妖獣戦記A.D.2048 ~真・説・序・章~(プレイ後用レビュー)

妖獣戦記A.D.2048 ~真・説・序・章~

(執筆:2006/08/20)




取り込まれた……。



現在の心境です。
えー、SLGパート、プレイ開始して3秒で地雷と思いましたが、ところがどっこい。
確かに、敵の移動速度の遅さにはほとほと辟易していたのですが、意外や意外、ハマるじゃないですか、これ。
(8/27補足:オプション画面によりアニメーションオフ機能がついていること、完全に見落としていました。お陰さまで私は9ステージ全てで全敵の移動・攻撃アニメーションを眺めるはめに。けどその分、味方の移動やアニメーションなども見ることによって、味方達への愛着も湧いたのかも知れません。ノーウェイトは少々味気なさすぎる気がします。)

難易度は、私としては結構高かったです。最高で1ステージを7回(阿呆)やり直ししました。ほぼ全員を生存した状態でステージクリアするのは極めて困難で、運の要素もあるのですが、それが戦略で何とかなったりするあたり、非常に面白いですね。マップをここまで有効に利用できている戦略SLGは初めてです。時には壁を作り、時には後退し、時には後退と見せかけて誘導したり…。特に後半のステージ、そういうのが色々できて楽しかったです。
難しい分、山を越えた辺りの爽快感はたまらないものがあります。敵の動きは本当にもっさりしていて勘弁して欲しい(8/27補足:自業自得でした)のですが、それを除けば、私としては言うこと無し。敵の動きも、よく見ていたら種族別に移動するようで、敵移動時間は、各種族がどのようなステータス持っているのか眺める良い時間として割り当て可能でした。(8/27:……。)

元々、こういう激シリアス系が好みですので、私のツボだったのでしょう。やたら短いシナリオも、いるのかいないのか分からない主人公も、仕方なく容認できました。
Hシーンのあまりの淡白さも、美麗な絵と塗りにより、仕方なく帳消し。
顔と声が全然合っていない被害者達(とヒロイン達の一部)も、戦闘中のヒロイン達の熱い台詞に免じて、仕方なく了承。
6800円もとるくせにやたら短いゲーム容量だけはいまだに納得いきませんが。
(せめて4800円で売れと声を大にして言いたい。)
もう一つ納得いかないのは、この美麗なCGをほんの数秒で消費していく、テキストの薄さ。リメイクでこれとは、D.Oほんとに大丈夫なのでしょうか。やる気あるのでしょうか。これほど「CGが勿体無い…」と嘆いたのは初めてです。

まぁこういうこと言うのも、愛あってのこと。プレイ前レビューからもこの駄文からも、私がハマったことは窺い知れると思います。腐っても鯛、往年でも名作というやつですか。

で、ここで1行目の「取り込まれた……」に繋がるのですが、この作品、妖獣戦記3部作の第1作目なのですよね……
第2作がこれを書いている1ヵ月後の2006年9月に発売予定。
「あかん、これは、買ってまう…」と思っていたところ、完結編の存在も発見。
(しかも完結編こそが「往年の名作」だそうです)
間違いなく、来年の3月頃にリニューアルして発売するでしょうね、D.O。


D.Oさん。
買います、買いますから、その…
値段、もうちょっと… 現代プレイヤー向きには、まかりならんですか…
実用面も、もうちょっと、現代プレイヤー向きには、ならんのですか…

システムですが、わがまま言うと、攻撃ヒットしたか否かの報告についてもON,OFF機能が欲しい。戦闘アニメーションも、敵味方分けて「味方のみON」などありにしてほしい。
そういう細かいところまでできれば、言うことないです。




ということで、プレイ後レビュー恒例、キャラ語り。

まず、ハルカ。
彼女は不運でした。第1ステージで熱血ぶりを披露しまくり。「外しました!」
もういい、分かった、お前の命中率が低いのは分かったから、その都度でかい声で報告せんでいい、と私のご機嫌を損なったまま、流れ弾に当たって撤退。
その後、二度と用いられることなく、レベル1のままゲームクリア。
ちゃんと使えばかなり強いようなので、今度はもっと活用しようと思います。(追記:再プレイ時にはなかなか頼もしいお姉さんに成長しました。)
年齢を感じさせる声がたまらない。しかも顔に合ってるのが複雑な心境。イメージで言うと、「ターミネーター」シリーズのサラ・コナーですね。。

