リアルタイムプレイ日記2 -装甲悪鬼村正


*本ページは、「装甲悪鬼村正」プレイ中の感想を、その都度都度でメモ書きしたものの集合です。
ネタバレは大前提ですので、未プレイの人の閲覧を推奨しません。


本ページは、プレイ日記1の続きです。


2023/10/23
まさかの、湊斗さん不介入での大将領死亡。

宮殿下の命が危ないという大鳥大尉からの電話を受け、急ぎ村正で騎行する湊斗さんを、正体不明機が襲う。

<<切り刻むほど愛・地球爆!!>>

若い人、もう元ネタ分からんですよね。私らが発売当時に分かればいいのでいいのでしょうが。
それはそうと私の体感打率3割程度の大予想ですが、この正体不明機の乗組員は小夏!!

1合目は撃ち合い、2合目は防御に徹し、埒が明かないので寺に急いだら死んだ。しかも大尉達に嘲笑われながら。

うーむ。気は進まないけどじっくりやるか。
1合目は見、2合目は迎撃、下段で。私の予想だけど、敵機には尻尾がある。

…違うか? ともあれ戦闘続行。

…敵機のお腹から砲が出てきた。これは退避。
…って、どっちに退避するかも聞かれるんかい!この辺りだけ別ゲーになってるぞ!敵機には尻尾があるから上!
…正解っぽい。これで止めだ!下段に構え、上へ斬り抜ける!
…合ってるんかなこれ。毒攻撃を受け、さらに敵機の追撃を、敢えて避けず受け止める!
…あ、死んだ。やはり回避。んで、なりふり構わず陰義で対抗。
…え、なんかサクッとやってくれるんじゃないのか。正極か負極か、蒐窮。正直さっぱり分からんけど、正負って多分近寄せたり遠ざけたりでしょ。消去法で蒐窮だぁ!
…あ、これ、「ながれ・おわる」って読む必殺技だった。そして不発で死んだ。
…危ない危ない、なんとか致命傷で済んだわ。やっぱり負極で。距離を取るに限る。
…正解だった。

その後、大鳥大尉がついに劔冑に乗り(この人、生身で闘うんかなーと思ってましたが、普通に劔冑乗りでしたね)無双し、湊斗さんの義父である署長を殺し、湊斗さんはGHQの牢獄で大鳥大尉から真相を明らかにされ・・・と、一気に進めました。
真相、完璧に予想通りで私ニッコリ。
大鳥大尉が明確な悪意と殺意を湊斗さんに伝えるあたり、「あれ、これ湊斗さん『喜んで!』ってなっちゃうんじゃないの?」と思ったら本当にそうなった。いや良かった。そうですよね。ただ、そんな湊斗さんを大尉は望んじゃいないでしょうけどね。
しかし、なんだろう。良いですな。湊斗さんは、この世の正義を信じる故、自分を断罪してほしくて仕方ない。その点も良いのだけど、人を1人殺すということの罪深さを、じっくり掘り下げているのも良い。雄飛の出自、完璧にエロゲ主人公ですからね。これから全ての事情を知った雄飛が権謀術数うずまく大鳥家、ひいては大和をどう勇躍するのか、つい大鳥大尉と一緒に思い描いてしまった。そう、そんな未来は突然の理不尽な死により、永久に閉ざされるのです。
殺すことの罪、それが本作の主題ではないとはいえ、それもそれなりにしっかり描いているのは、やっぱり良い。やはり本作は、正義と悪の物語ですね。
昔とあるニトロプラスの作品で、巨大ロボット的なものを駆る主人公が悪役と闘う時に周囲のビル群をどっかんどっかん破壊していた時にドン引きしたことを未だに覚えているんですが、同じニトロプラスでありながら、本作はその辺り雑でないのが良い。
…一つだけ気になる点を挙げるなら、湊斗さんが望むのはこの世の正義の体現たる法による自身の断罪であり、貴顕とは言え大鳥大尉の私刑による殺害は決して本意ではないように思うんですが、これは多分私の解釈間違いで、湊斗さんの中では、身内の復讐もまた正義なのでしょう。



2023/10/24
んーーー・・・・???

いやね。飛空艇の中で往年のADVゲームみたいなミニゲームやってたんですけど、全力を尽くしても7:55:10と、あと一歩だけ間に合わないんですよね…。
3回やり直してみたけど、これ以上改善の余地はないと思う・・・。
左上でガスボンベ→調理場でコンロに火→右中央の部屋の兵士に湊斗さんが空手で挑む→右上の部屋でジンゲット→船尾で鍵穴発見→左下の酔っ払いにジン渡す→廊下か調理場に一度移動→左下で鍵ゲット→船尾
うーん、やはり一手も無駄はないはず…。湊斗さん一人だと右中央に兵士は現れないし、船尾で鍵穴発見前には左下で鍵ゲットできないし。
もういいや。
これだけ頑張って原爆みたいなのが落とされるのはやっぱり気が悪いんですが、なにせこちらも最善を尽くしているのだからどうしようもない。



2023/10/28
楽しく村正プレイしています。
会津にて大鳥大尉により明かされた獅子吼暗殺計画に湊斗さんが「村正と同じだし」という理由で同意したときには400字詰め原稿用紙1枚分くらいの違和感を書き綴ったものですが、

「大尉をお止めすることはできません。
 しかし、自分は御助成を致しかねます」

というその直後の湊斗さんの言葉を聞いて納得。違和感は消すに至ったくらいです。楽しくプレイしています。
今思えば、爆弾投下阻止までは正ルート(?)との共通ルートなのでしょうね。で、この大鳥大尉ルート(?)では、失敗するという。何か一つ、例えば一条とかのパーツが足りていないため、爆弾投下阻止にはあと一手及ばないのでしょう。
シナリオも、いよいよクライマックスが始まろうとしており、このルートではどう帰結するのか楽しみです。



2023/10/29
列車内で雪車町に会い、雪車町がけしかけた謎の悪魔的機体と再戦することに。
…正直、電車町が「半端もの」湊斗さんにそこまで構うほど情熱感じるキャラにも思えないんですよね。これは若干ライターの説明不足なのだと思います。真面目に、全力で生きている人間が好きな電車町からしたら、湊斗さんは、軽蔑する、唾棄する相手だってのはよぉ~く分かるんですが、自身の全力をかけて構う相手だとも思えないってことです。よほど湊斗さんの何かに、容認できないものがあるのでしょうけど、その「よほど容認できないものがある」こと自体が電車町のキャラに合わないんですよ。そういう熱い(&冷静な判断ができない)キャラでもないでしょうよ。

