姫とボイン(プレイ前用)

姫とボイン

(執筆:2009/06/11-15)



メーカー

H|G.J?
(人気絵師飼い殺しブランドとしてCielと双頭を成す。CG以外、基本的にさっぱりGJでないのがその理由。)



属性

発売時期:2009年4月
ジャンル:ADV
用途:実用
舞台:ファンタジー世界・現代
顕著な属性:お姫様、おっぱい
プレイのきっかけ:ライターがまさかの卑影ムラサキ氏なので。(プレイ前の期待得点…6点)
プレイ進捗状況:残り1シーン



テキスト:3

あらすじ:うだつの上がらない普通の学生である主人公はある日突然異世界に召還される。理由は、その世界で随一の大国の王子と顔が瓜二つだから。王子の代わりに異国の姫6人の中の誰かを后に選びなさいと命令され、それに従う主人公。

卑影ムラサキ氏に、本当にお前がシナリオ書いたのかと小一時間問い詰めたい。
いやこれは酷い。卑影ムラサキ氏、私ファンなので尚のことムカつく。なんだこの仕事は。
彼の魅力って、「どういうシナリオ構成にすればユーザーが楽しめるか」をきっちり考慮に入れられる点と、過激シーンの容赦ない描写力と、そして物語を締め括るエンディングを描くのが圧倒的に上手い、この3点だと思うのですよね。詳しくはまたバルス(BALDR SKY)レビューでも触れたいと思いますが。

これが、もの見事に全部駄目。どうなってんねんと思うくらい全部駄目。これ、絶対卑影ムラサキ氏はほとんど作品構成に携わってないでしょう。絶対、まずHシーンの構成があって、それに合わせてシナリオ書かされたに違いない。そしてHシーンの構成が駄目駄目なもんだから、シナリオもそれに合わせて駄目駄目になってるに違いない、私の中ではそう脳内完結しました。

ちょっと前置きが長くなりましたが、簡単に説明いたしますと、シナリオは、各お姫様と個別に仲良くなって、Hを2,3回して、エンディングでお姫様連れて自分の世界に帰って来てHして終わり。
つまり、どれもこれも似たり寄ったりでちっとも変わり映えしないんですよね…!さらに言うと、あまりに各個別シナリオが短すぎて、感情移入してる暇もない。短いなりに充実したテキストかというと基本的に空気の抜けたドタバタ系テキストですので全然そんなこともない。
一部、ちょっと「あぁ面白いかもな」と思うような展開やらテキストやらもあったのはあったのですが、全体として見ればほとんど評価できるところはありません。
テキスト自体はまぁ良くはないが悪くもないです。が、構成の時点で大失敗なのと、なまじ人気ライターなだけにガッカリも大きいと、そういうことです。



ゲーム性:3

希望の姫を選択すればその姫が攻略できるという簡単仕様。
2択の選択肢も出てきます。そっちは正解が意外と分かりにくい。



実用性:4

・胸を揉む(動画有、3パターンほど)
・パイズリ(動画有)
・本番(動画有)
・本番(動画無)
だいたいこの4つが基本ですかね。もちろんある程度ばらつきはありますが。
各ヒロイン、以上4つはほぼあると見て間違いないです。6人いるのでそう、動画が全部で18シーン。んでHシーン全部で約30シーン。明らかに動画にリソース食われてます。

まず不満点ですが、せっかくの「お姫様に囲まれハーレム」ゲーなのに、複数Hが全く無い。普段から、ちっともハーレム感がない。あくまで「后選びのための、やや早急だけど健全なお付き合い」が貫かれます。つまり、個別にヒロインと仲良くなってHして…っていう… あぁ、この良設定でありながらなぜこんなに良識ある行動しかしないのだ主人公。
いやね、こんなシナリオなら、何も姫が一同に会さなくて良いでしょうが。それぞれの国に戸別訪問してもいいし、それぞれの姫には日程ずらして順番に来てもらってもいい。で、姫と一対一でお茶でもお見合いでもおセックスでもすりゃいいじゃないですか。わざわざ6人もの姫を一度に自国に集めたのなら、なぜそれを生かさない…!?

