「魔法使いの夜」リアルタイムプレイ日記

(執筆:2012/04/14~)


1

何年待った?

っていうくらい、祖父で予約してから待たされまくった本作。
延期に延期を重ね、気がつけばエロゲのはずがギャルゲになり、同時並行で作られていたはずのガールズワークはギャルゲどころかアニメになってしまい、
「TYPE-MOONさん?!」
と、あろうことか泥棒猫(妻)の味方をする我が息子(夫)を目の当たりにした姑のような悲鳴をあげていた昨今ですが。

ともあれ、出ました。
なので、プレイ。

私事で恐縮ですが最近私自身エロゲに満足に時間を使えなくなっており、このプレイ日記も最後まで普通にたどり着けるかは正直五分五分なのですが、まぁ頑張りたいと思います。とは言え、気を張るとかえって更新中断に陥りやすいので、気合い充填度ゼロを目標に頑張りたいと思います!最悪、今回のみで更新途絶えても気にしない。


さて。
序盤から、うーん、いいなぁ。割とえぐくて、あれだ、穿った見方をすれば、「つかみはバッチリ」ですね。
親子猫のかわいそうな描写。
そして登場する魔法使いの祖父。


…ん?祖父が魔法使いなのって、遠阪凛じゃなかった…?これは蒼崎青子の話ですよね…。あの2人親戚だったっけ?ん?
…高度なきのこファンの方々はすでにお気づきでしょうが、私そんなにきのこワールド詳しいわけではないのです。その辺りもご理解ご容赦お願いいたします。

で、もうひとつ思ったのが、この、凄惨な現場を目撃してしまった少女(青子?)の心情描写。
クトゥルフ神話っぽい記述とも言えますが、私がまず連想したのは、
『竜ちゃん!?あなた竜ちゃんなの!?』
竜騎士07に似てるww
あ、私竜騎士信者なのであしからず。

で、オープニングムービー。
なんというか・・・
うん。やはり、高度なシナリオ系エロゲは、現代アートですよね。
美しい。傘を差し歩く学生達と街を描いているだけなのに、実に美しい。アングルとか良いわー。もちろんBGMも。
あと、最初に名前出てくるのはきのこではなく武内崇だったのもなんだかグッと来る。


続いて電話描写。
この辺りから、ようやくきのこっぽさが出るというか。
<~な自分をシャットアウトする。
で結ばれる記述とか、まさにきのこ!若干ヘタな女性心情描写!若干ヘタというか、文体がきのこっぽすぎて女性の心情というよりこれはきのこ!
いいですねー。

多分、きのこも大幅に加筆修正したのでしょうが、この辺りは修正しなかったのか、出来なかったのか。懐かしのきのこっぽさに、思わずほっこりしました。

初っ端からがんばりすぎた。次回からもっと簡潔にいきます。




2

聞きました?奥さん。

我らが期待の主人公、第一声が
「…………、むう」
ですってよ。

竜ちゃん!?あなた竜ちゃんなの!?(2回目)
ていうかきのこさん、貴方(も)ひょっとして竜ちゃん大好きなんじゃないの!?分かるわー。どっちも割と暑苦しいですからね。私どっちも好きだわ。私の中で殿堂入りしてる数少ない作品のうち2つが、きのこ作品と竜騎士作品ですから。

…とか第一声だけで長々と思ってしまいました…。

しかし、序盤ということで青子と …名前忘れた、悟君(仮)の人物描写が間接的な がらもバシバシ入ってきますが、きのこってあれですね、優雅さを多分に備えたヒロインを出さないと死んじゃう病なんですかね。別に不満は全然ないですが。


んで、案の定というか、やはりというか、あざとすぎて見え見えというか…
やっぱり、二人が対面するところで初めて、ようやく焦らせに焦らせた2人のご尊顔が披露されるわけですね…。


腕組みする青子、うーん、絵は、ほら、あれだ。リトバスでいたる絵にNa-Ga絵が追加された時のような新鮮さがあるけど、腕組みする姿なんかはまんま凛ですね。あと、コメディモードでデフォルメされた時の絵とかも、まんま武内崇ですね。この辺り、違和感なく型月世界に入り込んでもらうための、敢えての演出なんでしょうね。あるいは、絵師さんなりの武内崇への敬意と配慮なのかも知れん。

序盤シナリオ、思ってた以上に(きのこ先生が大好きな)ボーイミーツガール仕様で、少々驚いてます。新キャラのはずなのにどこかで見たようなキャラばかりなのは、いつものきのこ先生だから仕方ないのでしょう。
…今ちょっと他の用で検索してたら思わぬ表記を発見したので抜粋。
遠野 秋葉(とおの あきは)
(略)「兄」遠野志貴がそうであるように同じく「空の境界」の黒桐鮮花(黒桐幹也の妹)と容姿及び能力のイメージが似ている。この二人に関しては、青子や凛と共にキャラクター的な根源が同一であると述べられている。(紅赤朱)秋葉と青子はお互いに「他人と思えない」と感じている。


