鋼鉄の魔女アンネローゼ(プレイ前用)

鋼鉄の魔女アンネローゼ

(執筆:2010/07/05)



メーカー

Black Lilith
(No.1低価格実用系ブランドLilithのうち、陵辱系中心のBlackレーベル。)



属性

発売時期:2010年4月
ジャンル:ADV
用途:実用
舞台:近未来ファンタジー(アサギワールドとリンク有り)。闇勢力に支配された無法の街。
顕著な属性:精飲・フェティッシュコスチューム
プレイのきっかけ:ブラックリリスファン、カガミファンなので(プレイ前の期待得点…6点)
プレイ進捗状況:コンプ



テキスト:3

あらすじ:魔都「アミダハラ」に観光中、奴隷商人に捕まった主人公は、魔女「アンネローゼ」によって「不死者」という魔女の下僕となり、不死身の身体を手に入れる。(ただし不死身なだけで戦闘はさっぱり)


アサギワールドともリンクしており、対魔忍こそ出てきませんが同世界別エリアでの物語、という様相です。(当然アサギシリーズ未プレイでも問題ありません)
設定が結構細かく描写されており、「無法地帯だけど住人達の逞しい自治により混沌としながらも活気のあるアングラな街」というのを描きたいのだろうな、というのがよく伝わってきます。また、キャラも普段のBlackLilithよりやや多めで、それぞれの描写にもテキストが結構割かれています。結果として、特に序盤はかなり展開も遅く、そしてややくどい。スピーディ展開を旨としているかのようなブラックリリスらしからぬ重さです。
また、シナリオ自体も、「これは本当にブラックリリスか?」と思うほど明るい。そして後述しますが和姦が多い。ブラックリリスの舞台だけそのままで中身は無印リリスとかリリスミストであるかのような、妙な印象です。
スピーディさを期待していると途中で面倒になる可能性もあるので、少しばかり腰を据えてかかる必要があるでしょう。

シナリオとしては、まぁ普通です。普段のブラックリリスよりは少々いいかな。メインの物語はいつもどおりな感じですが、アンネローゼと主人公のやりとりが後半になるほど良くなっていき、評価ポイント。



ゲーム性:4

ちょっとしたパズルもあったり、またルート分岐も蓋を開けてみればなかなか明快であったりと、分岐がいい感じです。好感が持てます。



実用性:7

驚くべきことに、ブラックリリスのくせにおよそ半分が和姦です。
テンタクル&ウィッチーズやイスカ・スバルをプレイ済みの方、和姦の半分はあのノリだと思えば正解かと(ヒロインがおよそありえないレベルの卑猥な発言垂れ流しながらアクメ)。残りは攻められ系のフェラだったりローション塗りだったりと、まぁ普通です。

続いて我らが本命である陵辱系Hの方ですが、全体の傾向としてはまず2つ。精飲の割合が多いということと、フェチ心くすぐりまくりなコスの比率が高いということ。カガミ氏の絵とブラックリリスの塗りの見事なコンビネーションが光ります。なお、陵辱対象の半分以上はアンネローゼです。
プレイ内容ですが、精飲は多いもののフェラやイラマチオは控えめ。それらより、もうちょっと(良くも悪くも)マニア向けの内容でした。もちろん輪姦もあり。異種姦(触手・オーク)も。
ただ、全体的にハードに攻められるのですが、あと一歩の押しに欠ける印象です。このあたりは、残念ながら「最近のブラックリリスの例に違わず」と言わざるを得ないか。
こういう陵辱系Hの王道として、
攻め→ヒロイン屈服→さらに攻め→ごらんのありさま
という流れがあると思うのですが、本作では「さらに攻め」あるいは「ごらんのありさま」部分が弱い。ヒロインが一巡グチュグチュにされた後、「それから○時間後…」と期待を煽るまではいいのですが、その後の描写が数クリックで終わったり。あるいは、ヒロインが屈服してから一足飛びに「それから○時間後…」だったり。いやいや、こういうのは終盤もきっちり描写してこそ、初めて大満足射精ゲーになるだろうと。最後で描写の手を緩めるとか、どういうリミッターだと。
ただ、1つのバッドエンドだけはこの
攻め→ヒロイン屈服→さらに攻め→ごらんのありさま
という流れを丁寧になぞっており、このバッドエンドは評価できますね。精飲から腹ボテまで。こうでなくっちゃ陵辱系。こうでなくっちゃブラックリリス。