で、この悪魔的機体、4つに分かれて搭乗者が4人になったわけですけど、そういうことなら尚の事、湊斗さんが苦しむ顔が見たくて見たくて仕方ないって方向性なのでしょうが、それも、なんかね・・・。しっくり来ない。
説明不足ってのはそういうことです。
この4人、小夏と、名前忘れた、両目を斬られたレーサー志望少年と、あと2人は誰でしょうね?江ノ島編で活躍したGHQの将校ってまだ生きてたっけ?あとはそうだなぁ、一条の肉親とか?多分、そういう、湊斗さんに恨みがある4人衆だと思うんですよね。
まぁともあれ眼前のこいつと戦いますか。
まずは「防ぐ」。攻撃は「避ける」。その後は・・・前に逃げたら後ろからバッサリ殺られたんで今回は「交戦続行」。で、続いて防ぐか攻めるかですが、そうだ、受けを続けてたら相手が自滅するんだっけ。でも今回は湊斗さん自体が長時間は持たなさそうなんで・・・いや、やはりここは「防ぐ」続行で。もう一度「避け」ますか。

・・・2回目の避けで避けそこなって爆死した。

・・・テキストの香りからして、「交戦続行」ではなく「ひとまず離脱」ではないか。おっ、方角が出た。正解っぽいな。北に列車がいるので、ここは敢えて真逆の「南」で。

「何か忘れてない?」で爆死した。

なんだろう?何を忘れている・・・?
ともあれ、前回と同じく、普通に追いつかれて爆死したんですよね。一撃入れてダメージ与えてからか?いや、太陽が西の空にあるってのがヒントで、太陽の中に入ればいいのでは?方角は「西」で。

あー徹甲弾か。そんなんあったな。覚えてないけど。ともあれ正解っぽい。今回も結構善戦してね?このリトライ回数の少なさ、全プレイヤーの上位10%には入っているはず。(残念、攻略サイト見てプレイしているのが45%いるので下位50%内です!!!)

その後の上下左右4択では裏読んで「下」選んで普通に爆死したりしましたが、そっかー、4人中3人はプレイヤーの知らない人達か。
この辺の、復讐と正義・悪描写も良いですね。湊斗さん真骨頂。こんなにハッピーエンドを迎えそうない主人公もそうそういないでしょう。いやエロゲ業界は広い。スクールデイズの主人公も相当酷いと聞くが、いかがなものか。Nice boat.
ともあれ私がプレイしてきたシナリオ系エロゲでは、ひょっとしたら「ハッピーエンドを迎えそうもない主人公」随一の1位かもしれない。(凌辱ゲーも入れたら余裕の圏外になるのでそちらは入れません)



2023/11/03
続く獅子吼とのサシ勝負では6回死んだ。
・・・ていうか、ここ、そんな高難易度にする意味あるか!?ラスボスどころか中ボスですらない、行きがかりの相手との行きがかりの戦闘だぞ!?
しかもこの獅子吼、太刀を真っ直ぐ構えてきて、それに湊斗さんが「距離感が掴めぬ!」とおもくそ動揺しているけど、こんなヤワな構え、払えば終いでしょうがよ。(なお払ったら脇差しらしきもので斬られた模様 いやいや…)

…ははぁ、暗殺者っすか。なるほど。で、続く獅子吼との戦闘でさらに1回死んだ。(ここはファインプレーであった)

で、銀星号を求め地下で見たもの。
うーん。
そういえばHUNTER×HUNTERのアリ編とこの村正、どっちが早いんだろう?
調べてみたけど、例のアレ(薔薇)が出てくるのが推定2008~2009年。村正発売日が2009年10月。
あーほぼ同時期ですね。となるとこのHUNTER×HUNTERと本作大鳥大尉ルートの展開(というか核の立ち位置)がすこぶる似ているのは、ちょうど同時期に冨樫先生と本作ライター(いい加減名前で呼んで差し上げるべきでしょう、奈良原一鉄氏)がそれぞれ着想したのでしょうねぇ。

奈良原一鉄、やはり天才か。(ついでにwikipediaで調べたけど村正を最後に断筆しているそうですね。うーむ、なんでだろう。出し切ったのかな。)

あとニコニコ大百科見たら

剣術家ゆえのリアリティ溢れる剣劇に定評がある。技の読みあいや術理解説による緊張感ある戦闘シーンが大きな特徴、それ故にあえて戦闘シーンにおけるスピード感を殺しており、理詰めのバトル表現に好評を受ける一方でテンポが悪いと不評を買ったりと彼の戦闘シーンは人を選ぶ。

って書いてあって、この人の戦闘シーン、私は好物だったんだな(意外と人を選ぶんだな)という発見があった。なんでしょうね、瞬時のプレイヤーの判断が主人公の生死に直結するあたりがFateのプレイ感に似ていて好きなんですよね。だいたいテンポの悪い戦闘シーンといえば他の追随を許さない圧倒的随一が・・・・・・やめときましょう。

ゲームブック好きで、

って書いてあるのもすこぶる納得。私も好きだし、本作もそういうところありますよね。というかゲームとして面白いシナリオ系エロゲって、ゲームブックですよね。
あと、

ギャグシーンにも定評があったりする


で失笑してしまったけど、まぁ2023年に2009年のギャグの古臭さをあげつらうのはすこぶるアンフェアですね。反省。

それはさておき、獅子吼と大鳥大尉との一騎打ち。
その前に獅子吼が

「貴様の父親は寝床を襲って殺してやった。
 何も知らず、何も気付かず――あの阿呆は
芋虫同然の、相応しい惨めな死に方をした!」


とか語ってて、そりゃ戦闘を盛り上げる(&背景説明)シーンだから仕方ないんだけど、獅子吼さん、そんな冷静さを欠いたキャラじゃないだろうよと思ってしまうのでした。こんなこと口走っても大鳥大尉はもちろんのこと隣に花枝もいるのに百害あって一利なしのはずなんだけど、出てしまいますね、シナリオの都合が。

