G線上の魔王 リアルタイムプレイ日記


2008/05/28


次回更新よりネタバレ有りになります。今回は、恒例の、プレイの背景などについて。
まず、体験版未プレイです。半年以上前に「KIRA☆KIRA」と一緒に予約注文したので(涙)、購入は決定していたわけです。よって、わざわざ体験版やる必要もないかなと。
るーすぼーい(以下るーす。ライター)前作の「車輪」は恐ろしいことに体験版で2章までプレイできるそうですが、音声無しだとか。やっぱり、そういう中途半端なものをやるよりは、完成を待って一気にやりたい!ということで、予備知識はほぼ無し。

で、毎回恒例、さっぱり当たらないことで定評があるプレイ前シナリオ予想ですが、今回はずばり、純愛。これ。 伏線張りとプレイヤーのミスリードを十八番としているるーすですが、今回は、敢えて「信じる」ことがテーマに!!「明らかに怪しい!けど信じる!」プレイヤー涙。みたいな。
明らかに別作品が複数混ざってて新鮮でもなんでもないですが、いいんです、私の予想なんだから。
じゃあ始めますか。



2008/05/29
1
初っ端から灯花キター

…正確には中の人、ですね。何ちゃらちろ、だっけ。
いいよいいよ、この人の声好きなのです。
で、朝のBGM、これ有名な曲のアレンジですよね。確かブルグミュラー(ピアノ教本)辺りで出てきたような…。違う?

んで、あれですね、今回は語尾の「○」で萌えてくれというご配慮ですね。るーすからのささやかな贈り物ですね。畜生、バカにしやがって!こんな単純で子供じみたトラップ、この中の人の声だったらノーガードで萌えちまうじゃねーか!というかむしろこちらから当たりに行く感じ?人生もエロゲーも、楽しまないと損ですからね。



栄一、声が可愛すぎだろう、女性声優はいいとして、もうちょっと低音ボイスにしろよ、とか思ってたら邪悪な本性きたこれ。こいつとのやり取り辺りから、いつものるーす節が出てきましたね。良し良し。



…しっかし、大音 … もとい椿姫は灯花、花音はさちにそっくりですね。車輪が頭から消えないせいか。そういや公式サイトも顔の個体識別がうまい事できないせいでちゃんと見るのやめたんでした。「灯花に似たこの子が…   灯花と違って性格は…  」とか、余剰の情報入りまくりですからね。声無しはいかんね、こういう場合。
実際、ちょっと声聞いてると花音はさちと随分イメージ離れてきました。いい声ですな。あと、るーすお得意の(←私の主観)義妹キャラですからね。うむうむ、可愛いぞ。(男が言うとキモいな、この台詞は…)



ハル登場。
うーむ。
悠久のあの御方みたいですな。
喋り方といい、声といい。声は、あっちはもっとおばさん声でしたが。

自己紹介。
うぜー…ww
このキャラうぜーー…ww
このうざさ、どっかで見たような… いや、分かってるんですけどね…(謎)

しかし、花音はもうどこからどう見ても花音なのですが、灯 … 椿姫は、どうも、あれだ。
言うなれば…


「きれいな灯花」。





2008/06/01
2
「エテ吉さんは、スライムとかがいいんじゃないスかね」

予想通りの展開とは言え、ウケた


…と、比較的平和な学園生活が描かれていた序盤ですが、権三登場で一変。
とっつぁんのポジションですかね。
気に入った(というか心に残った)台詞は、

「雄はまだ利害で動く頭を持っているが、雌は違う。わかるか?
 (中略)重要なのは肉体関係を持つことだ。雌はそういうことにこだわり、縛られる生き物だ」


この台詞の是非はともかく、そう、これ。こういう、容赦ない、歯に衣着せぬ表現は、18禁の専売特許とまではいかなくても18禁ゲーの強みですよね。こういうところをしっかり生かしてくれる作品は好きです。


(今日はミキちゃんからの電話もない)

フラグか!?伏線か!?
…と思ったけど、違いますよね。


ちゅーか段々とエテ吉さんの発言が笑えてきた。

(表)「はは、花音ちゃんもひどいなー。でも京介くんもオトナになろうねっ」

とか。(先日京介が「大人になれ」って言ったばかりですものね!)

京介「(体育用具室の鍵を隠しても)バレなければいい。バレなければ犯罪じゃない。」
(裏)「クズの理屈じゃねぇか……」


とか。(クズキャラの綺麗な正論!)


んで、ハルの推理。かっこいいっすね。私は推理ものは嫌いじゃないけどそう好みでもないし得意でもないのでその辺の定番とかがよく分からないですが、名探偵にお馴染みの、鋭い観察眼と記憶力。
携帯持ってない嘘を見抜くのとか、好きですね。
体育用具室の鍵の件は、一応足がついてなかったみたいだから、どのようにハルが絡んでくるのかと楽しみだったのですが、なんだよエテ吉の自爆かよ…。

とはいえ、

「ただ、エテ吉さんって、邪悪な心の持ち主ではありますけど、チキンはチキンだと思うんすよ。スライムですし」

とか、人物の性格も的確に推理に盛り込んでくるとか、またも鮮やかな推理っぷり。後は証拠だけですな!

「容疑者をしぼりこませないために、犯罪の規模を大きくする。なかなか手の込んだことをしてくれますね?」

うぉぉぉすげぇぇぇぇ!!これ使えるんじゃね!?

栄一「じゃあノリコ先生が犯人なんじゃないかなー?」
ハル「ノリコ先生に限らず教師が犯人なら、犯行のチャンスはいくらでもあります。わざわざ自分しか職員室にいない時間を選んで鍵を盗む必要はありません」


すげぇぇ!ちょ、急きょですが、このリアルタイムプレイ日記は、私の論理的思考の練習講座に変更させていただきます。
いや、確かに消去法で考えるならノリコ先生も十分怪しいんですよね。ってところで私の思考は止まっていたのですが、ハルは「教師がその犯行時刻を選ぶ動機」まで考えているわけです!単なる消去法で人の行動は推理できない。いや機械的な分ある意味一番論理的ではあるのですが、動機というものを考えていない以上その効果は時として極めて薄いのですね。逆に、犯行の動機、というかその行動の動機ってのまで考える行為は、推理ものなんかでは得てして想像もつかない動機であることが多いから私なんかは最初から「動機」というのは思考から除外しているのですが、某ひぐらしなんかはそうやってプレイしてて結局最後まで推理できなかったのですが、今回みたいに、「犯行の動機」ではなく「一つの行動の動機」を考えることで、容疑者を大幅に除外することができるのですね!(除外は言いすぎ、可能性が下がるだけですけどそれでも大きい。)


ハル「証拠すか……
   もちろん、ある」


きたぁぁぁぁぁーーー!!!

証拠!?マジかよ!?どんな!?

エテ吉「あ、お、お腹が!うああ、持病の盲腸がっ、あああっ!」

盲腸は持病にならねーーーー!!



