(執筆:2005/03/05 修正:2008/01/22)
メーカー
ちぇりーそふと
(この作品を最後に、活動を停止しました。美麗な絵が好評。)
属性
調教SLG,実用・ゲーム性,ファンタジー系の街,姫調教物
テキスト:4
流れの傭兵である主人公が、何の因果か二人の姫と契りを重ねる任務につけられる。
舞台設定は、綺麗でやや幻想的であります。最後の作品的な荘厳さもあります。このあたりは、BLOOD ROYALシリーズで代を重ねるごとにパワーアップしているようですね。
ただ、「綺麗」止まりなのが残念。特にインパクトのある展開その他は見られません。
この辺り、非常に惜しい気がします。雰囲気いいのに。あと、導入部に今後を期待させるような魅力を感じます。
だからこそ、本編ではやや寂しい印象を持つのでしょうね。
テキストが売りではない作品としては平均的なレベルです。
ゲーム性:6
基本は調教がメインで、各行為によって姫それぞれの持つ幾つものパラメーターが変化していく、オーソドックスな調教SLGです。
毎日2箇所ずつ、街の中のどこかを歩いたり姫と契りを結んだり(調教パート)できます。
その行動によってエンディングが何通りにも変わるという、おなじみの展開です。ミニゲームによってサブキャラのHシーンも見れたり、何かと楽しめるかも。ミニゲームといってもスロットのみですが。
今回も例によって1回なんらかのエンドを見れば、次回からパラメーターの操作が可能になります。そして、前作と同じく、それがこのゲームを面白くなくしている諸悪の根源だと思います。
調教物とは、自分が相手におこなった行為によって相手が変貌するのが魅力なのであって、パラメーターの操作で変わられても興ざめするだけだと思うんですよね。まぁその辺りは個人の趣味でしょうし、オレはそれがいいんやという方々には強くお勧めできる作品でしょう。
実用性:5
絵は綺麗なのですけど…
Ⅱと同じく、綺麗なだけで色気に乏しいと思います。
Ⅰの絵は色気があって好きだったんですけど…。
尺も調教SLGとしては悪くないくらいの分量はありますが、やはり短いですね。そして今ひとつのめりこめない。
パケ絵で抜けるくらいの実力者なら、かなり使えると思います。
音楽:5
場面によく合った音楽だと思います。これも作品の美麗なイメージを上げるのにプラスに働いていると思われます。音楽自身にインパクトはなかったですが。
キャラ:4
主人公:名前変更可,無口でストイックな感じの傭兵。好感持てます。
姫:主人公嫌いなの(ツンツン美少女系)と主人公好きなの(ホワホワ炉利系)。
サブ:あと数人。街の人々。
どうも、姫が没個性的過ぎて…。
逆に街の人々の方がずっとキャラとして親しめました。実はHシーンも…。
人数的には、なかなかいいキャラも多かったのですが、メインである姫2人があれではどうも…。
まぁ、ベタなのに飽きてない方にはおすすめなのかな。
声:女
男も若干1名いますが声は女性です。宝塚のようだな。
時間:6
面白ければそれなりに長時間楽しめるでしょう。
雑記
システムに不備は感じませんでした。
お勧め度:5
前作よりは良かった!これは確かです。しかし、前々作と比べると、う〜ん…。
絵が…魅力が…う〜ん…。
ちぇりーそふと、活動停止の理由は知りませんが、本当にしてほしい進歩(ゲーム性と実用性)が見られなかったのが敗因ではないかと思います。
気に入り度:4
要はマンネリ。あと、なぜか感じる魅力不足。
色々と勿体無い作品、そしてブランドでございました。
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