わせる機会となったのが、
タイムセール高級林檎1箱(35個入)500円…………
ぜっっっったい高級じゃねぇ……
世間ではそれを、廃棄物処分と言うんだぜ(シンデレラボイスで)
その後どうなるのかと思ったら、まさかの白雪実家へのお通しキター
お母様が既に怖いわー。これ、少しプレイ進めるだけで柔和な表情や言動が一変、
「この泥棒猫…!!」
とか言い出すんでしょ。嫁姑ですもんね。
綺麗な女性「初めて見た時から思ってたけど、貴方ってお人形さんみたいにとっ
ても可愛い顔をしてるのね。お姫様みたい!」
こえー
上げて落とす展開しか見えねー
有栖百合花だって名乗っているのに「ありすちゃん!?」とか下の名前ガン無視なのもこえー
(だいたい有栖とアリスはイントネーション違うだろ 有栖は「蟻の巣」の「の」が無い版で、アリスはカラスの類だろうが)
…と思ったら、お母様が「有栖百合花」って発音されたイントネーションは「アリス百合花」だった。おかしくね?まぁいいか、私も別に有栖さんに詳しいわけじゃないし。
さて、その後結構話を進めました。どうも今回は百合花と猟師との関係が奇妙ですね。猟師は白雪に、百合花と思わしき、妹の話をよくしていたそうです。そして、これもどうもよく分からないのですが、百合花と猟師は同じ髪の色・瞳の色?なようです。一方で百合花の瞳は2色とかいう情報も出ていた気もしているので混乱していますが、まぁあまり無い色ということには変わりないでしょう。
なお、白雪は白雪でどうも、男の誰かと比較されたくないけどされていて、でも「遠くに行ってしまったのは自分の方」だそうな。
兄弟とかそういうのだと思うのだけど、うーむ分からんなー。
もうちょっと言うと、白雪からは謎掛けをされました。10人の兄弟。何かの道具っぽいのですが、これも分からん。
さらに言うと、なぜか店の売上が減少中。
とまぁ、色々なことが起こっており、面白いです。途中2,3回ほど選択肢出ましたが、もういいでしょう。
そして、百合花&猟師(お兄ちゃん)の回想シーンまで入ってきた。しかも話題は白雪について!(そういえば百合花が王子様に憧れた原因がこれだったな)
お兄ちゃん「……だけど、あいつがいなけりゃ今の俺はいなかったな」
同じ発言をつい最近、白雪本人にも言ってましたね。
百合花「彼がお兄ちゃんに今の道を教えてくれた?」
お兄ちゃん「そうだ」
百合花「療士。心のお医者さん。お兄ちゃんにはぴったりだと思う」
療士きたあああああああああああああ
きたでこれ!!!
お兄ちゃん「あいつみたいなことをいうな」
百合花「そうなんだ。私達、相性ぴったりかも」
お兄ちゃん「それはねぇな」
百合花「ええー。そんなの実際に会ってみなければ分からないよ!」
お兄ちゃん「……お前、ろくでもないこと考えてんじゃないだろうな?」
百合花「………」
え、何だこの会話。
ろくでもないことって何だ。なんかとても重要っぽいぞ?百合花はまた持ち味の無鉄砲さを発揮して想像の斜め上な何かをしでかしたか?
と、ここで回想終了。回想というか夢オチだったようです。夢オチについては既に過去にツッコミ入れたので…
と思っていたら、
夢とは自分の記憶の断片の再現、再構成ともいえます。
夢に登場する人物や場所は、ほとんどの場合、脳のどこかに記憶されたものです。
夢に知らない人が出てくる場合も、過去に経験したものを元にして脳が勝手に創り出したり、自分の潜在意識に沈んでいる部分が夢の中で顕在化したに過ぎないのです。
よく分かってるじゃねーか、初めて夢談義でこの手のADVゲームと意見が一致したわ。
それでなんであんな「過去の出来事」がまるっとそのまま出てくるんですかねぇ。…あ、このツッコミはお手つきだな。
そして翌朝。昼のゴールデンタイムに、好立地の喫茶店で客ゼロの偉業達成!
かぐや「色々頑張ったんやけどなー。壁ドン、床ドン、後ろからハグ、首絞め……新メニューも考えたっちゅーのに」
明らかに最後のは人を選ぶプレイです。
最後のに限らず、全部人を選ぶプレイです。
というか、そりゃ来客もゼロになるわと私も納得。
ていうか、床ドンって何だよ集合住宅の騒音問題かよ。
百合花「まるで、世界から人がいなくなっちゃったみたい……」
シンデレラ「そんなことあるわけねーだろ。じゃ、ここにいるオレ達は何なんだよ」
熱い。熱いぞ。このシナリオなら、全部夢オチ、脳内オチも十分ありえるので、世界から人が消える展開も十分ありえる!だとしたら熱いなー。ちょっとセカイ系っぽいなー。懐かしいなー。ぜんぜん違うけど、往年の名作CROSS†CHANNEL思い出すわ。またプレイしたいなー。(4巡目くらいか?)
で、来客が来ないからと暇を持て余していたら百合花、なぞかけの答えを出した。答えは「言葉」。
百合花の分かりやすい解説を聞いても、全然分からん。何言ってんだこいつ感に近い。ていうか別に言葉でなくても当てはまるものありそう。(負け惜しみ)
さて、シーン移って、夜の湖。白雪に、自分自身の容姿について聞かれる百合花。好きか嫌いか。
えー、これもちょっと難問だな。百合花なら好き即答なんだと思うけど、多分、猟師や白雪は自分の容姿が好きじゃないんですよ。そのつながりでいくと、百合花も実は意外と好きじゃないが正解の可能性も…。いやしかしそれが突破口になる展開かも。というわけで「好き」。
百合花「私は好きですよ」
百合花「私の容姿は目立つし、嫌なこともありますけど、私は私だから」
前から思ってましたけど、これ、美人でおっぱいも大きい(関係ない)から言えるけど、世間的に言うブス・ブサイク・ブサメン・キモメンが言うのと美男美女美男子美少女が言うのとではだいぶ話も変わりますし、説得力に大きく響きますよね。まぁこれはおいとこう。
白雪「俺は好きだよ」
白雪「君の宝石の様な眼も、ふわふわとした柔らかな髪も。全部、君が君である証だ」
お前それキモメンにも同じこと言えるの?
というわけでやはりおいておかないぞ。そもそもコイツら、互いに相手の容姿が気に入ったから相手の性格もよく知らないまま惹かれ合った関係ですよね!結局顔ですよ顔!人と違って悩んでいるけど、人より整ったお顔立ちだから相手の顔は好きだよ!と、きぃぃぃ、こんな会話が許されていいのか!?
