顔のない月(プレイ前用)

顔のない月

(2007/11/29 最終更新)

メーカー
ROOT
(本作が代表作。他「ヤミと帽子と本の旅人」。CARNELIAN女史の描く絵に定評あり。)



属性
ジャンル:ADV
用途:絵物語・実用
舞台:現代、山里にある屋敷。
顕著な属性:和風伝奇ミステリー、陵辱、ツンデレ、ショタ



テキスト:5
あらすじ:民俗学のゼミに所属する主人公は突然、倉木一族という地元権力者の次代当主に招かれる。
倉木一族は代々倉木神社の巫女を輩出しており、当主はその巫女と結婚する掟。突然のことに戸惑う主人公に、儀式までの1ヶ月間の猶予が与えられ、主人公は渋々1ヶ月を倉木の屋敷で過ごすことになる。

テキストは、プレイ後5分もやれば分かると思うのですが伏線で入り乱れてます。主人公の生い立ち、倉木の館の人々、倉木神社、謎でない部分などありません。それらが初っ端から容赦なくお話しに盛り込まれてきますので、読むのにはなかなか骨が折れます。
しかし話に馴染んでくると、舞台設定がなかなか雰囲気出ており、それなりにストーリーも楽しめるようになってきます。謎はなかなか解けませんけど。
お話としての一番の魅力は、ヒロイン達との仲良くなる過程ではないでしょうか。その辺りは「キャラ」の項で触れます。
結局、伏線が多すぎ、話が無闇に難しくなりすぎ、プレイヤーの負担が大きすぎるのがなんとも残念です。素材は非常に良いのだから、もっと簡潔にはできなかったのでしょうか。テキストの必要以上な重さが、全体の印象を落としていると思います。



ゲーム性:3
毎日昼と夜に、誰と会うか4択の選択肢が出、それに加えその場での行動について2択で選択肢が出、それらの選択でルートおよびエンドが決まる、という寸法です。

ルート選択は非常に簡単ですが、CG回収およびエンディング到達はかなり難易度が高いです。攻略サイト無しでの自力攻略はお勧めできません。



実用性:7
CARNELIAN女史の描く、美麗かつ清楚でありながら淫靡なCGは、どれも圧巻です。Hシーンも多く(40シーン以上)、それぞれの分量もそう短くはありません。
Hシーンの内容ですが、和姦が多く強姦(輪姦)もそれなりに、特殊なシチュエーションは少なめ、という感じです。
声優さん達の声もそれぞれ非常に良く、特にメインヒロインの声はかなり色っぽいです。
ただ、CG数ですが、決して少なくない、むしろ多い方なのでしょうが、Hシーン一つ一つあたりのCG数はやや控えめです。



音楽:7
8点と迷いました。変えるかも。
かなり良いです。物語の雰囲気を良くしております。こうでなくっちゃBGM。
曲数は20曲程度でしょうか。その中でも良く聴く曲はその一握りですが、それらが少なくとも私にはツボでした。
静かだけどホットな、上品だけどどこかアウトローな曲です。

ボーカル曲:エンディング1曲



キャラ:8
 主人公:名前変更不可,元ホストのバイトをしていた大学生。
     性格はまさにそんな感じ。クールなイケメン。ヘビースモーカー。
     女の顔が認知できないという障害があった。
 鈴菜:メインヒロイン。主人公の婚約者。倉木の巫女。推定19歳。
    突然の婚約者決定に戸惑い、反発。主人公にもキツくあたる。
    巫女として育ち世間知らずな自分にコンプレックスを持っている。
 メイド2人:おっとりとした眼鏡っ子と、小悪魔的ムードメーカーの2人。
 教授の助手:教授とともに付いて来た教授の助手。主人公と仲良い
       非常にクールでさばさばとした美人。
 衣緒:鈴菜の親戚かつ同級生の男の子。女の子みたいな容姿と声だけど男。

キャラクターはそれぞれが個性豊かで、良い感じです。
特にメインヒロイン、仲良くなっていくにつれ見せるしぐさに萌えそうになります。
脇役に至るまでなかなか生々しい作りで、このゲームのともすれば退屈なストーリー展開を盛り上げるのに一役も二役も買っているといえるでしょう。



声:男女
フルボイス…と言ってよいのか…。
非常に面白い作りだと思いますが、場面によって音声が有だったり無だったりします。最初バグかと思いましたが、大事なシーンではヒロインの声が途切れることはなかったので、そういう演出だと分かりました。
私は、日常会話の隅から隅まで音声有である必要は無いと思うクチですので、こういうコストダウンは好印象でした。
男女ともに音声有で、しかもそれぞれ声優さんの質がかなり高かったと思います。どのキャラも安心して聴いてられました。
特に、というわけではありませんがメインヒロインの声がなんとも言えない。ちょっと顔と合っていないような気もするのですが、それでもあの声の使い分け、見事だと思います。



時間:5
あくまで主観ですが、コンプまでかなりの時間を費やしました。プレイ時間に換算すればそう長すぎるわけでもないのでしょうが…それでも、25時間くらいはあるのではないでしょうか。実感として非常に長い時間やってた気がします。
最初は攻略無しでやってたのも一因でしょうが。



雑記
この「顔のない月」は2回ほどリニューアルされており、そのたびにシステム等一新されてますが、今回私がプレイしたのはその無印。初代です。
よって、システム周りも最低限という印象が強いです。メッセージスキップはありですがそう優秀でなく、既読文の音声は出ません。また、セーブ&ロード・ゲーム終了までにかかる時間がそれぞれ少し遅く、何より全画面プレイしかできなかったのもウィンドウ派の私には辛かったです(特に攻略を平行して見られない点が。わざわざプリントアウトしたし…)。
演出もそう際立ったものはなく、むしろやや重い印象を受けました。演出に対してもクリック必要だったり。

とはいえ、演出というか、システム画面が手帳風になっており、一日ごとに主人公の日記が書かれ、それに時として鈴菜が落書きしてる、など心温まる演出は好印象でした。



お勧め度:6
お話が難しすぎて、プレイ後もどうもしっくりこないのが最大の敗因。
私の読解力不足のせいかも知れませんが、う〜ん・・・。そうとも言い切れないのでは・・・。
あと、システムのもっさり感。これはリニューアル版やれってことですね。
それ以外は、なかなか良いと思います。なんといっても絵!あとキャラ。(私としては音楽も。)
ここまで触れてきませんでしたが、背景もかなりの量があり、それぞれかなり綺麗ですね。
万人向けの佳作です。




気に入り度:6
時間がかかりすぎた(つまり、楽しめなかった部分もありということです)というのが…
あとしつこいようですがテキスト。面白いのですが面白くない。この微妙な感じ。
よってこの点数。
けど、絵の綺麗さと声優さんの熱演も相合わさって、鈴菜にはかなりドキドキでした…。久々にキャラに萌えかけました。
そういう意味でも、お勧めかも知れませんね。




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