あ、そうですか。獅子吼は大鳥大尉の婚約者でしたか。(今ひとつ理解が追いついていけない)
で、Hシーン。
Hシーン読みたくない!スキップしたい!映画みたいに押し倒した辺りでフェードアウトしてほしい!
ただ、奈良原氏の描くヒロインとの和姦には興味がある。
ついこないだもあまりの長さに胸焼けしながらも「恋ではなく」のHシーンを堪能しましたからねぇ…。「俺たちに翼はない」といい、シナリオガチ勢ライターというものはHシーンも読ませるのですよね。
なにせ素材は十分です。大鳥大尉にとって湊斗さんは仇。そして確実に個人的想いも寄せている。大鳥大尉は戦闘狂の殺戮大好き人間でありつつ、また正義の執行者でもある。湊斗さんは鬼畜悪鬼でありながら誰よりもそれを苦悩する「半端もの」。そしてなにより、善と正義の存在を願い行動するという点で大鳥大尉と共通する。あと多分大鳥大尉は処女。基本ドSでありながら、そういう方面で受けに回ると紙防御。
これだけの素材を取り揃えて、Hシーンが通り一遍で終わるはずがない。

・・・あー、獅子吼の婚約者ネタ、ここで使うためだったかー。(別に要らない気もする)

そしてなんとか大鳥大尉の初体験も終え、湊斗さんも一発出し終わり。

 教えてやらねばならない。
 本当の性交渉というのは、
 もっと――
 もっと、遥かに、救いようのないものなのだと。


やだ、湊斗さん格好いい・・・

湊斗さんの一瞬の回想の相手、誰でしょうね?やっぱり光かな。うーん、光かー?違う気もするが・・・でもまぁ光かなぁ・・・。

私、Hシーンで主人公がボイス有りで喋るの大の苦手なんですよね。しかしその、やにわにドS全開になった湊斗さんの、極渋ボイスでのHシーンは、聴き応えあるなぁ・・・wこれは私に長年本作を推してきた陸自もニッコリだったでしょうね(最低)

・・・いや真面目な話、男女関係なく楽しめるHシーンって意外と需要あるみたいですからね。男性向けコンテンツはちょっと男性の甘っちょろくてペラペラな願望・空想に満ちたファンタジーHシーン率が極めて高いので。私は、その方向性はその方向性で突き詰めてくれれば本当に大好物ですが、そうではないものだって当然あっていいというか、やっぱり「まぁ18禁として売りに出してるんだからHシーンも入れとかないとな…」というライターの義務感と作業感しか感じないHシーンは読みたくないのですよね。
私の語りはこれくらいにしてHシーンを続けましょう。

・・・

いや本当。

いちいち抜粋は差し控えますが。

Hシーンの湊斗さんボイス、これだけでコンテンツになるだろ・・・。
やばいわこれ。



2023/11/05
大鳥大尉の描写、面白いですね。なるほどねー。
とかく殺すのが大好きな異常者というのが根本にありながら、大鳥家での父親を始めとする者からの教育の結果、「高貴たる者として正義を執行すべき」という使命を受け容れ、しかもその使命を、己の殺害欲求解放のトリガーとして使うという。なるほどねー。
つまり、「よし、悪だ!となると悪を誅するのが正義だ!(普段は駄目だし我慢しているけど)今は悪を殺して良い!やったぜ!」
ってことですね。
うーん、正義論だなぁ。
そして、そんな大鳥大尉が、湊斗さんを理解しようとして辿り着いた結論が、「湊斗さんは自分の命に全く価値を認めていない、だからこそ一個の人間として死を恐怖する一方で、罪に汚れた自分を誅する正義を渇望している」。
これがまた良いんですよ、コントラストが成っていて。
湊斗さんは、とかく徹底的な「滅私」の人間なんですよ。それを大鳥大尉は見抜いた。そしてその大鳥大尉は、とかく徹底的な「私」つまり、「自己欲求至上主義者」なんですよ。
そしてもう一つ、恐らく大鳥大尉の根幹にあるのが、「正義と悪」、いや「殺そうとする正義とそれに抗おうとする正義」のバランスなんでしょうね。これら両方が備わっていてこそ大鳥大尉の正義の執行であり、一方を欠いているのは受け容れられない。

・・・おっ、選択肢だ。湊斗さんが闘う理由。守るためか、殺すためか。
これはもう見抜きましたよ。大鳥大尉を守るためか、守って、湊斗さんを殺すためか。前者ならハッピーエンド、後者ならバッドエンドでしょう。
じゃあハッピーエンドからいっときますか。


死んだ。



2023/11/07
大鳥大尉との死闘。なんだよ結局殺し合うんかい。復讐VS復讐という展開は署長が殺されたあたりから予想通りでしたが、上で長々と述べた口上は全部無駄で、結局は純粋な復讐だけを行動原理にするんかい。(ちょっとがっかり)

で、大鳥大尉による必殺の一撃を防ぐ方法は、以下のどれかという選択肢。6択で。
・・・いや、テンポ悪いよこのゲーム!いい加減にしろ!

えー・・・この状況で必殺の矢を防ぐといったら、ドラゴボの最終形態フリーザ戦でしょうよ。そんな闘い方したの過去にあったかなぁ…。
・・・多分無いなぁ。
となると、この状況、覚えている限りで一番役立ちそうなのは雪車町ですな。さっき陰技まで使って無駄に加速して上昇したの、おかしいと思ったんですよ。なけなしの力を振り絞って「まだあの目を振り切れていない!」じゃねーよって。これは、最上端まで加速してからのターンですね。それでどうやって矢をなんとかするんか知らんけど。

そしたら「要点は?」ってさらに6択になった。いや、テンポ悪いよいい加減にしろ!