その後、二人の間には恋は夢だの夢から覚めれば愛すればいいだのというなんか感動な会話が繰り広げられましたが、私が心動かされたのは
百合花「ちなみに、謎かけの正解は?」
白雪「……『言葉』だよ」
百合花「イエーイ!!」
白雪「…………」
両手を挙げてハイタッチしようとすると、王子に避けられ、スカッと空振りしました。
百合花「……ばんざーい!」
とりあえず、両手を挙げて誤魔化しました。格好は似たようなものですしね。
いえーい百合花最高ー!特にこの容姿を物ともせず一人でばんざいしているところが最高ー!
なんだかんだ言って、百合花のキャラは割と好きなのでした。パチンとウインクするのは可愛さ前提でやってるのが鼻について正直ちょっとお腹いっぱいなのですが。
そしてついに、百合花手作りアップルパイを食べ、その腐臭と不味さに吐き出す白雪!
そうそう、こういうのがいいんだよこういうのが。(なんででしょうね…)
気になるのは味の描写ですね。腐臭って。拒食症でも腐臭は感じないと思うのだけど。そして何より、白雪ママがくれたアップルパイを百合花が食べても腐臭がしたはず。どうなってるんでしょうねこの世界は。
と、ここで私に電流走る!!!
白雪ママとの出会い……
白雪ハウスでのママとのアップルパイのやりとり……
帰宅後冷蔵庫から出したアップルパイの腐臭……
客がおらずガラガラの喫茶店……
テコ入れの新商品案……
百合花のアップルパイ作製……
白雪の嘔吐……
幾つものシーンが想起され、一つの結論を導き出す!!!
謎は全て解けた!!!
まず、百合花が自分が作ったアップルパイの味見をしたところ、美味しくはあった。
白雪ママが作ったアップルパイと、白雪ママが土産に持たせたアップルパイ、確証はないが文脈としては同じアップルパイの模様。白雪ハウスで食べた時は美味、家に持ち帰ると腐臭。
以上より、いずれのアップルパイも、時間が経つと腐臭を放つという共通点を持つ。もちろんこの腐臭は食べた者の幻想に過ぎない可能性はあるのだが、もう一つ重要な共通点がある。それは、これらのアップルパイ、購入元が同じだということ。
そう!!露店の親父が売っていた、見るからに胡散臭い、タイムセール、35個500円の自称高級林檎!!
この林檎、かぐやが店の売上が落ちてきた時点で「在庫はたくさんある」と言い、ホットフルーツポンチなどといった新商品を、この在庫の林檎を使って作成!!
この林檎は恐らく元々低品質な上に、腐りかけていたか傷んでいたかしたため、その林檎を使って商品を出していた喫茶店では客が食中毒を起こすケースが多発!
悪評が徐々に広まり客足は遠のく!そして、テコ入れのはずの新商品にはこの毒林檎がふんだんに使われているためダメ押しとなり、悪評は完全に定着、腐った商品を出す店として客足は完全に途絶えた!
そうです。
露店の親父、貴方が犯人です。(何のゲームだこれ)
リアルタイムプレイ日記第9日目、白雪編の中盤、私の名推理「果物屋の親父、貴方が犯人です」から。
また回想シーン。
お兄ちゃん「あいつは全ての真実を知ったんだ。その上で眠り続けることを選択した」
えっ・・・・・・・
まさか・・・・
夢オチ・・・・・?
というか、夢オチを言うならこの世界自体が全エピソード通して夢オチな気もするし、えええーどうなるのだ。しかもこの後魔法使い編が控えている。これはこの後の展開に期待に胸を膨らませてもいい感じ?
百 合 花 、
自 分 が 作 っ た ア ッ プ ル パ イ を
シ ン デ レ ラ に 味 見 さ せ る
百合花「ねえ、ちょっとこれ食べてみて。はい、はーん」
私は完成したアップルパイをシンデレラ兄さんの口許に持っていきます。
シンデレラ「え? あ、あーん……?」
シンデレラ兄さんはちょっとだけ躊躇しつつ、目を瞑り、口を開けてくれました。
シンデレラ「…………」
百合花「ねえ、このアップルパイ不味い?」
咀嚼し、嚥下したところを見計らって尋ねました。
多分、この場で一番固唾をのんでいるのは私です。
私の名推理が正しければ、このアップルパイは既に腐っているため、美味いはずがないので。
シンデレラ「……普通に美味いけど?」
百合花「だよね」
私「あああああああああああああああああああああああああああああああああ」(ゴロンゴロン)
前回長々と尺を割いた渾身の名推理が一言で粉砕され悶絶する私を尻目に、兄弟達は白雪が拒食症ではないかと疑い始めます。
グレーテル「少ないですが、男でもいるそうです。それに拒食症はどんなに痩せていても、自分には太って見えるそうですよ」
赤ずきん「そうなんですか……。女性は少しくらいふくよかな方が健康的で良いと思うのですが……」
グレーテル「好感度上げですか、赤ずきん兄さん」
赤ずきん「好漢度? 私が男らしいということでしょうか?」
赤ずきんさん、赤ずきんルートより絶対にこのエピソードの方が良い男だわ。夜な夜な妹のために夜の湖まで付き合ってあげてるし。それだけでもう百合花ときたらいくら感謝してもし足りないレベルだと思う。
まぁこのエピソードは、兄弟皆いいキャラですね。
さてサクサクいきましょう。再び白雪ハウスに行って、お母様に着せ替え人形にされた挙句頭に蛾を乗せて帰って来る百合花。(この辺りは実にホラー展開で私も大興奮)
お母上は、髪の色が変わったり白雪に「母と呼ぶな」と言い始めたり、色々変です。
さて、夜の湖畔で白雪と久々に再開して、冷えた手を白雪の吐息で温めてもらうという、こちらまで心温まるイベントも済んで(棒)その翌日です。
白雪や白雪ママンに、本を買っていく作戦。
ここで選択肢。白雪が好みそうな本は?
文芸書 児童書 実用書
うーーむ、実用書ではないと思いますが、どっちかなぁ・・・。
こういうの考えているのが楽しいですねこのゲームは。かぐやルートの難易度にはさすがにキレそうになったけど。
まぁ、児童書じゃないかな。
と、本を選んでいたら、ママン登場。しばしの会話。
母親「その置物は喫茶店の制服?」
百合花「はい」
母親「可愛い!!」
百合花「ありがとうございます」
母親「コスプレみたいね!」
お義母様は無邪気に私の心を刳(えぐ)りました。
ワロタ
そういえば書き出してて思ったのですが、会話文で百合花がテンションで負けているのってそうそうないですよね。ママン強い。そして今更気づいたけど百合花は百合花で「お義母様」とか地の文で言っててるのがちゃっかりしているというかいいですね。
そして、ママンを自分の店に誘う百合花。喜んでついてくるママン。
店に戻ると、兄達も、誰もいません。
軽く探してみても、無人です。
母親「どうかしたの?」
百合花「あ、いえ……兄の姿が見えないので」
母親「兄」
お義母様は片手を頬に添え、小首を傾げました。
母親「……嫌だわ。貴方は一人っ子でしょう?」
百合花「え?」
ホラー展開キター
いいよいいよー
白雪ルート、期待してなかったけど実に良いですね。
さて、百合花の店でも不審な様子を垣間見せたママン、家に帰ったら白雪に絡みます。
ただ、その絡み方が・・・
母親「お前さえ……」
母親「お前さえいなくなれば!!」
鏡よ鏡、鏡さん。
見たいものを見せておくれ。欲しい言葉を聴かせておくれ。
母親「お前さえいなくなれば、私は幸せになれたんだ!!」
母親「私はお姫様でいられたんだ!!」
少し前からちらほらと出ていましたが、白雪を産んだことで生活が一変してしまった類っぽいですね。
しかし、うーん?
