リアルタイムプレイ日記3 -装甲悪鬼村正


*本ページは、「装甲悪鬼村正」プレイ中の感想を、その都度都度でメモ書きしたものの集合です。
ネタバレは大前提ですので、未プレイの人の閲覧を推奨しません。


本ページは、プレイ日記1プレイ日記2の続きです。


2023/12/02
夢の中で湊斗さん、答えを見つけます。
これは本作のメインテーマでしょう。全ての者は善と悪を内包し、正義も悪も立場の数だけ存在するため、悪を殺すということは善を殺すと同義。武とは、善悪相殺の覚悟がなければ用いるべきではない。
特に後半は、奈良原氏の見つけた解、主張なのだと想像します。
だからこそ、眠りから覚めた湊斗さんは、一条を置いていくことにします。なぜなら、二人の進む道は違うから、と湊斗さんはバンドの解散理由のようなことを言いますが、多分もう少し深刻なのだと思います。
正義を貫徹しようとする一条は、湊斗さんにとって、悪でもあるのです。なぜなら、正義の貫徹とは悪行でもあるから。しかし一条は決して自身が悪でもあることを認めないでしょう。一条は、ただ英雄として自身の正義を貫くだけ。一方の湊斗さんは、正義とは悪でもあると噛み締めた上で、自身の正義(悪)を貫くのです。

この視点については、一つ私の感想も付け加えさせていただきます。長くなるので、切り取り線を用意しましたので、適宜スキップしてください。

-----------キリトリ-------------
なぜ湊斗さん、ひいては村正、ひいては本作のような認識が生じるかというと、一つ大きな前提があるのです。それは、敵も味方も、ひいては人類皆、自分と同じ人間であるという前提。この前提を私達が持つに至ったのは、尊いことだと思います。大事だと思います。保持したいとも。なぜならば、恐らくこの認識を私達市民が広く持つようになったのは、歴史を見れば割と最近のことだと思うからです。
日本でも海外でも、近代以前、罪人への処刑や刑罰というのは、庶民にとっての娯楽でした。古代では、殺し合いを見るために庶民が帝国各地にあるコロッセオに集っていました。生贄の風習は、太古から存在しました。
それらがなぜなくなっていったのか。それは、たとえば罪人をただの「(自分達とは別の存在である)悪」としてしか見るのではなく、その者に自分を投影して見る、その者の身になる、つまり共感するようになったからだと思います。なぜ共感するのか。自分達と同じ人間だと認識するからです。
多分古代は、敵や侵略者、あるいは蹂躙対象を、自分と同じ人間だなどと認識していては、ただ奪われ殺されるしかなかったのでしょう。なので、自分達の集団と違う存在は原則として敵(悪)であり、敵に対しての情けなどなかった、かけてられなかったのでしょう。(敵を殺し尽くし、奪い尽くせば、それだけ自身達の生存・繁栄可能性が増すとなれば、なおのことです。)
それが、段々と人間社会が豊かになり、また社会の規模が大きくなっていくことで、人々はこれまでより多くの集団を内集団だと認識するようになり、その結果、「悪の断罪」の中に「悪」を見出すようになったのだと考えます。
(これについては、スティーブン・ピンカーという人が「暴力の人類史」という著書の中で、活版印刷の発明によって人々が小説を読むようになっていったことが原因ではないかという考察をしているそうですし、恐らくこの著書で詳しく議論されていると思いますので、ご関心あればそちらをどうぞ。上下巻で9000円以上しますけど。)
現代では、ちょうど2023年現在、ウクライナがロシアに、パレスチナがイスラエルに侵攻され、多数の非戦闘員である市民が犠牲になっています。特に、何の罪もないことは明らかである(と私達が認識している)幼い子供達が犠牲になることに、世界の多くの人々が胸を痛めています。これも、そういった人々が、例えば日本人なら地球の裏側に近い位置の、自分達とは縁遠い人々のことを、「同じ人間」として認識するからです。私は、人類がこのように認識できるように至ったことを尊いと思うし、できることなら今後もこの認識を保持・拡張したいと思います。そうです、甘っちょろい認識です。ですが、その甘さを多くの人々が共有できるこそが尊いと思うのです。
湊斗さんの認識も、現代の我々と変わらないのです。そして一条の認識は、例えば中世の人間のように、あるいは例えば2023年現在のイスラエル・ハマスの両軍と同じく、敵とは自分達と対峙する敵以上の何者でもなく、特にそれぞれが武器を手にしているその瞬間は、殲滅以外の道は無いのです。
湊斗さんもそれは変わらないのですが、敵を、自分達と同じ人間であると意識している点が異なるのです。
だから湊斗さんは、現代人の化身なのだと思います。
-----------キリトリ-------------

あ、村正と銀星号の戦いが始まりましたね。

 銀星号という武者を考察する。

もう私ピンと来たわ。これこの後選択肢ラッシュでしょ。と思ったけど全然違った。一本道だった。
わからん・・・ 奈良原氏の思考が・・・

ただ、この後、まさかの銀星号撃破からの一条との対決前に湊斗さんが一条に語る正義論は、「そうなのかぁ!」というより「うん、そうだよね…」という消化試合感、答え合わせ感。
正義を愛し志向するのは尊いが、正義を執行する一条は決して正義ではない。その、悪を殺す正義とは、正義をも殺すことだから。唯一絶対の正義はなく、社会的(なんて言ってたかな…失念した・・・)規範・・・価値観・・・良識・・・的なものにより近いか遠いかという違いがあるだけ。
うん、そうだよね…。

ついでに触れると、正宗はこういった湊斗さんの語りに対し「つまりコイツは御堂を裏切ったということだ」としか語らず、脳筋正義の権化を貫きます。天下一の名物「正宗」をただの道化にしてしまう奈良原氏、つくづく恐るべし。

というわけで、一条との対決が始まったあたりで本日は終わりです。



2023/12/04
一条による湊斗さん大バッシング。

<<悪を討つことが正義でないなら……
 正義は何処にも顕れない!>>
<<他にどうしようがある!?
 非暴力抵抗運動でもやれって言うんですか
……>>
<<六波羅にそんなのが通用するとでも!?>>
<<するわけがない!
 戦わなければ何も変わらないっ!>>

ですよねー。(掌返し)
と、ここで湊斗さんが私内名言を残す!!

<<善人と云い、悪人と云うも、それは人間の
一面に過ぎない。
 一面しか持たない人間などいない>>
<<そんなことは誰もが知っている。
 ……なのに人は対立者を己の知る一面のみ
をもって悪人と断定し、争い、殺す>>
<<そうしなくては、殺し合いという絶対的な
矛盾を許容できないからだ!


