LOVEMILF2

(執筆:2018/06/05)

製作

Autobahn
(同人サークル。主催ライターが、毎回違う絵師さんとタッグ組んでやっている、実用系特化系。)

属性

発売時期:2014年8月
ジャンル:ADV
用途:実用
舞台:現代の街
顕著な性属性:熟女人妻(伯母さん)
プレイのきっかけ:セールしてたのでサークル買い(プレイ前の期待得点…5点)
プレイ進捗状況:コンプ

テキスト:4

あらすじ:優しいけど行儀に厳しかった伯母さん(←幼い頃の記憶)と久々の再会を果たした主人公は、伯父さんが数年前から失踪しており従兄の家を伯母さんが一人で暮らしていることを知る。従兄との仕事の関係上、伯母さんの家に寝泊まりすることになるが、伯母さんへの気持ち(性欲?)を抑えきれず…

シナリオは、まぁ、「伯母さんとの年の差イチャラブもの」ということで、エロゲというより熟女系AVで腐るほどあるド定番・ドストレートシナリオです。
とは言えそこはやっぱりエロゲでして、一応、脇役達とのあれやこれやがあったり、些少ながらシナリオめいたものがあったりもします。
特に同僚の男との絡みは、存在意義がよく分からないくらいやり取りも退屈なのですが。

なんだかなぁ…。
当サイトでこのAutobahnを取り扱うのは2作目で、私にとっては未レビューの「LOVEMILF」も加えて3作目のコンプ作となるのですが。(確か「パーフェクトホール」が積みゲになってて、「完熟ルージュドリップ」も積みかけてる。あれ、私ったら割とお得意様じゃない。)
相変わらず、このライターさんのテキストは、刺さるのです。 好みなのです。 間のとり方が、胸にスッと入ってくるのです。 …少なくとも、コンプした3作は。

あんまり抜粋はしたくないですが、一例を挙げるとこんな感じ。
(横線の区切りで要クリックだと思って下さい。この「要クリック」(つまり1テキストボックスにこれだけしか表示されない)というのが大事。)



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ずにゅうううぅぅうううぅぅぅ~~~~~~~~ッッッ!!!

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蝉時雨を劈く、熟女の咆哮。

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「(ああ、ああ、はあああぁ…………!!)」

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びくっ、びくっ、びくびくびくびくッッッ!!!

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全身を貫く、悦びの電流。

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ああ、信じられない。

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つい最近、十数年ぶりに再会したばかりの、芙由子おばさん。

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ああ、その、お尻に―――芙由子おばさんの、お尻に―――

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ずにゅうううぅぅぅぅ
(以下略

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…とまぁ、一例ですけどこういう感じ。
今気づいたけど軽く那須きのこ入ってる
一事が万事こんな調子、というわけでなく、要所要所なのですが。
これがまぁ終盤ともなると、ただのHシーンに、一種の感動すら誘われるんだからね。
ライターさんが本作で描きたかったのは、熟女人妻との一途な肉欲純愛なんだろうなと思いますし、大いに有りだと思います。また次回作期待します


ゲーム性:2

皆無。

実用性:5

いや、エロいですよ?十分。ただ、もう少しシーン数があっても良かったかなー…って思います。価格帯を考えると、これ以上は欲張りなんですけど。
上述のように、本作はとにかく、、熟女人妻との一途な肉欲純愛ものなのです。なので、逆に言うと、特に性癖としての一点突破的なものは無い。
フェラもパイズリもアナルセックスも喪服HもコスプレHも、各1シーンはあるし、せいぜい1,2シーンずつしか無いとも言える。あとはひたすら性交。交尾。合体。キスもまぁまぁあるのだけど、
…ええ、私にとって5点止まりだった理由をぶっちゃけます。もうちょっと、性交中の接吻が欲しかった。(これもまた、無いわけではないです)
優しくも厳しかった従兄のお母さん(伯母さん)が、自分の肉棒の虜となり乱れ悶えるのです。Hシーンではそこに重点が置かれているけど、シナリオ的には、ただの淫乱ものではなくて、純愛要素があるのです。
もう少し、乱れ悶え路線から、純愛まぐわい路線に寄ってくれれば、個人的には最高でした。

音楽:3

しっとりと、主張もせず邪魔もせず。

ボーカル曲:

キャラ:4

主人公:雪(名前変更不可),パッとしない、土木工事現場でバイトしている青年
芙由子:主人公の母の姉であり、また主人公の従兄の母。今も昔も、厳しく少々説教臭いけど優しいおばさん。四十路。爆乳。