この後、矢継ぎ早に段々とネタバラシがされていくようです。
まず、アリス登場。白雪のことを、自分であるかのように語ります。
さらにシンデレラ兄さん。自分の母親を、「一人で留守番する時は必ず『怖い狼がいるから外に出てはいけません』って言ってたっけ」と思い出します。
これは…
そろそろ、統合の時、的な・・・?
というか、主要キャラ全員(百合花も含め,ママン除き)同一人物ということか・・・・?
いやしかし、シンデレラと百合花とでは、父母とが食い違う。うーむ。
って、おい、魔法使い男出てきた。くそー、どっかの選択肢間違えたかー・・・。
しかし今回はなんかえぐいな。普通に魔法使いに絞殺されたぞ。手で。魔法使えよ。
そしてしかも、百合花死亡後、まさかのアリス登場。互いを「かわいそう」と言い合う、妙な関係。なんだこれ。
まぁいい、魔法使い男はこの後です。まずは白雪だ。
とりあえず、はーはーされても全然あったかくなかったぞもっとしろ的な選択肢に変えてみたんですが、そしたらBadEndがより濃厚になった!(アリスさえ登場しないで絞殺されるヴァージョン)
あとヒントさえ出された。王子さまの理想になれ的な。はいはいすみませんね。
検討の結果、今回は敢えて、一番最初に迷った選択肢からやり直すことに。
白雪に最初?に出会って尋ねるのは、「ここで何をしているのか」ではなく、「あなたの名前は?」。
そしたらなんか正解っぽいぞ。
続いて、「丸々+王子様」という言葉の結びつき。これが伏兵というか、難問ですね…。普通に考えると「想像もしたくない」のですが(私は喜んで想像しましたが)、この王子、拒食症疑惑でしょ?
というわけで、「ついつい想像してしまう」からの「イケる!」を選択!!
そして第三の選択肢。本が好きだという白雪に対し、「私も本が好き」。(初巡は嫌いなものを聞いてましたが、本のジャンルの手がかりがないかと思って。)
百合花「私も本は好きですよ!」
白雪「それがどうかした?」
百合花「…………」
私「…………(殺意)」
おっといかんいかん。(やはり嫌いなものを聞くことにしました。)
第四の選択肢。兄弟達に愛されていると言われたことについて。初巡は普通に「そうですね」と答えましたが、ここも疑ってかかると、もう一つの「実感がない」という選択肢も結構怪しい…。(この世界自体あやふやだし、王子様を救う理想のお姫様の解答としてはどちらも微妙な気がするし)
試しに後者を選んでみると、赤ずきんさんの呻きが聴こえてきただけだったので、気の毒になり前者で。
どうでもいいんですけど、ここの選択肢だけ、どちらを選んでも
赤ずきん「百合花……」
という声が入るのですよ。前者だと嬉しそうに、後者だと呻きっぽく。不思議なことに、字面だと「百合花」なのに、音声では「百合花さん」なんですよね。なんだこれ、誤植?誤植の割に2箇所もあるわけだけど。謎だなぁ。
あ、分かった。赤ずきん兄さん、最初は百合花のこと「百合花」って呼ぶキャラに設定してたけど、途中で変更したんでしょ。修正漏れですねー。(声だけ直っているのは声優さんのアドリブと見た。)
リボン結べない王子については、ダメ男だと思うか→否 で正解だと思う。次の笑顔も、自嘲の笑みでしょう。
その次がまた難しい…。王子じゃないという白雪に対し、名前を呼ぶか呼ばないか。
でも結局この後も王子って呼んでるもんなー。これ名前呼ばないのが正解なのかな?うーむ…。
でも「白雪君」って呼んだら顔真っ赤になったので多分名前呼んだらいいのでしょう。そういえば最初の選択肢で名前聞いたし。
次が多分かなり大事で、自分の容姿が好きか否か。初巡では好きと選んで、眩しそうな顔されたのですが、ここは敢えて嫌いで。しかしここは微妙。
おおっと、家を飛び出して魔法使い男に絞殺される直前、新しい選択肢きたーーーー!
家業を継ぐ必要がなかったのは何故?
両親など初めから存在しなかったから 兄という存在がいたから
これまた、難しいーーー。普通に考えたら後者なんですが、前者という展開もあるのか!?とりあえず後者でいくか!!
続く選択肢は、即答で「夢」!
さて、夜の湖畔で倒れた白雪を、タイミングよく現れた兄2人に運ばせて自宅に帰り、何も食べていなくて貧血だと判明した白雪のためにありったけの料理を作る百合花(兄2人に手伝わせて)。シンデレラ兄さん赤ずきん兄さん最高すぎだろ。もっと大事にしろ!
拒む白雪に対し百合花は、貴方がどれだけ吐いたって気にしない、貴方が美味しいと思うまで何度でも作ると宣言。
百合花「貴方を救うためには私は何だってします」
百合花「きっと、その為に私がここにいるんだと思う」
白雪「例え……それで君が死んだとしても?」
百合花「私は……」
答えようとしたところでこれまたタイミングよく、ママン登場。百合花を「ありす!!」と呼び抱き締め、周りの人々を威嚇しつつ、
母親「帰りましょう? 私達の家に。私がずっと貴方を守ってあげるから……」
お義母様に連れられてやって来たのは森の中にある小さな小屋でした。
あ……。ママンと一緒に行くんだ………。
白雪とか、特に呆然としたんじゃないでしょうか。「え、さっきあんなこと言ってたのに行くの?」的な。あとちょっと大事なこと言いかけてたはずなんだけど。
さて、家(というか小屋)の中に入る2人。
精神病棟キター
…あ?精神病棟じゃなくてガチで白雪ハウスなの?あの監禁用の鳥籠片付けとけよ!