この直後に本作のメインテーマも語られますけどそこはカット。
…なのだけど、悟りを開いた湊斗さん、名言が止まらない。

「戦いには常に道理などない。
 正義という厚化粧が施されているかいない
かの違いしかない」
「遊佐童心を、銀星号を、殺すという事。
 綾弥一条を殺すという事」
「どちらも同じ、許されざる行為。
 前者のみ許し、後者のみ許さぬというなら
それは独善でしか在り得ない」


部分的にしか抜粋してませんからあまり伝わらないかも知れませんが、いやぁ名作だなぁ。これは確かに名作ですわ。
数年前に「異世界転生もの」が流行ったんですけど、SFでもなく軍事・軍記物でもなくミステリーでもなくファンタジーが流行ることについて、考えさせられるんですよね。これは、だいぶ前にマブラヴオルタネイティヴをプレイしてから感じていることですが。
あれのレビューでも書いたんですけど、この手のファンタジーって、極一部の例外を除いて、モンスターという、「殺して良い存在」が明確にいるんですよ。だから、”共感の範囲を探る”という思考を停止して良い。”これは殺していい存在ですよ”という線引きが作者&ジャンルによって前提として暗示されていいるんですよね。ゲームもそうですけど、誰も、勇者的存在のご一行がクエストを受けてダンジョンとかでバッサバッサとモンスター狩りする際に「このモンスターにも家族がいて、このモンスターに育てられこのモンスターを心から慕っている子供がいるかもしれない」だなんて考えなくていいわけですよ。楽チンなんですよね。
でも、現実はそうじゃない。
本作はエロゲですが、エロゲのヒロインを主人公が殺すというショッキングな悪をもって、「それと、悪役を殺すことに、何の違いもない」というメッセージをプレイヤーに示しているのです。偉大だわ。
そしてその理は、あくまで一つも理に過ぎません。別の捉え方もできます。ただ、湊斗さんが背負う理は、――これが本当に凄いと思うのですが――文明社会において社会正義と平和を希求する一般市民の理であり、また、我々日本国民にとっては、日本国憲法の法理でもあるのです。
湊斗さんは、法理に則り、悪を殺すことを悪と断じます。なぜなら、↓

然あらずんば、世に戦いの種は尽きまじ。


・・・シナリオ進めます。
まさかの、湊斗さんが一条に負けて行方不明、一条は見かけた六波羅の略奪を止めようとしたところで童心殿の小姓に襲撃されます。
その小姓の襲撃を逆恨みと断じる正宗。

<<かの坊主めは形も留めぬ無惨な最期を遂げ
よったが、それこそ相応の死に様であったの
だ! クハーハハハハァーー!
 道理をわきまえるがいいわ小童め>>


悪役すぎる!
いやぁいいですね。でも相手を一片の濁りもない悪と断じた正義ならばこうリアクションするのが正しい気もする。

ただ、この小姓とのやり取りを経て、一条は一条の答えを見出します。
これがまた・・・
上手いなぁ。
正義を掲げて悪を討つという悪行の先に、それを見た人々の心に正義が宿る、か。
まさに、ヒーローですね。

ただその後の戦いは…
うーん。まぁ分からないではないのですよ…。話し合いでどうこうできるもんじゃないってのは。
でも、凡人の発想としては、これ、二人が殺し合いする必要性、全くないっていうか、最悪の同士討ちなのでは…?と思ってしまいますね。
湊斗さんが村正の呪いに縛られているせいでやむなく、というのが実情でしょう。まぁこの実情こそが深刻で致命的なのですが。
一条が化け物になる辺りは失笑。ここからもう一戦はさすがにくどいわと思ったら秒で終わった。くどくなかった。
で、エピローグ。

鈍色の結末ですね。
ちょっと腑に落ちなくもある。綺麗な着地点のようであり、完全に間違っているようでもある。
一条が村正に騎乗し、湊斗さんの道を歩む。・・・いや、銀星号討伐に全てを捧げた湊斗さんの道ではないですね、村正の道ですね。(本ルート終盤に限り、湊斗さんの道は村正の道に一致しました。)
ただ・・・そうだな・・・。一条の生き様としては完全に間違っているのですが、それは一条というキャラクターとしての話ですからね。一個の、異常者ながらも人間としての生き様とは、間違ってようが宗旨変えだろうが人生が続く限りそのシナリオを続行し続けるしかない。そこに正しいも間違っているものない。
納得しました。

正直、湊斗さんが一条を斬ってこのルートを閉じるのが、村正のシナリオとしては一番綺麗だったとは思います。
しかし、本ルートは村正を超えてきた。市民の理、法理に対して、正義の理、ヒーローの理を真っ向から対決させた。
正宗と村正のシナリオとして、本ルートは完成しているのでしょう。

正直このルート中盤から、「ハーレムルートとか軽々しく言ってたけど、これもうこのルートの重量を考えると、復讐編との2本立てで十分だしこれ以上何を求めるよ?」って気分になっていたのです。
既にこの一条ルートで、本作、出し切ったでしょう。当サイト的に9点だわ。
ご馳走様でした。


と思いながら恐る恐るCGとかチェックしたら、もうやっぱりもう一ルートあるらしい。
確かに、確かに、ライガーさんこと茶茶丸辺りを中心に暴れ足りない感があり、もう一波乱の芽はありますよ?
ありますけど・・・


私今、このルートの上さらにもう一ルート作れてしまう奈良原氏に、震えています。



2023/12/06
はい、また序盤からプレイし直しです。恒例の「スキップ遅いよ何やってんの」。
念願の、一条・中尉ハーレムルートということで、最初は二人の好感度を死なないギリギリを狙って上げていく予定でしたが、蝦夷の小屋で、最初のうちは出てこなかった選択肢「ばあや殿なら・・・」を見て、しばし迷った末方針変更。ヒロイン2人の好感度は徹底的に上げない方向で。
というのも、この後江ノ島でも出現する第三の選択肢もそうですが、ルート終えることであえて好感度を上げない選択肢が投入されるのは、奈良原氏の性格を予想するに絶対にネタ以外の真面目な意味もあると思うんですよね。この第三の選択肢が正解なのではないか。
ということでもう一度序盤から再プレイしていたら、さらに新規の選択肢追加!自分にお似合いなのは「一条」か「大尉」か、それとも「村正」か。

ハーレムルートじゃなくて村正ルートだったぁぁ~~!!!

そ、そういえば村正忘れてましたわ!なんでこの村正は女性ボイスなんやってずっと思ってたんですよね。エロゲ的潤いでしかないのか、将来的にヒロインとして使うのかと。

そしてプレイ進めると、サーキット場でも村正との新規シナリオ解放。間違いない。
村正・一条・大尉のハーレムルートという希望も現時点で残されてはいますが、残る2人の好感度を徹底的に上げないことで現状に至ることを踏まえると、やはり絶望的か・・・。


・・・このルート、当たり前なんだけど、村正がやたらとデレるなぁ・・・

なんかね、村正がデレるのは別にいいんですけど、気になるのは村正をデレさせる湊斗さんの言動ですね。
この人、村正のせいで殺人という自身が忌む罪を重ねているのに、なんで村正にこんなに好意的なんだ?って、やっぱり思ってしまいますね。
一条ルート終盤の心境なら分かるんですよ。そこをプレイ済のプレイヤーなら違和感を覚えないだろうっていう計算でしょうか。でもこのルートは一条ルートじゃないですからね。