…「数学の用紙」か…。
まさか、エテ吉さんの机がピカピカだったり、数学教師の机がガタガタだったりしたのも全部伏線だったとは…。

…私、推理ものを楽しむプロですな…。頭単純すぎ…orz



それはさておき、花音の声が大好きです。これは脳にキます。恐ろしいことに、何ちゃらちろの声が霞んで聞こえます。
あとですね、るーすぼーいですが、相変わらず、地の文/ギャグ文と、ヒロインの萌え台詞との書き分けが見事ですな…。同じライターとは思えない。


あとあと、夜の音楽ですが、これ、どこかで聴いたことあるなぁと思ってたんですが、思い出しました。
朝の曲といい、複数の曲がクラシックないしそれに準ずるオリジナル曲があるのでしょうが、この夜の曲は、ずばり「顔のない月」。オリジナルが別にあって、顔のない月の曲とは兄弟関係みたいな感じなのかもしれませんが、あの作品に出てくる曲とそっくりです。
どなたかオリジナルご存知の方いたら教えて下さい。

最後に、ハルの推理ばっか書いてて触れられませんでしたが、魔王の正体と精神科医師とのやりとりについて。
魔王は男の声だったので主人公、物忘れが激しいところから主人公は二重人格、魔王は主人公のもう一つの人格!
…という極めて安易な推理ができるのですが、るーすの性格を考えるとこれは無い…。
結局OPまで(第一章終わりまで)プレイしたのですが、結構普通に魔王登場してましたね。
体験版ってここまでだったのかな?ここまでプレイしただけで魔王が誰か分かってプレイやめたとかいう人がいたような…。
となると消去法でも動機的にもやっぱり京介が怪しいのですが、ここまで怪しいと、ねぇ…。というか他に疑うやついねーじゃねーか。エテ吉さんか?エテ吉さんが魔王?すげー!スライムじゃなかった!
…なんて超展開あるわけないし…。

ということで、魔王は京介ではない。という根拠薄弱の推理をして、本日の日記終了です○





2008/06/07
3
何ちゃらちろ何ちゃらちろって連呼してきましたが、調べたら「紫華すみれ」でした。んで、表の名前が「神崎ちろ」。灯花とか椿姫とかは紫華すみれ名義ですので、すみません。ヘタに表の名前出すべきじゃなかった。


ということで、物語では椿姫の家に初訪問です。
5人兄弟7人家族。兄弟多っ!

「わー、こぼしたー、わーん」
「こら、ちろ美」


この名前はねーよ!!

るーす、絶対わざとです。チョイ役だからって、絶対茶目っ気出したに違いないです。
あと、お父さんにちょっとウケた。
「おい、京介くん。風呂入っていけよ?」
「あ、けっこうです」
「背中流してやるぞ、な?」

熊先生かよ!この何とも言えない親愛の情表現が楽しいです。


…と、この日はこれくらいで中断したのですが、他のことしている時にふと思った。
ハル→勇者 椿姫→僧侶 のんちゃん→戦士

これはひょっとして…

京介→魔法使い?


きたこれ。
この主人公、30代童貞です。
…まぁそれは冗談として、主人公=魔王へのミスリード&ドラマティック展開伏線ではなかろうか。
だって、普通に考えたらのんちゃんは武道家か魔法使いでしょう。何故に戦士。ちょっと違和感。


ともあれ、プレイ再開。椿姫の家を地上げする必要あり。
ここで魔王視点になり、何故か魔王も椿姫の家を地上げしたい様子。ひょっとしたら理由あったかも知れませんが、すみません数日に渡ってプレイしているのでちょっとあやふや。確か、魔王が立ち退き必要リストを見たところ椿姫の名前があったんだっけ。んで、魔王が何故かノリノリになって、「私に任せて下さい」って言ったんじゃなかったか。何故かっていうかハルが絡んでるからですけどね。

ともあれ、主人公と魔王の2人に土地が狙われて、椿姫ピンチ。
けど、幾らお金積んでも動かないって言ってるのをどうやって動かすのかと思ってたら、
魔王「金の問題にすればいいだけ」

「土地>金」
「命>土地」
「命=金」

「命=金>土地」

うぉぉぉすげぇ!!これもどこかで使えるかも知れん
「金の問題じゃない」に対し「金の問題にすればいいだけ」って解決法がなかなか爽快で好きです。いや、凄く邪悪ですけどね。


で、ついに魔王がグラフィック付きで登場。普通に主人公顔。
…これは違うでしょう。主人公じゃないでしょう。けど安易すぎる。まさかミスリードのミスリードか!?主人公じゃないと思わせて主人公なのか!?


ところで、メインヒロインの一人と思われる水羽が、驚くほどちっとも絡んできませんね。これ書いてて気づきましたが、今2章で椿姫がメインで出てるってことは、3章4章がそれぞれ水羽とのんちゃんの章?ヤバい、私絶対のんちゃんで陥落する。

それはそうと、水羽の厳しい態度に、

ハル「いやあ、見ているこっちがむずかゆくなるくらいの強気っぷりすね。
   アレは、ひどいツンですよ、ええ……」


ちょっと笑た。


で、誘拐事件起こる。またも魔王視点に。
魔王語りによると、魔王は何らかの恨みを持って動いているとのこと…。
ここで私の推理タイム。
魔王が恨みを持って動いている 魔王は若い 魔王は主人公ではない 魔王の声は主人公に?似ている

閃いたぞ!真実はいつも一つ!

魔王は、主人公の兄ですね!!(母親を撮った写真に写っていた人物)

もう一つ考えやすいのが、そしてるーすがしきりに露骨なくらい誘導かけてくるのが、二重主人公の可能性。
これは、考えにくいんじゃないかなぁやっぱり。
けど、主人公の兄説も、安易すぎてこんなのが答えだったら少々がっかり…。とはいえ、他の解答とかそれこそ有り得ない気がするし。


とかなんとか考えていると、

ハル「どうなんだ、と聞いているんだ」

とっつぁんだーーーーー!!(「どうなんだ、と聞いているのだ。」)


やっぱり、車輪だのa profileだのが抜けていません。
さてさて、微妙に面白いけど正直それほど面白いというわけでもない2章。どうなっていくのでしょうね。



2008/06/13
4
私は、「魔王=京介の兄」説を推してるのですが、プレイしているとそれに矛盾しない台詞やら地の文やらが出まくって、何とも言えない気分です。私なんぞに裏設定読まれるようじゃおしまいですぞ。
実際どうなのかは分かりませんが、現在プレイしている3章後半まで、出てくるのはひたすら「魔王=主人公と匂わせる、思わせるような展開」ばかりで、ただの一回も「魔王=主人公」と断定できるシチュエーションが出ません。普通に考えて、それが逆に怪しすぎる。また逆に、主人公≠魔王と考えるに足る状況証拠はどんどん増えていく。最初は逐一メモってたのですが、読み返してもたるいだけなので以下では全部カットしてます。う~ん、確かに、この出来は、延期が続いた理由として十分だなぁ…。

ともあれ、話は2章の誘拐事件の解決直前辺りまで戻ります。


前回お話しした、「2章は椿姫、3章4章で水羽とのんちゃん」仮説ですが、のんちゃんでいくと決めた私。
これまで、選択肢一つ一つで悩んでいたのが、即答で

(椿姫の気持ちが)「面倒だな」

あーなんとすがすがしい!思考停止のなんとラクなことか!
…でもその後の椿姫のデレっぷりに、心痛める。

椿姫「嫌なこと忘れて遊んでると、楽なの。自分でもちょっとダメかなって思うんだけど、それがまた気持ちいいの」

ああああああああぁぁぁぁ共感できすぎて嫌ぁぁぁああああ!!!
やめてぇえぇぇぇええぇ!!