さて、ここは白雪の見る夢の世界だと喝破する百合花。お義母様にキスしてチェックメイトだと叫びます。
すると、なんということでしょう。狭くても整っていた小屋の中が、腐臭と死臭漂うゴミ屋敷に生まれ変わりました。
そして回想シーン。
回想シーンでも、青果店で激安林檎を買ってきてアップルパイを作るママン。
ママンは、朝から夕方まで働いて、お化粧をして夜また働きに出るということなので、ああ水商売か風俗だなーと思ってましたが、ママンの仕事を白雪に聞かれて「お花屋さん」と答えるので、
……まぁいいかこの話は。
と思ってたら、ママンはやつれてくるし、借金取りまで現れるし、あれ?と思ってたら借金取りに返済を待ってもらう代わりに身体で支払っているのを濃厚に示唆する描写になるし、結構シビアだな、このルート。
そして、ママンは薬を大量に飲むようになり、ある時に白雪を「貴方は誰?」と言いはじめ、「アリス!」と謎の名前を呼び、そしてある日、テーブルに突っ伏した状態で死んでいました。しかもそのまま変わりゆくママンの死体と一緒に生活する白雪。
鏡に向かって話す(これなんかフラグっぽいな)と、幾つかの顔が浮かんだ後、最後に映ったのは
そこにいたのは体中脂や垢にまみれ、頭にはふけがこびり付いた醜い少年の姿だった。
…うーん、良いですね…。
ほぼ何も食べていないだろうから容貌自体ももう少し変わってそうなもんですが、まぁいい。
さて、この後は一気に進めます。白雪を夢から解き放つ百合花。そして今度は白雪と猟師との回想。
毎晩湖畔で猟師と会っていた白雪、ついに、猟師を自分の家につれていくことに。
白雪「怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ」
いきなりトレンドの名言キター
後半のフレーズ、使い勝手良すぎですよね。私は使ったことないけど、ネットで腐るほどこれのパロディ見たわ。
そして、堂々の夢オチエンド。白雪ルートは、白雪が夢の中で見たさらに夢の中の世界。夢の中の夢は覚め、白雪は無事夢の中に帰って来れましたとさ、めでたしめでたし。
うーん。
あれですかねー。
猟師と百合花はリアル兄弟で、シンデレラ始めえーと何人だ、赤ずきん、かぐや、グレーテル、白雪、魔法使い男、計6人がまた同一人物、てな感じになっていくのでしょうか。ともあれ百合花というジョーカーは、確実に一人ひとりを籠絡していくのでした。
あ、アリスを忘れていた。アリスはあれだ、6人のボス格ということで。
しかし私の読解力不足なのか想像力不足なのか経験不足なのか、結局、なぜ白雪はママンに似ていなかったのかがよく分からん。実の子ではなかったのだろうけど、では白雪を大事に育てたママンの心は?とっさに叫んだ「アリス」という名は?
…アリス? アリス、お前なのか……?(迫真)
あと、「いいこと? 貴方は他の子と違って、とっても良い子なの。」から始まるあのお外に出てはいけませんフレーズ、あれ赤ずきんルートでもそのまま出てたし、確か言いつけを破ったがために不幸な展開になるというのもルート共通だし、このフレーズももう一回出て来る予感。
ともあれ白雪ルート、段々と物語全体も佳境に入ってきた感もあり、ホラーあり、リアリティあり、不思議世界に惑う感もあり、面白かったですね。私の理解とか色々足りていないのでこれ以上あんまり突っ込んだことは言えないですが。
白雪「……俺も君の店で働こうかな」
百合花「え?」
白雪「……晴れて俺も自由の身なんだし、これからは好きなことをしてみようかなって」
「晴れて自由の身」ってご発言、おかしくねっすか。なんでそんなメタ視点なの。…でもこれはこれで実に良い。そうね、攻略キャラとしての責務を終えたわけですから、これからは百合花の手駒ですわね。シンデレラルートよろしく、シンデレラ達の弟に返り咲きですかね。
白雪には私命名の通称は特に無し。こいつは、ある意味白雪姫より白雪という名が似合う。
発言が冷たいところとか。
リアルタイムプレイ日記も早いもので第10日目。
最近、ハードロックアレンジのOPもこれはこれで良いような気がしてきた晴鍋です。始まりました魔法使い男編。
今更ですけど、これ、私はずっと「魔法使い男(まほうつかいお)」と呼んでいるのです。「夫」的な。7文字で語呂が良くて、どことなくやらない夫を彷彿とさせるネーミングです。
さて、冒頭はいつもの闇の中。アリスが段々デレてきた。で、魔法使い男を選ぶ、と。確か前回の白雪編冒頭での二択では、魔法使い男は「禍々しい瘴気を放っておる!!」みたいなこと言われて強制スルーされたんですよね。というわけで、禍々しい魔法使い男ルート、いってみましょう。
冒頭、まず百合花と魔法使い男らしき人物がチェスをしながら恋について語り、思わせぶりなモノローグを挟み、そして場面は移りオオカミと猟師のペア。
猟師「まあ……あいつは信用はおけないが、役には立つ奴だぞ? 何しろあいつは『魔法使い』だからな」
ほう。
まず、猟師とオオカミってご同業っぽいですね。(どちらも療法士的なあれでしょう)
で、魔法使いというのも、何かの比喩っぽいですね。何なのでしょうね。
普通に考えれば魔法使いなんだから三十路越えた童貞なんですが、まぁ、この可能性も一考の価値有りでしょうね。微妙に禍々しいし。
魔法使い「ようこそ、黒猫探偵事務所へ! 仕事のご依頼かな? 浮気調査から鑑定、分析、一般事務まで何でもござれ……」
えっ、早速解答!?魔法使い=魔法のように難事件を解決する探偵!?
…いや、まだ可能性は残ってる。魔法のように難事件を解決する童貞かも知れん。
魔法使い「……有栖百合花といえば、君の大切な妹君で鏡の国のお姫様のことだよね?」
あ?じゃあ何か?猟師はプリンスか?猟師じゃねぇじゃねーか!
(あとやっぱり有栖の発音が「マリオ」とか「カラス」とか「ペ○○」とかなのね)
で、姫様は命を狙われているそうな。なぜなら脅迫状にそう書いてあったから・・・
・・・って、分かりました、犯人は赤ずきんです。こういうことしそうなのはあいつしかいない。おのれ赤ずきんめー・・・!白雪ルートで良い子ちゃんをしすぎた反動か〜!