2023/12/08
魔王編ですって。

結局一条ルートが何編か、一度も出てこなかったと思うんですよね。ウイングさんはご存じだったようですが。どっかに書いてあったの見落としてたのかな・・・。

で、お待ちしておりました、村正の過去編。南北朝時代かー。吉川英治の「太平記」が面白いのでお勧め。なんでしょうね、まさに昭和の(←悪い意味で使っていません)大衆文学って感じでサクサク読める。それでいて幾つもの糸が終始張り巡らされている感がすごい。青空文庫で読めます。


いかにも黒幕のような身なりの浦夢殿が語ること、なかなか興味深い…。
抜粋は避けますが、善悪とは物事の捉え方に過ぎず表裏一体の関係にあるもので、そうなる理由は、この場合の善とは独善(自身にとっての善)であるから。つまり人の数だけ善があり、それに対応する悪があり、それらはいずれも、ある面(人)から見れば善、別の面からみれば悪。だから世界から争いはなくならないと。争いのない平和を作るには、独善ではなく、普遍的な善(愛)を求める道に、人々を誘わなければならない、と。

ついでに申すと、劔冑とは武具であり、武具とは独善にして悪を為す物である。劔冑として戦を滅ぼすためには、戦の悪を人々に知らしめることで、(人々に普遍的な善を求めさせることで)戦を人の世から去らしめるべし。これが村正鍛冶の法である、と。
うーむ。

 己の善のみを盲信し、敵の善は悪と看做して排除する、
その”独善”を力で押し通すことを、村正という劔冑
は許さないのだ。


なるほど・・・・・・。

ただ、その後の「精神波」と「卵」は・・・。うーん・・・・・・・・?さすがに無理がある&シナリオのご都合だなぁ。まぁ仕方あるまい。
と思っていたら帝(この声、宮殿下じゃね?)のお言葉がこの精神波について一応フォロー。

「朕はあれこそが、そなたの祖父の、唯一の
過ちであったと……そう思えてならぬ」
「そなたの祖父は急ぎ過ぎたのだ。
 願いは正しくとも……人心を強引に従える
やりようは、余りに性急であった」


ですよねーっていうか、う、うーん。そういう理由付けならまぁ分かる・・・か・・・。

そしてもっと重要なのは、本ルートで村正をデレさせる湊斗さんの不可解な言動。
これは、このルートでは、、打倒銀星号という至上命題のため、村正との連携が欠かせないという考えの裏腹に、弥源太老の「村正を信頼してない、噛み合っていないようだ」っていう言葉が湊斗さんの中にしこりとして残っているから、なんですね。
加えて村正の過去を垣間見たことが、村正について考えさせられる大きなきっかけとなったと。
そういったことが滔々と語られるのですが、こうやって解説されると腑に落ちるなぁ。


母様(二代村正)、人間時代の姿に変形したーーーー!!!

いや、これいつか来ると思ってたんですよ!そうですよね、このプロセス絶対要りますよね、これエロゲだから!!



2023/12/11
魔王編も楽しくプレイしています。本作、序盤のパッとしなさは何だったのだろうか。伏線張り巡らしすぎてエンジンかかるのに時間かかったか。
しかし復讐編に入ってからこっち、だいたい常にフルスロットルという感、奈良原氏の筆の乗りがすごい。
ということで、確か3度目の、足利大将領暗殺。3回目はついに湊斗さんが暗殺に関わります。
で、外宮で明かされる足利大将領の人となり。一見ただの暴君ですが、私の予想では後々に足利大将領の正義が浮かび上がってくるんじゃないかな。
で、大将領の劔冑は「髭切」だそうです。
髭切。
無教養なもので、存じませんでした。お恥ずかしい。
wikipediaによれば
髭切(ひげきり)は源家重代の刀として伝えられる日本刀。軍記物語など説話に登場する。髭切に仮託される実在の日本刀としては、京都府京都市の北野天満宮所有の重要文化財『太刀安綱(鬼切)』(伯耆国安綱作)などがある。
だそうです。現存するも髭切と同一であるかは疑わしい「鬼切安綱」についてはピクシブ百科事典の方が詳しいですね。
そうか…権謀術数に長けた最上義光で有名な最上氏は名門斯波氏(織田家が仕えていた)の末裔の一つだったのか…。


で、外宮でまんまと湊斗さんを出し抜いて地上に逃げた大将領、そこで見たのは銀星号光だった。
光にも覇道を問われて、「大和でなくてもいいんだけど国全部奪いたい」的なことを言ったら光が

「最初に愛が無ければ欲ではなく覇でもない!
 虚栄に過ぎん!」


とバッサリ。
ただまぁこれは光の覇道ですわな。それはそれで結構なんだけど、実際に歴史上でこんな覇道やった人、いないんじゃないかなと個人的には想像します。
虚栄。
まさにこの虚栄こそが、人を突き動かす源泉のような気がするんですよね。この際どうでもいいんですが。

で、二番煎じは高速スキップに定評ある奈良原氏、銀星号の踵落としVS三代村正の陰技を効果音一つで片付け、ついに銀星号に一矢報いるも、「ホッホッホッ、ここまでやるとは、驚きでしたよ、皆さん。ご褒美に私も、少しだけ本気で闘ってあげましょう」→変身 「バ、バカな・・・!これまで、全く本気じゃなかっただと・・・!?」というドラゴボフリーザ編を彷彿とさせる銀星号光でした。

ついに真の力を見せる光。予想を超えた圧倒的実力差に、三代村正と湊斗さんは一体どう立ち向かうというのか・・・!?(エンディングナレーション)



2023/12/12
茶茶丸はかわいい。



2023/12/13
茶茶丸に、毎晩ずっとくっつかれていたと知った湊斗さん。

「風紀上、宜しくありません」
「嬉しいくせに」
「はい」
「あ、嬉しい?」
「健全な成人男性のつもりですので、女性と
 の接触は欲求に適います」


このフレーズよ!
名言賞を贈りたい。

いやしかし・・・
この両極端っぷり・・・。本作の根底に相通じるものがありますね・・・。

つらつら考えていたのですが、湊斗さんは、現代における良識の権化でありながら、村正との契約後は同時に悪鬼でもあるのです。
そして序盤は、その軸足を良識に置いていた湊斗さんは、自身の罪を唾棄し、自身を激しく嫌悪し、徹底的な罰を臨んでいました。
一方で一条ルートおよびこの魔王ルートでは、その軸足を「武」に移したのです。それにより、湊斗さんは、悪鬼たる自身を受け容れ、だからこそ武具である村正とも真に結縁できたし、そして多分だからこそ大総領暗殺も条件付きとは言え承諾したのでしょう。
まぁ要は、ドスケベと賢者モードの両極端を内包しているのは、湊斗さんらしいということです。

結局、茶茶丸の説得に負け、茶茶丸の同衾を許した湊斗さん。

「……湊斗景明の自制心に御期待下さい」

このフレーズよ!!