…なに。秋葉・青子・凛・鮮花はみんな"根源が同一"なの。ていうか"根源が同一"て…。同一なのは根源どころの話じゃないと思いますが、こういうミラクルが許されるのはきのこ先生だけ!
色々な意味ですごい御方です。

とりあえず「蒼崎の傘は昔は白かった」ワロタ
あとやっぱり背景CG綺麗ですね。



3

あーーーーなるほどーーーー
(アナルじゃないです)

青子帰宅からの描写、別に館内の説明をしてるだけなのになんでこんなに演出過多なのかと思ったら、ようやく分かった。
本作、あれですよね。元々小説として書かれてるから、場面描写がすごく多いんですね。 エロゲとして書かれてるならそういうのはCGであっさり終わらせるのだけど、 そうでもないものだから、並の演出では描写テキストが進んでる間の間(ま)が持たないわけですね。
いやー、なんか、延期しまくった理由がようやく分かった。
本作、多分力技だわこれ。
元々小説として書かれたものを、無理矢理VN(ビジュアルノベル。この単語を知らない若いエロゲーマーはエロゲの歴史を勉強しておいてくれたまえ!)にしたものだから、 その苦労は並大抵ではなかったことでしょう。体験版が出た時に型月スタッフが「この演出は体験版だけではありませんよ。最後までこのクオリティです!」 とか自信満々なこと言ってたと記憶してますが、これはある意味正しく、ある意味正確ではないのでしょう。
「最後までこのクオリティ!」
というより
「最後までこのクオリティ維持せざるをえなかった。さもないと作品として目も当てられないレベルになっていた」
と、多分こうでしょう。


その後、淡々と進め、アーカイブ4冊。ここでついに戦闘シーン的なものが出てきました。
…三下相手には、ちょっと引っ張りすぎな気もする。そしてきのこ臭がすごいw 「出刃包丁」と書いて送り仮名「デバソード」はワロタ ていうか無いわw
なんか、戦闘シーンより、草十郎と青子の日常のやり取りの方が面白い。 おかしいな私ラブコメよりシリアスの方が圧倒的に好きなのに。



4

草十郎が花澤さんの話を聞きながらコクコクと頷いている姿を見て、ぴーんときました。

コイツ、セイバーだわ!

世間知らずで純朴だが、義理に厚く自分にも厳しい。自分に似た人間には親近感を覚える。
そういえばセイバーって設定当初は男として描かれていたらしいですね。んで、士郎に当たる方がヒロイン。
なんでか忘れましたが、結局逆転させたとかなんとか。

その後しばし、平穏な日常ー的な描写が続き、鳶丸が草十郎について勘違いし、しかも青子に「草十郎は青子が好き」みたいなことを暴露し、…辺り、面白いですね。
いやね、男女仲良く和気あいあいとしているクラスの描写とか、「草の字」とかいう表現とかはほんとにいつものきのこ節というか、要は私にはリアリティ0で正直気持ち悪いレベルなんですけど、ラブコメ的展開は(普段そういうのプレイしないせいか)普通に面白い。
で、続くシーン。草十郎クン、パチンコ屋バイトですかー… みたいに淡々と読んでいたら、まさかの。まさかの!
これ、私が大好きな(?)橙子さんじゃね!!?
緑色の服なのがちょっとなんか違うっぽいけど、魔眼的な眼力、これ橙子さんじゃね!?
橙子さん登場するかもよく知らないのですが、多分登場すると思う。


戦闘シーンらしきものなど挟みつつ、続くシーンは、おでんをつつきながら草十郎のことを考えてドツボにハマっていく青子、その様を無表情に楽しむ有珠。

なんかもったいないなぁー

エロゲの方法論ならもっと効果的に表せた独特の"間"が、小説を忠実すぎるほど忠実になぞってるから、消えてしまってる。これ、両方の良さが消えてない?

いやね、本作「魔法使いの夜」も、多分「G線上の魔王」と同じく、 製作コンセプトの時点で躓いてる作品なんだと思うのですよ。どちらも、ライター、あるいは製作スタッフの力量によってゴリ押しで高水準に持ち上げられてるけど。
"プレイ"しててつくづく思うのは、本作はやはり小説であり、CG描写はすごいけれど、「労多くして功少なし」というか、その過剰演出が勿体無くもあり、無駄でもあるのですよね。
小説ってのは、テキストのみで読者が作品世界に入り込めるように意図されて描かれているじゃないですか。だからこそ、基本的にテキストだけあれば本作は十分なのです。しかし、なまじギャルゲという媒体にしちまったばかりに、しなくてもいいCG描写を取り入れまくらないといけない。逆に言えば、普通のギャルゲならCG描写で補える描写をテキストでまでやってるからくどさが出てるし、それでいて今のシーンのような独特の"間"がちゃんと演出されていない。これってつまり、テキストとスクリプトとがうまく連携してないのですよね。小説のVN(visual novel)化ってのは、こうも大変なものかと今しみじみと目の当たりにしている気分です。
言うまでもなく、並大抵のVNよりは遙かに高水準です。しかし、高水準故に、粗もまた目立ってしまう。


