おまえのなつやすみ

(執筆:2006/08/14,2006/09/28修正)



メーカー
FlyingShine黒
(バカっぽくて短くて実用性高いゲームが多いようです。「○○ミライ」シリーズなど。)



属性
ジャンル:ADV
用途:シュール・ナンセンス系ギャグ,バカゲー,実用
舞台:現代の一戸建ての家の中 のみ。マジで。
顕著な属性:水着形日焼け,明るいH
プレイのきっかけ:本作および続編「おまな2 お前ん家萌えてるぞ」のネーミングセンスやらパッケージの濃さやらがツボだったのですが、ある日中古屋で見つけて衝動買い。



テキスト:5
あらすじ:主人公一家は夏休み、夢のハワイに行くことに。喜びのあまり知り合いに自慢しまくった主人公であるが、親父の「行くのは母さんと俺だけだから。」の一言で夢破れる。
しかし自慢しまくった手前、今更「行かなかった」なんて言えない。かくして、義妹や遊びに来た従姉を巻き込んでの、完全自宅引き篭もり型アリバイ作り生活が始まる……

「テキストゲーとしては質・量ともに不足だが、ただの抜きゲーにしては面白い。」そんな感じのテキストです。
エロとシュールとナンセンスのオンパレードで、読んでて脱力した笑いが漏れること必至。(仮想)ハワイ生活なのに毎晩百物語やったりして(しかもそこそこ怖い)、意味不明です。
グダグダなカオスの極み。
終盤の色々極まった(窮まった)中での生活は、呆然と見守るしかありません。



ゲーム性:3
CG回収用の選択肢が幾つか。



実用性:5
尺音もそれなり、CGもなかなか、と基本スペックは悪くないのですが、CG差分が1シーン常に1枚(つまり各シーン2枚)しか無いため、実用性には乏しいです。シーンごとの長さも短いですし。
シーン数は多いのですが、終盤になるほど実用性も低下するという素敵仕様です。
ただ、水着日焼けフェチの方のみ、実用度+1で。




音楽:5
曲数はかなり少ないです。7曲くらい。聴いてるとなんとなく南国気分。

ボーカル曲:OP1曲… バカになってると少しは良曲な気がしてきます。
      何度か聴いていると妙に頭にこびりつきます。



キャラ:6
 主人公:名前変更可,唯我独尊タイプで非常に押しが強いタイプ。変態。見栄っ張り。
     色々と常人では考えないようなぶっ飛んだ発想を本気で実行に移す。
 義妹:明るいバカ。「ハワイで日焼けしてくる」と水泳部の仲間に言って
    しまったことを主人公に付け込まれ、引き篭もり生活に巻き込まれる。
    密かに主人公のことが好きで、Hに対して無知だが抵抗はあまりない。
 従姉:クールでマイペース。主人公宅に遊びに来たところをとっ捕まり、
    そのままなし崩しに引き篭もり生活に参入。
    明言化されてないが、義妹と対照的なボディラインで、貧乳+白い肌のスレンダー。

総勢3名です。ゲームの最初から最後まで、主人公の前に現れるのは義妹と従姉の2人しかいません。この辺り、ゲーム全体に漂う狂った状況を暗に演出していていい感じ。何の変哲もない住宅の中で完全に孤立して生きてますから。
まぁ、たった2人のヒロイン達に6点もあげて良いのかという気はしますが、この2人でなければこの作品は成り立たない、頭のネジがいい感じにゆるんだキャラ達です。
義妹は、最初は普通の少しやんちゃな妹といった感じですが、話の展開とともに主人公に従順になっていき、そのけなげさがいい感じ。従姉は、最初は普通の少しクールなお姉さんといった感じですが、話がどう展開してもそのペースは崩れず、初期と同じような温度で本番にまで臨むキャラです。
何だかんだ言って私はこの義妹、結構気に入ってます。



声:女
声優さん2人で用が足りている、というのもすごい作品ですね…。
義妹の声はちょっとキャンキャンとした煩めの声で、ひょっとしたら合わない人もいるかも。どちらもキャラによく合った声で、演技も悪くはなかったです。



時間:3
かなり短いです。色々と話を引き伸ばそうという努力は見られますが、特に後半など、「どう見てもやる気ないやろお前ら」と思わざるを得ないほど、確信犯的にグダグダでした。(台詞も使いまわし…)
「自宅をハワイと言い切って引き篭もり続ける」というコンセプトをやりたかっただけなのでしょうね。実用ゲーとしては標準的な長さではありますね。



雑記
少し古い作品ということで、ディスクレス不可なのがやや痛い。コンフィグは色々いじれますが、私の環境ではマウスホールドによるバックログが、設定しても効きませんでした。同じFlyingShineさんのCROSS†CHANNELでは効いたのに、不思議ですね。門外漢なんでよく分からなくてすみません。
ともあれシステム回りは、それなりに、という感じです。音量設定が5段階でしか変えられないのも、少し難点かも。

それに対し、圧倒的にその存在感を示したのが、演出面です。
まず、義妹の服が毎日変わる。4種類くらいでしたけど。後半服着てませんでしたけど。こういう細かい演出が嬉しいですね。
そして、アイキャッチが非常に良い感じ。花火などの音も良いですね。まさに夏ゲー。(謎笑)
さらに、おまけモードの異様さ。「読書感想文」だとか「ラジオ体操出席簿」だとか…。
単なる実用ゲーと明らかに一線を画していたのが演出面といえるでしょう。しかしなぜ(肝心の?)実用シーンはあんなに手抜き・・・!?絵は良い感じなのですけどね。やはり、バカゲーだからでしょうか…。



お勧め度:7
ゲームのボリュームがあまり無いこと、実用ゲーとして(それなりにいい素材なのに)不満足な出来であることが減点ですが、その強烈なキャラクター性と値段(廉価版2100円程度)を加味し7点です。
パッケージ見てピンと来るものがあった方は是非。どこか惹かれるものを感じちゃった人、そういう人にとっても決して地雷ではないです、大丈夫。
シュールでありナンセンスであり強引でありエロでありグダグダでありカオスでありプチ極限状態であり…。
そういう、いい気分で頭悪くなれるゲームです。肩の力抜きまくってプレイできます。




気に入り度:7
私としては結構満足でした。何度か爆笑しましたし。確信犯的グダグダっぷり、はっきり明記してある「暑苦しいだけのゲーム」、全体的に好印象です。こういうゲーム、やっぱり少しは無いとね。
ただ、それにしてもスタッフちょっと手抜きすぎではないかと感じられるところもあり、もうちょっとだけ気合入れてくれたらよかったのにと残念でもあります。

しかし、末永く印象に残っているゲームであるのは間違いなし。主人公の部屋に貼ってあるポスターがシュールで、今思い返してもウケます。



この作品については、攻略でも触れております。



ギュッと!「おまえのなつやすみ」 [FlyingShine黒]

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