…姫が6人もずらりと並んでいるのは、販促以外のどこにも全く有効活用されなかった点には、遺憾の意を表明します。


続いてアニメーションへの不満。
確か私が初めてテックアーツ系のアニメーションを見たのは2006年発売の「メイドさんと大きな剣」だったと思うのですが、あれから3年、うーむ、ほとんど進化してないんだなこれ。
当時は「すげー滑らか!」と思ったものですが、正直、イリュージョンら3Dエロゲのあまりの進化っぷりを目の当たりにすると、どうも見劣りするんですよね。
なんといっても、動きと声が全然噛み合ってない。これが痛い。リアリティを出すはずのアニメが逆に「作り物」臭さを醸し出し、リアリティを消しているという皮肉。それに、動きが単調すぎて、長時間の視聴に耐えない。完全紙芝居だと紙芝居と割り切ってるもんだから多少の動きは差分によって脳内補完でなんとかするんですが(細かい差分入ってるととてもありがたいです)、この、中途半端にアニメーションってのが一番性質(たち)が悪い。テックアーツ自慢の技術でしょうしこれを使わないというのはとても厳しい決断なのでしょうが、本作を見ている限り、とてもそのコストに見合ったパフォーマンスを発揮しているとは思えません。敢えて言います、こんなにシーン少ないならアニメなんか無い方が良かった。

テキスト項でも触れましたが、姫6人もいてHシーンがほぼ同じような組み合わせばかりだったのもがっかりです。もうちょっとユーザーの視点に立ってゲーム作りなさいと心底思いました。
最後になりましたがフェラスキーの私がフェラシーンのあまりの少なさにさらに不満を増大させたことは言うまでもありません。娶りゲーなのにお腹も膨らまないしさ。



音楽:3

G.J?おなじみ、謎の高音質機能付。
まぁ9曲しかないんですけど。

ボーカル曲:無



キャラ:5

主人公:名前変更可,ちょっと情けない普通の学生。
主人公の名前変更可という、昨今にしては珍しい仕様。そうです、主人公の名前呼ぶところだけ声優さんの音声切れたり「あなた」とか置換されてたりするアレです。
まぁこの辺はこれが好みだって人もいるでしょうし、好き好きですね。
ちなみに私は主人公の名前にサブライターの名前を使用してキレられてからは、デフォ名しか使っていません。

で、肝心のヒロイン達ですが、まぁ悪くはないですがキャラ萌え云々に至るには質量ともに不足です。いまどき珍しい至ってシンプルな清純キャラがいたのはなかなか良かったですが。



声:女

女性フルボイス。
声に不満は特に無し。



時間:2

短いですね〜。体感時間としてはリリスの低価格ソフトに毛が生えたくらいでしょうか。長けりゃいいってもんではないのは確かですが、いくらなんでもこれは。



その他

システム:特に不満は無く。
演出:ちゃんと発射時には別アニメがあったのは評価しても良いでしょう。逆に言うとそれ以外評価ポイントがないんですけど。 CG:佐野俊英氏の絵ということで、これだけは文句なしに評価できる。逆に言うと(ry



お勧め度:4

氏のファンならどうぞ、程度。ファンなら満足できるよね!?

それ以外の方には、期待せずプレイすることを強くお勧めします。
各姫ヒロインとの個別のゆるい恋愛Hを楽しみたい方へ。




気に入り度:3

元々あんまり期待してなかったとはいえ、これじゃあちょっとなぁ。
最近実用ゲーも高品質なものが増えたせいか、結局ほとんど全く実用に使わず仕舞なのも印象を下げてる原因の一つです。
というか、使えない実用ゲーに価値はあるのでしょうか。 無価値だとか失礼なことは言いませんが、製作陣の方にはもう一度エロスというものについて改めてじっくり考えていただきたいです。
どうも、作品の作り方が機械的すぎるんですよ…。





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