猟師「……長男のシンデレラ、次男の白雪、三男の赤ずきん、そして四男のかぐや、五男のグレーテル。鏡の国では知らぬ者はいないって程、有名な兄弟だ」
兄弟増えたなー・・・。そうかー私もう5人も攻略したのなー・・・。
あと、鏡の国のお姫様なのに舞台は現代日本で気持ち悪い。
あと、次男と四男は替えた方がしっくり来る。もうちょっと言うと次男を四男にして三男・四男を繰り上げ。
で、回想という名のこれまでの経緯簡易説明。それぞれ心に傷を持った?5人兄弟と家族になるため、婚約者ということにして、百合花&5人で一軒家で楽しく過ごすという展開。はい。
5人それぞれとそれなりに距離が近づいていくのですが、その描写として1人1人が現れて、それぞれ甘い声で
シンデレラ「百合花」
白雪「百合花」
赤ずきん「百合花さん」
かぐや「百合花ちゃん」
グレーテル「百合花姉さん」
とか囁くもんだから、気がつけば普通に乙女ゲーをプレイしている私でも少しぞわっとしたのですが、一人ホラー要員が混じっててくれて助かった。
あぁそうそう、脅迫状ですが、マジレスするとこれ、目ぼしいキャラの中では百合花が犯人じゃないかなーと思いますね。自分に殺害予告を送って状況を打破しようとするとか実にやりそう。
実際(?)、私立探偵を雇おうと真っ先に言い始めるのも百合花だったりするし。(この時点でキャラに合わない)
シンデレラ「だからって……何で、そんな胡散臭いもんに頼るんだよ?」
5人兄弟は「私立探偵」というものを受け容れることにあまり乗り気ではありません。
赤ずきん「シンデレラ兄さんの言う通りです。ここには警察官である私がいるのですから、心配は無用です。貴方の身は私が守ります」
てめーは偽警察官だろうが。この展開で一番信用できない男、赤ずきん。
赤ずきん「なので、今日から貴方を二十四時間付きっ切りで監視させて頂きます」
赤ずきん犯人説再燃キター
と、そこへ白雪が救いの手を差し伸べます。第三者を頼るのも一つの手だと。なぜなら、脅迫状の送り主は、自分達5人の誰かである可能性が高い。
白雪「何しろ、俺達は皆、君のことを好きなんだから」
いきなり乙女ゲー全開キター
さて、ここで探偵登場。5人全員をあからさまに疑ってかかった言動で、場の空気も一気に最悪なものになります。さすが魔法使い男、伊達にゲームオーバー男を名乗ってないぜ。
ここで、喧嘩を始めた兄弟に対して、喧嘩を止めるか否かの選択肢。
うーん、もう見るからに百合花が怪しいんですが、とりあえず止めておきますかね。
「私のために争わないで!」って一度言ってみたいので。
さて、ちょっとシナリオ進んで、魔法使い男と4人兄弟それぞれに聞き取り調査。
シンデレラさんには、シビアな内情を語らせた後、円満に別れました。
続いて赤ずきん。犯人ではないと吃る赤ずきんに対して、「分かってます」と返すか、「犯人なんですか?」と返すかの2択。
これまた難しいなー。私的にはマジレスすると百合花が犯人だから上が正解だしマジレスしないとどう見ても赤ずきんが犯人だから下が正解だし。
やむを得ず上を選択。兄弟全員の好感度上げちゃる。
さて、シンデレラにも嫌な質問をしていた魔法使い男、今度は赤ずきんにも容赦ない質問を浴びせます。しかも自称警察官である赤ずきんの警察官としての仕事や現在の所属などを聞き始める魔法使い男。この男なかなか優秀なのかも知れん。
「警視庁捜査一課の赤ずきんです」
とかいうそうそう聞けない台詞を引き出せました。この赤ずきんという男、マジで大丈夫なんだろうか。私の中では80%くらい警視庁捜査一課所属ではないと思うのですが。
さて、続いてはかぐや。かぐやに対しては穏便に聞き取り調査をしているなーと思っていたら、最後の質問が
魔法使い「貴方は、児童養護施設で過ごしていた時期があるとのことですが、
それはどういった理由でなんでしょうか?」
魔法使い「貴方方は兄弟であるのに、何故貴方だけが親戚の家を転々とした挙
句、施設に預けられたのか」
きっつー。
そして多分物語の根幹に触れそうな問い。だって現実としたらキャラ設定とかガバガバすぎですからね。そう考えると本当にこの魔法使い男というのは、ジョーカーですね。
さてここで選択肢。かぐやへの質問を止めるか、黙っているか。
これは本当に難しいぞ。真実に辿り着くには黙っている方が良さそうだけど、こういう文脈で黙っていて良い展開が得られる気がしないんですよね。
続いて、拒食ボーイ白雪。白雪への嫌な質問は、「外に憧れたことは?あと、君がお母さんの死体の第一発見者だけどそれについてどう思う?」的な。
なお、そのお母さんの死体について、かぐやとグレーテルは知らない、シンデレラと赤ずきんは知っている、死体を見たのは、ひょっとしたら赤ずきんも見たかも、的な。
…これまた、考えさせられるなー…。最初、5人の母親は全員違うんじゃないかと思いましたが、いや逆に全員同じなのではないかと思い直しました。かぐや・グレーテルが生まれたのは、その後…
うん?そういえば、かぐやは天涯孤独、グレーテルも百合花の家に拾われた子的な設定だったような…。
つまり、母上死去後にかぐや・グレーテルが生まれたのか……?
…しかしこうやってみると、つくづく、シンデレラ兄さんだけ健全だなぁ。。
と、その後… というかその日は終わって…
各エピソード冒頭の、暗闇の中を一人彷徨う→鏡見つけて飛び込む の流れをアリス抜きでやって出た先が、病院。そして話してきたのは主治医を名乗る男。
主治医「いいかい? 君の役割は他の皆を正しく導くことだ」
主治医「それは他の誰にも出来ない。何故なら、君の中にいる彼らは君のよ
うに完璧じゃないからだ」
主治医「君には辛いことが沢山あった。随分、悲しい思いをしただろう。で
も、それは全て過去のことだ」
(中略)
主治医「その為には、君以外の存在を消さなければならない」
主治医「一つにまとまり、君は君の人生を歩むんだ」
ようやく根幹のネタばらしが始まったようですね。
しかし分からない。この「君」とは誰なのでしょう?
