うみねこのなく頃に散(プレイ後用レビュー)

うみねこのなく頃に散




(最終執筆:2011/04/04)

*各章についてコメントを書いていますが、割とプレイ中にリアルタイムで書いたり、1章終わってすぐに書いたりと、何度にも分けて執筆しました。よって、一部はリアルタイムプレイ日記風にもなっています。



Episode 5.
…いや…。
本作、「推理は可能か不可能か」ってパッケージに書いてあるように、「ミステリーVSファンタジー」、あるいは、「ファンタジーVSアンチファンタジー」ではないの…?
なんで、「ノックスの八ヶ条」だっけ、ミステリーのルールが金科玉条振るわれてるの…?意味分からない。
「ミステリーか否か」のゲームだったはずなのに、いつのまにやら「ミステリーである」ことが大前提になってるのはやはり納得がいかないです。
…好意的に解釈するなら、ここで「実はミステリーでした」という種明かしが一つされたということなのでしょうが…
うみねこの面白いところって、前にも書きましたけど、普通のミステリーだの推理だのと違って、そもそもジャンルが不明確なところにあると思うのですよ。ひぐらしなんかまさにそう。で、うみねこはより推理もの寄りの作品に仕立てた感じ。「ファンタジーではないことを示してみろ!」という、ユーザーへの挑戦状だったわけです(…と解釈してます)。でも、それだけではあまりに情報が不足しすぎている。そこで生まれたのが、「赤き真実」。あれ、上手いなと思いましたよ。半ファンタジーならではの武器。トラップだとか実は自殺だとか被害者の替え玉だとか秘密の抜け穴だとか、そういう小細工を問答無用で斬り捨てるわけですから。必定、思考は限定されて、異色推理ものとして楽しめる。
うみねこのゲームとしての楽しさって、「行われた犯行が人に実行可能であるということを必死で探るゲーム」ですよね。まさに、「ファンタジーVSアンチファンタジー」。
それを、ここに来てノックスの…十何ヶ条でしたっけ…みたいなのが投入されるとか、意味分からんと。それが、残念だったかなぁ。
ただ、シナリオに必要なんだろうなというのは感じました。あれをうまく使って、はじめてうみねこの謎が解けるんだろうなとか。ちょっと好意的解釈すぎるか?読者に指摘されて慌てて後付で付けたようにも見えてしまいますけどね。

もう一個残念なのが、推理パートですね。いくらなんでもこれまでのアイデアの使い回しを使いすぎ。終盤の戦人のあがきとかひどかった。明らかに、ドラなんちゃらにボコボコにされるために発言しているとしか思えないひどいシーンでした。竜騎士サボんなと思った。
他にも、ちょっと間延びが多かったですね。読んでいたら、「あぁここからこのキャラが推理でボコボコにされるな」とか容易に読めて、しかもそのとおりの展開がダラダラと続くという。ちょっと第5話は推理パートに重きを置きすぎだと思う。しかも、推理するのが不愉快キャラで、狙ってやってるのまるわかりですがひたすらフラストレーションためさせられるし、そのいらいらも最後までほとんど解消させられないし、なんか、その辺の配分おかしい気がします。

一方で、良かった点。
まずは、なんといっても中盤の山場でしょう。ベアトを助けて戦人が「祖父様は窓から飛び降りた」説を出すシーン。あの辺りは格好良かった。少々暑苦しいテキストが鼻にはつきましたが、許容範囲。
あと、物語が本格的に魔女寄りになってきたことですね。魔女寄りというと語弊があるか、魔法の位置づけが敵から味方へと変わってきたところ。それと同時に「愛」という単語が増えてきて、そして戦人がベアト寄りになっていく。Episode4から「これはどうなる?」という感じでしたが、「赤き真実」がむしろ暴力的で情緒無視の凶器に変わってきたのが面白いですね。終盤の展開が読めそうなのですが、「うみねこ」は適度に頭も働かせつつシナリオを愉しむのものだと思っている私としては、今後のシナリオ展開が楽しみです。
…まぁ、終盤で、あれだけ主人公キャラフラグ立てまくった戦人が見るも無残に惨敗したのはいただけませんが…。
最終的に謎を全て解き、ベアトの後継として君臨したという展開は、個人的に結構なごちそう。こういうの好みです。Episode6への期待も否応無しに高まるのでした。