このライター・・・・・・!
自分のシナリオが熟読さてれなきゃ仕方ないタチですなぁ・・・。
このいやらしい感じ、私そっくり。分かるわー・・・。嫌だけど・・・。

で、要点。なんか選択肢がどれも違うんですよねぇ・・・。
でもまぁ、最終形態フリーザを考えるなら、「敵騎の目的」これでしょうよ。

死んだ。

えーーー・・・

もう一回最初からじっくり考えるかー・・・。
面倒だなぁ・・・。

先生との戦闘って、何も学ぶことなどなかったはずなんですよね。戦闘のいろはをレクチャーしてただけでしょ。なのでこれはまず除外。
続いて長坂右京との戦闘。逃げられたことくらいしか覚えてない。止めは弥源太じいさんじゃなかったっけ?まぁ除外。
風魔小太郎との戦闘・・・。姿が見えなくなったのをどう解決したのか覚えてない。なんか磁力的なの使ったんだっけ?除外でええやろ。
小夏との戦闘。これは燃料切れ待つ戦法でしょ。相手は燃料切れ前に撃ってくるから違うでしょ。除外。
獅子吼との戦闘。あれこれ外法を使ってましたけど、湊斗さんが脇差し持ってないと難しいんじゃないかな。ちょっと臭い、これは正直臭いので、まずは電車町戦法を試して駄目だったら獅子吼でいこう。
では電車町!やっぱりキミに決めた!要点は、あと一撃でやっつけられそうなので「敵機の状況」!

死んだ。

しかもタイガー道場始まった。

「どうだ? 選択肢が限られてきただろう?」

うるせー!


なんかヒント見てると先生や右京あたりが怪しい気もしてきたけど、初志貫徹で獅子吼にすっか。(ヒント聞いて電車町は諦めました。あの技は湊斗さん使えんわ。)
ん?「敵機の視力」・・・?太陽で敵機の目を眩ませればいいのでは・・・。
同じことをやったのは、獅子吼ではなく、小夏戦・・・だよな・・・。(獅子吼戦では影を使ったけど、今回は意味ない)
やっぱり獅子吼はやめだ!来栖野小夏!キミに決めた!

死んだ。


あーーーーーもう!!!

続いて「獅子吼」「敵機の損傷状況」で死んで、その次の「獅子吼」「敵機の視力」でまさかの大正解!36択を4デッドでクリアとか、私すごくない!?
EDテロップきたこれ


ふな、北都南!?!?


EDなげーよ!テンポ悪いのもいい加減にしろ!


あ、エピローグ。
あー、2人で仲良死エンドか。まぁそれが一番収まりがいいですわねー・・・。

正直、ずっと思い描いていた予想が、「殺されたがっているお前を殺したりなんかしてやるもんか、一生私の傍で生きろ」エンドなんですよね。これ、私の貧しい発想力ではほぼ唯一のハッピーエンド解で、そしてとかく陳腐なんですよね。「貴方は死んではいけません、罪を贖うため生きなさい」エンドも同。
そうしなかったことを、賞賛したい。
なんか署長が大尉に殺されてこの復讐編という題が出た時、復讐のし合いになるのは予想していたというのは上述のとおりですが、最終的に全ての人間としての葛藤を捨て去って二人の想いを純粋な復讐だけに昇華したのは、正直その人間としての複雑入り乱れた信念のぶつかり合いこそが見たい私としては繰り返しますが少し残念である一方、潔くもあると思うのです。
本サイトシナリオ得点で8点ですね。いや読み応えあった。
ちなみに読み応え(聴き応え)No.1はHシーン。



2023/11/08
過去の日記を一部読み返していたのですが、「もし私が末期がんになったら喜んでこの細首差し出す」とか言ってて噴飯した。
この人、そもそも村正というのは悪と引き換えに善を斬らないといけないという大前提を踏まえた上で、よくもぬけぬけとこんなこと言うわ。
なにせその前後で「老人ストック」とか「そうか病人でも良いのか」言ってますからね。その返す刀で「この細首差し出す」って、お前完全に悪人の方やないかい。どの面で言ってるのか。

ということで今日も始まりました悪鬼村正プレイ日記。
復讐編というか大鳥大尉ルート?も終わって、今度は一条ルートだかハーレムルートだかを模索しないといけないわけですが。
解せないのが、大尉ルートに入る直前で、大尉好感度が3で一条好感度が1だったのに一条が殺されたんですよね。
どうも、「好感度最高の奴を殺る」ルールとは別ルールが動いているっぽい。
その別ルールというのも、幾つも可能性が考えられるのですが、今度は、ハーレムルートを狙って「ヒロイン2人できる限り(殺されない範囲で)好感度を上げてみよう」というのを大方針にやっていきます!!
ということで始めたのですが・・・・・・


スキップが・・・・・・・・遅いんだよなぁ・・・・・・・・・。


なんだろうな、様々な演出・機能が盛り込まれているのは本当に結構なのですが、いかんせんスキップの遅さは・・・。

テキストをざっと目で追ってシナリオ復習できる速度のスキップ速度って本当にどうよ・・・・・・・。


それはそうと、序盤からロードしてやり直しているんですが、なんだか選択肢が増えた気がするんですよね。
具体的には、侍従殿のフラグが立つ選択肢ばかり。なんだこれ。

ギャグとしても解釈はできるのですが、これは多分、一条と大尉いずれの好感度も上げないようにするための選択肢だと思うのですよ。
1ルート終えた後からわざわざこういう選択肢を解放してきたってことは、やはり極力好感度を上げないのが正義なようで、「ヒロイン2人できる限り(殺されない範囲で)好感度を上げてみよう」方針の幸先の悪さを暗示している・・・。
うーんどうするか・・・。
とりあえず好感度作戦進めてみたら、大尉3一条2でまた一条が死んだ。なんでや。

仕方ないので、江ノ島でアロハシャツ姿の侍従殿ではなくスク水一条を視姦することにしたら、大尉3一条4と好感度爆上がりして、一条との未読会話始まった!

「……一条は」
「はい?」
「六波羅が、憎いか」

「憎いです。
 だって、間違ってるじゃないですか」


おおお?
これはこれは。
まず、一条の正義 VS 湊斗さんの正義&悪 の相克が描かれそうな期待。
そして、ということは、いよいよ一条ルートきたか?(そしてハーレムルートは両ヒロイン好感度4か?)

