魔法少女イスカ

(執筆:2009/06/26)



メーカー

Black Lilith
(No.1低価格エロゲブランドlilithのうち、陵辱系を中心としたblackレーベル。)



属性

発売時期:2009年6月
ジャンル:ADV
用途:実用
舞台:現代の街・学園・魔族の巣
顕著な属性:異種出産・妊娠・触手・体内貫通・産卵・人体改造(巨乳化・ふたなり化)
プレイのきっかけ:black lilithファンですので。こんなご時世に(前作から僅か一月という)駆け込みでブラックレーベル新作発売ということで、今のうちにできること詰め込んだのではないかと推測。(プレイ前の期待得点…6点)
プレイ進捗状況:コンプ



テキスト:5

あらすじ:魔王を魔法石へと封印した異世界の魔術師達は、魔法石が魔族に回収されるのを防ぐため、魔法石の欠片から魔法少女達を作り、その魔法石を守るように命じた。魔法少女達は追っ手から逃れるため異世界を放浪する運命に。

テキストが、くさくて結構つらいものがあります。大仰かつご大層かつ珍妙な言い回しが目立ち、いささか萎え気味でした。
ただ、この程度のことは実用系エロゲ(特に陵辱ファンタジー系)ではありがちなことなので、あまり目くじら立てても仕方ないですね。そもそも期待してないところですし。

が。
シナリオ、およびプロットは、どうしてなかなか、そう悪くない。
魔法少女達ってのは命を与えられた時点で自分の魔法石を守るため放浪する運命にあり、しかも強力な魔族に追われており、闘って負ければ陵辱の末命を散らされると。そんな過酷な状況におかれた、自分の身を守ることしか知らない魔法少女イスカが、初めてできた人間の友達と接することで少しずつ変わっていく、成長ものになっています。
シナリオ進行、そしてプロットとも、いい感じにプレイヤーをして非力なイスカ達に感情移入させるので、意外と熱中して読めてしまいました。プロットは陳腐と言えば陳腐なのですが、きちんとシナリオでツボが押さえられていて、良い仕事だったと思います。
結末も、作品の雰囲気に合致した納得のいくものでした。実用ゲーのショートシナリオでありながら、その限りある中で独自の世界観を構築できた、数少ない好例の一つと言えるでしょう。



ゲーム性:5

計8回、2択の選択肢が出てきて、間違えればHシーン回収&bad end直行、正解すれば物語が続く、という形式ですね。fate形式。
いやね、実用ゲーの選択肢というのは、極力シンプルであるべきなのですよ。その上で、プレイヤーを最大限に楽しませるとしたら、プレイヤーをして主人公視点に立たせた上で生か死かの2択を迫る。これが一番ですよ。
いやぁ、ブラックリリスがようやくやってくれた。
本作は、過去のブラックリリスの中でもゲーム性という意味では最高レベルですね。要はこれまでが酷かったんだけど。
選択肢自体は、ちゃんとシナリオ読んでれば簡単なのですが、ジャンルを考えるとこれくらいの難易度が最適と言えますね。
ジャンルを踏まえれば絶妙のゲーム性であると言わざるを得ない。



実用性:7

まず、シーン内容が全体的にかなりハードです。中には温めの内容もありますが、基本的にマックスレベル(表現規制的意味で)。とりあえず、全てのシーンが陵辱系です(表現規制的意味で笑)。
具体的内容はすでに上述の「顕著な属性」項で書きましたが、異種出産・妊娠・触手・体内貫通・産卵・人体改造(巨乳化・ふたなり化)、といったところですね。これらが全てというわけではありませんが、他作品と比較して顕著な属性というのがこの辺りです。
基本的に人外相手です。(獣姦は無) しばしば触手に膣内発射される上に、そのヒット率が半端ない。着床率ほぼ100%ではないか。出産は、たまに大きい甲殻類みたいなのも出てきますが、結構小粒の触手(ヒルみたいなの)が多いです。卵もたまに。また、後ろの穴に入れられた触手は、これまたそれなりの確率で口から出てきます。本当にやりたい放題ですね。
と言ったところで、すでにこの作品の振り切れ具合がだいたいご推測いただけると思うのですが、本作をしてそのエロさをさらに高めているのが、ヒロインの台詞。
すごいです。淫語のオンパレードです。どちらかというとかつてのlilithが得意としていた、頭のねじが吹っ飛んだような卑猥な表現のシャワー。何でもない描写をもエロく感じさせるような、ねちっこい台詞がロリ系清純ヒロインの口からとめどなく溢れてくるわけですから、こういうの好きな人にはたまらないでしょうね。もちろん、ヒロインは多くの場合半ば嫌がりながらその台詞を言ってるわけですから、アンジェリカに代表 されるド淫乱系とはまた毛色がかなり違うのです。

