ぱすてるチャイムContinue(プレイ前用)

ぱすてるチャイムContinue

(執筆:2007/02/16-2007/04/07, 2007/06/11微修正)



メーカー
アリスソフト
(老舗にして大御所ブランド。しっかりとした経営理念を持ち、ハマる作品をコンスタントに発表)



属性
発売時期:2005年6月
ジャンル:育成RPG+ADV
用途:ゲーム・2D恋人作り・現実逃避
舞台:ファンタジー世界(文明は現代に近い感じ)。前作と同じ。
顕著な属性:特に無し
プレイのきっかけ:個人的お気に入り「夜が来る!」のシステム後継作のようなので興味を持ったものの、萌えゲーと分かり興味減退。しかし店頭でおにぎりくんのパケ絵にフラフラと…
(プレイ前の期待得点…7点)



テキスト:5
あらすじ:
主人公は、名門冒険者養成学校から、かつて住んでいた街の養成学校に転校。その学校で出会ったクラスメート達と卒業までの1年間に繰り広げられるドラマ。

骨となるシナリオは、1年間のウキウキワクワクな冒険者の卵生活という感じ。春夏秋冬を通して起こるイベントもほぼ固定。ただし攻略可能キャラが4名いて、特に終盤はそれぞれ独立したシナリオとなります。
物語は、その学生生活(主に、週末にある模擬ダンジョン探索)を誰と共に行動するかという選択で決まります。共に過ごす時間が長いほど好感度が上昇し、その好感度に伴い個々のイベント・ルートが展開される感じ。

で、まずは骨となるシナリオについて。ファンタジックな学生生活ということですが、結構定番なイベントがてんこ盛りで、まずまず楽しめます。前半は女の子と仲良くなっていく過程が楽しめ、後半はその女の子といちゃいちゃ、終盤には展開もRPG的に盛り上がります。
個々のイベントもその延長なのですが。
良く言えば超王道、悪く言えば陳腐。
私にはその多くが後者に感じられました。「どこかで見たよな、こういう小劇。」という感想を抱くこと数多。こういう「定番」をきっちり楽しめる人には良いと思います。



ゲーム性:7
剣士系・盗賊系・魔導師系・神術師系の4つ、いずれかの職のレベルを上げていく感じです。自由度は非常に高く、初期パラメーターから覚えるスキルも自由。一つの職だけでなく他の職と平行してレベルを上げることも可能で(基本的に一点集中型の方が強いのですが)、プレイヤーの思うがままのキャラを作ることができます。
なお、プレイヤーが操作できるのは主人公のみです。仲間は仲間で自動的にレベル等が上がっていきます。
プレイ期間は1年間で、1週間単位で時間が進んでいきます。月曜から金曜が授業(その週の授業内容は8つの中からプレイヤーが選べます)、土曜が本命の模擬ダンジョン探索・日曜はイベントや補習等です。
「シナリオ」項で述べたとおり、模擬ダンジョン探索を誰とおこなうかが、ゲーム進行の鍵です。
ダンジョン探索は、RPGのダンジョンを想像していただければよいかと。モンスターやトラップ・鍵のかかった扉などに対処しつつ、ダンジョン各所に落ちている宝箱を拾いつつ、下層に進んでいくタイプ。

面白いです。1巡目は結構ハマるんじゃないでしょうか。楽しもうと思えば、色々な楽しみがあります。ダンジョン攻略が楽しいというより、主人公を自分なりに強力にしていくのが楽しいという感じ。自由度の高さが良く生きています。
ただ、攻略対象キャラが4人いますが4巡するのはかなり面倒で、2巡目くらいからは単純作業の繰り返しになりがちです。キャラ育成は楽しいのですが、ダンジョン攻略が面倒になるのですね。



実用性:5
物語の後半には、念願のヒロインとの本番もあり。最初は初々しいものですが、回数を重ねるごとに色々と二人で挑戦していきます。といっても、あくまで愛のあるH。内容自体は至ってノーマルです。たまに青姦があったりする程度。
で、気になったのが、Hシーンがカットイン方式で表示されること。基本CGの上に、シーンCGがカットインで入り、変化を表現する感じです。動きのない部分以外は新たにCG作ってもリソースの無駄という発想なのでしょうか。カットインすることによって局部がアップされる表現は悪くないと思いますが、個人的には少々迫力不足に感じてしまいます。他に個人的マイナスポイントといえば、フェラ中により深く咥えるCGが追加されますが、その時に目が髪で隠れていたりするのですね。どうも少々残念な気分になります。
淫音とか結構気合入ってる気しますけどね。

まぁこれはあくまで私の個人的な問題で、一般的に見て結構イケちゃうクチだと思います。絵描きさんはおにぎりくんで、私もパケ絵でクラクラ来て購入しちまいましたし、絵や内容自体はかなり「清純な色気」濃厚です。特に、「萌えゲーの和姦Hこそおかずに最適!」みたいな方には、ご満悦の内容だと思います。そういう人には7,8点くらいかも。

私には駄目だった最大の理由を、最後の「お気に入り度」で触れておきます。



音楽:7
全34曲(ただしアレンジ違いも結構有)。ジャンルがジャンルだけに、Shadeさんの音楽も、良くも悪くも作品のイメージの枠内に収まっている感じ。「燃える曲」「ハマる曲」みたいなのはほとんど無いですね。いや、あるにはあるのですが総プレイ時間の中での割合が極僅か…。正直がっかり。