「お前はいずれ力を手に入れるだろう」
「……」
「その力が……
 お前に相応しい、正しきものであることを
 祈る」


この後の展開知ってるから不覚にも笑ってしまった。正宗でしょ。こいつでしょ↓

<<我が御堂!
 綾弥一条殿!!>>
<<御身は問われた。
 この世に正義は有りや否や―ー>>
<<お答え仕る!
 我らがこの世の正義とならん!!>>


「一日外出録ハンチョウ」のデパート商品券回の財布を思い出すんですよね。

それにつけてもスキップ遅い。



2023/11/09
一条ルート(っぽい)の導入は、正宗の過去編から。
いやぁ、鼻息荒い劔冑。思想はちょっとるろ剣の斎藤一の「悪即斬」を思い出しますね。あの単純さ。ただ、正義に深さなど無いとも思う私としては、これくらい単純な方がかえって一条の葛藤が生じて良い気もする。

とか思っていたら、正宗回想が終わるや否や、雪車町が一条に湊斗さんの本性暴露(*偏向報道有)してて、このスピーディさも良い。もう少し寝かしていただき、一条の純心な湊斗さんへの好意を堪能したかった気もしますが。

にしても、雪車町はどうも、頑張って下衆な奇声上げてるけど、少し油断するとすぐに声が格好良くなっていかんですな。

あ?大鳥大尉があっさり脱落した。
うーん。これ前も思ったんですけど、復讐編で「時を止める(異常な時間分解能で視覚・反応できる)」という人間離れした特技を見せた大鳥大尉(しかも鬼子母神の侍従殿付き)が、その他のルートでは湊斗さん風情にあっさり暗殺されるのは、ちょっと違和感ありですね。隙をつかれると弱いとかいうことか。
今回も、なんかよく分からないけどラスボスっぽい相手に殺された。ただ、その前に「目的は達した」「しかし何の意味もなかった、こんな運命(自分が死ぬということか)が待ち受けていたのでは」っていってるのが解せない。「目的」って、この時点だと雄飛の復讐のはずですけど、なんで「達した」ことになってるのか。謎だなぁ。

とか思っていると、また大総領足利護氏さんがナレ死した。目的って、これか…?うーん…。

で、それに先んじての殿下と湊斗さんのやり取りは、だいたい復讐編と同じだったものの、断る主な動機だけが違った。

一条は、斬れない。

銀星号に纏わる殺戮だけで限界だった。

この言い回し、良いですね。
そうですよね。一条のスク水をガン見した甲斐があったというものです。
ただ、では誰が湊斗さんに代わり暗殺を果たしたかという話になるわけですが。

湊斗さんが「真逆」と気づいたように、このルートでは、一条・・・・・・・?

確かに、動機十分すぎる・・・・・・・・。

その後の、四公方による権謀術数。だんだん童心殿が好きになってきた。ライガーさんこと茶茶丸も好きなんだが。
なるほど、自身の野望を残る3人に完全に見透かされ何も成果を上げられなかったオカマが、宮殿下と組む展開ですね。



2023/11/11
一条ルートも展開早い!
もう一条と湊斗さんが正宗VS村正で殺し合いしています。
いやあ一条ルートのシナリオ・・・ なんだろう、思いっきり私の好みなんですよね。要はガチシリアス。それぞれの裏にある想いを、互いに全く語ることなく決闘。
ここにもどかしさを覚えはするものの、それも込みで好み。
また、村正が正宗に対し、七百年蔵に眠っていただけの世間知らずと罵ったのも良かったですね。この世界の南北朝時代っぽい時代に村正は怒涛の大暴れをして世の乱れを加速させたということですが、それについて(経緯の説明等は一切なかったものの)初めて村正が自身の所感っぽいのを漏らしたのも面白い。

とかくこのルートは私好みなので、シナリオを堪能する方に集中したい欲が勝って、この日記も書いてられないのです。
はい、戦闘終わりました。一条は、どうも昔にも、今の湊斗さん同様「悪」となった父を殺した(あるいは見殺しにした)気配がある。
んで、湊斗さんは一条の「殺さなくていいから私を手伝って」要請に同意。なるほど、これも一つの解ですね。湊斗さんが、自身が既に犯した罪をどう考えているのか問題は残るけれど、何はさておき銀星号討伐を至上命題としている湊斗さんにとって、正宗が自分に代わりそれをやり、自分はその補佐として入る方が自分単騎で挑むよりずっと勝算はあると考えるでしょうから、無理もない展開。

普陀楽城潜入。

「お前のような見目好い少女と住まいを共に
 するのは男性として率直に喜ばしい」


やだ・・・気持ち悪い・・・。

それはそうと、随所で出てくるライター(奈良原氏)の教養が、なかなか興味深いですね。もちろんプロライター様たるもの、教養というよりも取材はきっちりした上での付け焼き刃的知識である可能性だって大いにありますが、それも含めて教養でしょうよ。むしろ教養の大半はそういうものでしょうよ。そうでなければそれはもはや教養ではなく専門知識でしょうよ。
このルート突入後だけでも、秀吉による信長葬儀、セヴァストポリ(これは知りませんでした)と五稜郭の対比、甲州武田流、小堀遠州作の茶杓など。

にしても童心殿、これは相当良いキャラだなぁ。素晴らしい。名物茶杓と見せかけた自作耳かきで湊斗さん達とプレイヤーの認識を翻弄した挙げ句、蓋を開ければ湊斗さん達の企みは全てお見通しっぽいという。格好良すぎる。

俺とても潜入工作などという繊細な任務に適した柄ではない。

いや、湊斗さんは滅茶苦茶適任だと思いますよ…。こんなに適任なエロゲ主人公見たことないレベルで。匂い立つ陰気なオーラが玉に瑕ですが。



2023/11/13
潜入2日目。
次期六波羅トップ、時王丸のサッカーボールが自分の近くまで転がってきた流れで、時王丸にリフティングを教える湊斗さん。
自分のような下級役人に対し少年らしい素直さで礼を言う時王丸に対し湊斗さん、

(この少年がこのまま成長するなら……)
 大和国の将来は、そう悲観したものでもないのかも
しれない。

相変わらずシナリオに没頭していた私、一瞬遅れて「善人認定された時王丸が湊斗さんに惨殺」という嫌な未来像を描き、いやこれは違うなと描きなおした未来像が、「六波羅は絶対悪である一条が時王丸を殺しにかかる」。
これだわ………

…と思っていたら時王丸のボール、今度は偶然通りかかった逆賊岡部の娘である桜子の前に転がっていく。「ボールが明後日の方向に飛んでいき重要人物同士の出会いとなる」展開は1回でもベタなのに、2連続は流石に露骨すぎです。
しかし一方で、ここに桜子まで噛ませるとなると、俄然展開が読めなくなった。どう料理するんだろう。楽しみ。