…それはそうと茶茶丸、これ「聴覚が異常に優れている」設定じゃないかな。

「あては絶望なんかしてねえ。
 疲れてるだけだ……」


うーむ。
この人、世界滅亡的なものを願っていたと思いますが、その本心は未ださっぱり見えないですね。



2023/12/14
茶茶丸の屋敷で、僧侶に身をやつした童心殿と遭遇し、童心殿に武道について助言を受ける湊斗さん。
童心殿、湊斗さんが目指すべきは夢想ではなく無我であると説きます。

「お若いの。おぬしはその敵との戦いがまず
第一に私事であるゆえに、世のためなどと
称するのを恥じるのであろうが……
 それもまた心得違い」
「……とは?」
「無我に至らば、私事も私欲も既に無い」
「有るのは世の大義のみ。
 その敵を討てと欲する、世の意思のみ」
「―――」
「おぬしの戦いに、一片でも大義があるなら。
 迷うことはない。無我の境地を求めよ」

うううーーーーーーむ!これもすごい!
これ、一条ですよね。一条はまさに、無我で童心殿を殺ったわけです。一方で、一条は己の正義の体現と、正義を体現するという悪行への罪悪感との板挟みに苦しみました。
童心殿のこの言葉は、湊斗さんに、英雄(正義のヒーロー)たれと説いているのだと解釈します。

「おぬしがさような大義の武人になった暁に、
まず斬られるはこの破戒坊主であろうにの。
 墓穴を掘るとは、このこと」

この解釈で合っているっぽいですね。
これもまた極端から極端で・・・。すごいなぁ。

場面少し変わって、茶茶丸に童心殿とのやり取りを説明すると、

「英雄になれってことだね」

ほら!完璧じゃねーか!私村正とバッチリじゃね!?

で、案の定というか、英雄呼ばわりに露骨に抵抗する湊斗さん。そりゃそうだわ。そしてここでフルスロットルにシナリオ進めるのが奈良原氏だわ。



2023/12/16
フルスロットルというほどではなかった。
これはまだ溜めの時期か・・・。

ただ、やっぱりこの魔王ルート、ハーレムルートで合ってたんじゃないかなという気はしています。
一条&大尉ではなく、村正、茶茶丸、光だったけど。(なんて禍々しいハーレムルートだ)

そして案の定というか、湊斗さんは茶茶丸に絡まれたと思ったら今度は光に絡まれ、それを村正が邪魔してきて光激怒(やっぱりハーレムルートじゃないか!)、光は村正を破壊しようとするも、二世村正に「お前は今敵意を抱いているから、ここで村正を破壊したら善悪相殺が待ってるよ」と諭されました。
あー・・・なるほどぉぉぉ・・・。
そうなんですね、なんか天上天下唯我独尊な光ですが、村正の戒律はきっちり効いてるのですね。敵意無く殺すなら問題ないが、敵意を持って殺せば善悪相殺が待っている。光にとってのその「善」が湊斗さんなのか署長なのかあるいはその両方なのかが未だに掴めないのですが。
で、何がなるほどかというと、光がこれまでに唯一強い敵意を持った相手が母親である統様ですね。つまり、光が湊斗さんに統様を殺させたのは、光自身で手を下すわけにはいかなかったという事情もあったのか。

その晩、湊斗さんの女性の好みなどを密かに探り出そうと、夢をあれやこれやと操る光。それに逐一ツッコミ入れる茶茶丸。完全にハーレムラブコメです。


ただその・・・・

茶茶丸が明かした事実。光は覚醒時には廃人であり、夢の中でのみ銀星号光となる。

「どだい、人間ってのは無駄が多く出来てる。
 その無駄を全部取っ払って、自分に必要な
ものだけどを残したのがあの銀星号だっていう
なら、誰も勝てるはずがない」


いやいやいやいや・・・
ラブコメパートの光こそその「無駄」の極みだろうが!

・・・まぁいい、コメディパートが物理法則を超越するのはよくあること・・・!とりあえず不問にする・・・!
それよりも選択肢だ!
護りたかった光を殺して英雄になるか、英雄になれないか!
どっちだ!?

んーーーーーーーーーーーーーーーーー
やんちゃな英雄(ヒーロー)になっちゃおうということで、英雄になっちゃう!

・・・あ、武道脱落した。
そっかー。茶茶丸の勝利かー。なんでかよく分からんが、そうかもなぁ。(そうかぁ?)
全然ピンと来ないけど、まぁいいわー。
まぁ、エロゲ主人公が選ぶ道ではないわなぁ・・・
でもなぁ・・・
「そんな選択肢、およそエロゲ主人公が選ぶものじゃねーだろ」とかいう台詞は、よりにって本作にだけは言われたくないなぁ・・・



2023/12/18
あーーーそうか、銀星号に光の自由意志が介在せず、夢の中の行為であるなら、光の罪は問えない論か!
これはまた、唸らされるなぁ・・・。なるほど・・・。

これはもう完全に、精神疾患者による殺人は無罪問題と同じですよ。これはまた楽しみだ。


・・・・


湊斗さんが闇落ちした。

光を救うためなら、世界を滅ぼしたって構わないっていうか光を救うためなら積極的に世界を滅ぼそう路線。
茶茶丸は相変わらずかわいいが、耳が良いように見せかけた別能力があるっぽいし、ていうか人間じゃなくて劔冑っぽいな。
あとついでに、いかにもエロゲヒロインキャラだわ。主に抜きゲーの。

とか思っていたら、村正を弟どんが救済!
いやぁ良かった良かった。皆さんの闇落ち後が、言動といい風体といい雰囲気があまりにも某作某ルートの某闇剣士そっくりだったんで、 そのルートみたいに「このルートでは救えまへん!」(つまり湊斗さんは闇落ちしたままエンディングまで一直線)ではないかとヒヤヒヤしたんですが、さすがにそうはならんかったか。
だってこんな闇落ち湊斗さん、もはや微塵も湊斗さんじゃないですからね。いやぁ、人間ってのはバランスなんだなぁと痛感。どれだけ崇高な夢なり理想なり目標なりを掲げようが、その一存を極度に突き詰めればそれはもはや狂なり。

で、この後多分、進駐軍の・・・誰だっけ、パンツ博士とかと会うと思います。柳生常闇も茶茶丸サイドなので、これまた未消化オールスター感あっていいですね。常闇さんも、見た目がるろ剣宇水みたいなのはともかく迫力にじみ出てて良いですねー。


おっとここでweb拍手コメントです。

はいどうも。ウイングです。【リアルが音もなく終わっていくって言ってるだろ!!】とおっしゃったのにもかかわらず凄まじい更新頻度のリアルタイムプレイメモにとても驚いています。まあ、それだけ楽しまれて書かれているのだと思いますので、それは良い事だと思います。さて。12/08 のメモにて冒頭の