Episode 6.
EP.5のラストが、戦人が真実に到達してベアトを心の底から受け入れ、自らがベアトの後継者となりいけ好かないベルンとエリカに勝負を挑むという展開だったじゃないですか。 物語としても非常に大きなターニングポイントであるし、それを盛り上げる味付けもしっかりされていたと思うのです。というか、多分竜騎士がうみねこで特にやりたかったことの一つではないか。
散のパケ裏にもありますように、肖像画がまさかの戦人になっているのも小気味がいいし、EP4から次第に変わってきた「魔女」「魔法」の立ち位置もはっきりしたし、「赤き真実」も気がつけばアンチ魔女サイドの武器になった。
私としては、上述したように終盤までの間延びした論理合戦は退屈だったものの、終盤での急展開はかなり好印象なのです。なにより、片霧烈火さんのED(本編BGMのボーカルアレンジ)がかなりツボった。

そして、ついに覚醒モードに入った主人公戦人が満を持して用意した新章「Dawn of Golden Witch」。嫌が応にも期待は高まりますよ。


……そしたらなんか、冒頭から妙な悪魔ペアが出てきて、戦人がエリカに完全屈服状態。どう見てもEP6ラスト付近の状況です。

…もうね、気分もかなり萎えましたよ。見え見えすぎるわ。プレイヤーをして先の展開を全く読ませない曲芸的シナリオ展開(サーカスとか団長ではなく…って言っても最近は通じないのか)が竜騎士の真骨頂だったのに、見え見えすぎて泣ける…。なぜ冒頭にこんなもん入れたんだ竜騎士。
もうちょっと言うと、あくまでラスト付近の展開がエリカ勝利であり、EP6のラストはそれをひっくり返すか、あるいはひっくり返しかけでEP7になだれ込むかのどちらかだろうなというのも予想してました(正解は前者でしたね)。
蓋を開けてみたら予想通りすぎて、「こんなの竜騎士じゃない!」と私が投げ出したかというとそうでもないのですが。


前半のキャラ達のキラキラっぷりには、さすがにちょっとどうかなと思ったりしましたし、また上述したように展開に見当はついたものの、一体どういうシナリオになるのかと楽しみではあり、何だかんだ言って過去最速で終わらせました。
新ベアトが従順なのは別にいいですが、戦人がクッキー拒否ったりと相変わらダメダメなままで、「おま覚醒してもそのレベルかよ!」「君には失望したよ!」と罵倒してました。
プロットとしては、ついに「うみねこ」シリーズが異色ミステリーであり、ファンタジーではないと断言されたのが大きいですね。並び、魔法もまた「優しい嘘」と定義されました。
シナリオとしては、赤き真実を駆使し合ってのバトルが結構楽しかった。戦人が負けるまでは完全予想通りでしたが、自力で脱出せずベアトが覚醒して戦人を救出したのは予想外。戦人は本当にダメだな!!お前は竜とか魔王とか亀とかにさらわれて主人公を待つお姫様かよ!!

……ただ、戦人がかつて言ったという「自分がつきあうならナイスバディで破天荒な性格の金髪姉ちゃん!」発言、多分あれがベアト誕生の直接の理由だと思うのですが、あれどのシーンだったかな………。確かに昔見た気がする………。思い出せない……。

新ベアトが覚醒したのはいいけど、個人的には、愛憎も悲哀も多分に内包しながらも必死に虚勢を張っていたEP4のベアトが一番好みです。
「わたしはだぁれ?」で締め括られるあのシーンは名シーン。

最後にトリックの話。
EP3までクリア済みの頃だったと思います。
エロゲ友達四天王の一人、海自と飯に行ったのです。
そこで、EP4まで終わらせ、うみねこに関する情報もネットで色々と調べてる海自が、聞いてもいないのにネットで有力視されてるという説を披露してくれちまったのです。
「嘉音と紗音は同一人物」説を。

これ書いてる時点でまだEP6までしか終わらせてないですから、私はまだ答えを知りません。しかし、それを聞いた時に私はそれが正解だと確信し、柔らかに海自を罵倒しました。
ネタバレだけはいかん。



Episode 7.

