うたわれるもの

(2005/09/05執筆)




いやぁ~面白かった面白かった。一気にやっちゃいましたね。


音楽について

ほとんどの曲を作ってるのが松岡純也さん。ボーカル曲を除けば、クライマックス近辺でよく流れる「子守唄」以外皆この方ですね。
この舞台にふさわしい曲が非常に多かったと思われます。その中でも、「月光花 -フミルィル-」は大のお気に入りで、この曲をバックに夜の会話が繰り広げられているのがたまらなく好きでしたね。
ただ、ボーカル曲については、評価もやや下がります。エンディングは「まぁいいねぇ」程度、それにオープニングというかエルルゥの子守唄の声が、イメージと大分食い違ってたのがその最大の原因でしょうか。
あと、他の曲と作曲者が違うためか、どこか浮いたような感じも受けました。それが残念でしたね。


ゲームについて

これは・・・私のやり方がまずかったのでしょうか。
味方の法術、かなり弱いような…。複数敵にダメージ与えられるから、こんなもんなんでしょうか。
やはりメインは連撃にありってことでしょうか。
まぁそれはおいといて。
個人的には、戦闘ごとにステージが用意されているのが好印象ですね。特に好印象だったのが、エンディング。エンディングの一コマ一コマ、よく見るとどれも凝ってますよね~。さすがです。使いまわしでごまかしてるソフトはコンシュマーでも多いですから。
あと、ゲームバランスですが、正直に言うと、もうちょっとだけSLGパートとADVパートを混ぜてほしかったかも…。SLGも連戦が続くとちょっとダレてきますし、ADVパートも、次のSLGパートまでちょっと長かった気も。まぁこれは個人的感想ですが。
それにしても、戦闘システムは個人キャラを動かしていく形式ですが、これ、戦記物には非常に適さないんですよね。戦争って部隊対部隊ですから。そのデメリットを極力目立たないようにしていた努力は評価に値すると思います。


シナリオについて

正直、最初の方はあまり評価は高くありませんでした。
確かに面白いのですが、どれもこれもどこかで見たようなキャラや展開,シチュエーションって気がして。
まぁこんなこと言い出すとキリが無いんですが、最初なんかもの○け姫とナ○シカの融合品みたいな感じじゃないですか。ハクオロは記憶飛びっぷりがカ○○ット改め孫○空みたいですし。
いや、盗作とか思いませんよ、これだけ色々な物語が出回ってる世の中ですから、どこか何か既成作と似通ったところが出てくるのは仕方のないことです。
そう思ってましたし、先の展開もそれなりに予想しながら読んでたんですが、中盤あたりから、ハクオロの過去について、予想もつかなくなってくるんですよね。もう、それが気になって仕方ない。Leaf、今回はどう持ってくるんだって。
こういうシナリオって、先の展開読まれた時点でライターの負けだと思います。そういう意味でも、お見事でした。ずっと「パラレル日本の古代が舞台」だと思ってましたから。ハクオロは、未来から来た学者か何かだろうなぁって。序盤でハクオロが元素の話していたあたりから。ところがどっこい、全然違ってた(笑

ただ、正直、その分お話も分かりにくくなってたのも否めません。一度最後まで行っても、よく分からない疑問もいくつか残ったままです。どうもスッキリしないんですよね。…と思いながらちょっと読み返すと、無理のある部分も結構ありますね。。
勿論、隠すところは最後まで隠すっていうのも一つの手法ではありますし、あくまでシナリオの厳密性よりエンターテイメント優先ってのも輪分かりますけどね。


あ、各キャラについて。
今回は、萌え~~みたいなお気に入りキャラっていないんですよね。その代わり、皆好きみたいな。けどやっぱりエルルゥ好きですね。
わがままキャラが妙に多い中、がんばってるのがいいですね。
男性キャラは皆好きです。ぶっちゃけ、好感度は女性キャラの平均より高いです(笑


まとめ
lastの方の得点は、だいたい以上のような理由からつけさせてもらってます。
どれも非常によく出来ていますが、破壊的な威力を持つ何かってのがなかったのだけが残念ですね。
敢えていうなら作品全体の魅力ですか。
そういう意味では10点つけてもいいですね。(笑


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