それにしても、椿、すげぇっすね。

椿姫「あのね、聞いてくれるかな。広明がさ、さっきやっと眠ってくれてさ……」

文字にしてしまうと今ひとつピンときませんが、声優さんが、すっげーけだるそうにこの台詞言うんですよね。うまい。
で、このキャラ変貌は珍しい。少なくとも私の中では新しい。
ダメヒロインが頑張ってキラキラヒロインになるのはよくあることですが、まさかキラキラヒロインが頑張らなくなってダメヒロインになるとは。
んで、これからどうなることかと見守ってたら、なんだ、感動エンドか。感動すべき場面なんでしょうけど、なんだこのやる気ないBGMは。感動させようという気概が全く感じられん。
これはあれかな、るーすも、
「すんません、ちょっとここ、書いた本人が言うのもあれですがビンタを張り手と勘違いするのはムリある気するんで、あんま盛り上げないでもらえます…?」
みたいな注文つけたのでしょうか。
ともあれ、申し訳程度に盛り上がり、一応椿姫は元さや…というか元の性格に戻り、2章終わり。
最後に、「んで、椿姫との関係どうすんの?」的選択肢。
ちょっと迷ったけど、まぁこれでしょう。


>椿姫と距離をおく

ぽちっとな。

その後、ハルが「なぜ株券が消えたか」について見事に推理。うん鮮やかでしたね。
しかしさっぱり分からないのですが、何で、住宅街での警官職質トリックを見破っておきながら、可能性が低いと思われる(監視カメラですぐ確認の取れる)京介のロッカー鍵すり替え説をあそこまでゴリ押ししてきたのでしょう?何でそこまで京介を魔王だと言いたかったのでしょう?京介は無条件で魔王じゃないと信じると言ってたのに。この辺ちっとも分からん。伏線?



ともあれ3章突入。
序盤から花音キター
私、テンションだだ上がり。いいですね、やっぱり、登場するだけでテンション上がるキャラってのがいるゲームはいいですね。この分だと、3章は花音の章か?私の読みでは3章は水羽だったのですが、外れたか。


第3章 悪魔の殺人

章タイトル覚えておくと、物語が5%増しくらいで楽しめます。私の経験上。

3章前半は、またるーす節が復活し、色々と笑えました。

ハル「しかし、記憶喪失の少女って、どうして美人で色白でいつも病院のベッドにいるような善人ばっかりなんですかね?」
京介「美人で善人のほうが、死んだときにドラマ的に泣けるからだろうが。そんなことより、どっか行けよ」


感動系作品ライター、るーすwwww

他にも、色々と表現が面白いです。

ハル「うむ。わたしもペンギンのはしくれだからな。氷が恋しくなったんだ」

栄一「いいか。お前のその要デフラグな脳みそにちゃんと書き込んでおけよ」

魔王「一つ、アドバイスを。まずありえないが、国家権力に知らせた場合、報復は苛烈を極める。

   追伸:例の株券は鼻紙に使わせてもらった。」



3章、いいですね。台詞回しもいいですが、なんといってものんちゃんの章なのがいい。のんちゃん出まくりでいい。声優さんの声、おばさん臭いっちゃおばさん臭いんですが、それでもいいものはいい。某超有名アニメで、声質が大事なキャラの声を担当しているだけあります。

のんちゃんのお泊り。

俺は…

>帰れ
>しょうがない


即答で下。

お泊り?そうかぁ~…? ちょっとだけだぞ…(うき…うき…)


花音「兄さんは根暗で、嘘つきだけど、のんちゃんのことは大好きです
   なんか元気出てきた。明日はすっごい点数出しちゃうぞー」

ああ… のんちゃんの笑顔を見ているだけで私も破顔…。
ひょっとしたら、この3章こそが、このリアルタイムプレイ日記絶頂期なのかも知れません。


花音「あれれ? 兄さん知らないの? のんちゃんは、ジャンプはジュニアのときからほとんど転んだことないんだよ?」

転ぶフラグやめてぇぇーーーーー!!!


花音「んじゃ、いっしょに寝よっ!」
京介「寝ないから」
花音「のんちゃんね、なにかを抱っこしてないと眠れないの」
京介「わがままばっかり言うなよ……それだけはまずいっての」
花音「だいじょうぶだよ、誰も見てないよ」

>寝てやる
>寝ない


即答で上。エロゲー万歳。
普段萌えゲーやらないもんだから、いちいちテンション上がって大変です。


と、ここで京介の過去2。5人家族。
5人家族ですってよ、奥さん!!1人は病死、もう一人は事故死ですってよ!!どっちか生きてるよ、絶対!
なんか批評空間ではやたら高得点だけど、本当にあの平均点分楽しめるんだろうなコラ!肝心の伏線大丈夫なんだろうな!
これが、卑小な私の杞憂ならばいいのですが、どうも心配。
中盤が楽しめない作品にはかなり辛口ですよ。終わりだけ締めてある作品も、中盤までに愛想尽かしてたら感情移入も糞もないから、酷評しまくりますよ。
今のところ、減点要素が「シナリオ展開が今ひとつ盛り上がらない」で、不安要素が「魔王の正体」で、それ以外はどれも高得点ですが(推理合戦は面白い、台詞の言い回しは好き、キャラは可愛い)、まだまだ予断を許しませんね。

…予断を許さないのはシナリオ展開であってほしいわけで、シナリオ展開の出来ではないのですけどね…。



2008/06/18
5
京介の過去2です。

北海道の寒村で、震える母子、どうしようもない男。

いや、文章うまいですな。
締めるところはきっちり締め、プレイヤーを話に引き込む力、流石です。


で、悪魔を捕らえ、尋問。
ここで新キャラ、ユキの活躍。
話術が巧みで感心。少なくとも私のような素人は感心。人間観察力もさることながら、観察するだけでなく、その観察からベストの対応を引き出す姿、リアリティあるのかないのか私には分かりませんが、カッコええ!リアリティ感じたのは、「唇を舐めなかったら諦めてた」とはっきり言ったことです。できないことはできない。自分の技量と状況を客観的に捉え、それを出力できるのは、出来る人間の必要条件だと思います。
そんなこんなで、かたずを呑んで展開を見守ってたら、小休止に。
んで、花音登場。

花音「ねえ、お風呂いっしょはいろーよー。髪あらってー」


そうかぁ~…? ちょっとだけだぞ… (うき…うき…)



これマジで同一人物が連続して書いてんのか!?あの尋問劇を書き、返す刀でこのゆる萌えキャラを書いてんのか!?改めてるーす、恐るべし…。ちょっと武器が多彩すぎるでしょう。

花音「兄さん。大事なお話があります。」

花音「のんちゃん、怖い。兄さんに嫌われなくない。」

京介「…そういう、話、か…?」
花音「たぶん、そういう、話だよ」


…ってあれ?え?しかもこのまま本格ラブ展開に突入するの?マジで?兄さん、即答で話聞いちゃうよ?
あ、いや、大事な話ったって、いわゆるそういう男女の云々な話ではなく、事件に関係する重要な手がかりが隠されたキーとなる話かもしれないわけで、一連の事件解決のためにも当事者の話は聞き逃さずキャッチすべきだという考えがまず第一にあり、決して邪な気持ちだけで即答するわけではないということをこの読者の皆さまにはご理解いただきたいわけで、我ながらどこから見てもハマーさn

花音「えっとね、んとね
   兄さんに、守って欲しいなって」


来ましたよ、来ましたよ、事件の鍵を握ってそうな重要な情報が今から来ますよ!

