「CROSS†CHANNEL」リアルタイムプレイ日記

(執筆:2006/08/08 - 2006/09/12)



0

2006-08-08 19:54:22


えー。


CROSS†CHANNELリアルタイム攻略日記、やることにしました。



友人が、近日プレイ開始するとのことなので。

私も、前にプレイしたのは1年以上前ですし、もう一度プレイしたいなと思ってたところ。

思い出してたら気分も乗ったので、プレイ日記やります。



とまぁ、ここまで読めばお分かりでしょうが、私、一度完全クリアしております。

(CG鑑賞がなぜか2枚ほど足りなかったんだっけな)

これまで、「パルフェ ~ショコラ second blew~」「CARNIVAL」「SWAN SONG」「世界ノ全テ」「車輪の国、向日葵の少女」のリアルタイム攻略日記やってきましたが、今回は初の、「ネタ全部知ってるんですけど。」攻略日記~~~~!!(ドンドンパフパフ)







まぁね。


ミキミキの笑顔もね。

霧ちんの豹変もね。

ロリコンは病気ですもね。

お社のノートもね。

個人的に非常に納得いかないラストもね。


だいたい覚えてるんですが、これ、プレイして楽しいのかなぁ・・・?



企画倒れの可能性も大ですが。


まぁともあれ、やってみます。





あと、この作品のファンの方で非福本ファンの方には本当に申し訳ないのですが、

crossawa†channel -最強伝説-

っていう一発ネタが大好きです。










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1

2006-08-08 20:06:08



「通称ハラキリ」



に懐かしウケた。





実は私、前回の日記書いてる頃から、久々にプレイしているはずのこの作品、あまり久々感が無いなぁと思ってました。

自分でも不思議だなと思ってたのですが、理由が分かりました。

私、よくこれ プレイしてたんだ。




現在、1巡目の終盤辺りですが。


かなり複雑ですね。


忘れている伏線もいっぱい出てきて、混乱中です。



気になった点を幾つか。


七香登場の理由・・・太一達が合宿で裏山に行ったから、ほこらのご利益で七香登場??

みたいな発言が出てます…。ほんとに・・・?


冬子さん豹変後のデレデレっぷりは今なお記憶に新しいですが、彼女、通称「ハラキリ」とか忘れてました。懐かしい…。


合宿で何が起こったのか、覚えてません。確か冬子といくところまでいっちゃってたような…。あと、例の事態になったのは合宿から帰ってきた時だったような…。

気になるのが、合宿後初めて屋上に行くと、みみ先輩の顔が一瞬引きつった点です。これ、何があったんだっけ…。



あと、確か、1巡目で出会うミキミキは既に数多の苦難を乗り越えた上での超ミキミキだったと思うのですが、太一はノートを読み返す「新走者」ですよね?ミキミキは、1プレイヤーなんでしたっけ?何で?ほこらの中にでも頑張って入ってるんでしたっけ?もうちょっと「セーフエリア」って広いんでしたっけ・・・。忘れましたね…。




・・・



これ、いつも以上につまらない日記じゃないかな…。


やっぱりプレイ済みゲームのリアルタイム攻略記は無謀だったかな・・・。




激しく企画倒れな匂いを漂わせつつ、本日はこの辺で…。








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2

2006-08-11 16:59:00



1巡目終了。




なんというか。


大体のお話知っている上でやると、なかなか味わい深いですね。


話を理解する方に神経集中させなくていいから、物語や登場人物達の思考や感情にまで思いをめぐらせることができます。


伏線もだいたい分かっているので、「あぁ、こういう意味だな」みたいな感じで。


2回は楽しめるゲーム、なのかも。







けどこれ、確か同じようなシーンが何度も続くんでしたっけ。。。



やはり1回でいいのかも知れない。




ともあれ感想。

1巡目ラストで、全員集合するんですよね。"部活"に。

けど、ここに行き着くまでに、すごい回数が必要だった・・・のですよね。本当のところ。

というか、私、初回プレイ時、1巡目以外でまともに"部活"が成立した記憶ないんですけど。

こんな大円団的な"部活"は、1巡目だけじゃなかったかな・・・。




う~ん…。



まぁ、うろ覚えなので…。




で、放送内容.