そういう私の落胆と裏腹に、しかしシナリオはだんだんと展開してきました。青子が殺さないといけなくなったのは、こともあろうに草十郎。その事実に次第に勘付いて来る青子の描写、またそんな青子の内心など知る由もなくいつもどおりの善人キャラで、部活を"紹介してくれた"青子にお礼を言う草十郎。
いいですね。
この辺は、演出もきっちりしてた。テキストには描かれない、独特の"間"の演出。草十郎登場時に有珠と青子がそれぞれ変化させる視線だけで、三者の内心や場の空気がありありと描かれます。そう、こういうのを期待していたのですよ!
そして草十郎の発言はどれも実に良い。このシーンかなりいいですね。 青子の内心など知る由もないのに、見事に青子をグラグラと揺さぶり続けるこのキャラ。いいですね。

次回、青子さんに草十郎君が殺されかけるけど結局館に三人暮らしすることになってしまう編!
(で合ってるよね)




5

ミラーハウスの中、青子の"狩り"から必死で逃げる草十郎。
いいわー。この辺の描写いいわー。
草十郎君がいいわー。都会という世界に突如放り込まれて日々死にかけてるのもいいし、 追われた先に都会の「泥を流したような群青」色をした夜空を見上げてしまい、生きようという心が萎えていくのもいいし、

"まあ……蒼崎に殺されるなら、いいかな"
静希草十郎という人間にとって、決してあってはならない感想が漏れる。
……余談ではあるが。大げさな話ではなく、それは彼にとって、生涯ただ一度の過ちだった。

こういう大胆な描写、好きです。きのこワールドのキャラならではですよね。

正直、気の強いヒロインが純朴な主人公を追い回す云々はどっかで見たなと思ったらFateできっちり全く同じようなやるとりがされていたのを思い出して「おいおいきのこまたこれかよ。今度からこういうの『きのこる』って呼ぶぞ」とか思ってたのですが、この辺の描写が良い意味でのきのこ先生そのままなので帳消しにします。

「調子狂うわ。普通、どうして殺そうとするのかぐらい、訊くものじゃない?」
(中略)彼はしばし考えたあと、
「でも言う必要はない。聞きたくないんだ、そういうのは」

かっこいいいいwwwww
やばい草十郎君かっこいいわww自分でも正体不明のかっこ良さですがw

そして。

その草十郎君の今際の際に、人形キターーーーーー
人形よ!!これきっと橙子さん絡んでるわ!キャー橙子サーーン!


・・・・・・


人形が期待以上に橙子さん色で感激中。
というか空の境界の橙子さんとは随分違うのですがその「迫力」はまさに橙子さんそのもの。
空の境界5回くらい読み返した私には分かる(ような気がする)。
これは橙子さん。橙子さん作じゃなかったら失望する。

そして繰り広げられる、人形VS青子戦。人形やばい。ブツブツ呪い呟きながらそれを原動力に動き、しかも高性能。顔は青子。これで橙子さんじゃなかったら私サイトたたむわ。

やはり今際の際だった青子を助けたのは、案の定の草十郎でしたが、案の定草十郎が提案した共同戦線、その理論に納得した青子
「うん、言いたくないけど―――」
青子はふっきれたような、見ようによっては邪悪な笑みをうかべて、
「―――それ、けっこう私の好みよ」


月姫時の青子さん並の威厳!やばいかっこいい。ていうかきのこ絶対この青子の表情大好きだわ。間違いない。

その後、青子と人形は地下で最終対決し、死んだと思った人形がまだ生きており、案の定の絶体絶命のピンチに陥った青子を草十郎が助けるという展開になり、それを理由に青子は草十郎の命を狙うのをやめ、めでたく草十郎は青子達の屋敷へ…

ってなるかと思ったら有珠が邪魔しに来た。
話し合いで解決するに1票。




6

ごめんなさい普通に戦闘始まった。

そして演出すごいな。遊園地に明かりが灯るところとか、さすがVNというか、VNを越えてるというか、
さすが型月謹製エロゲ(ギャルゲ)と言っておきましょうか。

その後はさらに凄かった。
まぁ… 逆にエロゲにありがちな戦闘シーン、と言えばその通りなんですけど…
月に向かって大魔術ぶっ放す青子のとことかもいいし、それで勝てるかといったらそんなこともないし、その後草十郎君が高さ60mのコースターを駆け下り、ハンプティ・ダンプティに飛び乗るのもいいし、草十郎君がまたも奇跡的ファインプレイをしたものもいいし、まぁ、一言で言って面白かったです。
最後、青子そっくりの人形が青子の身代わりになって相討ちの必殺技を受けた辺り、憎い演出だなぁと思いましたね。