京介「守る?」
花音「んと、つまり……ペ、ペアになって欲しいの」


私 、は じ ま っ た 。



(ゲーム内でも本当に「花音の章」始まって、ちょっと笑た)



2008/06/19
6
京介(けれど、悪魔すら人を救うことはある。)


るーすは、こういう、何気ないフレーズ一つ一つが深いから好きです。


精神科医(カウンセラー?)秋元氏ととのやりとり。
前回は主人公が魔王っぷりを見せつけ、秋元氏をドン引きさせましたが、今回は一点、花音について秋元氏に相談。
話を終えて、なにやら晴れ晴れとした感じの秋元氏。

秋元「ああ、このファイルの山かい?いいんだよ、たったいまゴミになったから」

秋元「君には自分の時間やお金よりも大切なものがあるのだと知れた。それが、一番の収穫だな」


おいおい、秋元氏かっこよすぎだろ・・・ 侮ってた・・・


しかし、花音ルートに入ってから、ようやく主人公が感情移入しやすくなって良かった。
主人公を「魔王?違う?」とか疑いながらプレイするスタイル、やっぱりある面から見れば失敗企画だと思います。推理物とは相性も良いのでしょうが、るーすが得意とするもう一つのジャンル、ヒューマンものとは致命的に食い合わせ悪いんじゃないかな…。

ともあれ、花音とのいい関係。
クリスマスイブは栄一に頼んでホテルの予約。
その晩の花音との会話。

京介「おれだって遊んでばっかりじゃないんだぞ?」
花音「なら、二十四日に誰とホテル行くの?」
京介「は?」
花音「エイちゃんからメール来たよ。部屋の予約頼んだんでしょう?」
京介「お前ら、地味に仲いいんだな」
花音「別に、いいけどねー」
寂しそうに目を伏せた花音の肩をたたいた。
京介「お前だ」
花音「へ?」
京介「だから、おれの相手はお前だって」
花音は、どぎまぎと、唇を噛んだり、手を握ったりを繰り返した。
花音「そ、そーなんだ……」
頬を赤らめた。
花音「なーんだ……」
京介「栄一には言うなよ」
花音「はいっ!」


…花音、いいなぁ…


で、え?
魔王、引退宣言?このタイミングで…!?
ありゃ?京介なの!?マジで!?
私が推す「京介の兄」説では、ここで手を緩める理由がない。
京介=魔王でない限り、このタイミングで野望が霧散する理由がないから。


魔王(おれは消える。消える予感がする。)
魔王「右手のしていることを左手は知らなかった。たとえるなら、そういうことなのでしょうね」


マジかよ!!?一番ありきたりな、京介のもう一つの人格説!?
いや待て待て待て、魔王が京介のために動いていたとするとどうだ…?
いや、苦しい…
…う~ん、びっくり…。
ともあれ、魔王もいなくなったことですし花音ルートに専念します。
クリスマスイブのホテルの話でしたね。

栄一「わかってんよ。ちゃあんと親父の許可もらってきてやったよ」
栄一「オレ、マジいいヤツじゃね?」
栄一「親父はオレが泊まるもんだと思って部屋空けてくれたんだよね」


全私が泣いた


で、楽しみにしていたクリスマスイブ。(主に私が)
まさかの、予定入り。
絶望にやさぐれる花音。
京介との間にできる、わずかな溝。
暗雲。

てかあれ?私、花音ルートに入った時点で、花音とHして普通にハッピーエンドで。枝葉エンド一つクリア、じゃあもう一回戻って花音を振るところからやり直してね、って、そういう展開だと思ってたのですが、花音ルート、意外と長くて太い…?


花音、スランプ。
瀬田に暴言。世間は皆、敵。母親とのどうしようもないすれ違い。

花音「もし、金メダル取れなかったらどうする?」
花音「死ぬでしょ、お母さん。」



そんな花音を、更衣室で抱くか。

>ただの逃げだ
>それで傷が癒せるなら…


BAD ENDフラグむんむんですが、下を選ぶ私。 いや、ここは抱くでしょう。抱いて減るもんじゃなし。(まさに下衆!)

…あ、やっぱり…。BAD ENDでした…。 (クリア後追記: これ、花音を甘やかしたことによるBADなんでしょうね。)


相変わらずの狂気染みた独善さを見せる郁子さん。全てが郁子ワールドの解釈に飲み込まれていく様子に戦慄する京介。

京介(この人は、間違いなく、花音を愛している。
   同じくらい、自分も愛している。)


名言きたこれ。

どうも、車輪みたいな、じっくり考えさせられる、物語全体に影響を及ぼす名言は少ない(というか未確認)ですが、一つ一つはさすがるーす。A profileを越えてるかも。


そして、クリスマスイブの夜、楽しみで楽しみで仕方なかった京介との予定をもキャンセルし、老人施設に赴く花音。
最後に、老人との会話。

花音「だって、みなさん、自分が育てた子供たちと、なにか事情があって一緒に暮らしてもらえないんでしょう? それは、寂しくて、腹立たしいことじゃないですか?」

老女「とても寂しいけれど、そういうことで人を恨むには人生は長すぎるの」


ちょ…この人、カッコいい…。
こんなとこで痺れると思わなんだ。
しかも、これが、そのままこの花音の章の主題になるとは。
次の大会でも、点数が奮わない花音。開く瀬田との差。 絶望的な状況で、信号無視の車。事故でもないのに、美談を作るために花音を突き飛ばし、自分もわざと転ぶ郁子。
あまりにもどうしようもない母の姿に、殺意すら芽生える花音。しかし…

ここでの、花音の、「越えた」描写は、見事でしたね。車輪と同じく、涙を誘うには弱いのだけど、それでも心を打つ台詞。普通に良かった。感動した。


その後の試合。

私、ヘッドフォンのボリューム上げてプレイしていました。
朝からのBGMがまず実に良く。そして演技。圧巻でしたね。
試合後、倒れた娘の元に必死で駆け寄った母の姿が印象的。
そして覆される判定結果。そういえば染谷が「後は大丈夫」とか何とか抜かしてたな。
負け。オリンピックへの切符を失う花音。
一瞬、瀬田が辞退して切符を花音に譲るんじゃないかとも思いましたが、そうにもならず。
負けたけど、弱さを克服した花音の、ハッピーじゃないけど、「花音エンド」にふさわしい、綺麗な幕切れでした。

テーマは、憎しみを捨て、感謝の念を持つ強さ。
良いテーマです。理で考えるとどう考えても理不尽です、花音の思考は。けれど、だからこそそこに、私達が見落としがちな、大事な示唆があるんだと思います。

こうやって言葉にすると陳腐ですが、やはり、ひたすら偏狭な母の前での、花音の台詞に痺れた。そしてこれが花音ルートの真髄でしょう。


「ありがとうって、言わなきゃいけないんだって……!
 苦しいけど、くやしいけど、おかしいなって思いながらでも、言わなきゃいけないんだって!