結局一条ルートが何編か、一度も出てこなかったと思うんですよね。ウイングさんはご存じだったようですが。どっかに書いてあったの見落としてたのかな・・・。

との事なんですが、すいません。正直一条ルートは最後にプレイしてから5年近く前なので、本編のどこで書かれていたか覚えていません。ひょっとしたら本編では書かれていなかったかもしれません。もう一度プレイし直して確認したいのですがリアルで問題が発生していまして、最低でも年内。もしかしたら年度末まで、あまり時間が取れない状態が続きそうなので、本編をクリアされる頃にでも一条ルートの〇〇編の答えは送っておきます。まあ、web拍手コメを「寝かせる」事に定評のある晴鍋さんならこのweb拍手コメのお返事をされる頃には問題の大部分は解決していると思いますけどね。それはそうと 12/14 のメモでの童心殿のくだりを読みましたけどやっぱりいいですね。それとこれこのタイミングでの発言だったんですね。何だか魔王編と一条のルートの童心殿の評価がごっちゃになってたかもしれません。その辺りも申し訳ないです。恐らくリアルタイムプレイメモへの詳細な内容への返事は難しいかもしれませんが、内容は楽しく読ませてもらっていますので是非最後まで駆け抜けて欲しいです。個人的に本編で自分が一番「悩んだ」シーンを晴鍋さんがどう書かれるかが楽しみですね。いやむしろ駄目だろこれは by ウイング


ルート名、どこで出てきたか覚えてたらそっちの方がびっくりだわ。(探しやすくていいけど。)
面倒だから調べちゃおうかなー・・・
いや、下手にそんなことして流れ弾でこの先のネタバレ食らうのもつまらんな。我慢すっか。(送ってくださるならいつでも歓迎です。)

<web拍手コメを「寝かせる」事に定評のある晴鍋さん
グサッ(古典的演出)
ひ、平にご容赦を・・・・。

童心殿が痛くウイングさんの心を掴んだのは、12/14で触れた内容あたりだったのですね!なるほどー。
いやこれ、ビビッと来ますよね。一条ルートでの童心殿の悪逆非道、そしてそれを討った一条とその顛末を踏まえてこそ深み凄みが出るというか。

本編で一番悩まれたシーン・・・
私先日の「英雄になる」「なれない」など、割と悩みましたけど、あれを超えるのかー。
まぁ楽しみに・・・ ・・・あまり楽しみにもできないのですが、戦々恐々とプレイすることにいたします。
こんな糞日記に、いつも温かいご声援ありがとうございます。



2023/12/22
湊斗さんは変わり果てた姿になるし、緑龍会とかいう秘密結社が出てきた辺りはそのチープさに正直割と興醒めしていたのですが、村正が黒瀬童子(桜子弟)に助けられて宮殿下の御前でこれまでの事情を話した辺りで俄然やる気が出る私。
そもそも私、宮殿下がかなり好きなのです。キャラといい声といい、良い。
その上、その御前には、署長(も好き)を始め、大尉侍従コンビに一条までいるときたら!!
ずっと気になっていたのですよ、大尉&一条が本ルートでは煙のように登場しなくなったけど、そのまま最後まで出さないのだろうかって。いや言い換えましょう、このルートでは恐らく最後まで登場しないのだろうと、ほぼ諦めていたのです。
それが、いきなりヒロイン2人揃って出てくるとは!
これはもうまさにハーレムルート!全て揃った!

ところで、大尉コンビが宮殿下サイドとしてふるまっているんですが、ここは奈良原氏お得意の高速シナリオ展開なのでしょうね。
大尉コンビはGHQからも信用されず当然宮殿下サイドからも信用されず誰からも信用されない人達でしたが、宮殿下の

「ええとな、こっちはこっちで色々あって――」

の「色々」の中に、大鳥主従が宮殿下サイドとして動くということに双方納得して胸襟を開いたというやり取りもあったのでしょう。大鳥主従は、貴顕としての正義の執行を旨としますから、この状況下においてはその正義を宮殿下サイドに置くことがベストとして判断するのは、全く無理のないことですから。

・・・おや・・・?
場の話題が政治の話に移ったことに、理解は示せど(自身の関心とは逸れるため)失望する村正。それを無言で見る一条。
・・・確かに、この場では村正を除けば一条が最も政治には興味ない(というかよく分からない)でしょうが、これ、一条が村正に騎乗する展開もある・・・?
えっ、どうだっけ。一条ってこのルートでも正宗持ちだっけ。そうですよね。ならば無いかー・・・・。


で、宮殿下サイドの妨害工作を、見事な手腕で無効化する湊斗さん(闇)。童心殿ら幕閣も口々に称賛。有能すぎてつらい。しかし実に面白い。



2023/12/29
リアルタイムで読んでくださっている方(ウイングさんだけじゃない…?)、どうもご無沙汰しております。1週間ぶりの更新。

いや、プレイは進めていたのですよ。ただ、あまり書くこともなく。
そもそも、湊斗さんが闇落ちしてから、私の中の本作への入れ込み具合がグッと下がってしまったのが大きい。
この1週間、ずっと闇湊斗さんですから。とうとう六波羅が開戦して、補陀洛城でドンパチ始めてますよ。
作風が随分変わりましたね。作風というか、ジャンルか。奈良原氏は武道家だそうですが、とかく殺すこと、殺し合うこと、戦うことといったことにご関心が強いというか造詣が深いというか。本ルートはまさかの戦記物です。
戦記物といえば、私の中で圧倒的なのが(ファンタジー戦記物ですが)「皇国の守護者」ですが、考えてみればこの「皇国の守護者」と本作はところどころシンクロしますね。舞台がIF日本-皇国とか。主人公が仕えることになる序列第二位皇族の宮殿下-実仁親王とか。主人公の国に圧倒的戦力で攻め込んでくるGHQ-東方辺境領軍とか。そもそも本作(特に本ルート)もファンタジー戦記物だし。まぁいい。
本ルート、開戦してしまえばGHQが圧倒的戦力と手際の良さを見せつけるのですが、ちょっと唐突感が強いですね。あと、プレイヤーとしては、いくら闇湊斗さんが六波羅についているからとって、(庶民を苦しめている&これまでずっと敵対組織だった)六波羅に別にそれほど思い入れもないわけで、その六波羅が蹂躙されようが必死の善戦をしようがどうも他人事感が拭えないのが惜しい。
それを言うなら、直前の対正宗戦で突如明かされましたけど、これまでずっとうだつの上がらないオカマキャラだった今川雷鳥が六波羅最強の武人とかいきなり言われても困るんですよね。
何かと、事前の描写不足が目に付きます。
そんな雷鳥さんが、GHQの飛空艇に突貫中のお言葉

<<――かぎりあれば、
 咲かねど花は散るものを>>
<<心みじかき……春の山風>>


見覚えがあったんでなんだったかなーと調べたら、ああー蒲生氏郷の辞世の句かー。この人、文武両道の才人と名高かかったのに早逝でしたものね。無念な想いがひしひしと伝わる句ですね。
雷鳥さんの引用のしかたは、意味は同じでも詠み手の想いと大きく違いますけどね。



2023/12/30
古河が陥落し、会津軍が補陀洛城に援軍に駆け付けるのが絶望的、すなわち六波羅の勝利も絶望的な状況に。
(ここも、全然合点がいかないんですよね。旧来の軍ならともかく、例えば戦国末期(安土桃山時代)には既に城というのは防衛拠点として用をなさなくなっていました。戦場に大砲が出現したからです。攻めるに難い山城から平城へと移行したのもそれが原因です。いわんや、竜騎兵がバンバン飛び交ってる状況で城一つ失陥するのがなぜ戦況を左右するのか、さっぱり分からん。GHQは、夜通し攻めてやっと陥落させた城で今度は防衛戦をやる気のようですが、そんなズタボロの状況、元気な会津軍が来たら鎧袖一触でしょう。
とかく、いきなり戦記物をやるには説明不足です。


