大悪司(プレイ前用)

大悪司

(2005/04/01執筆、2007/10/28加筆修正、2009/09/16アフィ追加)

メーカー
アリスソフト
(「楽しめる」「ハマる」ソフト作りで定評ある、18禁ゲームの大御所ブランド。)



属性
発売時期:2001年11月
ジャンル:地域制圧SLG
用途:ゲーム
舞台:日本酷似国の敗戦直後「オオサカ」
顕著な属性:風俗営業・俺の嫁(結婚)
プレイのきっかけ:まさかの、大学サークル内での裏話題作。(プレイ前の期待得点…7点)



テキスト:6
舞台は、日本酷似のパラレルワールド。米国ならぬ(そっくりですが)ウィミィという女尊男卑な国に敗戦し、ウィミィ指導の国づくりが始まったニホン。その一都市、オオサカが舞台。主人公山本悪司は地元やくざ山本組の跡取り。出征から帰ってみると組はウィミィの指導どおり女が切り盛り、男である悪司は叩き出される。「うちのシマ(管理区域)を管理するのは他の誰でもない俺だ」と、とりあえず近くの自警団「青年奉仕団」を乗っ取った悪司は、様々な手段で自らのシマを広げていく。

…とまぁ、簡単に言うと領土争いを通じて起こる数々のミニドラマがテキストの大筋です。設定がアリスらしく濃い味出てますし主人公悪司をはじめキャラも皆立ってますので、飽きることなく楽しめるでしょう。ちょっと悪な実力派悪司になって、土地も金も女もテキパキ手中に収める作品。なのですが。

この「ミニドラマ」が、非常によく出来ている。各キャラごとに(勿論ピンキリではありますが)背景があり、ドラマがあり、未来があります。主人公悪司と濃厚に絡むドラマもあれば(お嫁さん候補との結婚や新婚生活、直属部下とのやりとり)、サブキャラ同士での真剣なやり取りもあり。ぶっ飛んだキャラとシリアスキャラが非常に良いバランスで入り乱れている、アリスソフトらしい異色テキストであり、SLGとしては突出したテキストの出来栄えです。
ゲームコンプのモチベーションを高める一要因とも言えるでしょう。



ゲーム性:9
ゲームは、やや複雑…というか、多くのパートに分かれており、そのそれぞれのパートを1週間ごとに全て処理していくことで全体が進んでいく感じです。簡単に述べると、
部下と会話・部下の領土配置・戦闘・地域開発(イベント)・戦闘で捉えた捕虜の処分・風俗経営・その他突発イベント
って感じでしょうか。「鬼畜王ランス」のゲーム性をより高めた感じです。
難易度は、クリアするだけなら適度です。そんなに難しくはありませんが、こだわりだすとロードもしょっちゅうです。そして、一度クリアしてもまた延々と繰り返しプレイをしてしまいます。沼のように。
いつまでも絶妙なゲームバランスなのは間違いないです。



実用性:5
確かにエロいシチュエーションも結構あります。しかし、音声無しで基本的に一枚絵ですので、実用性が高いかというと難しいところですね。正直、それほどでもありません。一つ一つのテキストボリュームも、そう短くはないですが長くもないですし。
簡単に言うと、その分数だけはものすごい量あります。かなりハードなものも結構。「調教」「拷問」「風俗」とくれば…。



音楽:6
曲数は少なめで、Shadeさん作曲としては今ひとつ中毒度が低めに感じますが、ドロりと濃くてゴリゴリとした存在感の強い曲がほとんどです。ずっと鳴ってるとたまらないでしょうが、各パートが短いのでちょうど良いのでしょうね。



キャラ:7
 主人公:名前変更不可,「こます」テクが天下一品。女はこませば言うこと聞かせれます。
     性格は、悪ではあるんでしょうがさっぱりしててドライ、けど人情味もあるって感じです。
 結婚相手:6人ほどいます。実質のエンドキャラですね。
      中華飯店の娘・大和撫子・幼馴染・サイケな娘・炉利・金髪ねーちゃん
 部下:男女それぞれ、濃いのも薄いのも色々います。

主人公含め男性キャラもいい味出してますね。明らかに女性プレイヤー媚みたいなキャラは全然いません。あくまで「いい味」です。それぞれにキャラクリア条件があります。キャラクリアすると、次プレイからステータスがやや上がります。  



声:無
あるならあるでまた非常に良かったでしょうね。まぁ、容量の問題などで断念ってとこでしょう。



時間:9
激しく楽しめます。逆に言うと、時間無い人はプレイお勧めできません。
簡単に言うと、知り合いの大学生でこれをプレイした人は皆、大学生の長期休み(夏休み・春休みなど。2ヶ月くらい)を丸々潰しております。社会人になってから(2007年に) プレイしていた友人は、毎日3時間睡眠になり、職場では生ける屍のようだったそうです。



雑記
セーブポイントは指定されており、その部分でしかセーブできませんので、小回りはきかないです。さらに、セーブ箇所は全部で10箇所程度です。それなりに慎重なゲーム運びが必要です。
あと、この頃(2000年前後)のアリスソフトは、ゲーム起動時にアリスちゃんが飛び跳ねるのですが、あれが結構面倒くさい。「タイトルに戻る」機能がないので、ロードするたびアリスちゃんの飛び跳ねる様を眺めなければいけません。(クリック連打で飛ばせますがそれでも面倒)
これは廉価版でも変わらなかったようですね。



お勧め度:9
プレイなさる方は、時期を見計らいましょう。特に大学生の方は、テスト前などにプレイしだすと1年ほどゆっくり時間が流れることになるかもしれません。

「秀作」でしょう。この質のゲームには、特に18禁ゲーム業界では、そうそうお目にかかれません。ましてや、現在は廉価版が出ている。廉価版と聞くと今ひとつなイメージが強いですが、2007年に発売されたゲーム群の中でも全く見劣りしない、むしろ圧倒するその面白さは、貴方をして旧作への評価を改めさせる転機となるやも知れません。
もうちょっとお話しすると、アリスソフトは、自社の作品を購入して下さる方との関係を非常に大事に考えるという経営スタンスの元、業界の優良ブランドとして有り続けています。廉価版も、流通ばかりが利益を出し製作者サイドが馬鹿を見る中古販売に対し一石を投じる戦略の一つです。(アリスソフトは自社の中古販売を認めていません。)
「安かろう悪かろう」にも例外があるということの一例。




気に入り度:8
かつて、激しく時間を吸収されてしまった者の一人です。また、思い返してはまたプレイしたくて仕方なくなる、珍しい作品です。

私の中でアリスソフト作品といえば、表と裏があると思うのですね。表というと、いかにもエロゲーエロゲーした、プレイヤー接待接待な展開・キャラ・Hシーン・etc..。裏が、アリスソフトならではの、濃い・ぶっ飛んだ・情け容赦ない展開やキャラやHシーンなどなど。
このブランドの作品は、表だけが前面に出ている作品もそれなりにあるのですが、本作はどちらかというと裏寄りな、アリスソフトならではの魅力が大体詰まった傑作だと思っています。





ギュッと!「大悪司」
2009年8月、ついにアリスソフトも自社製品のダウンロード販売開始。
ていうかほぼリアルタイムでプレイしていた身としてはこの価格は詐欺に近い。振り込めない詐欺。
…若きエロゲーマーの皆さんにとっても、決して損はさせない作品だと思いますよ。普段小説とか読む人なら、ボイス無しに違和感感じるのも最初だけでしょう。

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