 だって、お母さんだもんね……しょうが、ないよね……」




2008/06/24
7
ユキ「だいじょうぶよ。真実を話してくれればいいだけなんだから。真実は好きでしょう? あなたは世の中のいろんな嘘や欺瞞に疲れてる。違う?」
おそらく、これが決め手だろう。
抽象的でかっこうのいいセリフが、男の誇大妄想を膨らませ、自尊心を刺激する。


カッコいい!実にかっこうがいい。

ということで始まりました「G線上の魔王」リアルタイムプレイ日記7、ユキという新キャラが登場したことにも特に違和感感じず普通に読み進める私。
えーと何々、3章での2件の殺人は偽?階段落ちも海の血も、どっちもガチだと思ってましたよ。少々驚き。

で、のんちゃんも振ってしまい、4章の冒頭は、初詣。神社でハルと待ち合わせ。

ハル「自分、超おめかししてますよ?」

ダサいジャージだーーー!!


京介(……あ、いやちょっと待てよ。)
目を凝らし、宇佐美のジャージを見る。
京介「あれ、そのジャージって……」
ハル「気づきましたか」
京介「ああ、ブランドモノじゃね? 三万はするだろ?」
ハル「上下で二千円ですがなにか?」
京介「ですよねー」
見間違いだった。
京介「いやいや、気づきましたか、の意味がわかんねえよ」


ハル、私は結構好きですね。萌えませんが楽しい。そして時々カッコいい。
ちょ、おい、Next Chapter2回出てきたよ!
なになに、これ選択肢ちゃんと選んでたら、ハルルート分岐だったの!?


京介の意識が飛ぶ直前、自分が部屋から出て行くような映像。そして切り替わるのは京介のマンションの前。そこで時田と遭遇。時田が普通に話しかけてくる。

てかあれ?
マジで魔王なの?
3章ののんちゃんルートもそうですが、この辺から、私の「魔王=京介の兄」仮説がどうも疑わしいことに…。
後から思えば、こちらはるーすにまんまと一杯食わされたわけですが。

というわけで4章。
「交渉の死角」


校舎に立てこもる橋本君。前章の"悪魔"との交渉は驚くほど鮮やかに決めたのに、橋本君が手ごわくて今ひとつ精彩を欠くユキ。結局、橋本君にしてやられ、橋本君も人質の水羽も逃がすことに。

ユキ「人の心にマニュアルなんて当てはまらないってことね」
ユキ「まだまだ、訓練が必要だわ」
ハル「いいや、ここまではすべて計算ずくだったはずだ」


キター
てかマジで!?ハルかっこいい!

私がぼんやりと心の奥でしか感じなかった違和感を、ハルが理路整然と喝破する。G線の見所はまさにこの辺なのでしょうね。


ユキ「甘いわね、ハル。善人は馬鹿を見る時代なのよ?」
「わたしは時代に生きているわけじゃない。わたしはあくまでわたしの考えに基づいて生きている」


…カッコ良すぎでしょうハル。
こんなこと3D女性に言われたら、私イチコロだわ。こんなこと言われなくてもイチコロだという話もありますが。ともあれ、ハルかっこいい。多分誰も攻略しなければハルルート=TRUEルート行くと思うのですが、満足です。


で、じわじわと明かされるユキの過去。
ユキは、言葉の万能性を信じたんでしょうね。可能性ではなく、万能性。けれど、他のキャラが言うように、背景の無い言葉は無力。 何とも、重い現実です。


そしてハルとユキの正面対決。

ハル「わかったよ、ユキ」「お前が"魔王"と関わっているのであれば、そして"魔王"を肯定するのであれば、わたしも容赦はしない」

ユキ「復讐が問題の解決にならないことは知っているわ。でもね、救いにはなるのよ。復讐こそが唯一の救いだと思い込んでしまったら、もうあとには引けないわ」


カッコいいハルはおいといて、ここで一つキーワードが出た気がします。
救い と 問題解決。
救いと言えば、
京介(けれど、悪魔すら人を救うことはある。)
というのがありましたね。
G線の一つのテーマになるかも知れないのでメモ。


で、ユキと水羽の父が人質に。
しかしスタンガンで奇襲する父。

「ユキは昔から賢い娘だった。お前が再び私の前に現れたとき、ただでは済まないだろうとは思っていた。だから、先の学園で要求してきた五百万くらいならくれてやってもいいんだぞ」
「しかし、殺人はまずい。復讐はもっと法の網から逃れやすい形で行うべきだ」


復讐され、命を狙われてる身でこのセリフ、噴いたwwww


で、4章ラストは急転、権三登場。
しかしここで登場する権三、どうもキャラが、その…

権三「外道には外道の報いがある」

蒼天航路きたこれ

権三「何を隠している」
権三「痴れ狗が、宇佐美もいるではないか?」


蒼天航路きたこれ

権三「これより三つ数える」
ユキ「やめて 京介君を放して」
権三「貴様か」


蒼天航路きたこれ

権三「俺を上回る恐怖に出会わねば、裏切らぬと思っていた」

蒼天航路きたこれ


なんだこりゃ。
…なるほど。るーす、ここで筆止まってたんですかね。
これはひどい。どう見ても董卓です。いや確かにキャラ設定は似てますけどね。雰囲気は全然違うけど。
私、蒼天航路ファンですから、全部どのシーンか言えますよ。蒼天航路ファンなら余裕でしょう。最後のだけ董卓でなく曹操だとか。
うーむ…。


その後すぐに4章が終わり、5章導入は京介へと父からの手紙。
相変わらず、息もつかせぬ書き口。過去書かせるとうまいですねぇ。やっぱりるーすは、伏線や心理戦はほどほどにして、ヒューマン系を本軸にした方がいいんじゃないか。


で、京介=魔王説が一気に明るみに出、事態は急転、魔王VS獣の王に。

権三
「悪とは、いまだ人のうちに残っている動物的な性質にこそ起源がある!!!
 復讐に救いを求め、救いに悪を成さんとする貴様は、遠からず己が悪行のもろさを知るだろう!!!」


メモメモ。救い、出ました。


ハル「らんらんるー」

畜生、こんな世俗的ネタに…





魔王「この俺、鮫島恭平に向かって。」

畜生、るーす・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


魔王「正確にはアサイと名乗っていたのだがな。」

うんうん、染谷が2章で魔王をアザイではなくアサイって呼んでたから、これ臭いなと思ったんですが、いちいちここで書くのもくどいしやめたんですが、やっぱり
…って、私のお披露目会じゃねーんだよ!!るーすぅぅ~~~!!!!!
うああああああ、自分の想像と寸分違わぬ大トリックって、さむーーーーーーーー!!!!
すみません、このプレイ日記、未クリアで読んでた人がいたらすみません、私余計なことを2章辺りから言いまくってました、マジすみません。
るーす、頼むよ…。
ちょっとファンを舐めすぎたんじゃね?
はぁああ…。
なんという。 なんという。
結局、2章の時点で私内本命だった、「魔王は実は京介の兄」説がそのまま正解だという、そんな、そんな…。