そして一条ですが。
この一条というのは、本作においてはまさに異例、至って正統派のエロゲヒロインらしいヒロインですが。いや本当に。こんなベタベタなエロゲヒロインいるかっていうくらいベタベタなエロゲヒロイン。勝ち気で、強くて、戦えて、美少女で、そのくせ男性免疫が全くなく、ちょっとのやりとりで主人公に惚れて。
ただその一方で、一条は、衛宮士郎っぽいのがまた面白い。
これ、私が一番好きな某ルートでの衛宮士郎の葛藤をそのままなぞりそうだなぁ。



2023/11/15
本作プレイ済のウイングさん(心と幻をこえて管理人さん)からweb拍手コメントをいただきましたのでせっかくなのでここで公開&返信。

最近の晴鍋さんの更新頻度に驚いているウイングです。「装甲悪鬼村正」のリアルプレイメモの方は11月の11日までは読みました。いやーかなり楽しまれているようで何よりです。大鳥大尉ルートという名の「復讐編」は個人的にこの作品の中でも2番目に好きなので最終的な評価が8点だったのは嬉しいですね。そして読み応え(聴き応え)の№1がHシーンで笑いました。少し真面目な話をすると「復讐」というテーマは最後の展開次第で評価が結構難しくなりがちなのでこの終わり方は晴鍋さんが書かれているように収まりがいい終わり方だと思います。当時私がプレイした時はエピローグが終わった時も「きれいに終わったな」と思った記憶がありますが、同時にもっとこちらの想像を超えるような終わり方も見てみたかったと思った気もします。まあ、独自性を重視しすぎて斜め下の方向に行ってしまうよりはこちらの方が良かったと思っていますけどね。さて、現在はおそらく一条ルートという名の「〇〇編」(一応ネタバレなので〇〇としときます)のプレイ中ですかね?私はこのルートで一番印象に残ったのは一条でも主人公の湊斗さんでもなくて童心殿なんですよね。彼のビジュアルも確かにその理由の一つですけどやはり好き嫌いはあっても、彼の言動がこのルートにおいて大きな影響を与えたからですね。その辺りを含めて晴鍋さんがどう書かれるか、楽しみに待ちたいと思います。同意できた by ウイング

いつもありがとうございます!2ヶ月ほど前にも村正関連でweb拍手コメントいただいておりながら返信できておらず失礼しております。そちらもいずれ…。
そうですね、大鳥大尉ルートは、あれだけ様々な葛藤要素を散りばめていながら、結局復讐VS復讐に純化しての終わりですので、潔さと同時に、幾ばくか物足りなさも覚えざるを得ませんね。このような作りをした以上避けられない宿命と理解しております。
せっかくですので大鳥大尉について語らせていただくと、この人もまたつくづく、エロゲヒロインとして破格の人でしたね。これエロゲヒロインと呼んでええんか?ってレベルの。根っからの殺人好き、糸目、高身長、ノブリスオブリージュ体現、普段は延々従者と漫才(ボケ役)、主人公に対しては一貫してモーションかけてのフラレ芸、集団でいれば雑に扱われる役・・・と、本人のキャラクターは言わずもがな、エロゲヒロインとはなかなか縁遠い位置にいます。これらは多分奈良原氏も敢えてそういう方向に振り切ったのだと思います。ヒロイン要素を最低限付加することでギリギリエロゲヒロインとして成立するラインを攻めたと言っても良い。具体的には、巨乳、お姉さんキャラ、シナリオを通しての主人公への懸想らしきもの、そして何より主人公の周りに他にヒロイン候補が一切いないという峻厳な状況(他のヒロイン候補は途中で主人公に惨殺される)。
もう、若い女は大尉しかおらんのですよ!!となるとエロゲですから、大尉をヒロインと見るしかなくなる。
いやぁ、攻めたなぁ…。ヒロイン要素、極限まで削ったなぁ…。
一条ルートで、割とヒロインとしてベタベタな一条を見ていると、改めてひしひしと大鳥大尉の特異性について感じさせられた次第です。

で、まだweb拍手コメントへのレスの途中なのですよ。一条ルート。へぇ、この後で「◯◯編」って出てくるのですね。
童心殿!
童心殿、良いですよねぇ。既に私すっかり気に入っていますが、いやぁこの後も楽しみだなぁ。


というわけで日記に戻ります。
時王丸(邦氏殿下)から桜子に花を渡す仲介人になる湊斗さん。
本心はどうあれ、好意的な返事を返す桜子。
明言こそされていませんが、時王丸に共感していく湊斗さんの様子は手に取るように伝わってきます。
嫌な予感しかしない。


この一部始終を、村正に語る湊斗さん。
翌日、能の舞台への参加が許される(命じられる)一同。小野小町と僧正遍昭の歌(新古集と言っていた気がするけど大和物語?)といい能といい、ライターというか湊斗さんというか、幅広いですねぇ。実に良い感じです。

能楽堂に入ってきた時王丸、桜子もまた招かれており、しかもその髪には自分が送ったストック(アラセイトウ)の花が一輪差してあることに歓喜。
その様子を、微笑ましく見る湊斗さん。なぜか湊斗さんから一切伝えられておらずその一連のやり取りも見ていない一条。
嫌な予感しかしない。

本当に本作は、嫌な予感しかしない。嫌な予感しかしないオブ・ザ・イヤーです。


童心殿が桜子の氷のような心を優しい言葉で溶かしてからの公開凌辱。
全く想像もしなかった方向から、最悪の展開になった。


いやすごいな…。童心殿、ド外道のドSじゃないっすか。さすがの私もドン引き。そしてここでド外道展開をぶっ込んでくる奈良原氏に改めて感服。(NTRものもいけるんですね)


で、その夜の潜入・襲撃。
案の定童心殿にバレてた。そしてこれまで手引してくれていた岩田女史が即死。私この人も好きだったんだけどな…。

続いて、湊斗さんは隠密衆達に追い回された挙げ句、るろ剣の宇水みたいな人と死闘する羽目に。いやいや、壁壊して逃げろよ…。
そして一条は、正義を貫くため童心殿と決闘。

いやぁこの正宗・・・・・・・・。
体育会系バーサーカーというか・・・
なんだろう、攻撃手段が原則、自傷を伴うんですよね・・・。しかもそれを当然のように御堂に求めてくる。
まさに一条しか乗れない劔冑。