しかしまぁ、なんだかんだ、段々と先が気になってきてメキメキプレイは進めております。戦記ものだけが本作じゃないですからね。

というわけで、現在はGHQの司令(ウィロー少将)が殺され、それを殺した司令代行(サシュアント)も殺され、殺害現場から大鳥大尉が逃亡し、その死体の隣で侍従殿と柳生常闇が対峙しているという、プレイ済以外の方には全く理解不能な状況説明です。
なんでここで止めたかっていうと、常闇さんの言葉が引っかかったんですよね。台詞ごと引用したかったんですが、なんかプログラムの不具合で、ログ表示しようとしたら強制終了するようになった。何度やっても変わらん。とにかく重いソフトですが、いよいよまともに動かなくなってきたか。
まぁ常闇さんが言ったのは、なぜ今この場にいるのかという問いに対しての「ただ信仰のため」という言葉と、それに対し「変わられましたな」という侍従殿の言葉を受けて「私は色々なものを喪ってきた」的な言葉。
これね、なんかこのルートのテーマな気がしたんですよね。
常闇さんといい、闇湊斗さんといい、あるいはウォルフ教授や茶茶丸、ひょっとしたら緑龍会の皆さん、そして銀星号光、皆、他の”不純”ないし”余分”なものを削ぎ落とし、なにか一つのことに特化した想いを持っているんですよね。
特に闇湊斗さんと銀星号光が顕著です。私は、闇落ちする前の、譲れないものは持っているが他にも色々持っているためそれらの板挟みで苦悩する湊斗さんの人間性が好きだったのでこのルートはあまり好かないのですが、でもこれこそがこのルートのテーマなのではないかなと。
常闇さんも、色々なものを喪い、結果、信仰に特化するようになった。その強さのようなものが、本ルートのテーマなのではないかと予想します。
印象的だったのが、光を救いたいという純な想いに特化した闇湊斗さんが、武者相手に生身の身体で勝ってしまうシーンです。
多分、奈良原氏自身、闇湊斗さんのように純な想いで動く存在には到底成り得ないと自覚されているからこその、ここでの湊斗さんの、超人的な強さ描写なんじゃないかなと。
「ひたすら強く純粋な想いで突き進む」というのは、読み物系エロゲもそうだけど、バトルものの定番なんですよね。たいてい、主人公サイドはそういった、なにか一つ強く持つ純粋な想いを強さに変えて勝利するんですよ。プリキュアとか戦隊ヒーローものもそうじゃないですか?
そのような強い存在である、「ひたすら強く純粋な想いで突き進む」というものに対する、疑念。それが本ルートのテーマなのではないかと。
これだけ長々語ってて全然違っていたら私にしたら笑い草だしこれ読まされた人達にしたら笑えないんですが、そんなことを考えました。



2024/01/02
湊斗さんは我を取り戻し茶茶丸と戦い、今は空中で童心殿が光と問答中。
武とは殺すためのものであるのだから正しき武とは殺し合うこと以外にない、天下布武とはそれで最後まで勝ち切り殺し切った者が勝ち、的な話をしていて、あー、やっぱり光は本作(ライター)での位置づけは武の象徴で、父を奪われ云々は雑念だったなーと改めて思った次第でした。
ただまぁこれ多分まだ書いていないと思うから自論を述べますけど、武って、殺し合いだけが道具のわけがないですよね。核兵器がその最たるもので。
武は、超優秀な威嚇道具ですよ。その際に、武は行使する必要がない。孫氏兵法でしたっけ、その頃から、無手勝流みたいな発想がありますよね。要は、戦わずして勝つ。これが最上だと。そりゃそうだ。これは戦術戦略の話なので武の話とは少し逸れるかも知れませんが、しかし武の本質の話をするなら、戦略戦術抜きの武など噴飯だと思うんですよね。私が、光という存在をどうも認められない理由はここにある。

違う上空では、ウォルフ教授とキャノン中佐が互いに銃口を互いのこめかみに押し付け合っている(比喩)というすごい状況の中、自身の敗北を認めたキャノン中佐が教授らに残した捨て台詞、

「神に祈る者、神を敬う者、神を知らぬ者、
神を罵る者が勝者になった例はある。
 しかし、神に縋る者は常に敗者だ」


ななななんか知らんけど格好いいーー!!


で、邦氏暗殺のため本丸に行こうとする茶茶丸の三本爪を見た雷鳥、こいつが父の仇だと悟ります。

「茶茶丸ゥ!!」

「こんなもので」

「この今川雷鳥を!!」

「倒せると思うかァ!!」



・・・・・・・・・・あれ・・・?

本当に今更なんだけど・・・

雷鳥さん、ゲンハさんだった・・・・・・・・・・?

調べたらゲンハさんじゃなくてジルベルトの方でした。お恥ずかしい。声優さんごめんなさい。
あーたしかに言われてみればジルベルトだな。いやぁ懐かしい。良いお声だわ。聴き惚れました。
これまでただのオカマで通してここに来ての本領発揮で、してやられた感。これならポッと出設定の六波羅最強でも許せる。全然有り。



2024/01/04
なんか世界崩壊した。FFか。

「お兄さんは無名の英雄になって。
 世界を守ることだけが目的の……個の無い。
公の大義に従う武力行使者に」

なんか茶茶丸が本ルートのテーマに関連しそうなことを言い出したのでとりあえずメモりましたが、うん・・・?「公の大義に従う武力行使者」・・・?
これ、英雄ですよね。英雄編はもう終わって、今は魔王編だったはずですが・・・?

続いて、村正の野太刀に付いた?銀星号の卵?を取り除こうとして、またも過去の記憶ワールドへ。そして地獄の選択肢総当り式アドベンチャーパート。テンポ悪いテンポ悪いと聞いてはいたがここまでテンポ悪いとは知らなんだ。とにかくシステムが重くて動作一つ一つが鈍重なせいでテンポ悪い上にプレイヤーが取れる戦術は総当たりしかないという。攻略サイト使えばパッパと済むのが目に見えている上、攻略サイト使わなくても自力攻略の達成感・満足感ゼロ。加えてさっきからおしっこ行きたいの我慢して総当たりやっているという。もう無理。本日もありがとうございました。



2024/01/06
時間切れで死んだので、今度は要領よく、自分のこと(と念のため目的)だけ総当たりで訊きまくって、続いて光(と念のため目的)だけ総当たりで訊きまくったら正解。一言で書いてますけど30分以上かかってますからね。頭がおかしい。
で、その後もう少し苦労して、ダメ元で村正に湊斗さんを殺させたら正解だった。あ、はい。

で、野太刀が復活。なんか強くなってるって村正が口にした時点でぴーんときた私。銘を付けようとか湊斗さんが言い出すから「虎徹でしょ」と思っていたら「お前さえよければ 虎徹と」だと。やったぜ。あと、村正からしたら「良いわけねーだろ」ではないかと思います。よりによって犬猿の仲のアイツとは。自分の愛刀に元カノの名前付けられたようなもんですよ。まぁいいんだけど。