意気消沈のまま5章。もういいです、るーすがこの作品に込めた(と私が信じている)作品テーマと、キャラと、個別ルートのヒューマン系シナリオに全てを賭けます。
…お、結構他にも見所あるじゃない。よしよし、一つ大きな仕掛けが空振りしたからって、そう意気消沈することもないな。

アイキャッチのハル絵がカッコいい。
けど、本編始まるとダサいジャージ。
いいですね、このギャップ。ハル良いよハル。
で、どんどん出てくる種明かし。

ハル「ミキちゃんは?」
京介「あれは男だ。ゲイバーのマスターをしているが、(略)」


男だったのは笑た


京介「なんだよ、まさか嫉妬してたのか?」
ハル「ええ、実は、ここぞというタイミングを見計らって浅井さんの家にお邪魔していたんです」


マジかよ…。

ハル「よく、数々の誘惑を振り切ってわたしを選んでくれましたね」

サーセン…


京介「なんだよ、経験なしか?」
ハル「え、い、いや、あれですよね、ラブホテルには交換日記みたいなのが置いてあるんですよね?」
童貞丸出しの発言じゃねえか……童貞じゃねえけど。


森田賢一と同じこと言ってるwwww
しかしこの辺、ハルの中の人の演技が巧くてニヤけます。


ハル「こ、こここ、これを、むしゃぶれと、あなたは言うのですか!」
京介「誰もそんなこと言ってねえだろうが!」


こういう、弱・るーす節も私結構好きです。「神」とかも。神のBGMもいいですね。

などとアンニュイな気分でプレイを進めています、というところで、キリも悪いですが本日の日記は終了です○
次回、ハルとの2回目のHシーン後から。



2008/06/29
8
ハルと、ハルの幼少時の話。

京介「父親からたまに、日本で売ってるような人形とか送ってもらわなかったのか? ほら、あの、流行ってたじゃん、カリちゃんにんぎょうだっけ」
我ながらひどい


5秒ほど意味分かりませんでした。
カリちゃん人形wwwww


京介「ああ、"魔王"を捕まえる」
ハル「……捕まえる?
   ……違います……殺すんです……!」
その夜、おれは宇佐美ハルに宿った悪魔を知った。


中の人、うめぇ。
そして、勇者、まさかの悪魔憑き。


そして物語は、魔王恭平の過去に。魔王誕生秘話。

恭平「人殺しは悪です。」
アラン「けれど、人殺しは正義が救ってくれないものを、救ってくれる場合がある」


…メモ書きすることで余計な思考が走り、物語を楽しめないですね…。ちょっと今回のプレイ日記は、るーす作品だから仕方ないとは言え、作中抜粋が多すぎです。
ともあれ、出ました。悪にしかできない救済。これはもうメインテーマと見てよさそう。

そして恭平・京介の父、連続殺人の末、逮捕。

 ――ありがとう、恭平。
「お父さん……あなたは、人を殺したことに、後悔はなさってないのですね」
 ――恭平……秀才のお前が、ぜひ父に教えてくれないか。
 ――父さんは、世間でいわれるように、悪魔なのか?
悪魔だろう。
胸のうちで、理性や道徳心が、冷酷にそうつぶやいた。
勤勉で、なによりも家庭を愛してくれた父。
父がもたらしてくれた笑顔は数知れない。
熱いものがこみ上げ、恩知らずの理性や道徳心をなじった。
恭平「父さんは、正しい……」


魔王の原点ですね。
それにしても、恭平の過去もやはり圧巻。
その後、人の命、罪の重さは平等でないことを、実に分かりやすく語っています。なんとなく人の命が平等に見えてしまうのは、この日本に生きている私達の特徴でしょうね。それは決して悪いことではなく、むしろそう思えるまでに至ったことを感謝すべきことなのでしょうが。
ともあれ、少し広い世界を見渡せば、平等の脆さは明らかで、それを恭平過去は饒舌に語っています。

そしてついにクーデター。魔王の宿願。
富万別市セントラル街占拠。
リアル北斗の拳と化す街。
京介とハルがはぐれ、京介は橋本に捕獲され、ハルは魔王に捕獲され。

魔王「宇佐美よ、どんな人間も、最後まで自分の正しい世界に生きて死んでいくのだ」

全くもってそうだと思います。
その後、京介の軟禁脱出からハル救出までは京介カッコ良かったですね。どうもこの辺から主人公が別人のように変身しているのですが、敢えて気にしないことに。
そしてとうとう街の封鎖を解き、魔王の陰謀を阻止する2人。
最後に、魔王が最後に京介に電話をかけてきた。
別れを告げて電話を切る魔王。
何度もリダイヤルをかけようとする京介。


ハル「浅井さん……」
少女は、短く、けれど、厳しく言った。
ハル「――騙されてはいけません!!!」


ああハルかっこいいよハル。いつもいつもカッコいいんだけどなぜかどれも活躍小ぶりに見えてしまうのはなぜ?

魔王の罠。
外人部隊と人質を入れ替え… まさに外道!
さすがに引いたわ。


でも、魔王がバスで炎上し、全てが終わって、エンディングが流れて、
「んー… う~ん… 」
と、釈然としないわけじゃないけど、強いて言うならハルの中に巣食った悪魔をもうちょっと消化してほしいとかなんとか思ってたら、テロップの中で出てきた「挿入歌」とか聴いてねーよそんなもんネタバレ乙、とか思ってたら、まさかの最終章。

最後に言うとしまらないんで、先に言います。「容疑者Xの献身」にかなり似てる。
けれど、怒涛の展開。こういう展開、私弱い。京介の背中にすがるハルのシーンから、もう私ずっと半泣き。
心を鬼にして、ハルを貶め、全ての罪を被る京介。
ハルの弱い心を庇い、ハルが本当に好きだったバイオリンの道を守るため、身を挺する。
面会に来る皆。
冷酷を装い追い払う京介。


栄一からの手紙。

「あ、あとよ、ついにノリコをモノにしたぜ。

 マジで。

 いや、マジだって。

 マジだからよ……早く、出てこいよ……。」


……最後のほうの文字が、妙に歪んでいた。




あ。やば。
私、こともあろうに、エテ吉さんのタイミングでマックスハート、涙腺決壊です。

でも、粒が零れちまったのは、なぜか、娘がピアノをやっているって、見て、聞いてって言ってくるシーン。自分でもさっぱり分からん。



殺人者の娘。宿業は受け継がれ、父は自らを含め一家3名が殺人犯、母もまた外道の娘、そんな両親を持つ娘。
いやだからどうしたって話ですが。



……

考察。


キーワード。

悪魔 救い 復讐

復讐という悪魔がもたらす救いの幻想 ?