しかし青子はあれですね。青子というかきのこ先生が書く強気ヒロインは皆そうなのですが。
なんで、お礼は相手が聞こえないの確認してから言うんですかね。
いや別にいいんですよ。そういう恥じらいがあっても。しかし彼女ら、これで自分のことをフェアな人間だと思ってるわけでしょ?いやいやちょっと待てよと。
相手に聞こえないの確認してからお礼言って、「よーし礼は言った、私スッキリ」って、それちょっと違わね?少なくともフェアプレイとは割と遠い位置にあると思うんだけど!
…という些細な噛み付きでした。


さてさて、舞台は移り久遠寺の館へ。
草十郎君の首、どうなってるんでしょうね。なんか、大事な伏線になっていくんだろうなぁ。楽しみです。
青子が草十郎君を初めて苗字ではなく「草十郎」と呼ぶわざとらしい演出過多なシーンとか、うーん、なんだろう、いいんですが、
「ハハハきのこぉww」
って感じですね。(「お気に召さなかったようで…」「ハハハ中村屋ァww」のノリで)


2日ぶりの起床早々、ガラスの小瓶に閉じ込められた草十郎と、草十郎を閉じ込めた有珠との会話。

「これでも一番、無難だと思う?」

「(中略)だから、どこにいても危ない事に変わりはないんだ。
 極端な話、道を歩くだけでも、人と話すだけでも不安になる。俺は、どこでだろうと  上手くやっていける保証はないんだよ。
  けど、ここにはそんなヤツに気を遣ってくれる人がいる。
 気遣ってくれる理由は物騒なものっぽいけど、それは本当に、贅沢なコトだと思うんだ」


その後、地の文での補足説明もありますが…
草十郎君、かっこいいなぁー。いや、かっこいいとは少し違うんでしょうが。
主人公を山育ちにした理由が、ずっとなんとなく腑に落ちないで、実は今もそうなのですが、この文章は実に分かりやすいですね。その直前に、
「山では、有るものは有るんだよ」
(つまり、理解できないことでも眼前にあるのならばあると受けいれるしかない)
みたいなことも言ってましたし、「魔法使い」たる青子達には最高(あるいは最低の)相性を持つ人物、それが草十郎君なんだろうなぁと思います。きのこ文章おもしろい。

おっと、ちょうどまた章が一つ終わったようですね。
「archive」でこれまでの進行が書物形式で陳列されている演出はお洒落で好きです。
「魔法使いの夜」って本がとびきり重厚だったりね。
ひょっとして、そのチャプターの内容によって本の色が分類されているのだろうか。




7

定期試験があったり有珠と意味深なやり取りをして仲良くなったり(???)、色 々ありましたが、 とりあえずミニエピソード?「マーサ」。
うーん、リョコウバトの話は私も知ってましたが、私の知識より克明な描写に思わ ず胸が打たれてました。
そして、草十郎は、「人の善悪に関わる気がそもそも全くないのではないか」。
なるほど…。 そういうキャラなのかも知れません…。

そして、まさかの駒鳥ロビン君が、喋った!
「イエス、それはそうッスね。
 おまえ、シャバ憎のわりにいいコト言うッス。
 人の過去話(カコバナ)とかみだりにしちゃいけないッス。
 ―――ところでアリスさんの子供時代の話とかしていいっスか?
 ジブン、シャバ憎の知らないアリスさんを赤裸々にアピールして、
精神的上位に立ちたいッス」


ワロタwwww

うーん、きのこ、こういうキャラも描けるんだな。


それからだいぶ進んで。
うーん、草十郎君が有珠懐柔のため山であれやこれやしてたような描写があったけど結局何か出てこないし、草十郎君が今度はホワイトボード購入?
この辺、全部この後で出てくるんかなぁ。

にしても、殺しあった後も友達なのですか、という草十郎君の問いに、
「ぎりぎり有り」
と回答する2人。
あまりに軽く、
また鉄より堅い、驚愕の友情なのだった。


ふむー。なんか感心した。重さと、硬さかー。
逆にすると、とても重くて柔らかい(あるいは壊れやすい)友情、ね。なるほど、 確かにそれは嫌かも。
友情も二ベクトルで話せるものですね。本編と全く関係ないところで感心。

しかし、私もそろそろ批評空間とかでまほよの評価(点数だけ)見たりしましたが、うーん爆死というようなものではないですよねこれ。まぁ得点相応な感じですかね
型月最新作としては点数が振るわないけど、最新作っていうのを「月姫」「fate」に続く第3作としたら振るわないだけで、その他の有象無象を入れたら十分にK点越えですよね。


とか思ってたらもうホワイトボード出てきた!やったね!