A. ありす(百合花)
B. アリス
C. 魔法使い男
現時点ではどれもあり得る…。今回の場合、どうもCなのではないかと思っています。
それにしても、ありすという存在は一体何なのでしょうね。アリスもですが。
適当に予想を並べるなら、アリスが長兄、ありすが末っ子、魔法使い男が末っ子の1つ手前の失敗作というところなのですが、果たして。
だいたいこの想像が正しいとするとこれまでの展開が一転して割とおぞましい感じになるので、できればありす末っ子の部分だけは別であってほしいし、実際なんか違うような気がするんですよね。
やっぱり修正、アリスは長兄、魔法使い男が末っ子、ありすは恋人かお母さん的な、外部の大事な存在的幻影。これだ。これしかない。
翌日、魔法使い男をボディガードとして侍らすことが決定される。
そして一緒に学校に行く道々、5人兄弟の仲の良さを百合花が我が事のように自慢していると
魔法使い「それなのに、君の存在が彼らの絆を乱してしまった?」
(中略)
魔法使い「恋という魔物は人を狂わす。どんなに聡明な人物でさえもね」
魔法使い「ですが、悪いことだけではありません」
魔法使い「恋は人を強くさせる」
この魔法使い、どうも、ハッとするような言葉を頻発しますねぇ。
百合花とは何かを考える上での良い手がかりになりそうです。兄弟の絆を乱すが、兄弟それぞれと恋仲となることで、兄弟を強くさせる、そういう存在。
うーん。そう考えると、毎回毎回、アリスと手を繋いで5人それぞれの世界に入っていったというのがなんとも示唆的だ。
その後も次々出てくる、ヒントっぽい会話。
赤ずきんとオオカミと出会ったのが6年前2,3月、白雪と猟師が出会ったのが6年前春。
あれ、白雪の方が後なのですね。
あと、魔法使いが、自分と百合花の気持ちは、まるでひとつの心のように同じだとか言い出したり。
さらに補足。兄弟の母親死亡も6年前春。まぁそりゃそうか。なお、その時点で白雪12歳、赤ずきん15歳、猟師23歳、オオカミ11歳、百合花11歳。
ええええええ、百合花の歳出てきちゃった!まぁなんともまぁ妥当な年齢で全くイメージ通りなんですが、18歳未満じゃない!!エロゲだとありえないのでびっくりしました!!
(「このゲームの登場人物は、みーんな18歳以上なんだよ、お兄ちゃん!」)
そしてお兄ちゃん現在29歳!!これ絶対29歳を元にして23歳って設定にしたでしょう、さすがに三十路だと女性ファンが萎えるからね!!(ちなみに私は余裕の三十路!)
・・・あれ?おかしいですよね。ここでついにボロっと出てきちゃっているのですね。もう一回貼りますけど
猟師「……長男のシンデレラ、次男の白雪、三男の赤ずきん、そして四男のかぐや、五男のグレーテル。鏡の国では知らぬ者はいないって程、有名な兄弟だ」
次男12歳、三男15歳!!!
うーん、年齢バラバラとかなるんかなぁ。そういうケースもあるんですかねー。私この症例に全然詳しくないから分からないです。
あと、魔法使いがこのシナリオに限っては、魔法使い男ではなくて割と普通に探偵してて良い感じ。前々からの問題であった「口調やらキャラやらが安定しない問題」も、なんか理由が見えてきた感ある。
そして、白雪が、母の言いつけを破り外に出て帰ってきたら母が死んでいたのは3月終わりだということが、白雪への聞き取りで判明。
白雪が最も話しにくいであろう、白雪の母が亡くなった日についても尋ねます。
白雪「あの日、気がついたら俺は家の外にいた」
白雪「母様に外に出たは行けないとあれ程言われていたのに、俺は約束を
破ってしまった」
白雪「家には明かりがついていて、母様が帰ってきたんじゃないかと思っ
て、俺はドキドキしながら、家の扉に手を掛けた」
白雪「母様は約束を破った俺のことを怒るのか、それとも心配してくれる
のだろうか」
白雪「でも、そのどちらでもなかった」
白雪「母様は冷たい目で俺を見下ろしていた」
白雪「体に触ると、すごく冷たくて、すぐに母様がいなくなってしまった
ことに気づいた」
その日について白雪は冒頭で「気がついたら家の外にいた」と言っていますが、うーん?これ、もしかして、いやもしかしなくても、別人に替わってたんですかね。特に赤ずきん。この2人が、「外に出てはいけません」って母に言われてた2人であり、湖畔でポツンとしてた2人でもありますね。
続いて、赤ずきん兄さんからの聞き取り。
ここでようやく分かりました!そうでしたそうでした、オオカミのおばあさんが倒れて病院にオオカミのふりして御見舞に行っているんでした!
その日、御見舞に行った後に起こったことを、赤ずきんはこう語ります。
赤ずきん「その後のことはよく覚えていません」
赤ずきん「おばあさんがあの後どうなったのか、病院からどうやって帰ってき
たのか、よく分かりません」
赤ずきん「ただ、気がつくと、家の前にいました」
赤ずきん「その日は珍しく家の明かりがついていました」
赤ずきん「母が帰ってきたのでしょうか? 私はドキドキしながら、家の扉に
手を掛けました」
赤ずきん「果たして、母は私のことを起こるでしょうか。それとも、心配してく
れるでしょうか」
赤ずきん「家の扉を開けて、私は確信しました」
赤ずきん「母は私を怒ることもしなければ、優しく抱きしめてくれることもな
いのだと」
赤ずきん「母は冷たい目で私を見下ろしていました」
赤ずきん「その日以来、母は二度と家に帰ってくることはありませんでした」
魔法使い「つまり、その時点で貴方のお母様は死んでしまっていたと」
赤ずきん「……分かりません」
魔法使い「何故、分からないんですか?」
赤ずきん「覚えていないんです。気がつくと、母はいなくなっていて、私は……
それから二度と道草をしないと心に誓いました」
ほぉぉぉぉぉ・・・。
まるで生き写しのような、似たような経験。
これはあれでしょうか。白雪が死亡当日、赤ずきんが死亡2日目みたいな感じで、実は別の日なのでしょうか。あるいは同日に別人格が2回同じことをしたのでしょうか。
確か白雪ルートでは母上はテーブルに突っ伏して亡くなってた記憶がありますが、「見下ろしていた」という描写から連想されるのは首吊りなんですよね…。
まぁいずれであるにしろ、それを見て白雪は、本当の母はまだ生きているような気もして、赤ずきんは、母はもういなくなったと認識したのでしょう。切ない話だ。
そして多分、赤ずきんが「コックピット」に戻ったのは、数日後、白雪が猟師を家に招き入れた後だったのでしょう。
…これ、私は分かってるから書いてますけど、俺つばも本作も知らない人から見たら意味不明ですね。
…そんな人は読んでないだろうからまぁいいか。
コックピットってのは、多人格のいずれかが自分の体を手に入れて動いている状態を、その人格が「コックピットに乗っている」という表現が俺つば(「俺たちに翼はない」)で多用されているのです。
その後、なんとシンデレラ兄さんも、お母さんは自分を家から出そうとしなかったなどと言っていてびっくり。
とは言え、段々と謎が解き明かされていきます。答え合わせをしている感覚も多少ある。ひぐらし・うみねこでは私には難易度高すぎて全く手も足も出なかったので、解答編を称して竜ちゃん(ライター)が「答え合わせ」みたいなこと言ってても全然答え合わせ感なかったんですが、今回は割りとある。ヒント有りなのが大きかったでしょうが、そのおかげもあってか、私にも適度な難易度。たとえば、上で書いた「この「君」とは誰なのでしょう」の3択は、やはりCの魔法使い男だと判明してすっきりしたり。
さて、魔法使い男が着てから3日が過ぎた朝。満月まで残すところ2日。
ここで選択肢です。百合花は、婚約者候補から誰か1人を選ぶか否か。
熟考しましたが、これって魔法使い男ルートでしょ?それなら、魔法使い男は「婚約者候補」ではないので、「誰を選ばない」を選択。
ん?そういえば、百合花の立ち位置がずっと謎でしたが、これひょっとして、百合花が選んだ1人だけが生き残れる、というルール作りを、4人あるいは魔法使い男込みの5人あるいはアリス込みの6人あるいは魔法使いorアリスの1人で決めて、百合花を招いた物語なのか??