お母さん属性でもなくお姉さん属性でもなく、敢えて言うなら教育ママ属性ですね。ママではなく伯母さんですけど、近親相姦には違いないから結構近いはず。
ただし、教育ママと言ってもお受験とか絡みではなく、メガネ属性も無し。
「あの伯母さんが、俺の腕の中で…!」という方向性。

声:女

伯母さんと、従兄の奥さん(Hシーン無)の2名はフルボイス。

時間:2

まぁ、廉価実用ゲー並なボリューム。

その他

システム: シーン回想が実に見やすいレイアウトで、これもっと広まればいいのにと思います。最高。
演出:パイズリの時にパラパラ漫画的簡易アニメーションやってくれていました。こういうのでいいんだよこういうので。 その他:シナリオコンプしたら、おまけで(シナリオでのCG使いまわして)Hシーン微追加サービス有り。ただし、各シーンが完全に独立しているので、私的にはあまりでした。でもまぁ、こちらは淫乱に寄せているので、需要はあると思います。

お勧め度:6

え、まぁ手堅くおすすめじゃないですかね。よくDL販売サイトでのセール対象にもなりますし、そういうときは迷わず買いで良いと思います。熟女系に関心ある人は4年遅れなこんな記事読むまでもなくとっくにお買い上げ済でしょうし、関心ない人も、絵とか見ていけそうなら試しにGo。

というのも、熟女ものエロゲってやっぱり数が少ないですし、私も何作かプレイしましたが、どうも、エロゲの良さが十分に出てないのがほとんどなのですよね。
本作は、数少ない成功作だと思います。
そのあたりの理由を、ちょっと語ります。
ヒロインのおばさんは四十路で、子供が学生結婚だかしたせいで孫までいるという、どこからどう見ても熟女です。そんなガチ熟女と、ガチ純愛・ケモノのようなセックス。
これがね、なかなか、難しいのですよ。
熟女系AV嬢というのは、これまた大したもので、層も厚くて、お綺麗な人は本当にお綺麗で、スタイルもタイプも、よりどりみどりだったりするのです。
でも、そこはやっぱりプロのAV嬢ですから。特に、文句なしのお顔立ちとプロポーションを維持しているような化け物熟女AV嬢というのは、この厚い層の、頂きに位置する、希少な方々ですから。
そう、場数がすごいのですね。まさに、プロフェッショナルの貫禄を持った人達ばかり。
場数がすごいと、どれだけ純愛を熱演しても、「おおー、○○さんは、(この作品でも)良い"演技"だなー」って、芝居観ているような感が強いのですよ。各作品での役柄のキャラと一緒に、その役柄を演じる「女優○○さん」という情報が、どうしても強く意識されてしまう。
逆に、瑞々しい、うぶな素人熟女のガチセックスというのは、ナンパものとかに飛びつけばまぁあるのですが、これがまた曲者で。
まず、素人熟女というのは、四十路・五十路ともなると、…怒らないで下さいね。汚いのですよ。
これはもう仕方ない。だって、素人ですもの。寄る年波には勝てないし、そもそもそんなものに抗ってばかりできないですよ。人生そんなに裕福でもゆとりがあったりもしないんだから。そりゃ、口を開けば奥に銀歯が見え隠れするし、胸を晒せば垂れた黒っぽいお乳だわ、腹はたるんでなきゃ称賛に値するし、お肌のシミもそりゃ、ね。そもそもお顔立ちだって、ね。素人さんですから。歳を重ねれば尚更、ね。色々ありますよ、そりゃ。
でも、中には、これらの粗がほとんど無い、とんでもない美魔女がナンパものに出現したりするんですが。…これ以上は夢を壊さないよう、言いません。

そこに来ると本作の芙由子さんときたら、どうでしょう!?そりゃまぁ声優さんが声あてている以上、演技分0%というのはハナから無理ですが、そこはシナリオの力ですよ。ライターの手腕が唸るわけですよ。世界観に没入できるよう、もっていってくれるのですよ。
しかも見た目、パーフェクトですからね?超お綺麗なお顔立ち・お肌で、プロポーションも抜群。もちろん熟女体型。
そんなパーフェクト熟女との、ガチ純愛・ケモノのようなセックスですよ。熟女系AVと非熟女系エロゲ、そのどちらでもない位置に到達できている、数少ない熟女系エロゲの一つ、それが本作です。


気に入り度:6

↑みたいなことを、最後のクライマックス的Hシーンを鑑賞し、その絶妙なテキストを味わいながら、しんみりと考えていました。

まぁつまり、私にとっての本作の評価は、良くも悪くもそういうことです。




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