もう一度、魔王の最期を洗いなおしましょう。

魔王「復讐に意味はない」
魔王「まさに、浅井権三の言うとおりだったな」

魔王「私を撃ち殺したお前がどうなるか、わかっているな?」
  「そうか……ならば、私を憎むがいい。憎悪は人を……」
いいかけて、己の失言を恥じるようにうつむいた。
「いや、愛も、また…」
復讐に救いを求める愚か者の笑みだった



で、「権三の言うとおり」というのは、前にもメモったこれ↓

「悪とは、いまだ人のうちに残っている動物的な性質にこそ起源がある!!!
 復讐に救いを求め、救いに悪を成さんとする貴様は、遠からず己が悪行のもろさを知るだろう!!!」


つまりこういうことですか。
悪魔は人を救うことがある。言い換えるなら、悪行が人を救うことがある。
けれど逆に、救いを求めて悪行(復讐)を成そうとするのは、脆い心の表れである。

恭平…魔王は、法で死刑判決を受けた父を救うために、広域封鎖・立てこもり事件を起こした。けれど、父を救うためだけならば、もっと別のやり方があったのではないでしょうか。何も、大都市一つを地獄に落とし、無数の命を犠牲にするような手間のかかる方法を使わなくてもいい。
結局恭平は、「悪くない父」を死刑宣告した、この国全てを憎悪し、全てを復讐対象としたのでしょう。
死刑宣告とは、法が決めたものであり、悪を為さずしてそれを覆すことはできません。つまり、恭平が父を救おうと思った時点で、彼は悪事に手を染めることからは逃れられなかったわけです。ここで言う悪とは、法の下の悪であり、倫理とは少し違った話です。

こんな背景、物語読む上では面白いけど、考察の上では結構どうでもいいですね。

結局、人の弱さ…救いを求めてしまう弱さが主題だったのかなと。
ここで言う救いとは、心の平安、満足、納得であり、誰かに「救ってもらう」的なものではありません。
魔王は、父の無念を晴らすことを救いとし、
ハルは、魔王に復讐することを救いとし、
他にも、権三を除き、救いのために悪事をはたらく・はたらこうとするキャラは数多く登場したと思いますが、それでも人は、最後まで自分が正しい世界に生きる、と。
こうですかね?
うーん、あと一歩足りないような。
あと一歩足りないのは私の考察である気もしますが、作品自体も、あと一歩、いやニ歩以上足りていないような…。

最後、実に面白かったですが、作風変わりすぎ、主人公変身しすぎ。ハルに惚れただけでカッコよくなりすぎ、4章までの主人公完全放置すぎ。
テーマも、結局特にメッセージは無く、基本的にエンターテイメントを描いただけ、としか、今のところ思えない。「救い」という観点から普遍的な人の心の弱さを描いているのは一考の価値ありである気もしますので、一応もうちょっと考えてはみたいと思いますが。
で、そもそものコンセプト、「主人公=ラスボスにプレイヤーをミスリードしちゃおう」ってのが、少なくとも私には無効でした。たとえ有効だったとしても、エロゲーでその手法はかなり危険。主人公が主人公として破綻しますからね。
とまぁ、悪いところばかり並べるとこんな感じですね。
はい、普通に結構面白かったです。
特に頭脳戦は期待以上の出来。これは演出のせいかな?先述の通りハルの魅せ場がどれも今ひとつ盛り上がらなかったのが実に残念。カッコよかったのに。


残り2人をプレイしつつ考察し、最後に改めてまとめたいと思います。
では今日はこんなところで。次は椿姫です○



2008/07/01
10
ちょっと、1週間後に「殻の少女」プレイ日記が控えていることに気づき、急ピッチでプレイしています。我ながら最低のプレイスタイル。


ということで椿姫ルートです。
椿姫ルートでは、立ち退きを求める地上げ屋さんとしての自分と、温かい椿姫一家とのジレンマに苦しむというのが主軸ですね。


そんな中、椿姫に惚れてしまった京介。
まさかの、親父の祝杯。

権三「俺達は、家族だもんなぁ?」


主人公、沈んだーーー!!主人公顔だけどきっと前髪の下の目はレイプ目!



京介。椿に、立ち退きの嫌がらせ。地上げ。

そして、自分の本性を告白。

椿姫「ちょっと聞きたいのはね……ううん、ちょっとショックを受けてるのはね……
   えっと、どうして、京介くん……どうして、ひどいことするの?
   怖い人を使って嫌がらせなんて、京介くんがするようなことじゃないよ」
おれは、椿姫のこういう攻め口も予想していた。
京介「必要悪だからだ。」
椿姫「え?」
京介「詳しくは話さないが、こういった土地を巡るトラブルで暴力団が関
   わっていればすんなり解決しただろう事例がけっこうある
   そうしなかったばっかりに、アパートの借主が貸主を殺したり、一家
   が路頭に迷ったりと、不幸が大きくなったことすらある
   なんでもそうだろう? 風俗やギャンブルだってそうだ。法律やら道
   徳やらがびっしり張り巡らされた毎日で、それをスムーズに解決して
   くれる存在が求められるのは当たり前のことだ
   それが残念なことに、今回たまたま、おれだったんだ」


後の考察で使えるかも知れないのでメモらせていただきました。

その後、続く京介の猛攻。
そして――



椿がレイプ目になったーーーーーー!!!!!

(ミキちゃん、ミキモトさんだったー!)









…いやね。
実は私、椿姫ルートは、だいたいシナリオ予想してたのですよ。
椿姫や椿姫の父が京介の本性を知った後、
椿姫父「ほかならぬ京介君が苦しんでいるのなら、いいんだよ」(グリーンダヨ!)
椿姫「家族だもんね!」
とかなんとか言って、自主的に家を出て行くという展開。


いやいや、るーす、すごいね。

椿姫が京介を家族から庇い切ったのが一点。
二転三転し、最後まで椿姫の家がどうなるか分からなかったのが一点。
京介が極道に入ろうとし、家の前で日記フラグが発動して反逆してボコられ、その後男を見せても権三には効かず、もう駄目かと思ったら京介が死亡回避フラグ張ってたのが一点。


うん、面白かった。なかなかですわ。さすがるーすですわ。延期した甲斐あったってもんですわ。
んで、ラスト。
地上げ、大成功。椿姫一家もお金入ってまぁ良し。京介は椿と幸せな生活。ヤクザ稼業からも足洗えて万々歳。京介母も、交通事故で死亡せずに京介と平和に同居。花音は大スター。栄一さんはニート脱却して就職。

いやびっくりしたわ。
ふつうにハッピーエンドじゃねーか。大団円じゃねーか。最高のエンドじゃねーか。
ハルの気持ちと魔王以外。
魔王どうなったの、魔王。 ねぇ。




2008/07/04
11
ということでラスト更新、水羽ルートです。
場面は、校舎立てこもり事件を、警察呼んでさっさと終わらせたところから。


栄一「まぁ、ぶっちゃけ、かかってこいよみたいなところありましたね」

校門前で栄一さんがマスコミの前で調子乗ってて噴いたwwww

で、物語は、水羽による、超つたない京介アタックへと続いていくわけですが。

屋上に呼び出しても

京介「話せ。5分だ。」
水羽「……つり橋……つり橋……効果……」


とても告白する側とされる側との会話とは思えない…
しかもユキが見え隠れしてる。
で、ぐだぐだのまま水羽が去って行き、↓

やがて、おれ一人になった。
そこに、ひょっこり栄一が現れた。
栄一「よう京介、白鳥はいい子だぜ」


あからさますぎるwwwwwwww
挙句の果てに、自分が水羽に好かれていると知った京介↓

おいおい、要するに超展開ってヤツじゃねえかよ……。

るーす、自分で言うなwwwwwwww

他にも、

ユキ「見ている限り、水羽は彼のことをもっと褒める必要があるわ」
ユキ「例えば教育にといては褒めるのが最も有効だといろいろな実験で示されているの。恋愛もそう」
水羽「そんなことはないわ。最も有効なのは暴力よ。暴力より効率のいい指導なんてないわ!」


まさかの法月先生……!!!

