オレの奴隷 ~氷川雫

(執筆:2011/12/24)



メーカー

TRUST
(骨太の陵辱ゲーを作っていたブランド。2008年の作品を最後に解散。それが世界の選択でちゅか……!(ズオォ))



属性

発売時期:2006年9月
ジャンル:ADV
用途:実用
舞台:現代の富豪邸地下室等
顕著な属性:抜歯フェラ
プレイのきっかけ:抜歯フェラがあると聞いてきました(プレイ前の期待得点…7点)
プレイ進捗状況:



テキスト:4

あらすじ:先祖代々、土地の有力者として隠然たる権力と財力を誇る斯波家。その後継ぎとして、たいていのモノは手に入れてきた友和。
既に、女遊びにも飽きてきた友和の前に現れた氷川雫。自分に興味を示さず、誘いにも乗ってこない雫は、友和の目に新鮮に映った。
興味は執着へと変わり、何としても彼女を自分のモノにしようとする友和。しかし、雫は友和を拒み、受け入れようとはしない。
初めて知った『手に入らないモノ』を求めて、友和は暴走し始める……。
公式サイトより抜粋)


金持ちのボンボンがいたいけな女子高生に目をかけ、さらっちゃって好き勝手する… という、ありふれているといえば語弊があるけどベタな展開ですね。
が、本作の見所は、抜歯f 肝心のヒロインが、最高に芯の強い女の子っていう点です。
ええ分かります。芯の強い女の子なんてのは、エロゲ業界を紐解けばおよそ1作に平均2.4人くらいは存在する超ありふれたキャラ設定ですよね。本作が属する陵辱ゲーにおいては、ヘタすると5,6人いるヒロイン全員芯が強いキャラだったりすることもざらです。
しかし、本作のヒロインは、陵辱ゲーでありながら一般陵辱ゲーで用いられる「芯の強いヒロイン」とは一線を画すキャラです。どちらかというと、シリアスなSFなり伝奇系作品のヒロインが陵辱ゲーに紛れ込んだような感じか。主人公≒プレイヤーであり、主人公≒プレイヤーに屈するのが見所である陵辱ゲーにおいて、本作ヒロイン氷川雫は、一貫して自我と誇りを守り抜きます。最後の最後までどうであるかについてはネタバレを含みますので伏せますが、とにかく主人公にとっては筋金入りの跳ねっ返り娘。
ただ単に芯が強いだけでなく、高い知性を持つ本ヒロインは、それだけでこの作品、いやこのブランドの看板娘足りえる、そう言えるくらいの資質を持っています。(ブランド解散したけどね)

…ヒロインばかりを語ってしまいましたが、そういうヒロインを中心に据え、シナリオもそのヒロインを中心に展開するとは言え、別に「逆転に次ぐ逆転!」とか「まさかの伏線がここに!!」とかいうシナリオ展開上の起伏には乏しいので、あまり語ることはないのです。
ただ一つ申し上げたいのは、「陵辱ゲーのくせに、なんだか悪くないテキストじゃない。」ってこと。きわどいバランスながらヒロインを魅力的に描くことに成功しているのが見事。そして、そのヒロイン描写の巧みさが、本作ライターの手腕を物語っているようです。プレイ後は、「このライターの作品をもっとプレイしたい」と感じました。




ゲーム性:3

2択の選択肢によってルートやエンディングが変わっていく形式ですね。選択肢量もそう多くなく、分岐図も明快なのでストレスなくプレイできました。




実用性:6

ええ。
「陵辱系フェラ」の最終形態であり、商業作品ではほとんど禁じ手扱いになっている抜歯フェラがあるんです。
こんなの商業でやったのって私は本作しか知りません。それだけですげぇ。需要があるかは別にして。…というか、そういうあまりにも痛々しい系の陵辱は需要が無いからこのTRUSTといいたっちーといい解散したんだと思いますけどね。それが世界の選択でちゅか……!(ズオォ)

まぁその辺については、詳しく描写してしまうとプレイの楽しみが阻害されると思うので割愛。でも一つ申し上げておくと、さすが商業、かなりソフトな描写になってます。それにまつわるシナリオ展開としても、良くも悪くも商業的ですね。まぁ悪くはない。

その他、うーん、なんといってもヒロインは貧乳少女体型ですから、それだけで興奮するお兄さん達も結構いるんじゃないかなぁと。知性も高く気品あるキャラと聞いてどう感じるかは人次第でしょうが。「全然ダメ!すっぽ抜け!」って人も多そうですが、「あれ?俺のストライクゾーンこんなところにもあった?」って人も割と多いような気がする。
プレイ内容は、うーん、まぁオーソドックスなのがほとんどなんですけど…。これもネタバレ回避のため割愛させていただきます。HB、獣姦(犬)、フィストファックなどハード系も少しずつあるよ。
実用性という点ではそんなに高評価ではないのですが、使えないというわけではありません。