・・・あれ、童心殿、一条に殺された。
このしぶとさでもう一幕あるとプンプン匂わせてからの、一条の逆転勝利。いやぁ奈良原氏、意表を突くことに関しては本当に・・・。
・・・となると、上でウイングさんが書いていた童心殿云々は、能楽堂のあれかー。
全部この日記に書いてたらキリないからほぼ全カットしましたが、もう少し触れておいた方が良かったかな?
まぁいい。あれの顛末はまだ終わってない。



2023/11/16
結局、同田貫戦では正宗の陰技が明らかにされなかったことから、正宗の陰技は、後々の見せ場のため敢えて未公開にしたのだと思います。私は最初、その見せ場とは対村正、つまり湊斗さん戦かと思いましたが、もう一回それをやるかなぁ…。なんか違う気もしてきた。既に、「正義VS正義にして悪鬼」はやりましたからね…。

で、あぁそうか、そういえば童心殿殺すのは、そもそもの潜入任務の目的を考えるとやり過ぎでしたね。
拙いことになったと嘆息する湊斗さん、宮殿下に報告に上がり、やはり事態はなかなか難しいことになっていると知ります。
オカマから連絡が絶たれたと。オカマは、我々が無視できない戦力を持っていること、そもそも同盟など結ぶ気などなくそれにかこつけた倒幕こそが目的であること、という2つの幻想に怯えているのではないかと。

で、今度は署長宅で療養する一条視点に。一条、正義を為し得た、正義を為し得る力を持ったことに歓喜中。
あー分かった。やっぱりこれは、一条という正義の罪と罰、そして機械と人間の物語ではないか。
となれば、やはり正宗VS村正リターンマッチも、可能性は高くないとはいえあり得る。

…とか思っていたら、早速「人を殺害した」という事実に激しく動揺する一条。このライターの展開の早さは異常。

帰宅した湊斗さんに飛びつくも、涙を流さぬ一条。

 涙を流して、人は再び現実に立ち向かう活力を得る。
 だが――殺人という行為に、立ち向かうべき現実は
存在しない。すべては過去にしかない。
 殺人とは、対象をそこで終わりにしてしまう行いで
あるからだ。
 すべてはそこで完結し、後日に修正を加える余地など
無い。
 ならば、殺人の辛さに耐えかねて流す涙は、己一人
を救うものでしかないのだ。
 己の罪に、己のみで意思を与える恩赦だ。
 ――卑怯。
 途轍もなく卑怯である。
 だから俺達は泣くことができない。

いや、痺れますね。冷静に読めば論理の粗も突けますが、少なからずの共感を得る論理と情熱がある。


あ、この流れで間髪入れず一条が湊斗さんに性交を求めるんだ………。



2023/11/20
前回、またHシーン冒頭でセーブしてプレイ終了した私。
今日はHシーン冒頭からです。


Hシーン、プレイ進める気にならねー!!


・・・村正を読み進めるには、やらざるを得ない。はぁ。大尉殿のHシーンがあのインパクトでしたし、大尉と全く別キャラである一条と湊斗さんのHシーンに興味がないこともない。

ということで重い腰を上げてプレイしてみました。
うーん、前回は「ここでH所望はないだろうよ…」と失笑していましたが、一条の心情を慮るに、ないこともないかもしれない。

殺人の罪悪感に耐えかねても、泣くことはできない一条。でも、耐え難い罪悪感は残るのです。そして、「湊斗さんのその強さが欲しい」という言い訳も立っているのです。
ここでの性交は、一つには逃避です。泣くことと同じく(実はここには若干の異義がありますが)、直視できない現実からの逃避。
でも、逃避のために快楽を貪ることができるほど、一条は無神経でもないのです。
ここでの性交のもう一つの意味は、罰かも知れません。殺人を犯した自分へ無意識が求める、罰。そのためには、湊斗さんからの優しいではなく、自身を奪うような、一方的で荒々しく暴力のようなHの方が都合が良いのです。
ただそれは、罰かも知れないのですが、あるいは、殺人の罪悪感に潰されそうな弱い自分を痛みつけるための一つの修練、苦行かも知れません。
そして当然、一エロゲヒロインとして、一条は湊斗さんに惹かれています。
そのように考えれば、一条からの湊斗さんへのH所望も、納得がいくなぁと。
眼前で繰り広げられるHシーンからの逃避として考えておりました。

・・・にしてもこのHシーン、大尉の時と一転して湊斗さん全く喋らんな・・・。
やはり奈良原氏、破天荒ヒロインである大尉とのHシーンは乗りに乗りながら、ド正統派ヒロインである一条とのHシーンは粛々と執筆されたのでしょうか。

結局、湊斗さんは「クフッ」と「煩い」の2言だけ喋って、Hシーンは終わりました。

で、案の定、一条は父親を殺めていましたか。しかもそこをまだ直視できていないと。
とりあえず精神の均衡を取り戻した一条ですが、「正義」は一介の少女が背負うには重すぎ、純真無垢な「正義」は、正義を愛する少女が執行するには汚すぎるでしょうね。

・・・とか浸っていたら、宮殿下のところに、まさかの桜子(とその弟)登場!展開が急スピードですごい。

桜子
「六波羅は滅ぼすべきです」


あっ・・・(嫌な予感)


・・・いや、奈良原氏、こちらの「あ、これはプレイ時間にして2時間とか4時間とか6時間後くらいに嫌な展開になるな」っていう嫌な予感を、1分とか5分後とかに展開し始めるから、すごいですね・・・。
正義に燃える一同が「六波羅討つべし」って気勢を上げ具体的なプランまで練り上げていく中、湊斗さんだけは激しく違和感を覚え、

何か……あったのではなかったか。
戦いを……戒める言葉が……


そういえばあったわー!!お義母上の言葉な!

我ら倒幕の旗幟を鮮明にするための、軍の名前はいかがすべきかという桜子弟に対し、名など要らないと言う一条。それに感銘を受ける弟。

「――ならば!
 我らはただ、”正宗の軍”と人に呼ばれる
 ことでありましょう……!」


うわっ(嫌な予感)

<<そうだ。それでいい、御堂。
 その輝ける正義のために人は集う>>


クッソワロタ
この純真無垢な正義ちゃんめ。



2023/11/21
オカマ暗殺のため、一条と二人で小弓公方府に潜入しようとするも、検問でそれ以上進めなくなり、作戦会議をしようと近くの喫茶店に入るも早々に武者達に取り囲まれる湊斗さん。

 その数――八騎。
 いや、一騎が鎧櫃を抱えている。
 ウェイトレスの分か? ならば九騎!