とか思ってたら、恐らくリアル百合花の話をしているであろう魔法使いが、
魔法使い「時折、寄り添うように体を重ねたことはありますが、それが愛だという訳ではありませんし」
百合花「愛してないのにセックスするの?」
うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
っていうかマジで!? それはそれで困るんですけど!? だってほら、魔法使い男、キミ、三十路童貞って話だったじゃない!何ちゃっかりリアル百合花とやることやってしかもそれを大人の恋愛のようにクールに語ってくれちゃってるの!?あぁ!?
(あとリアル百合花が、花も恥じらうセブンティーンの乙女だと思っていたら意外とビッチな感じだったということにも少し動揺走りましたが、まぁそれはいいや。けどお前、それならこっちの百合花@鏡の国が花も恥じらう乙女なのは何故なんだぜ?)
とか思ってたら、魔法使い男が主人公(魔法使い男)視点になって、舞台は鏡の国ではなく現実。リアル魔法使い男がリアルかぐやのフリをして
魔法使い「ん? どないしたん? ひぃさん。僕の部屋に」
柔和な笑みを浮かべ、関西なまりで喋る。
まさかのリアル百合花立ち絵キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ビッチ!このビッチめ!!!(謎の威嚇)
魔法使い「こんな夜更けに僕の元に現れるなんて……夜這い? ひぃさんのエ
ッチ」
呆然としていた彼女は、誤魔化す様に髪をかき上げ、
百合花「……そうなんです。かぐやさんがあまりにも魅力的なので、恥を忍
んで貴方の元にやって来ました」
あぁぁ〜〜せっかくちゃんと立ち絵も複数表情あるのに、声… 声が無い……。
なんだかしょんぼりする私。
ビッチ!!このビッチめ!!!(謎の威嚇)
しかしまぁ、プレイ進めると、ビッチと逆恨みされても仕方ない気もしてきた。5人全員と同居生活してて、しかも5人(恐らく存在が公だったのは魔法使い男を除く4人)全員に好意を示していたのね、百合花。
まぁ百合花らしいといえばらしい。
そして魔法使い男の声優さん、3人のモノマネは実にリアルですが、さすがに白雪だけは無理ありますねwお疲れ様です。
さて、話は鏡の国に戻り、今度はかぐやからの聞き取り。かぐやの仕事着、普段の衣装となんか違う黄土色っぽいやつですが、なんか既視感感じてたんですが思い出した、うみねこのさくたろう(人)だわ。キャラも一番近い。
さて、段々とメモ書きっぽくなってきましたがこれ↓もメモっておこう。未だにかぐや編消化不良ですからね。
かぐや「僕を引き取ってくれた五つ目の家で色々あって……逃げ出した後、
気づくと真っ白な部屋にいた」
えーと5つ目の家は多分養護施設でしょうね。やはり記憶喪失のタイミングがよく分からん。5つの家飛び出す度に記憶喪失、計5回の記憶喪失でしたっけ?かぐや編も忘れてきたし本題ではないのでとりあえずおいておくとして、五つ目の家であったことというのは、例の、心中未遂事件というか、お姉さん亡くなった事件なのでしょうね。その後精神病院に送られた、と…。
さて、かぐやからの聞き取り後、また魔法使いが執拗に「はよ誰か1人選べや」というオーラをプンプン漂わせながら話しかけてくるのですが、ここでまた先程と一字一句同じ選択肢。
ちょっと迷いましたが、ここもやはり「誰も選ばない」を選択。
魔法使い「…………」
露骨にうんざりとした表情をされました。
すまんな。
ていうか君、あれだろ? とっとと誰か1人残す奴を決めてしまって、残り3人(&自分)はとっとと廃棄処分にしたいんだろ?まぁ手っ取り早くはありますからね。
で、百合花の、「かぐやに接した”猟師さん”に会いたい」という要望を受け、その”猟師さん”に引き合わせる魔法使い男。ただし百合花のみで、状況は完全に問診として。
そしたら百合花が途端に様子がおかしくなり、そのまま猟師さんに促されるまま、自身の普通ではない精神状態について語りだしました。
えっ、百合花も何かあるの!?しかもご発言から想像するに、どうも、兄弟達と同じような症例なんですけど…。
と思っていたら、
百合花「夢の中で僕が僕を見ているんです」
ぎゃあああああああああああ
ちょっと待って、百合花も兄弟達の別人格に過ぎない展開だけはやめてよね!!
百合花だけは美少女でいて!!男の娘展開だけはだめえええええええええええ
…あ、またもかぐやについての記述来た。なんか、彼は養護施設からの脱走を繰り返していて、その度に連れ戻されていたけどそのことを本人は全く覚えていないとかなんとか。ふむ?
てことは、記憶喪失は、最初の家の4回、そして養護施設でのx回ということ?
シナリオどんどん進みます。
あ…。
あー…。
なるほど。そういう経緯でのHシーンか。普通にしんみりと読んでしまった。
そして魔法使い男、その憐れな存在に、ようやく感情移入するようになったのでした。
ホムンクルスめいているんですよね。主治医に作られたものの、失敗作とみなされ(確かに主治医の思い通りに動かなかったという意味では失敗作であることには違いない)、そして百合花にしか姿を見せず、しかもそれも他の兄弟という他人のふりをすることでしか見せられない。人格をペルソナと呼んだりもしますが、人格とはまるで仮面めいている。しかし、仮面を使い分けるにしろ、仮面の下の素顔など最初から存在しないにしろ、自分という存在は、ある………のだと、少なくとも百合花はそう観測し、その観測対象を固着するため、唯一の外界である自分の体を差し出した。
それはやはり百合花の献身性から来るもので、決して満たされたものではなかったでしょう。以前魔法使いが語ったように、「寄り添うように身体を重ねた」なんてカジュアルなものでは、ないですね。ないけど、カジュアルではないだけで、その描写は、実際とそうかけ離れたものでもないのですね。実際のところは、寄り添われるように身体を許された、でしょうか。
さて、ここで、鏡の国での魔法使いの正体も明かされます。魔法使いという、百合花が与えた役割。物語のヒロインである百合花が間違った時に、ヒロインを殺す役。ああああ、だから百合花は百合花ではなくヒロインなのか!
ここで選択肢。誰か一人を選ぶ気になりましたか?