音楽:3

特に印象残ってません。
驚くべきことに、ボーカル曲とかありました。どうしたんだブラックリリス。

ボーカル曲:1曲



キャラ:4

主人公:「リク」(名前変更不可),あまりパッとしない不死身の従者。後半には一皮むけるのでご安心を。
アンネローゼ:ムチムチな魔女。ぶっちゃけ魔女らしさ0でした。
ミチコ:アンネローゼ大好きな悪魔(見た目は少女)。リクと犬猿の仲。
美樹:行方不明の兄を探して欲しいとアンネローゼに依頼する、ちょっと天然な少女。

他にも女性キャラは2名ほど出てきますし、その全員のHシーン有り。けれどメインはアンネローゼですね。



声:女

女性フルボイス。
アンネローゼさん、声はいいのだけど、もうちょっとだけ精飲とかフェラの音も頑張ってくれたらなぁと思いました。



時間:2

ブラックリリスとしては長めですね。コンプまで4時間くらい?



その他

システム:画面サイズがここ最近のリリスよりさらに一回り大きくなっており驚きました。やるなリリス!
ただしCGのサイズは据え置きor縦のみ長or横のみ長、でした。(例えば縦長CGの場合、画面の左右端は真っ黒の地のみ)
確かに、元の画面を大きくしておけば、縦長・横長のみでもCGは従来サイズのものに比べ大きめになるので、その分迫力が出るでしょう。横長の場合、CGがテキストに隠れて見えないという問題も回避できる。描かれているヒロイン以外の、余分な背景リソースを必要としないということも考えると、リリスらしい「最小限のコストで最大元のパフォーマンス」を地でいく戦略だと思います。
その賛否は分かれているようですが、ここはとりあえず肯定してあげていいのではないか。
演出:セックス中に、敢えてぼかしを入れて胸の弾みを描写していたりと、ちょっと工夫が見られました。
背景:相変わらずここ最近のリリス背景はクオリティがフルプライスゲー並。



お勧め度:6

ブラックリリスレーベルの不安定さを考えるとこれは確実に当たりの部類でしょう。全体的に高水準なので、オールラウンドにお勧めしやすい、しかし逆に強く押す要素にも乏しい、オーソドックスな出来です。
序盤の展開の遅さ、陵辱シーンの比率やそこにたどり着くまでの長さがネック。とは言え、「和姦でもエロければいけるぜ!」って方ならどちらも美味しくいただけるのではないかと。陵辱以外興味無いという方は、カガミ氏の絵との相性などと要相談、ですね。ただ、「実用」項で触れたように、「当たり」は少ないかも。決して「はずれ」ではないのですけどね。




気に入り度:6

「エロさ」という評価ポイントなら、極めて高得点でしょう。
が、ブラックリリスは強姦・陵辱を極めてなんぼだと思っているので(それ以外はそれ以外のレーベルでやればいいじゃない)、少々肩透かしだった、というのが正直な感想です。確かにCGをはじめとしてクオリティは全体的に高めではあるけれど、陵辱系に限って言えば少しばかり不満の残るシーン内容であるし、「陵辱系作品としてどうか」と言われると、「まぁ、普通(及第点レベル)かな」という感想。悪くはないのだけどね。ずば抜けて良くもない。
危惧してしまうのが、本作のヒットによってブラックリリスもまた和姦淫乱系にシフトしてしまうこと…でしょうか。小粒でも股間にスマッシュヒットな欲望と毒っ気まみれなグチョグチョレーベル、それこそがブラックリリスの魅力だと思います。
大作志向もいいですが、「お手軽」と「本格」を両立させている陵辱系ブランドとしての色は守ってほしいなと思います。



(この作品については、攻略ページにても触れております。)


gyutto.com 「鋼鉄の魔女アンネローゼ」


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