ここから後、カーネギー事件について長々と書いてたのですが、最後の最後でマウスが滑って「保存しない」にチェック押して消した……

もう一回書くのはつらいので簡単にまとめます・・・
とりあえずカーネギー事件、終盤まで半ば興ざめしながら読んでたのですが、終盤はすごく良かった。
身内のように世話をする草十郎に、「孫として毎日来てくれ」と大金を渡す老婆。
老婆は、夫に先立たれ息子は町を出て帰って来なくなり孤独。
…という「もし~ならば」の世界を設定して生きている。
恐らく、老婆には、孫はおろか、息子も夫もいない。
「夫に先立たれ息子は町を出て帰って来なくなり孤独」というありふれた悲哀を、生涯人の善意を信じず金だけを信じて生きた老婆が、「せめてこうであれば」と思い設定した偽物の認識。そして偽物の孫。

しかし草十郎が心を悩ませるのは、そんな者たちを生み出す「町」そのものについて。
大きく豊かになった町は、富を持たない者に厳しい。
その富とは、物質的なものでもあり、また精神的なものでもある。
それに対し鳶丸は、こう言う。
町とは、互いにどうでもいい他人同士が、常に隙間を埋め合い、継ぎ接ぎをし合いながら形成する一つの共同体だと。
自分のなにげない日常を守るのは、そんな無数のどうでもいい他人達なのだと。 

最後に、草十郎が「自分さえ訪れなければ老婆は自分の人生に絶望することはなかった」と思い悩むの対し、鳶丸はまたもちょっとした助言をする。

いやね、この辺りの一連の流れ、すごくいいですね。
どちらかというときのことは別のニオイがする、それでいてやはりきのこなこの辺、私はすごく好きだな。なにげに、まほよ最大の見所だったかも知れない。
きのこはたまに、人間について実に面白いことを書くけど、こんな日常パートでそれが出てくるとは思わなかった。新鮮でした。



青子と有珠を水族館に招待する草十郎。

私、水族館で何か事件なりイベントなり戦闘なりが起こると思ってたのですよ。

水族館では、有珠がマンボウに見とれてたくらいでした。
そして、なんとなく… 青子と草十郎カップリング一直線かと思ったら、有珠と草十郎カップリングも匂わせるんだなぁと改めて実感。
「……優しい顔をしているのに、傷だらけね」
有珠のマンボウ観賞はその言葉で締め括られました。

場面は変わって屋敷。

響くノックの音。

ノックです。青子達が帰って来たわけではない。

繰り返しますが、そろそろ事件なりイベントなり戦闘なりが起こると思ってたのですよ。

繰り返されるノックの音。これはもう、有珠達の敵対魔術師としか思えない。

私は、キッツィーランドで青子を襲った"人形"が、 "青子"そっくりの顔をしていたことを忘れてはいません。




きたか…!!


  ( ゜д゜ ) カ゛タッ
  .r   ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
  \/    /


開く扉。


橙(あか)い瞳。眼鏡。見忘れようのない顔立ち。(らっきょ的な意味で)



橙子さんキターーーーー
ついにキターーーーーー



しかも完全予想外。
私、この日記の最初の頃に書いたっけ?書いてなかったか。
私、「魔法使いの夜」に登場する橙子さんは、とにかく冷徹さと非情さと強大さが強調された、憎まれ役的かつラスボス的立ち位置でしか描かれないと思ってたのですよ!
この橙子さん、(そういや眼鏡かけてる!) 眼鏡有ヴァージョンの柔和橙子さんじゃない!


そして明かされる真実!やっぱりパチンコ屋でフィーバー出してたのは他でもない橙子さん!これやっぱり間違いなくラスボスですよ!このあとの展開も容易に想像つくもん!要はアレでしょ、すごく感じのいいBGMとか流れちゃって感じのいい空気全力で作ってますけど、帰ってきた青子達に勝利宣言するでしょ橙子さん!要は、ついに本拠地(屋敷)奥深くまでの侵入を達したわけですものね!この後に期待!!


と思ったらちょっと違った。敵の招待は地下鉄ホームで看破された。


そして屋敷の橙子さんが段々恐ろしくなってきた。
普段どおりなんだけど、言葉の隅々から恐ろしさが。



「ごめんね、草十郎くん。眼鏡、外してもいいかしら?」


キターーーーーー




8

「……いや、そんな物(←壊れた眼鏡)はいいんだ。多少、視力が落ちたとこ
 ろで大事にはならないし。
 そもそも我欲(わたし)があるかぎり、五感による情報にすら主観が
 入る。全てこの世は霧の中だ。もともと目に見えるだけのも
 のは信じてはいない質(たち)でね」


やばい橙子さん(眼鏡無)メチャクチャかっこいい。
らっきょ時代の橙子さんの雛形がまさに今ここに!感動せざるを得ない!