この問いかけに対しては、ここではYESでしょう。魔法使い男、キミに決めた!
あ、あれ?ゲームオーバー。
んじゃ、選ばないでおく?お、正解だった。
この後も、緊迫の展開・解き明かされる真相が続いて、既にお気づきかも知れませんが熱中していてプレイ日記どころじゃないので相当書き捨てていますが、でも、上の選択肢、やっぱり不正解でも正解だったんじゃない?
しかしリアル百合花、すごいなー。兄の言葉だけで、実際にまだいるかいないかも分からない第六の人格(本人の中ではその思い込みの強さで”いる”と確信していたんだろうけど)に、毎晩一方通行でもめげずに話しかけ続けていたという。
そしてそろそろ姿を出すと思っていたが、ついにアリス登場。まぁ見た目だけですけど。
そして、さっき百合花はアリス(テア)に対し片思いで、相手は自分のことを好きではない、みたいなこと言ってたんですけど、ようやく繋がったわ。アリス君の百合花へのあの罵詈雑言の数々と。僕は君みたいな○○で○○で○○な女は大っ嫌いみたいなこと言いまくっていましたね、ははは…。
でも、そんなアリスが生んだ人格はいずれも、魔法使い男も含め、百合花を信奉し慕っている。不思議ですね。不思議じゃないんですけどね。
リアルオオカミ君キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
いや普通のオオカミ君だけど。「出来る!」のオオカミ君だけど。
しかしこの人、リアルでもこのファッションなのな。まぁ世の中色々なファッションの人いるからね・・。
さて、眠りについたまま目覚めなくなったアリステア。
オオカミ「あっちゃんは大丈夫だよ。いつか、絶対に目覚める。俺が保障する!」
あっちゃんかー。あれ、赤ずきんもそう呼ばれてたっけな?うまいこと「あ」つながりなのですかね。
…あれ?終わったぞ。オン・ボーカルだからバッドエンドでもないよねこれ…。
ちょっと区切りが悪いというか、これからようやく人格達の選抜あるいは統合が始まる流れなんだけど、まぁ魔法使い編としてはここで終わっておいても一応許されるレベル…。
ってことは、選択肢全部合ってたのか…?これまでの難易度があれなので逆に不安になるな。
さて、エピローグは、鏡の国の外の世界というか、各エピソード冒頭の暗い闇の中、何も無い世界で魔法使いと二人っきりでチェスを打つという。この雰囲気はセカイ系エロゲ。(エロゲでしか語れない病)
百合花は、魔法使いの役割について語ります。
百合花「それに、私は貴方が……私を……彼女達を殺して何も追わないとは
思いません」
百合花「貴方は好きな人の為に好きな人の影を殺し続ける」
百合花「それはとても辛いことだと思います」
そうですよね。魔法使いと百合花、その献身性という面で二人は大変良く似ているでしょう。唯一全ての物語を俯瞰的に見ることができる彼は、それ故にリアル百合花に駒として目をつけられ、駒としての使役を求められます。好きな人のため、駒となることを甘んじて受け入れ、己を殺し冷徹に役割を遂行する姿に、彼の人格がよく現れていると言えるでしょう。
百合花「貴方は痛みを知っている」
百合花「だから、私がいることで貴方の悲しみや寂しさが少しでも緩和されれば良い」
百合花「私だけは貴方を赦し、いつまでも貴方を慕い続けます」
いや…
魔法使い憐れすぎない?これ。
段々見えてきたけど、これ、アリステアの主人格(あのアリス君か、それともそれも含めた主人格)以外の人格に、記憶の中の百合花をあてがって満足させて表に出てこないようにして主人格とリアル百合花とが結ばれようとする物語でしょう?(リアル百合花の動機は、結ばれようとすることではなくて主人格を救うことのようだけど)
他の、鏡の国の世界の男達はいいよ。影百合花もリアル百合花も知らないんだから、百合花は百合花なわけで。
でも、この魔法使いは、ちょっとこれ、気の毒すぎない?もう外の世界に出られないって知っているわけでしょ。影百合花だけ与えられて。
うーん、なんというバッドエンド。影百合花は完全に自分を影だと受け入れているからまだ救いの余地がある気がするけど、魔法使い、これはなかなかセカイ系エロゲだぞ。
うお、最後の最後、百合花が猫になった!なるほどー!あの猫、影百合花か!
(…って、何かのエピソードで百合花が猫になつかれるシーンあった気がするが…)
そして魔法使い編終わって開放されたイラストは、王冠をかぶった魔法使いが、魔法使いハットを片手に、片膝をつき頭を垂れているイラスト。
うわこれもまた気の毒ー。たしかに、まさにそういうキャラだけど、この絵ですら百合花とペアにしてもらえないのね!!
他の男たちはみんな百合花とセットだったはずだぞ!魔法使いったら、憐れ過ぎる!
…と思ったのだけど、過去5エピソード全部調べたら赤ずきんもぼっちだった。
まぁムッツリだからね…。
とりあえず、無事に終わったようなので総括の時間です。
いや、面白かったですよ。シナリオ分量としては一番短かった気がする。とにかく、あっという間に終わった。でもそれは、分量だけでなく、私がモリモリと熱中してプレイしたのが大きい。プレイ日記の執筆量も過去最少だと思うのですが、これはまぁポジティブに捉えていただければと思います。なにせ、書かない方がマシなレベルの誰得プレイ日記ですからね。何で書いているんだろう。
やはり、謎解きパートは面白い。他のエピソードも、それぞれ面白かったですが、いかんせんそれと同時に気になるところが多くてね。「鏡の国」って、まぁ謎が明かされてしまえばただの夢の中の世界なので何でもアリなのでしょうが、それが分かるまでは、妙にリアルなのに妙に空想めいていて、すっごい気持ち悪かったです。瞳の色問題(これ未解決問題だな)に言及した時にも書きましたが、どういう姿勢(ファンタジーなのか何なのか)で作品に臨めばいいか分からないし、例えば、リアルでは整合性がつかないような記述が出てきた時に、「ファンタジーとしてのお約束」なのか「高度な伏線」なのか「ライターのチョンボ」なのか分からない苛立ち。
それがこのルートではほぼ無かったのも、ストレス無くサクサク読み進められた理由の一つでしょう。
もう一つは、魔法使いが普通に名探偵だったこと。伏せられた事実を軽妙に顕にしていくのは、やはり気持ちのいいものでした。後から思い返せば魔法使いは答え知ってるのだから名探偵で当たり前なのだけど。
さて、いよいよラストエピソード。ラストエピソードというか、エピローグ的位置づけなのでしょうか。
残すはある意味最強ヒロイン、問題児アリス君です。というわけで、
ディスク3も終わり!ばんざーい!ばんざーい!(冒頭6秒)
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いただいたコメントには後日日記にてありがたくレスさせていただいております。