ぱねぇ…


途中までは、竜騎士に失望しながら読み進めてました。
なんか、タルいんですよね。
竜騎士07は割と一人称(戦人や圭一視点)ライターって印象が強いかも知れませんが、三人称で物語書かせてもその求心力はちっとも衰えない。そう思っていたのです。
が、なんか舞台でクレルが語り手をやる形式の過去物語が始まって、しかも正直読んでてどうもタルいのですよ。
あー、こういうのもヘタになったんだなぁと、半ば諦めながら読んでいたのですが。

途中から、なんか引きこまれてきた。
具体的に言うと、紗音の恋愛から。
この辺から、普通に先を読む手が止まらない状態。
で、全ての告白を終え(ウィルが全ての謎を解いてるところは、言葉ぼかしすぎ。読者である私達自身に考えてほしいのでしょうが、まぁ、私は丁重にお断りします。ギブアップでも敗北でもいい。ただ、あれだな、毎回展開が変わるのは、黄金でたぶらかされた共犯者が毎回違うからってのは、なるほどーという感じでしたね)、さぁ一件落着かーというところ。
ここまでやって、Episode8はどうすんの、と、そう思っていたら。


大人達が、黄金を発見。
まず、起爆スイッチの演出が震えました。あの、ベアトは真実を言っているんだけど 絵羽が信じずスイッチを巡って取っ組み合いになるところ。
そして、案の定起こる、血みどろの争い。
この辺から、我ながら下世話だとは思うのですが、本気で面白い。
この時は、「ひょっとしてこれで新・第一の晩(6人死ぬ、6人しか死なない)かなー」と思っていたのですが、どうもそうでもないらしい。
ただ、絵羽が死んでなかったという事実には少なからず落胆しました。ようやく一本の線で繋がってしまった。これ、縁寿(成長版)の過去なのですね。ラストは絵羽だけ助かって終わりだと見た。→完璧にそのとおりでした。竜騎士しっかりしろよ!!

けどベルンカステルが妙にいい奴やってて超不気味だったんですが、案の定というか、きっちりいつもの悪役面に戻ったのには和んだ。ベルンはこうでないとね。あとウィルが戻ってきたのは予想外でした。(戦人の出番マダー?)
…正直、ウィルみたいなポッと出の主人公系キャラがしゃしゃり出て、我らが無能、戦人が完全に蚊帳の外なのは正直性に合わないのですよ。(そう言えば他作品でも全く同じこと言った気がする!!!)
けど、ウィルがベルンの見せた過去を「ミステリーではなくファンタジー」だと言い切り、ミステリーであるための審問官十八番の赤き真実を使ったシーンはしびれましたね。ここにきてまさかの、審問官の立場逆転。何でこんな審問官なんか登場させたのかと結構疑問でしたが、この使い方はかっこいいわ。…と思ったら即ボロボロにやられてて泣けた。


そしてラスト。
赤き真実で「ハッピーエンドでは終わらせない」と言われましたが、竜ちゃんそれは今更ですよ。ハッピーエンド"では"終わらないだけで、バッドだとも言ってませんからね。批評空間の一言感想を見るに、最後は読者に投げ出して終わったのかな?
ともあれ、ラストEpisode 8。多分期待は裏切られるのでしょうが、楽しみです。
このEpisode 7、私の中では後半がEpisode4並に面白かったです。


Episode 8.

ロリ縁寿が、"あの"絵羽伯母さんと仲良く大人たちのクイズを解いていくシーンあるじゃないですか。
改めて確信しましたよ。keyの次代を担うライターとして、竜騎士07ほど適任な人物はいないと。
この、どことなく漂う麻枝調を、皆さんは感じませんでしたか?CLANNAD、智代アフター、リトバス辺りで見せた麻枝テキストの真髄にして真骨頂ではないですか。