そして、…え?橙子と草十郎に、似たところがある?まじか。


「自分の認識が不明で、自分自身が不能と感じる。
 未来というものが、とても自分に関わりのある事とは思え
ない。となれば必然、心情は過去への逆行を試みる。
 しかし、所詮大我(ソア)の前の小我(モア)のように、正常な流れの前に
は時間旅行は押し戻されてしまう。
 それも私にあって君にある物だ。
 ああ、なんて無様な私。なんて哀れな―――」

空の境界の時から思ってましたが、橙子さんって心理学
…まぁいいです。


そして、意外や意外。屋敷でのご対面になるかと思ったら 全然そんなことなかった。
帰る橙子。帰って来る青子達。


え…
次の章…
普通に2人ともくつろいでるんだけど…

極寒の中草十郎くんを思う存分こきつかい、自分はファッション誌眺めてギター。
やばい、初めて青子に強い嫌悪感。これは、温厚な私は言うにおよばず、全国の大きいお友達が許さないぞ。
温厚な私は言うに及ばず、皆さん昨今の行き過ぎたジェンダー活動について少なからず疑問を感じていますからね。デリケートな部分です。はい。多分。



「ねえ。どうして彼を酷使するの?」
「別に。最後には記憶を消させてもらうんだから、楽しかっ
 たら困るじゃない」
極めて分かりにくい、彼女らしい誠実さを口にした。


青子、それ誠実さちゃう。ご都合主義や。

そしてまた有珠・草十郎カップリングフラグが立つのでした。
いや結局立たないのは分かってますけどね。


ん?あれ。時系列バラバラなのか。
どうやら、上のやり取りの数日後に橙子さんが来訪したらしい。



話は飛んで、いよいよラスボス(橙子さん)との対決の時。
その前の章が「夜の始まり」だからこそ分かるラスボスの気配。これは遊園地戦を越える!


そしてまずは有珠VS橙子さん戦。
やばい橙子さんやはりかっこいい。

「巧くできているだろう?
 君のアクロのように稀少な神秘で現実をねじ曲げるのでは
 なく、量産した神秘で現実をねじ伏せる。
 もの自体はただの魔眼。だがその弾数には果てがない。」

先予想しておきますが、橙子さんきっと青子の方にも登場する。
どっちも橙子さんの人形であり、橙子さん自身のはず。
にしてもあれだな。まほよ版橙子さんはらっきょ版橙子さんより明るいキャラですね。そしてよく喋… それはどっちも一緒か。
ただ、なんていうか… 男装キャラというか男キャラというか、なんかちょっとキャラ違いますね。


そして戦闘終了。有珠見事に敗北。そしてまたヒロイン的描写。
青子と有珠なら、6:4くらいで有珠派もいる気しますね。型月ヒロインにありがちなことに、どちらもあんまヒロインとして魅力無いって意味で。(無茶苦茶言ってるな私)
そして、見事に有珠を助けた草十郎君がまたいいこと言った。

「なんで。使えるものがあるのにお金がないだけで使えない
 んだから、それって不便って言わないか?」


便利さを追求した末の現代社会は、確かにお金持ちにとって便利な社会でした。




9

実は、本当に申し訳ないことに。

ここから先、一気にエンディングまでノンストップでプレイしてしまった。
しかもプレイ日記つけずに。

あれですね。橙子さんはやはりラスボスでしたね。さすが、御大が嫌ってた(?)だけある。
一個残念なのは、橙子さんがマジぱねぇはずなのに、橙子さんより畜生(ベオ)の方が遙かに高位な存在って感じになってること。橙子さん人形師でしょ?人形で勝負してほしかったなぁ。ホラー大好き人間(初めて知った)なのに切り札が畜生(ベオ)っていうのは、お話の都合上仕方ないのかも知れないけど橙子さんファンとしてはどうにも納得いかないような…
あとあれかな。橙子さんinらっきょに比べて、やはりキャラがかなり明るいですね。ワイルドさとトリッキーさが多分にある。若いといえば若いし、ちょっとハッスル(死語)しすぎじゃね?と言えばしすぎな気もする。一世一代の勝負だからこそ仕方ないのかも知れないけど、登場シーンとかかっこよすぎまくりだったのだから、終盤までもうちょっとホラーテイストで貫いてほしかったかな?
一方の畜生(ベオ)ですが、彼は見事なヤラレ役を果たしてくれましたね。草十郎君かっこいい。かっこよすぎた。畜生(ベオ)相手への立ち回り、かっこ良すぎた。ていうか「山」「山」って言われてて完全に騙されてた。まさかそういう山だったとは。
首筋に何があるのかまだ知りませんが、でもそういう生い立ちだったのですね。自らの有り方に疑問を持ちロボットでなくなったからこそ廃棄された、という定番伏線でしょうね。「いやそれはねぇだろ常識的に」とか思ったりもしたけど、この辺はきのこ自身の若き日の過ちっていうことで、認めてあげます。

