女神凌辱 ~パイズリ姫ベルダンディー

(執筆:2009/02/28)



メーカー

みるくぱい
(おっぱい特化廉価ソフトシリーズ出してた新ブランド。本作は新シリーズ「女神凌辱」の1作目。ちなみにシリーズ第3弾はまたもおっぱい。)



属性

発売時期:2009年1月30日
ジャンル:ADV
用途:実用
舞台:「天界」
顕著な属性:ニプルファック、フェラ
プレイのきっかけ:サンプルCGと声優さんに惹かれて(プレイ前の期待得点…6点)
プレイ進捗状況:コンプ



テキスト:3

あらすじ:天界に突如現れた、ロキ率いる魔界の兵士達。人質を取られ抵抗を禁じられたベルダンディは、ロキの言いなりに…。

↑マジでこれだけです。廉価ソフトですからね。全く無駄のない動きで迅速に「本題」に入ってくれます。

あと、序盤の、性的思考とは無縁なベルダンディの発想がなかなか新鮮ではありました。



ゲーム性:2

選択肢が計3回。どうやって犯されますか、的質問。
全正解でTRUE END、一つでも違えばNORMAL ENDってところでしょうか。
どれが正解か全くノーヒントなのは問題ですね。こういうのは、ユーザーに無駄な労力を強いているだけで、彼我共に得しない構成であるってことをメーカーは早く気付くべきでしょう。



実用性:6

購入の動機にも書きましたが、もうちょっとはっきり書きます。
サンプルCGに惹かれたってのは、サンプルCGでフェラシーンがやたら多かったから惹かれました。声優さんに惹かれたってのは、芹園みやさんの淫音技術になら満幅の信頼をおけるってのが正確です。
ええ、私はフェラスキー。

まず、パイズリにはあまり期待しないことです。とりあえず胸で何かを挟んでいる(挟まれている)シーンはそれなりにありますけどね。描写は少々乏しいです。
でもいいの。期待通り、フェラシーンが豊富だったから。
ええ、フェラシーンは多かったです。しょっちゅう口の中に色々突っ込まれてました。しかも、前々から当サイトで主張してきてますが、イラマチオと無理やりフェラは別物だっていう、その私の好物である無理やりフェラがほとんど。パイズリは、そのついでに胸にも挟んでおくか的な位置づけ。(これは個人的にはベストに近いシチュ)
 快楽落ちして普通にほおばってるシーンもそれなりにありましたけどね。

あと、「凌辱」の方に結構力入ってました。タイトルの割にバラエティ豊か。アナル、馬姦、衆人姦、触手姦、クリトリス肥大化でレズ、といったラインナップ。中でも多かったのが、ニプルファック。要は乳首の乳腺に突っ込むというやつですね。3シーン。これに限っては絵が勢いだけで描写の甘いテキストに追いついておらず(そんなもん入るかって大きさのが簡単に入る、中の描写も曖昧)、「こ、これは、なんとか、入ってるように見えるな…!」的CGで頑張っておられました。絵師さんの苦労がしのばれる。

最後に、テキストについて。
基本的に、最低限の描写しかしない、ちょっと物足りない感のあるテキストです。展開といいテキストといい、オーソドックスながら悪くはないのだから、もうちょっと尺を長くしてくれたらなぁと思いました。長いシーンはまぁ及第点くらいありますけど、短いのは本当に短く、「CG勿体無っ!」と思います。一つのCGで延々と間延びされるのも問題ですが、短すぎるのも…。特に、パイズリ系テキストには実に乏しいと感じました。

まとめると、数は多くないですが「凌辱系奉仕」すなわち「不本意ながらフェラ、パイズリ、あるいは両方」ってのが描けていたので、そういうの好きな私としては及第点でした。尺の短さを考慮しても。その他にも色々と凌辱のレパートリーはそろってますが、結構テンポ良く快楽落ちするのであまり期待しないことですね。パイズリ期待するならこのブランドのおっぱいシリーズでも買いましょう。



