巣作りドラゴン

メーカー
ソフトハウスキャラ
(嵌ると危険な(主に経過時間が)シュミレーションゲームを作ってるとこです。 犬之幼はこのメーカーを割と信頼してます。)



属性
ジャンル:巣作りSLG
用途:ゲームで遊びたい人用
舞台:中世ヨーロッパ風
顕著な属性:「周回します。」



テキスト:8
あらすじ:竜族の男は竜族の女を妻に迎える為に大きくて豪華な巣を作らなければならない。竜族の男ブラッド(主人公)は許婚と結婚する為、巣作りを本格的に始め(ざるを得なかっ)た…

別に感動したり、えっちだったりはしないんですが、会話や説明のテンポが凄く良いです。ちょっと高いですが8点つけます。
このゲームオリジナルの設定—特に竜族について—が結構あるんですが、そのの説明が本当に要領良く、途中でだれません。
更にキャラクター同士の掛け合いが良い感じで雑談パートが楽しいです。



ゲーム性:9
このゲーム説明書が厚いことからも解るように、ちょっと一口で説明し辛いんです。主にやることは「お金を貯め」「巣を豪華にし」「捕虜相手にH練習をする」といった三点です(勿論ヒロインとお話して仲良くなるということも重要なんですが、取り敢えずはこの ゲームオリジナルな部分を)。お金を貯めるには、街を襲い、侵入者から身包みを剥がします。そのお金で巣を豪華にしたり、侵入者を撃退するためにモンスターを雇ったりします。そして最後のH練習なんですが、「竜族の男は結婚相手に恥をかかせないために事前 に人間を相手に夜の生活の練習をしておかなければならない」ということで捕虜を相手にH練習をします。
実際にやってみないと感覚は掴めないかとは思いますが、これらを繰り返していくことで主人公が結婚するにふさわしい男になっていくという感じのゲームです。
難易度はそれ程難しくはないですが、結構このゲーム中毒症状が高いです。 お金が貯まると巣を色々豪華にできますし、レベルが上がってきたモンスターなんかは「育てた」感覚で愛着が湧いてきます。
シュミレーションっぽいのがお好きな方にはお勧めです(ハードゲーマーの人から見たらイマイチかもしれませんが)。



実用性:5
別に悪くはないんですが、こっちには特化してないんで、こんな感じです。尺も短いですし。 まぁ、えっちなおまけだと思って楽しみましょう。



音楽:8
楽しくゲームができる良い曲が多いですね。心に残るというよりも頭に残る感じでしょうか。畑亜貴さんという方が作曲しておられるようで、この方、色んなところで曲を作ってるみたいですね。アニメの方でもお仕事をしておられるようで、評判は悪くないみたいで す。

ボーカル曲:有
『青空ボレロ』
なんかね、この曲とっても心に残るんですよ。とても優しい曲で、オープニングで竜が火を吹いてるシーンがあるんですが、この曲のおかげでめちゃ和みます。歌は畑亜貴さん自身が作って歌っておられるようです。



キャラ:9
 主人公:ブラッド(名前変更不可) 普段は妙に紳士的ですがH時は優しさ4割減ぐらい。リュミス(後述)に頭が上がらない。
          結構好印象です。
ヒロイン:ユメ   獣人の娘。生贄として竜の巣を訪れる。ほんわか系。
          こういう如何にも天然系ってキャラ(しかも獣耳)、
          駄目な方も多いと思いますが、変な灰汁がないので
          素直な心で臨めば、結構可愛いです。
     フェイ  没落騎士の娘。騎士の位を得るため、竜を退治することを
          考えるが…。シャキシャキ系(?)。
          良いキャラなんですが、欲を言えば彼女がどうして仲間(?)に
          なったのかという心情をもう少し説明して欲しかった所です…
     ルクル  王女様。竜の軍事的、政治的利用を考える。
         (こういうタイプのキャラには思い入れがあるんで、
          あんまり多様はしたくはないんですが)所謂「ツンデレ」
          なのかな。ただ真打は意外な所に控えているので…。
     リュミスベルン 竜族最凶の許婚。通称リュミス。
             あんまり沢山は出てこないんですが、許婚なんで本作メインヒロイン(多分)。
             ブラッドを「死なすからね」と脅して去っていきます。

     クー  :主人公の巣作りを手伝う為、ギュンギュスカー紹介から派遣されてきた。
          捕虜の身代金査定からモンスター販売までこなす。
          メイド隊からは「連隊長」と呼ばれる。
     メイド隊:クーとともに派遣されてきたメイド達。何故か皆良く似た
          姿をしている(そういう種族だから、だそうです)。
          一人、春日アンが紛れているのが犬之幼の中で非常にポイント高いです。
リュベルマイト  :リュミスベルンの弟。通称マイト。シスコン。
          所謂「カッコ良い」声かつフェイスなんですが、
          涼やかな気持ちの良いキャラに仕上がっております。
ドゥエルナ    :竜殺しの魔法使い。
          当初、敵ユニットとして攻め込んできて、手塩にかけて育てた
          モンスター達をザクザクと殺傷していくのでかなり印象悪かったです…
ロベルト・カーロン:ルクル王女の親衛隊
ジョルジュ・ブラストマイア:同上



声:男女
男性の声も含めて上手いです。声には力を抜きません、この会社。名前もないような男性キャラにも声が入っている徹底ぶり。
私的なことですが、春野さつき、春日アンの声のおかげでゲームがぐっと楽しくなりました。
あ、あとおまけ(後述)でのリュミスの声もかなり良かったですね。



時間:9
かなり集中的にやって三日ぐらいかかるでしょうか。 しかしこのゲーム、やることが段々と増えていくのでかなり作業感なくプレイができます。
(参考までに、犬之幼が「そろそろ差分回収するか」と思った時点でのCG回収率は96%程でした)



雑記
システムは標準装備をしっかり押さえています。音も色々いじれます。ただ、不満点を挙げるならば、(フルスクリーン時の)戦闘シーンの途中でもタイトルに戻ったり終了したりする機能が欲しかったです。だって、戦闘シーンの最中に来客があったりした時とか 困るじゃないですか!(←切実)
あ、あとオートリードも欲しかったかしら…
クリア後はモードが変わって出来ることが増えたり、おまけ劇場を見ることができたりと、色々と飽きさせない工夫が見られます。
まぁ、もともと周回プレイを想定しているゲームなんで、逆にこれぐらいしてもらわなければすぐに飽きてしまうかもしれませんが…



お勧め度:9
何だかべた褒め過ぎて、そろそろ反感を買っていないか心配なんですが、「自分がかなり楽しくプレイできた」ということから勇気を持ってお勧めします。9点です。おまけも楽しかったですしねぇ。「給料分!給料分!給料分!」(←謎)




気に入り度:9
犬之幼がレビュー書いてる作品は気に入ってるものが多いので、平均的に点数が高くて参考になりにくく申し訳ないんですが、細かくつけるとしたら9.4点ぐらいで、今までやったゲームの中で最上ランクに位置しているものの一つです。「とてもお気に入り」という感 じでしょうか。




管理人より一言
例によって、プレイ前レビューなのに内輪ネタ(ゲームやった人にしかわからないネタ)を散りばめていること、深くお詫び申し上げます。





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 いただいたコメントには後日日記にてありがたくレスさせていただいております。


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