以下、個人的話で恐縮ですが、最後に陵辱系HBスキーの視点から感想を。
出産までの尺がやや早急すぎる点と出産後の描写がほとんどない点は少々物足りないものがありましたが、「理性残したまま嫌がりながら出産」シーンが複数箇所あったことは最大限に評価したいです。まさに垂涎。



音楽:6

リリスの音楽といえば、数年前は「酷すぎて逆に一度は聴くべき」というレベルだったのですが(私は「コスト削減の極み」とか「3秒音楽」とか呼んでました)、ここ数年は昔に比べて音楽の質も上がりましたね。
中でも本作はなかなかすごい。まず、しっとりシーンのBGMが2曲も与えられたりと、通常シーン描写用の音楽も充実しています。いつもののブラックリリスよりすごいぞ!
戦闘パートの音楽(2種類?あるうちの1種類)は普通に格好いいし、回想モードのBGMも作業用BGMとしてはなかなか。少しだけ劇場版AKIRAを彷彿とさせた。
リリスの作品で音楽鑑賞モードが欲しくなったのは(数年前の酷い時期を除き)初めてです。
はい、そろそろ自分で言いますけど誉めすぎですねこのレビュー。

ボーカル曲:無



キャラ:5

主人公:イスカ(クールな魔法少女。まだ世間知らずで、純心な面も)
つみき:おっとりとした気立ての良い少女。イスカに初めてできた友達。

イスカのキャラが立ってるのが、本作をして私をシナリオ面・ゲーム要素に集中させた隠れた理由でしょうね。

強くもなく、儚く、ただただ気丈でしかない人造の少女。なかなか良い感じです。



声:女

つみきの声の人は、あれです。酷いテキストを良く頑張って声あててくれました。お疲れさまです。
で、イスカの人。酷いテキスト(全然違う意味で)に、良くあれだけ気合込めて声あててくれました。すばらしい。これ、本当に(いつものブラックリリスのように)無名声優さんか!?チェックだ!
と思ってチェックしてみたら普通にベテランさんだった。いや、納得。



時間:2

この超ハード内容でこれ以上のボリュームを要求するのはあまりに酷でしょう。



その他

システム:いつもの、です。最低限装備。
演出:魔法少女イスカの変身シーンにムービー(もどき)有り!…しかし、何回も使いまわしするなら、もうちょっと色気があっても良かったかも知れん。至って普通な感じです。



お勧め度:8

「顕著な属性」の幾つかでビビっと来た人には、強くお勧めします。そしてそういう猛者はたいてい私なんぞが勧めるまでもなく特攻しているものなのですが。
Hシーンですが、どれもかなり濃いですが、そう長いというわけではなく、シーンが終わればそのままBad end突入がほとんどです。この辺、私の中でblack lilith一押しのアサギシリーズとは対極の構造ですね。アサギシリーズは、何シーンも何シーンも重ね合わせて、一人のヒロインをぐちょぐちょにする形式ですから。思えばブラックリリス往年の良作も全てこちらの作り方ですね。
本作は、Hシーンの深みという点ではその構造上どうしても過去の良作に比べれば見劣りします。
が、シーン内容のハードさは過去最高レベル。ヒロインの叫ぶ台詞のクオリティも、(好き嫌いはあるでしょうが)過去最高レベル。シナリオのレベルも過去最高レベル。

つまり、重厚さという点では少々あっさり気味ですが、全体的に非常にクオリティの高いレベルだと言えます。
これがこの価格とはすげぇ。久々に素直にそう思える作品でしたね。




気に入り度:7

駆け込みで作ったとは思えないクオリティにびっくり。
前作でのがっかりがあった分、驚きもひとしおです。
正直、私の中で、リリス作品で最も好きなアサギシリーズに匹敵する評価です。
リリスの気合、しっかり感じさせていただきました。
たまにこういうのが出るから、ブラックリリスはやめられない。





ギュッと!「魔法少女イスカ」

amazonアフィは完全撤去。日本のエロゲマ舐めんな。

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