で、お空で最後の決戦かと思ったら、ここからが長い。バトルものエロゲの悪いところ出てる。大鳥大尉と一条の見せ場作りたいのは分かるんですけど、ベッタベタな露払いなんですよね。この辺り、そういえば幽遊白書の妖魔街(四聖獣)編はまだよく出来ていたなーと思いますね。同じく、幽助の露払いに桑原・飛影・蔵馬が養殖人間の群れ退治に残るんですが、あっちは時間制限がタイトにあったんですよ。つまり、どう考えても4人で挑んだ方がいいんだけど、時間の関係上、その選択肢は選べない。それに対して本作はどうだ。どう考えても、今日は3人で露払いだけしておいて、後日改めて万全の状態で3人で銀星号に挑んだ方が賢いじゃないって、プレイしながらずっと思ってますからね。

で、いざ銀星号(というか金神)と最終決戦かと思ったら、これまた長い。長坂右京が出てきた辺りで先の長さにうんざりして今日はここまでです。
おかしい、前2ルートはクライマックスももっと手に汗握る感じだったはずなのに。
こんなハーレムルート、見とうなかった。



2024/01/08
長坂右京はあれですね、その後、金神が光に取って変わる際のチープさ払拭のための場繋ぎとして使われたんですね。
その意図は分かりましたが、長坂右京自体がチープ(如何ともし難い小物感と言ってもいい)なのが残念でしたね。

で、地獄のような(いや、数学が得意な人間にとってはご褒美タイムの)5階層方陣とかいう12次方程式問題。たった12次にしてくれたのは、奈良原氏の温情なのでしょう。
その温情にすがってというべきか、はるか昔にエレガントな数学的思考を置いてきたロートルは、ガッチガチの総当り方式に近い解法で、自力で正解出しましたよ。1時間半くらいかかったと思う。もっとエレガントな方法あるよなーと思いながら、Excel使って片っ端から代入していました。反省点は、せめて高さ軸(変数が2つ)からやれば早く済むことに気づくのが随分遅れたこと。

で、対光での選択肢も乗り越え、湊斗さんの名言来た。

 こうするしかないと思い、一つの道を進んできた。
 それでも決して、俺は自分の道を認めない。
 正しいとは思わない。


あ、抜粋できたのは、なぜかログ表示が部分的に復旧したからです。謎ソフトだわ…。
ところで、未だに光と湊斗さんの過去の謎が解けていないですね。

<<かつては母が、父を奪った>>
<<今度は――おまえが景明を!>>

んーーー・・・?
ひょっとしてひょっとして、「父」=湊斗さん説、ある・・・?
そういえば、ずっと「父=署長」と見せかける叙述トリック使われているような気もする・・・。
実はずっと気になっているんですよね。この銀星号光は光本体の願いが純化したもので、父を取り戻すことに特化しているはずなのに、なぜかやたらと湊斗さん大好きなんですよね。全然純化していないという。


――――村正の掟は善悪相殺。

魔王を討った英雄は、
新たな魔王と化して世界を襲う。

いやその理屈はおかしいでしょ。一個を討ったら一個を殺すのが村正でしょう。
まぁいいや。やっぱり湊斗さん=父だったらしい。ただ、思っていたのと違って、実父・・・ですよね・・・・・・・・?
確かにそれでかなりの部分の辻褄が合うんですが、では署長は一体・・・?
時系列が分からん・・・


エピローグも、そのまま皇国の守護者でわろた ここまで来ると偶然の一致ですかね


「End」って出て、えらくあっさり終わったなと思ったら、悪鬼編が始まった!!!斬新すぎる!!なげーよ!いやいいんだけどさ!
じゃ本日は本当にリアルが崩壊したのでここまでです。
時間返して!!!!(AA略)



2024/01/11
待ち望んだ刑罰を与えられることもなく、ただ無為に鬱々とした日々を過ごすだけの湊斗さん。
ラスボス倒して、しかもそれが間違った行為だったと判明するわけでもないのにこうも陰鬱な作品も珍しいでしょうよ。
しかもその上、酒に逃げ(ていうかそもそもなんで酒飲んでいるんですからねこの人は)、「お酒はそれくらいにして」と止めた村正を押し倒す湊斗さん。絵に描いたようなクズじゃないか。


結局手は途中まで出した辺りでご本人が耐えきれなくなり、逃亡。酔いが回って、随所で狼藉を働いて意識を失い、孤児の子に助けられる湊斗さん。

・・・ん?湊斗さん、まだ20代ですよね?光の実父というのは、やはりおかしいですね。ん?
えーと、実父は署長。署長は湊斗家を追放され、菊池さんになり、湊斗さんに父の座を譲った。譲られた父の座だったが、何かが理由で父ではなく兄となった。ということか・・・?(未だにこの理解なの、もしかして読解力ヤバい・・・?)
あ。これはあれか。わかったかも。
署長が追放された後、確かに湊斗さんが名目上は父となったが、統がそれを認めず、湊斗さんを光の義父ではなく義兄とした・・・?これなら、「父を母に奪われた」という「父」が形式上の「父」という存在であり、かつ湊斗さんをも指し、光は現時点で本来なら「父」であったはずの湊斗さんを慕っているということで全て繋がる。

それはそうと、その後で難民の人達を説得して壊れた橋の再建をすることになるのですが、いやぁ面白い。この後、湊斗さんは武を捨てるんじゃないかと予想しますが、この先の展開が楽しみです。



2024/01/12
裏で橋の破壊工作をしていた筋者達を成敗したまでは良かったですが、その後はちょっと「あんた殺人鬼なんだって?」と言われただけで発狂・逃亡する湊斗さん。そしてやけ酒。駄目だこの男・・・・・・。ライター!ちょっと匙加減まちがってるよ!いくらなんでも、こんなにメンタル豆腐弱じゃないでしょうが、湊斗さん!!

あ、Hシーンだ・・・。
今回は、湊斗さんがよく喋るHシーン。しかも普段の冷静ボイスで。
と思ったら即終わった。潔い短さのHシーンですな。そして十分に濃かった。湊斗さんが、自分の卑しさを認めたという、大きな転機のあるHシーンでした。


その後、村正が雪車町に重傷を負わされ攫われて追いかけるというシナリオがついに急展開し始め、オンボーカルBGMも流れグランドフィナーレの香りすら漂い始めた辺りで、いくら再プレイしてもシステムが強制終了するようになった。どこで強制終了するかはプレイ毎にほんの少しずつ(テキストクリック5つくらいの間のいずれか)異なるんだけど、強制終了する未来だけは確定している。乗合バスに乗れなかった先の世界線にどうしても辿り着けない。ついでに、そこの手前であってもログを開いたらその時点で必ず強制終了します。いよいよ末期だなこのプログラム。
ていうかNitro+は何やってるんですかね。スキップは糞遅い、ログは表示しようとすると高頻度で強制終了する、挙げ句にプレイ自体ができないときた。ちょっと演出にばかり気を取られてシステム終わりすぎじゃないですかね。



2024/01/15
すみません、口が過ぎました。「システム終わりすぎ」って言っちゃいましたが、そもそも私のPC、Windows11で動作保証外だったわ。
Window10対応版なのだから、Windows10なら問題なく動くはず!きっとそう!