で、青子がどういう魔法使いだったのかも結局よく分からず。
ただ、最終決戦のお気に入りのセリフがこれ。

「責任をとると言ったな……! では、その具体案は!?」
「そんなの―――これから考えるに決まってるでしょう!」
「―――おまえは、最悪だ!」


姉妹の有り方をある意味象徴するようなやり取り。橙子さんの毒づきがかわいい。

あとですね。エンディングで神演出が。

エンディングで一瞬出てくる、窓際で有珠が夜空を見て待っているシーン、メチャクチャかわいいんですけど!
あの曲のあのタイミングであの演出はやばい!神演出!神演出!神のバーゲンセールだな!

といったところで、本編プレイ日記は終わり。
最後、残ったアーカイブの感想軽くだけ書いて終了予定です。




10

やばい何これ。


おまけの1本が面白い。


今、蒼崎を心配して一緒に館の外に出たら蒼崎が死んで、 その直後にクマも死んで懐かしの「DEAD END」テキストを拝んだところです。
いやー。
最初から薄々と。
爺さんが屋根裏で顔無し死体になってからは確信のレベルで。
思ってましたが、きのこから竜騎士07への贈り物ですかね、これ。あまりにも竜騎士すぎる。うみねこ過ぎる。
いや、竜ちゃん大好きな私が思うならばそうなんだろうな、私の中ではなってやつかもですが、竜ちゃんひぐらしの頃から知恵先生とか登場させてるくらいですからね。きのこって割とそういうのに対して律儀じゃない。よく知りませんけど。
このギャグテイスト。きのこらしいですよね。笑ったら死ぬとかいう特殊ルールが幽白っぽいし、特殊設定での館連続殺人とか竜騎士っぽい。きのこも好きよのう。
正直きのこのFDシナリオというものにはHOLLOWでがっかりさせられて以来あまり期待していなかったのですが(本編はエクストラシナリオとしてかなり良いけどその他の日常描写がやおい過ぎる)、こういう路線のおまけシナリオなら大歓迎ですぞ!(○ック口調で)

正直、序盤から完全に惰性でプレイしていたので推理とかまで頭働かないのでこのシナリオ自力で攻略できるか心配なことこの上ないのですが、序盤で実は私きっちり橙子さんに出会ってヒントもらったりしてるし(内容忘れたが!)、ノーチャンスでもないはず。いやDEAD ENDだったけど!というか1巡目から橙子さんに出会うとか、さすが私と言わざるを得ない。

で、その後も頑張って進めてみたものの、当然の帰結というべきか、袋小路に陥りました。1巡目だもの、そんなものだよね。1巡目は様子見、2巡目で真面目に推理しなさいと、こういうことでしょう。

やばい。

私、息抜き用にこのまほよプレイしてるのですよ。
真面目に推理なんかしてられっか!というのがある。
なにより、こういう推理ものに滅法弱いというのが大前提としてある。

果たして私は、そもそもプレイしなおして推理をするのか、推理したものの挫折するのか、見事最後まで終えるのか、エロゲーマー伝家の宝刀「攻略サイトでカンニング」という禁忌を犯しつつも「カンニングしないとクリアできないようなゲームはカス!!」と逆切れレビューを書いてしまうのか。

自分でも全く先が読めない次回、今度こそ「まほよ」プレイ日記、完結 予定。
先が読めないのに「完結予定」もあったものではないですが、一応そういう予定。








11

ク・・・・・・


クリアしたぞぉぉぉぉぉぉ!!!


…とは言え、自力クリアとは程遠い、選択肢に助けられながらの、 しかも若干総当り方式も採用しつつのクリアで、エレガントさも勝者の余裕も 何もないんですけどね…。
「製作者サイドにおんぶにだっこでクリアさせてもらった」
という表記が正しい。

ただねー、割と真面目に推理はしたのですよ?
怪しかったのは特に、律架さん、静希、そしてクマ本人でしたね。
まず律架さん。彼女、どうもアリバイが少なすぎるのですよ。多分どの犯行にも関われたんじゃないかな。
続いて静希草十郎。コイツは、終盤でバッドエンドの際に普通に姿を出してるので犯人確定って言えば確定なんだけど、その時のコイツの口調だとどうも弱みを握られて動いてるようなこと言ってたので、その時点で複数犯だろうなと思ってました。
そしてクマ。実は序盤から、どうも怪しいのです。
最後の最後に「そうじゃないかな」と思ったけど、このエピソードの一番始め、何かよく分からないものを使い捨てカメラ(きっと「写ルンです」ですよ私と同世代の皆さん!) の写真を焼き増ししてるんですよね。
これ、青子のバニーガール写真じゃないかなぁ?もちろん犯行用の。
よく分からないけど、神父・山城先生・橙子さんはこれで殺られたのだと思う。