栄一「お前知らないのか。オレたちの生きてるここは仮想現実なんだぞ? なんかもうなにもかもコンピューターで作られた世界なんだって」
京介「ふーん……じゃあ、誰かがおれたちのやりとりを向こうから眺めてるってのか?」
栄一「そうだよ、早くパッチだせよ。オレの身長を180センチにする修正パッチ」


見たいwwwwwww

もうカオスすぎてwwww


しかしこの章普通に面白いですな。ただのギャルギャグゲーのノリにユキが怪しい心理学で味付けするもんだから、るーす節も合わさってえもいわれぬ味わい…。期待はずれとか聞いたけど、オチがどうであれこのノリは有りだわ。

そこから、結構普通に恋愛物になってきて、ユキがシリアスに暗い心を垣間見せたりして、そして選択肢。
夜中にやってきた水羽を、やっちまうか否か。

…ため息一つついて、先にバッドエンド回収。結構短めで助かったし、凌辱シーンが長くなかったしコンパクトでシリアスにまとまってて良かったです。その後、分岐に戻ってから京介が反省した様子を見せたのもまた良し。

るーすは、弱い者に対して常に温かくていいですね。
今回も、(容姿以外)何の見所もない水羽ですが、その頑張りを主人公がきちんと立てる展開にしており、それによってギャルゲ展開が始まるので、結構自然に読めてしまいます。


…ってマジ?3年後?ちょっと急すぎね?


超水羽「人は独りでは生きていけないというけれど、一人で生きようともしなければ、そこには必ず甘えや媚という悪が芽生える。」

名言出ました。
水羽ルートでの唯一にして最大の名言でしょう。(身長180cmにするパッチを除いて)


…まぁ、正直、後半はるーすの息切れを感じましたね。さすがに急展開すぎるし、もっと丁寧に描けたはず。幾らなんでも、水羽、2年間での変化にしては劇的すぎるわ。(肺炎事件が1年後だから差し引き2年)
京介のプロポーズを断るところとか、結構好きなんですけどね。普通に先の展開が気になったり。

親に、姉に甘えた、心の弱い少女の、罪と償い。
まぁ、いいんじゃないでしょうか。 後半はちょっとあれですが、前半爆笑続きだったし。全ルートで一番面白かったかも知れない。






さて、最後は、考察です。

数日間考えてみたのですけど。
結局、魔王が誕生することになった舞台である日本というのは、一応、倫理や道徳感といったものがかなり幅を利かせているじゃないですか。けれど恭平達の父は救われず、母は非業の人生で、京介は極道の養子になり、恭平は魔王と化しました。平和な日本においてですら、そういう一家が誕生するのです。この世は常に理不尽であり、そんな世界に私達は生きているわけです。理不尽がもたらすのは、悲しみと憎悪です。そして憎悪が後押しするのが、復讐です。
ここでユキの言葉
「復讐が問題の解決にならないことは知っているわ。でもね、救いにはなるのよ。復讐こそが唯一の救いだと思い込んでしまったら、もうあとには引けないわ」
作品のテーマ…というか描いているものを一つ挙げるなら、理不尽な世界であることを"諦め"、"救いを求めず"に"強く生きる"、そういう心のありよう、ではないでしょうか。
花音ルートのクライマックス。ハルルートのクライマックス。花音が、京介が見せた強さとは、いずれも諦観とともにありました。それは、必ずしもハッピーエンドに結びつくとは限りません。いえ、むしろ傍目には不幸な未来しか見えないかも知れません。
だけど、繰り返しますがこの世は理不尽です。彼らが選ばなかった選択肢もまた、幸せな未来は紡がないのです。
あとは、好みの問題ですね。どう生きるか、人生の大事な場面で、どういう選択をするか。
理不尽を前に、それを受け容れて自分の想いに殉ずるか。それに怒り、闘うか。 それとも、それしきの理不尽など刎ね飛ばすような理不尽に、自分自身がなるか。
今挙げたのは、それぞれ、京介、ハル、魔王3人の生き方です。
面白いのが、最後の選択肢ですね。
これには、漏れなく権三の台詞がついてきます。 救いを求めた悪とは、脆い。

対照的なのが、ハルの台詞ですかね。
ユキ「甘いわね、ハル。善人は馬鹿を見る時代なのよ?」
ハル「わたしは時代に生きているわけじゃない。わたしはあくまでわたしの考えに基づいて生きている」

蛇足かも知れませんが、残る椿姫ルート、水羽ルートも、作品主題からそう逸れてはいません。
椿姫ルートで描かれたのは、心の強さの中でも、「生き方」じゃないかなと。椿姫は、自分の生き方の拙さ、世渡りの難しさ、無力さを知っていても、なお自分の信じた生き方を堅持し、最後まで京介を庇い切りました。だからこそ京介も、そういう、一人の「人間」としての生き方に心を打たれ、打算と恐怖で動く「家畜」から足を洗おうとしたのでしょう。

水羽ルートはこれまたなかなか面白く、描かれていたのは前半の水羽の甘えた生き方に対する糾弾ではないでしょうか。残りのルートと異なり、水羽は恵まれた環境でした。それ故に、その環境に甘えて弱い心でいた。その罪を償うことになったのが、水羽後半シナリオではないかと思います。水羽は最後まで自らの罪を償いきれず、彼女はラストシーンですらなお道半ばです。彼女の頑張りと京介の愛により、彼女やその周辺の人間は一定の幸せを手にしていますが、やはり印象的だったのは、成長した水羽の物憂げな表情。罪悪感に囚われつつ前に進み続ける、そんな姿が始終描かれていたように感じます。
これは、翻せば、「理不尽ってのは、無条件に与えられる『豊かさ』も含むんだぞ」って釘を刺されているように感じました。豊かな環境でそれに甘え、心弱く生きることへの静かな糾弾。

G線上の魔王とは、主軸は頭脳戦ですが、やはりヒューマン物語でもあったのだろうなと。
いい加減くどくど長すぎなのでそろそろ終わりますが、まぁ、そんな作品だったのでしょう。

考察しつつも色々粗は浮かぶのですが、まぁ、あれだけ延期した難産作品にしては、よく頑張ったのでしょう。

最後に、いつまでたっても下手糞なプレイ日記にここまでお付き合い下さり、どうもありがとうございました。


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