・・・で、だからといってこっちがOSダウングレードするのも手間だし、残された手段として再インストールしても駄目。今更ながら各種設定いじっても駄目。というか強制終了ポイントが一点に収束した。なんでだ?

で、一縷の望みを繋ぐ想いで、前ルートクライマックス、つまり光との最終決戦での選択肢までロードし、そこからまたえっちらおっちらスキップ(*超鈍足)で進めていたら、なぜか先に進めた。
胸を撫で下ろしましたが、いつまた同じことが起きるやも知れないということでおっかなびっくりプレイです。
今、攫われた村正が雪車町と話してるところなんですが、あ、強制終了した。
なにくそっ!
あ、強制終了した。



2024/01/17
とにかくクイックセーブポイントからの復帰後に強制終了率が高いようなので(それだけが原因でないのでしょうが)、こまめにセーブ(非クイックセーブ)入れながらプレイおっかなびっくり進めています。

あとこういうことやっていたら「超速スキップ」っていうコマンド発見。テンポ悪いテンポ悪いと散々言ってすみませんでした。
あと、多分ですが一条ルートは「英雄編」ですね。ロードの一つにそういう見慣れない名称を発見。まぁド本命の名称でした。

さて、村正を殺したと言う雪車町を自身の憎悪のみを理由としては殺せなかった湊斗さん、自分の今後の生きる目的を語ります。

「最小限度の殺戮で戦争を撲滅する」

・・・衛宮切嗣じゃねーか・・・。

 我が目的の為、既に幾多の命を奪った。
 その事実に懸けて信仰する。
 邪悪。
 魂の底に溜る、闇黒を。


いやぁ・・・
正直がっかりなんですけど。

ただ、電車町の狙いが、湊斗さんに自分を殺させて、村正の呪いにより村正をも殺させることだって分かって、感心。その結末、めちゃくちゃ綺麗だと思うんだけど。しまった、選択肢でそっち選んでおけば良かったか?でもどうせバッドエンドだしなぁ。でもこのエンドを私は推したい。最高に近いと思う。
・・・やっぱりロードしてそっちのエンドいってみよう。

・・・お。意外や意外、バッドエンド直行ではなく、シナリオがちゃんとある上、きっちりエンディングまで迎えた。おぉぉぉぉぉ・・・・。
・・・しかしエピローグは無し。湊斗さんには何も残っていなかった、で終わり。うーんそれはそれでなんか違うなぁ。もうちょっとあるだろうと思わなくもないし、上で私ががっかりした湊斗さんなら、そういう結末も納得できる気もするし。


で、元に戻ります。
「俺は、この世の武を支配する。
 頂点に立つ。
 そして求められるまま、誰にでも力を貸す」
「善悪相殺。
 この武を世に布く。
 誰もが、それこそ闘争の真実なのだと知り、
認め……
 忌み嫌うようになるまで」


はぁ・・・。

あ、でも結末が幼光に受け継がれた「和をもって尊しと為す」なので良いか。湊斗さんは見下げても、奈良原氏を見下げることにならなくてよかった。
いや、本当に。最後の湊斗さん、酷かったですね。あるいは湊斗景明という本質が露呈したということなのかも知れない。
この人は多分現代市民の化身なのだけど、それはあくまで現代市民の子として育ったからであり、この人の本質は、流されることなのだと思いました。
終盤、どこにもこの人の信念など無かった。ただ、状況に流され、過去を正当化するため自己とその未来を決定しているだけだった。人間として至って普通なのですが、だからこそがっかりした。一般市民が、流れで村正という呪いの劔冑の仕手となってしまったばっかりに、妹(娘)の「天下布武」ににも感化され、本人もまた村正という武の呪いの体現となったと、本当にそれだけの男だった。

だいたい、よしんそのば闘争の本質を世界中の人間全員が悟ったとしても、それで闘争がこの世から無くなるわけないじゃないですか。実にアホらしい。手段ばかりに気を取られ、肝心の目的がおざなりすぎる。しかしだからこそ、そういうアホな奴が武を行使しまくるのは「悪鬼」だなぁと納得もするし、奈良原氏はそこまで踏まえているようにも思うのですよね。

「装甲悪鬼村正 始」

で終わるのも、そりゃそうだよなという納得しかない。だって、一貫して言ってたじゃないですか、これは英雄の物語ではないと。看板に偽りは無い。
ただ・・・やっぱりね・・・
やっぱり、湊斗さんには普通に、一市民としてささやかでも幸せを手にしてほしかったです。その幸せの形はどうであれ。
悪鬼としての幸せを手にするエンドは見たくなかった。
ふなとふきを殺した後で泣いていたように見えたのは、愉悦ではなく、泣いていたからであってほしかった。そして、泣いてでも成し遂げたい、湊斗さん自身の信念を大事にしてほしかった。善悪相殺とかいう借り物の信念ではなく。
奈良原氏がそれを許さないのも分かるんですよ。既に何人もの罪もない人達を殺めている以上、そんな人間を正当化はできないのでしょう。それは本当によく分かるんですが、うーむ。
ほほう、クリア後にライナーノーツ見れるのか。おがみけいちさんのネタが個人的には大ヒット。

よし、終わり。
なんだろう、最後に主人公を突き放して終わるというのも、本作らしい気がしますね。一定数のプレイヤーは、「おぉ、身も心も村正と一心同体となり、善悪相殺を体現するのか!」とむしろハッピーエンドに受け取るでしょうし。
かぁーっ!
胸糞悪いけど、それも込みで、奈良原氏の術中なのでしょう。本当に、超大作、ありがとうございました。

英雄編だったか、湊斗さんが「セックスも初経験というわけでもない」と考えた際に一瞬回想したCGが何だったのかであるとか、署長・統・光・湊斗さんの関係(湊斗家に何があったのか)とか、読解力不足故の消化不良もあるので、とりあえずwikipedia見てみたらネタバレのオンパレードでびっくりした。これ何、公式設定資料集でもあるの?
で、やはり湊斗さんは光の実の父・・・とありますけど、いやその、繰り返しになりますが年齢おかしくない…?湊斗さん20代って確か割と序盤に言ってたよね…?
あと署長は従軍中の負傷により不能になっており、そのため統と湊斗さんが結ばれたのは分かるけど、ではそもそもなぜ湊斗さんが湊斗家に来たのかがよく分からなくなった。(種馬として来たにしては若すぎるだろうし、多分最初は別の理由で来ていたのだと思うが、別の理由って何だっけ的な。署長の親友の遺児とかだっけ?)まぁいいか。
あと、本ルート最後は湊斗さんと一条の決闘で終わりますが、結局決着はつけない(一条は死なない)で終わるのでしょうね。未来で一条出てきましたから。まぁそれは良かった。

とりあえずこんなところでしょうか。

では、これにてプレイ日記も終わりといたします。ここまで辛抱強くお付き合いくださった方も、ありがとうございました。


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