ボーカル曲が2曲ありますが、作品に合った曲ですね。どちらも明るく元気な感じです。最初聴いた時は萌え系かよと一蹴していたのですが、ゲームやめてからもなぜか聴きたくなって、気がつけば何度も何度もリピート再生している現在です。
ゴリゴリしたロック調アリス曲を期待するのではなく、萌えゲー系の曲を期待するのが良いでしょう。



キャラ:6
 主人公:名前変更不可,無難な熱血系という感じ。当然池面。
 幼馴染:明るい優等生タイプ。アイドル冒険者志望。魔導師系。
 先輩:諸事情あって同じクラスに。物柔らかなお嬢様タイプ。戦士系。
 クラスメート:何故か最初から主人公大好き。元気なボクっ娘。エルフ耳。神術師系。
 ??:炉利体形ですが、カテゴリーはむしろマイペース不思議系。
    幸運グッズコレクター。一番アリスソフトらしいキャラ。盗賊系。

以上がヒロインですが、さらにクラスメート達が個性豊かで、むしろこちらの方が評価高いよう。
駄目な忍者・ショタっ子・無口で優しい巨漢・プライド高ボンボン・高ビーお嬢・売れっ子同人漫画家少女・特ダネ大好き新聞記者少女・ぽっちゃりおっとり少女・眼鏡でキリッとクラス委員長。
ダンジョン探索は3人ですが、必ず一人はヒロイン以外のクラスメートを選択しないといけないので、誰かとは必然的に仲良くなります。クラスメートとのエピソードも多彩です。
キャラの特性が最大限生かされたイベント目白押し。けれどだからこそ、良くも悪くも「王道」なイベントでしかないのだという気もします。基本的に、キャラクター性におんぶにだっこなのですね。
キャラとしては各キャラ綺麗に立っていると思いますが、全体的に萌え要素には乏しいと思います。



声:男女
全員、何の違和感もなく聴くことができました。良かったです。拍手。
ただ、心奪われるほど良かったキャラ声・台詞というのも特に無く。



時間:7
かなり長時間遊べる・遊んでしまうと思います。まぁ、お金払ってるなら、時間がそこそこあれば一人クリアして投げ出すというようなことはしないんじゃないかな。平均2人くらいは攻略すると思います。まぁ、コンプ目指す猛者は極少数だと思いますけど。というか恐ろしい話だと思います。



雑記
システム面で不満は特に無く。ゲームパッドも使用可能ですし、マウス操作でも問題無しです。本作ではあまり使用しないと思いますが、再起動ボタン(「タイトルに戻る」ボタン)があるのはありがたいです。昔のアリスソフトは…。。。
また、特にイベントが無い時のキャラとの会話も、季節にあったものになっているなど、隙の無い作りなのはさすが。

演出面としましては、OPがアニメーションムービーになっていることでしょうか。まぁ善戦したとは思います。



お勧め度:7
育成系RPGとしてはこの業界内でもトップクラスの出来だと思います。キャラクター達との和気藹々としたファンタジー学生生活、というのに興味惹かれたら、ぜひご購入を。決して損はしないと思います。
けれどそれ以外の何かを期待した場合、軽い落胆を味わう可能性が高いかと。良く出来てはいますし隙も無いですが、「突き抜けた魅力」というものにも非常に乏しい、そんなイメージです。




気に入り度:6
ゲーム面は結構遊べました。「夜が来る!」の上位ゲーム、という印象です。育成面の自由度いじらせれば、アリスソフトはやはり凄いですね。まずはここを評価しておこうかと。
クリア特典などといった繰り返しプレイへの配慮は無いですが、主人公は大きく分けて4パターンに育成可能ですので、毎回戦闘スタイルや装備・付加技能は変化するので、繰り返しプレイもOKだと思います。

ただ、それ以外。はっきり言って、接待ゲーだと思います。エロゲは大なり小なりそうなのですが、このゲームはその色が強いなと感じました。そもそもそういうゲームなのだから、そういうところにいちゃもんつける方が的外れなのですが、それでも正直プレイしていて違和感感じたのは、これが他のブランドならいざ知らず、アリスソフト作だからでしょうね。「大悪司」「零式」「鬼畜王ランス」「アトラク・ナクア」「夜が来る!」…。これまでプレイしたアリスソフトの作品というのは、どれも、「一筋縄ではいかない」「アリスソフトならではの味わいがある」ものばかり、という印象でした。シナリオも、ゲームも、キャラクターも。そういうところが結構好きなのですが。
本作は、何だか、そういう「らしさ」を消して売りに特化しているような印象を受けました。プレイ中も、「遊ばせてもらってる」感を強く感じてしまいましたね。
原因として、一つは音楽、一つはキャラかと思っています。音楽は、いつものShadeさんらしいカッコいい曲は鳴りを静め、可愛い楽しい雰囲気作りに終始していたような。キャラクター達とのエピソードも、可愛く楽しくはあるがその多くが独創性に欠いたものに感じました。
そして極めつけがヒロイン達とのHシーン。おにぎりくんの絵はエロいんです。結構いいと思うのです。特にメインヒロインの絵は好きですね〜。けど、もうガビガビの純愛、「LOVE」という薄気味悪い単語がピッタリ似合う和姦100%なもので、何だか読んでていたたまれなくなってくる。
サブライターにメール送っても返信が来ない夜(≒SEXの最中)なんかにメインヒロインとのHシーン眺めてると、心底ブルーになったものです。





(この作品については、攻略ページでも触れております。)




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