音楽:6

こ、こんなところに力入れなくても…。

笑ったのが、初めてゲーム起動したら問答無用でOPムービーで、しかもスキップできない。これ、ついさっきデモ視聴で見たから!
…が、強制垂れ流しだけあって、なかなかキャッチーな曲でした。歌い手もびっくり、青葉りんごさん(エロゲ声優。ナリカですよナリカ)。
音楽はどうも外注さんに頼んだようで、なんだか地味に存在感のあるBGMでした。同じ低価格でもlilithとかのBGMとは真逆の方向性ですな。ボーカル曲も、歌詞が歌詞でちょっとあれですが、キャッチーで良いんじゃないでしょうか。

ボーカル曲:1曲



キャラ:3

ベルダンディ:貞淑な、天界の …何者だ…?とりあえずなんか偉い立場の人。名前から適当にご想像下さい。
序盤は素敵にカマトトですが、低価格ソフトらしくスピーディに快楽落ちします。早いって。

その他何人かいますけど、もういいですね。特に語ることも無し。
それにしても、この系統の名前、いい加減見飽きてきたかも…。



声:女

女性のみフルボイス。
みやさん(ベルダンディ)、今回も良い仕事してます。期待通り。



時間:2

かなり短いです。



その他

システム:良く出来てました。ベースが吉里吉里ですが、実用ゲーとして私が欲しい「クリックしてもボイス途切れない」も選択可でしたし、テキストスピードも4択とかじゃないし、私が欲しい機能はきちんとありました。

演出:効果音は基本無しだと思って問題ないでしょう。シーンを彩るのはテキストとCG、そしてヒロインの台詞のみです。効果音はほぼ無し。
あと、演出というか、演出以前のレベルで×です。1シーンのみですが、CG差分のタイミング間違ってんじゃねぇよ!機械作業してるから一見合ってるように見えるんだよ! まぁ後は特に問題なく。

絵:ちょっと、絵と塗りを褒めておきたい。実に、実用ゲーとして適した絵でございました。良い仕事していると思います。文句なしです。塗りもGood。



お勧め度:5

声、絵と塗り、音楽、そして基本的な展開やシチュは良い感じです。
問題なのは尺の長さですね。長いものは及第点的長さがありますが、ちょっとばらつきが。

フェラ好きなら、買っても良い感じですね。逆に言うとそれ以外にはあまりお勧めできません。質は悪いですがニプルファックが多めなんで、ニプルファック命とかいうコアな人もコレクションのつもりでどうぞ。同じくふたなり好きの方の一部も、質は悪いですがクリトリスがありえないサイズに肥大化(たけのこみたいになってる)してたりするのでどうぞ。
くらい、でしょうか。

私が買った時もそうでしたが、既にキャンペーン(1980円で販売)終わってるのが痛いですね…。
あ、今(2009年2月末日)なら同シリーズで別作品がキャンペーン中。




気に入り度:6

属性がジャストミートだったので一応満足です。
オーソドックスな奇を衒わない展開の上でのシチュだったので安心して読めました。テキスト自体は微妙ですけど。
水準の低い要素も多いのだけど使えることは使えるという、なんともちぐはぐな印象の作品でした。


余談ですが、この作品、出来不出来のギャップがとても激しかったので、スタッフロールしっかり見てたのですよ。

まさかスタッフロールで爆笑するとは思わなかった。

狙っているとしたら凄い、バカにしてんのかっていうスタッフロール。このシュールさはちょっと他に類を見ませんね…。今思えば、意地でも音楽全部流したかったのでしょうが…。
実質、スタッフロールでありながらスタッフロールとしての存在を投げてる、いかにもこの作品のスタッフロールらしいスタッフロールでした。



(このシリーズについては、「女神凌辱 ?肛交僧侶スクルド?」についても触れています)




ギュッと! 「女神凌辱?パイズリ姫ベルダンディー?」
2625円。ちょっと高めですね。

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