次、MV-11。
何でMV-11なのか最後まで分からず仕舞いでしたね。(追記:キャラ攻略したら分かりました)
キャラの中で異色のロボキャラなのだから、せめてこの第1作目の作中くらい、「回避しました」などの発言も無しのまま、無言クールキャラで通せば良かったのに、と思いました。
完全ロボキャラかと思ったら中は美少女だったのは、可もなく不可もなくな展開でした。
次作以降はより広い移動範囲を望みます。
使用ポイントは、やはり壁…なのですが…
回避値が低すぎますね。敵の攻撃が当たる当たる。ヘタすると自分の命中率と敵の命中率並んでた時もあったんじゃないかな…。
ということで、壁にしてはもろ過ぎ、移動も遅くて撤退できずに蜂の巣にされたり、あまり中身が美少女とは思えないような愚鈍っぷりでした(偏見)。
ただ、当たるとダメージは結構大きいのですね。その辺好印象。
なんとも使いにくいキャラでしたが、まぁ良しということで。

霧原麗子
「けど私も限界。全て忘れさせてくれない…?」
ベタだけど昨今のエロゲーでは滅多に聴けないこの台詞。いいですね。
以上。

次、アユミ。
狙ったようなバカキャラは、本作ではむしろ異色の存在でしたね。発言も一人浮いてて、まぁこういうキャラは1人。2人よりも0人よりも、1人というのが適当な人数なのでしょう。なかなかムードメーカーとして活躍してくれました。
ただ、それ以上に、威力の低いハンドガンぶっ放しては「外しましたぁ!」(しかも、半笑いで言ってるように聞えるのは私だけですか…!?)。お前も、今度から当たった時だけ報告しろと何度思ったことか。
ただ彼女はハルカよりは幸運で、ほぼ全ステージ参加。回避値・移動値が高いのが良いですね。結構前線で頑張ってくれました。

次、マリエ。
万能キャラということですが…。え、どこが?
攻撃力も低め、命中率は悪くないですが、移動値は低めだし回避値も並。まぁ確かに目立った欠点はないのでしょうが、それ以上に目立った長所も無くて、正直あまり良い印象はありません。一応色々と使いはしたのですけどね。
敢えていうなら、射程範囲の広さは良かったです。これで近接敵にも攻撃できれば名実ともに「万能キャラ」、彼女のアイデンティティは確立できたと思うのですが。ミスですかね?
あ、「顔と声一致してないキャラ」筆頭候補です。

ミカコ
プレイ時は、その難易度から、「これは、全員を万遍なく使ってるとヤバそうだな」と思いました。誰か1人2人、エースを作成しつつ、誰か1人2人は切らないと、と。
当然その時点で切られるキャラはハルカに決定していたのですが、誰をエースにするか…
何となくグラフィックで選んだのがこのミカコでした。別に好みというわけでもないのですが、何となく。ちなみに、実際仲良くなってみると有力な「声と顔が一致していないキャラ」対抗馬になりました。なかなか無難によく使えました。というか使えなかったのかな?一応、全てのステージに参加させました。そう活躍した記憶もないですが、時には壁に、時には止め指しに、色々と使った記憶があります。おぼろげながら。多分チームの中堅として手堅く活躍していたのでしょう。そういえば命中率が高いのだっけ。
なんだか最も印象薄いキャラでしたね。

ミサ
妖獣を憎んでいるという設定ですが、ゲーム中は完全にそんなこと忘れて、一エースキャラとして活用。移動値と回避値が売りですね。射程範囲が短いのが玉に瑕。常に前線で頑張っておられました。

アルファ
頼れる姉貴!口紅が素敵です。クールキャラのはずですが、戦闘中の顔がいつも激昂してる顔なのは、ゲームの緊迫感をさらに増してよいですね。柔和に微笑まれてたら嫌でした。
攻撃力の低さもなんのその。憎き「外しました!」を聞くよりずっと良い。彼女の射撃の腕には、本当にお世話になりました。
とはいえ、戦闘参加回数はハルカに続き低いのですが。
どうしても戦闘に勝てないときのみ、アルファさんに出張ってもらったりしていました。

天城冴子
エース!エース!
接近キャラは彼女しかいないということで、ミカコと並んでエースキャラ指定だったのですが、途中から本当にえらいご活躍っぷりでした。
当たらない。敵の攻撃、全然当たらない。
最前線に一人放り出したりもしたもので、一度に10回近く攻撃されたりもするのですが、ひたすらかわす。鮮やかにかわす。命中率5%はダテじゃない。
そして、強ダメージの一撃を高確率で当てる。すごいキャラでした。
何が哀しいって、冴子がこんなに活躍するんじゃ、バイオソルジャー形無しってことですよね。生身の方が強いってどういうことなのでしょう。
ちなみに彼女、あまりに活躍しすぎて、水着Hシーンを2回も見れました。




最近のD.Oは「すめらぎの巫女達」で苦渋を飲まされたくらいの印象しかないのですが、古き良きD.Oはすごかったんだろうな、と。
本作はこれまでプレイした戦術級SLGで最も面白かったし(「うたわれるもの」除く)、私の中での調教系SLG一押しは今なお「虜2」(1でもいいけど)ですし。
過去人気作品のリニューアル作業を通して、プレイヤーが望む「面白さ」を見直していただければ、すばらしいことでしょうね。

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