小弓十傑A
「我らは闇の掃除人」


クッソワロタ

分かります、小弓十傑の1人が前回日記で名乗りを上げるや否や一条に殺されたから9騎しかないんですよね。このギャグは良いわぁ…。
あと、正宗がドリルを「素晴らしい器械」と称していたのもワロタ たしかに、いかにもドリル好きそうですよね、正宗。

…にしても、一条の変身ポーズ・・・もとい正宗騎乗ポーズ、赤いマフラーはためかして、すごく既視感ある構えするの、これもギャグなのか・・・?
せっかくの
 世に鬼あれば鬼を断つ。
 世に悪あれば悪を断つ。
 ツルギの理ここに在り

っていう痺れる口上なんだから、もうちょっと格好いいポーズにしてあげてほしかったという個人的願望もあり。
湊斗さんの村正は口上といいポーズといい文句なしに格好いいだけに、ね。


茶茶丸の劔冑は虎徹だそうです。
で、茶茶丸は大尉ルートでも原爆もどきを落とそうとGHQと組んで画策していたり、とかく動きが不明。ライガーさんみたいな気持ちいいところもあるのだけど、望みは世界終焉ですって。ベタなラスボスみたいなこと言ってる。
いや、多分ですが銀星号も茶茶丸のところでしょうし、実質本作の(残るハーレムルートの!)ラスボスに近い存在じゃないかな。(ハーレムルートがあると!私は!断固信じる!!)
ところで茶茶丸の戦闘姿初めて見たけど、いやぁかわいいですねぇ。ヴィジュアルなら茶茶丸が本作で一番じゃね?(絵師さんの独走ではなく、徹底的にエロゲ的お約束を外してくる奈良原氏による差配と見た。)


続いて銀星号と対面する湊斗さんら。
ここで光から、本ルート的にも、シナリオ全体的にも、かなり重要そうな言葉が幾つも出てくるのですが、メモるの面倒なので省略。
ただ、

「光の一命とその誰かの一命。
 おまえにとって全く等価となる」
「二つ共に斬り捨てる覚悟が、
 ――――あるのだな? 景明」


素晴らしい!(梅沢富美男風に)

そうなんですよね。本ルート、湊斗さんは殺す罪悪感を、一条に肩代わりしてもらっているんですよね。湊斗さん自身は銀星号を殺せない。殺すのは、一条の役割。
そう、光を殺すのは、湊斗さんの、他の何を捨ててでも絶対に曲げられない至上命題。
だから、一条に光を殺害させるのも、湊斗さんの至上命題なのです。
他人に、殺し(あるいは正義の遂行)を強いているのですよね、本ルートの湊斗さんは。

そして間髪入れず、その通りのことを銀星号に告げる一条。
しばしの問答の後、湊斗さんの意図を確認し、みるみるうちに冷える銀星号の空気。なぜか動揺が止まらない湊斗さん。一人熱い 一条。
良い・・・

一喝で一条を戦闘不能にし、腰砕けの湊斗さんに対峙する銀星号。
説教タイムスタート。
良い・・・


いや、これ相当良いよ。死刑論にも通じるよ。私達は大抵、「社会正義」だの「義憤」だのという皮をかぶった感情だけに突き動かされて悪人の死刑を望み、それを「社会秩序の維持」などといった正義の執行だと信じてますが、その罪の所在は今の湊斗さんと変わらないのですよ。他者に、命を殺すことを強いているのですから。
ここ、本作の本質な気がしますね。

続いて光は、「善悪相殺は呪いではなく武の本質であり、村正はそれを白日に晒しただけ」と語ります。
ここもね。善悪相殺は呪いではなく武の本質か。
これは、お義母上の教え「決して殺してはいけない」に通じるものもあります。武を用いる以上、それは正義にはなり得ない、武は善悪を問わず殺し尽くすのが本質だと、そういうことではないかな。これはライターの主張かも知れませんが、どちらかというと村正の製造理念でしょう。正宗と対極的ですね。
そして光は告げます。

「おまえは殺人を罪だと考えながら、その罪
を、正義などという御託のもと、あの小娘に
押し付けたのだ!」


そう、これ。上で書いた通りですね。「おまえは殺人を罪だと考えながら」というところが良いですね。

そして、束の間の休息の中、気がつけば二年前の回想編に戻ってしまう湊斗さん。
この回想編リターンズで湊斗さんの答え探しをするのだろうということは予想ついたのですが、始まったなと思ったらもうお義母上が斬られるシーンまで進んで超速展開にワロタ 戻って5秒で佳境やんけ
しかも湊斗さんがとっさに縋るのが史実通りの村正ではなくこともあろうに正宗でさらにワロタ
いや、それほど笑うところでもないかも知れないんですけど、なんだろう、奈良原氏的には正宗というのは存在自体が半ばギャグというか皮肉も込めたユーモアなんじゃないかな。
とりあえず説得を試みたらお義母上敢えない最期で、続いて峰打ちにしてみても敢えない最期。このあたりの展開は奈良原氏の主張が色濃く出ちゃうのでうーんって感じですがまぁ仕方ない。
ところで、ゲームオーバー時に出る「武道脱落」って文句、今こうやって見るとなかなか意味深ですね。
そうか・・・。武道か・・・・・・。

いやね。湊斗さんは、別に武道を歩んではいないのですよ。
この人は、成り行き上吉野御流という武道を修めましたけど、多分、別に武人になる、つまり武の道を極めるつもりはないと思います。
一方で光は、「天下布武」を信条としており、あきらかに武を最優先に置いている。(父親のため母親云々は未だに納得できてませんが。)
で、光はこの際どうでもよくて、湊斗さんです。湊斗さんは、これまた成り行きで村正という劔冑を纏うまでになり、そしてそれが故に村正の呪いに縛られているわけです。
でも繰り返しになりますが、湊斗さんは武の道に生きている”つもり”はないのです。武の行使は、銀星号を止める手段でしかない。
彼は、いわば法治主義の、一市民なのです。彼の精神は、武ではなく、法に生きている。しかし一方で、彼は現実には、武に生きているのです。
これだな。
・・・いい気分で語ってしまいましたが、2デッドで止まっているので先に進めましょう。 結局統様を救うには武を行使するしか無いのでしょう。


続く


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