音楽:3

すみません全く記憶に残ってない。

ボーカル曲:無



キャラ:7

主人公:「友和」(名前変更不可),自分が手に入れると決めたものは絶対に手に入れようとする秀才系金持ちのボンボンキャラ。
雫:主人公のクラスメート。主人公に言い寄られ、主人公のゲスで俗物的な人格故に毛嫌いしている。拉致監禁されても気丈な様子は変わらない。
その他:なんか雫のクラスメートみたいなヒロインもいます。眼鏡巨乳。Hシーン少しあり。

ブランド「TRUST」の処女作が「クロス ~狂気への道標~」というのですが、元々本作メインヒロインの雫は、この「クロス」からのスピンオフヒロインなのです。しかも「俺の奴隷」と並行して「俺の恋人」という作品でもメインヒロインを務めているという重用ぶり。いかにヒロインとしての資質がスタッフから期待されていたかが分かりますね。そんなわけで、単に陵辱されるヒロインというだけでなく、一キャラクターとしてもブランドお墨付きと言えるわけですね。解散したけど。



声:女

女性フルボイス。VC伊藤瞳子さん。よかったと思います。よく合ってたんじゃないかな。
しかもTRUE END解放後は伊藤瞳子さんのスペシャルインタビュー付き!




時間:2

ミドルプライスの陵辱ゲーですから、それほどボリュームはありません。
が、決して短いというわけではありません。



その他

システム:音量がどれも9段階でしか変更できない、昔仕様です。システム面はあまり期待はできないですね。




お勧め度:6

たしかに、万人ウケする系とは割と離れていると思います。が、陵辱系をこよなく愛するプレイヤーの方なら、ぜひ一度プレイしていただいてもいいんじゃないかと思います。やっぱり、ユーザー媚び媚びの陵辱ゲーもいいけど、本作のように適度にパンチの利いた陵辱ゲーも、陵辱ゲーサーフィンの醍醐味なんじゃないかと思います。




気に入り度:6

結局実用に使ったのは1,2回だと思うのですが、それでも、好印象を持てた作品でした。「お世話になりました!!」って感じではないのですが、なんか、「いい陵辱ゲーやったな」っていう感想。
次は「クロス」やるかな。絵は本作のテカテカロリ絵の方が好みなんですけどね。
…って、この絵師さん「ユキカゼ」とかの人じゃない!なるほどロリ絵が良いわけだ。

それはそうと、「クロス」そしてTRUSTブランド2作目の「LUST」は、実はもう2,3年くらい私の中で欲しいものリストに入ってるんですよね。
そろそろ手を出してもいいかも知れない。


最後に、何でその2作が欲しいものリストに入っているかの根拠を貼りつけて終わります。
2ちゃんでの書き込み。↓


個人的に思い出せる凌辱系HBゲー(ただし、ボテH時には快楽堕ちしているモノを含む)↓
・汚された夏~10本の手で弄られた少女(2003年)
・催眠学園(2003年)
・放課後~濡れた制服(2004年)
・クロス~狂気の道標(2004年)
・戦乙女ヴァルキリー(2004年)
・学園(2005年)
・脅迫2~傷に咲く花(2005年)
・姦禁~18の穴・もう注ぎ込まないで(2006年)
・淫堕の姫騎士ジャンヌ(2006年)
・牝教師(2006年)
・LUST~催淫常態(2006年)
・放課後2~白濁のレッスン(2006年)
・触区(2007年)
・不法挿入(2007年)
・牝教師2(2007年)
・ハラマセテ人妻(2007年)
・姫奴隷~牝へと堕ちゆく双子の姫(2007年)
・催眠孕ませキーワード(2008年)
・ハラマセテ戦乙女(2008年)
・戦乙女ヴァルキリー2(2008年)
・W触区(2008年)
・姦淫特急満潮(2008年)
・大阪CRISIS(2009年)

ボテ腹になってもヒロインが屈服していない、凌辱者を嫌悪している、凌辱されている 自分に絶望して放心状態のシーンがあるゲームだと、上記のうち「汚された夏」「クロス ?狂気の道標」「脅迫2?傷に咲く花」「LUST?催淫常態」「戦乙女ヴァルキリー2」「触区」「W触区」など限られてくる…ところで貴殿、『人権団体』の密偵じゃないよな?



どなたか存じ上げませんが、貴重な情報どうもありがとうございます。



gytto.com「オレのペット?氷川雫?」
タイトル「奴隷」から「ペット」に変わってるwwww 世相に配慮してってことなんでしょうがほんと気が狂っとる。どっちかっていうと世相とやらの方が。

gytto.com「クロス?狂気への道標?」
gytto.com「LUST?催淫常態?」
ついでにこの2つも貼っておきます。

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