そして。

モンティ・ホールの問題は私も完全に騙されました。(実のところ今も完全にしっくりとは来てない)
ただ、その後の、譲二と朱志香の、「新たな情報によって、今持っているものが変わってしまう」→「新たな情報に惑わされず、今持っているものが大事ならばそれを守って」という主張は、知識(真実)を得ることへの冒涜とも聞こえつつも、胸を打つものがありました。これこそが、「うみねこ」の最大のメッセージのように思えたからです。
そしてその後の、(本来なら亡くなっている人達が)縁寿を見守りながら、自分達とのこの(仮の,虚偽の)思い出を忘れないでいてほしいと願い、また縁寿の幸せを皆で願うシーンには、思わず目頭が熱くなりました。
今日の朝刊で、関東東北大震災での死者・行方不明者は合わせて29000人でした。(震災から毎日、これらの数はコンスタントに増え続けていました)
それだけの人達が亡くなったこと。そして、無数の人達が大事な人達を失ったであろうこと。これらの人達に想いを馳せると、気の毒で仕方がありません。
しかし、近しい人を亡くして悲しみに暮れる人達にも、本作で描かれる魔法が受け容れられることを願わずにはいられません。死者は黙して語りませんが、死者を悼み、また死者の笑顔を思い出すことは、生き延びた方々しかできないのですから。
うまく表現できないのですが、私の目頭が熱くなったのは、そういうことを思ったからです。


次の、ベルンからの一騎打ちは、正直、真面目に1時間以上の時間を費やしたのですが、結局敗北でした。敗因はト書きの真実に気づけなかった。

その後の展開は…
いやね、最初からずっと、ずっと、いやもっと正確に言うと私が一番好きなEpisode 4のラストからずっと、縁寿が鯖男だか船長だかの小屋で見つけた奇跡のグッズが気になって仕方ないのですよ。これ絶対キーポイントで登場するだろうとずっと期待してたけどちっとも出てこないから、もうEpisode 8のラストで出てくるとしか思えない。ついでに、それから推理してEpisode 8は恐らくハッピーエンドで終わるというか、ともあれ縁寿が家族の想いを抱いて一人で生きていくに違いないと信じながらプレイしているわけです。そしたら当の縁寿に「そんな展開をお兄ちゃんは期待してるんだろうけど、そんな都合いい展開があるかよ」みたいなこと言われて笑った。
で、その後の展開、正直間延びしてますよね。たるいわ。何回世界やら時代やら視点やら変えたら気が済むのか。しかも、一番肝心な、縁寿の改心("心変わり"でもいい)描写が意味不明。何でそれくらいのことで改心するのか。なめてんのか。

その後の、山羊さんに追い詰められながらも奮闘するシーンとかも、見ててこちらが恥ずかしくなる。有象無象に追いつめられつつもオールスター勢ぞろいで団結してバッサバッサと薙ぎ払いながら戦うシーンとか、もうこういうのいいから。竜騎士だけでなくて那須きのこだってやってる、ベタで厨二な展開だと思います(好きな人にはすみませんが)。
…と思いながら読んでいたのですが、その後の訳わかんない密室勝負とかはちょっと面白かった。訳わかんないのは確かですがまだ頭脳戦な感じがあっていいです。
そしてその後、戦人やラムダ達を見送ったオールスターが時間稼ぎのために偽りの議論をしてベアトが演技でエリカをだまくらかすシーンとか、好きですね。この辺のノリも、麻枝臭がします。もちろん良い意味で。

…けどその後でBGMがボーカル曲になる演出の理由が分からん。どうにもなぁ…

…と思っていたのですが、オールスター最後の戦いシーンは爆笑の連続でした。
「……紗音は幻想ぉおおぉお! 譲治は根暗な引き篭もりぃ! 二人の恋仲自体も幻想で存在しないぃいいい!!」
とか台詞だけで爆笑でしたし、真里亞が楼座の銃に弾詰めて渡すシーンとかにも思わず噴きましたね。(ネタになってしまったEpisode2のラストシーン的な意味で)


あー、で。
最後に縁寿が(なぜか)黄金を使い出して、「赤き真実で否定されようが私は信じる!!」とか言って頑張る姿は、恐らく私を始めとする無数のプレイヤーをして「やっぱりな」と思わせたことでしょう。(*竜騎士擁護:赤字は縁寿の主観に否定されましたがそれは客観的な否定を必ずしも意味しません)
が、そこに至るまで、そしてそこに至ってからの展開は、腐っても竜騎士、易々と予想させるものではありませんでした。