あと、文章を読んでるとどうも怪しいのがもう一点。終盤の推理でトッキー、山城先生の殺害でアリバイがある者リストにクマ自身を含めていたけれど、私が読む限りクマもまた一人きりになってる時間帯って2回ほどあるんですよね。まぁこれは私の読み違いかもしれないけど。

…なんて偉そうに語りましたが、正解を知ってからようやく合点がいっただけで、プレイ中は「あまりにもアリバイがありすぎて、プロイのことも知ってる有珠か?」とか「山崎先生の死亡は正確には誰も確認していないような…。死んだふりして後半の犯行を行うってのは推理モノの定番のはず…」とか、「律架さん胡散臭いんですけど!」とか、迷走しまくりました。
クリアまでたどり着いてよかった…。(というか繰り返しますが「辿り着かせていもらった」。)

正直、クマの淡い恋心の行方も気にはなりましたが、その辺はさすがきのこというか、案の定のきのこというか、有耶無耶ながらも「かなわぬ恋」な方向で締め括られましたね。 きのこってそういうライターですものね。一時の感情ではなく、自分としての生き方を尊ぶ。私はそういうきのこテキストが好きですし、クマの恋心が(確定ではないとはいえ)だいたいそういう方向が暗示されているのも、まぁ仕方ないなと思います。確定させていないあたりもきのこらしい。「先のことは分からないけどね!」みたいなノリで。
にしても鳶丸はカッコ良かったですね。鳶丸に惚れてるクマの心情に共感できてしまった という、私がこんなこと言うとウホッになるからアレなんですが、それでもそう思わせてしまう辺りはさすがきのこなのか。あとクマも確かにかわいい。正直、可愛さで言うなら私の中では クマ>有珠≧青子 な感じ。(一人足りないことに触れてはいけない)

触れてはいけないで思い出しましたが、エンディングテロップでも出ましたし途中の節タイトルでも出てて面白かったのが「笑ってはいけない久遠寺邸」。確かにww
エンディングテロップでは「誰も寝たりしてはいいけど笑ってはいけない久遠寺邸」ですね。


まぁとりあえずそんなところで。
いやー、普通に面白かった。実に良い良作。満足感でいっぱいです。このおまけシナリオだけじゃなく、作品全体が。
プレイ日記としては微妙な出来栄えになってしまいましたが、ここまで辛抱強くお付き合い下さった極少数の皆様、どうもありがとうございました。
最後、「うみねこのなく頃に」のネタバレを含む内容を少し書いて終わります。未プレイの方はスルーして下さい。ではでは!














で、ね。

お気づきでしょうか。
「うみねこ」よろしく、本作も、きっちり、犯行の全貌は語られることなくプレイヤーの想像に任せたままで終わったということを。
うみねこは犯人自体も語られませんでしたし、プレイヤーに対し挑発的な文句もあったという違いはあります。ただねー、なんかネットでは竜ちゃんの人気は完全に地に墜ちて見渡す限りアンチばかりな雰囲気になってる2012年昨今ですが、本作もアレも、ファンタジー要素有りな推理もんじゃないですか。
どちらも、犯行の全貌は語られてないじゃないですか。
別にそれでいいと思うんですよね。大事なのはプレイヤーが納得できるかと、そしてそしてなにより、プレイヤーが楽しかったかだと思うのですよね。
あのラストに納得できないからアンチの皆さんは竜ちゃん大嫌いになったんでしょうが、 じゃあ何で納得できないかっていうと、… なんでですか?竜ちゃんの挑発がうざいからですかね。

きのこもね、最後の番外編でいちおう推理モノをやったわけですが、何もかもを語ってはいませんよね。整合性が実のところ完全に取れているのか実はミスがあったり無理矢理設定があったりするかどうかは、分からないんじゃないかなぁと。
それでも本作を是とするなら、うみねこも是とされても、ひょっとしたらいいのではないかなぁと。
番外編、私から見るときのこから竜騎士への鎮魂歌(爆)というか、慰めというか、フォローというか、「別にいいよねこれくらい」ってラインをきのこが示したというか・・・・・・
そんな邪推をしてしまったシナリオでもありました。セルフツッコミして終わっておきます。


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   i|::ハ: : : : : : : : : : : 、ヘヘヘヘ     、  ヘヘヘヘヘ /: : : : : \,|.   ろ な
   |!l |: : : : : : : : :、: ::\    、-―-,      / : : :丶;,,;,:ミヽ   う  ら
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