3日目、絵羽を除けば恐らく唯一助かったニンゲンであろう戦人は、ベアトと共にモーターボートで島を出ます。そこからの展開、良かったなぁ。キスの余韻にインゴットを抱いて身投げするベアトもいいし、それを追い海の底へとベアトを追って潜水する戦人もいい。そして最後、戦人だけ海面に戻るように思いきや、恐らく戦人の魂でしょう("ニンゲン"でない存在と言ってもいい)、それがベアトを捕まえ、二人海底へと沈んでいくシーン、なんだか知らないけどすごい既視感なのですが非常に良かったです。



そして最後の????。
やられた… クソー、あそこのつぎはぎのような回想シーン、まさか第一人称「私」の十八が、縁寿ではなく戦人だったとは…



ん?いや、となると、やっぱり縁寿が改心("心変わり(ry)した理由はよく分からん…
まぁいいか…

しかし、戦人が記憶喪失になって12年間姿を現さなかったという展開は想像通りでしたし、「自分の記憶が自分のもののように思われない障害」はこれまた某きのこ作品を始めとして割と使い古されたネタではありますし、ラストシーンもこれまた既視感があるのですが(某名作を思い出したし、演出とか100%Key作品だし)、ああそれらを踏まえてもラストシーン良かったよ…。目頭熱くなった。
海底にて戦人とベアトは結ばれたかと思っていましたが、あれは、ベアトに戦人が殉じるまでの束の間の夢だったのですね。まさにベルンによって赤で宣告されたように、あの三日間で、"戦人"(肉体ではない)を始めとする六軒島の人々は皆、死んだのです。
そして、数十年を経て、縁寿が用意した福音の家にて、転生を果たした皆が再会を果たした、と。
本編では赤で宣告されたようにハッピーエンドではなく、????できっちりハッピーエンド。うん、これでいいですよ。


いやー、面白かった。
うみねこ、正直、ハラハラしっぱなしでした。「果たしてまともに楽しめる作品なのか?」と。今でもその問いに対しては自信を持ってYESと答えることはできません。非常にむらのある、ちっとも順風満帆でない作品でした。が、それでも、「良かった」んじゃないでしょうか。結局Episode 4の謎は放置された気がするし、私はいまだに六軒島での数々の密室トリックが解けてないです。
もうちょっと言うと、メッセージ性も、前作「ひぐらし」と比べて非常に明快かつ理解しやすいものですね。欲望のままただ「知ろうとする」ことの虚しさと、「信じる」(それは嘘であり、魔法である)ことの優しさ。知ろうとすることは山羊でもできるが、信じることは愛が無ければできない。

プレイ中もずっと思っていたのですけど、竜騎士07って、うみねこEpisode1を出す前から、ずっと全国のプレイヤー達に挑戦を投げかけているわけですよ。これって、本当に半端ない無謀さだと思うのです。無謀ですよ、本当に。だって、何万人ものうち、誰か一人でもトリックを見破ってしまえば、それでお終いなわけですから(正確には、その一人が解答をネットに上げた時点で)。昔とは違う。インターネットは、またたく間に情報を共有させる。推理をするための情報もアイデアも、全てネットに揃っている。熱心なプレイヤー達は、一人で挑むわけではないのです。彼らの全てを欺きながら、真実を隠し通さなければならない。その重圧たるや、相当のものだったと思うのです。実際、途中でその隠蔽は失敗に終わったようですし。それでも続きを書かなくてはいけない苦悩。途中放棄も自由ですが、彼もライターとしての誇りにかけて「プレイヤーを楽しませる」ものを仕上げようとしたでしょう。読んでいてもその悪戦苦闘ぷり、筆の乱れは見てとれますし、それに失望したりもしました。本当に、「ひぐらし」の頃の竜騎士07(そして演出班の人。弟さん?)は本気ですごかったと今でも思うのですから。
そういう意味で、なかなか楽しい大作(本当に大作ですよ)で楽しませてくれた竜ちゃんには、やはり感謝と、ねぎらいの言葉を伝えたいですね。お疲れ様と。

最後に、相変わらず…というか普段以上に言いたい放題言ってきましたが、辛抱強くここまで耐えて読んで下さった方、おつきあいどうもありがとうございました。



…しかし……

Episode1とか2とかプレイしていた頃は(いや、たとえ3でも)、まさかベアトみたいなのが魅力的に見えるようになるとは、思ってもみなかったなぁ…。





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