「生きている人、いますか?」



久々に見ると、ちょっとジーン。


いい演出ですね。







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3

2006-08-14 23:17:48



2巡目。「崩壊」でございます。




今までのところ、「人類滅亡」のネタバレまで。


けど、七香が

「太一は今回も」

だの

「毎回毎回違う精神状態」

だのと、今起こっている現状をほのめかしてくれています。

そういえば1巡目では

「固定行動への固着」

などと言ってましたね。これでピンと来る人はまずありえないだろうけど。

わざと現在・回想をごっちゃで提示し、それらが一つの連続した一日かのように演出していますからね。




2巡目で状況説明はしてしまうのですね。

群青学園の説明も出てきました。適応係数の説明も。

ただ、合宿中に何があったかは謎のまま。


なかなかにミステリー仕立て。少しずつ解き明かしていくのですね。


多分最初はハラキリしか攻略できなかったと記憶しているけど、躍起になって先輩に突撃してます。

2巡目、まだ終わってないけど、状況説明大体終わった辺りでセーブ時のタイトルが「崩壊」から「純化」へ。

これ、どういう意味なんだろう…。


…そろそろ、「楽しい攻略日記」は諦めムードです…。










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4

2006-08-25 09:15:06

ん?タイトルが3巡目の「純化」から4巡目でまた「崩壊」に戻った!?

3巡目ラストは、タイトルどおり「崩壊」。電波塔が破壊され、"領土"が設定され、太一が変態し(?)、最後は一人を除き(?)全滅。
太一の死と同時に曜子ちゃん、やってしまいました。(カッコいい…)

読んでて面白かったのが、太一の変態(?)にいち早く感付いたスーパー美希が、ボウガンを持つ霧に
「殺して!早くあいつを殺して!」
と言うシーン。
美希、よくここまで生き残れたなぁと、改めて感心。
その直後に曜子ちゃんが殺人鬼と化すわけですが(これも、考えてみたらちょっと納得いかないのですけど。過去の曜子ちゃんを思い返すに。)、その曜子ちゃんからも、美希は生き延びたということですよね?
う~ん…
なんだか、中途半端にしか覚えてないと、大変です。
最後までクリアした後、もう一度日記読み返して反省会やらねば…。








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5

2006-08-28 09:15:58(リアルタイム更新時、公開し忘れ)


もう何巡目かわからなくなってきましたが、恐らく5巡目…?


"CROSS POINT"です。


ここでようやく、祠キター


って、祠の中にはすでに数冊のノート。

一応、毎週やり直しを強制されるというお話だと思うのですけど、大きな時系列はあるのですね。


これまで4回ほど1週間過ごしてきましたが、多分それらも時系列順に並んでいるとは限らないんだろうなぁと。

なんとなく思います。


数冊のノートが置かれるまでに、どれだけのやり直しが必要だったか…

1回気づけばOKというものでもないですからね。

最初のノートがおかれてから、またその数倍の回数のやり直しが必要だったのでしょうねぇ…









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6

2006-09-04 19:06:03



段々楽しくなってきました…


先輩を攻略するはずだったのですが、気がつけば霧攻略中。
夜間のボウガン練習イベントがおこったので仕方ないっす。

霧、怖いですね。
太一も、トイレでおかしくなったりするから、ますます霧に拒絶されるのですよね。

現在、S・豊君と太一の過去についての告白が終わったあたりです。
どうも、霧が一気に従順になりすぎて、初プレイ時も感じましたが違和感です。
罪を償うためには自分の体までも全て差し出すのが彼女なりの「正しい世界」なのでしょうか。




まぁ細かいところはおいておいて。

この作品再プレイしていて、あぁ、この作品って、若者文学の粋だなと思いました。

最近まで、テキスト系18禁ゲームってのは、大人の物語(ガキンチョには理解できねーよ、みたいな)だと思ってました。
最近はちょっと意見が変わり、若者の物語なのではないか、と。
恐らく、この作品を読んで感銘を受けたり感動したりするのは、20代、せいぜい30代くらいまでではないでしょうか。
語られるテーマが、ちょうど私達の世代が興味惹かれるものなのですよね。
私もまだ20代の青二才なので、もっと上の世代の感覚というものがよく分かりませんが、もっと上の世代は、もっと深いところにまで手を突っ込めるのではないか… そんなことを勝手に思ってます。

本作を読んでて面白いと思ったのが、個と群の話。 人間は個になると自己内の世界が崩壊する。誰もが滅びた世界で、なお知識階級であろうとする者がいるだろうかという文中の言葉どおり、"個"というものが注目されています。
それに加え、若干ずれますが、各人の"世界"にも触れられている。各人の世界が交わる(CROSSする)チャネル…
群青学園は、乱暴な言い方をすると狂人達の集まるところです。その中には、完全に独立した自分の世界に生きる者もいれば、太一や登場人物達のように、ある程度他人と世界を交えることができる者もいる。しかし、他人と世界を交える必要があるのだろうか。太一には2面性があり、2つの解答の中で揺れ動きます。正確に言うと、完結型の自己を必死で押さえています。
完結型の自己というのがなかなか面白くて、要は、個として生きられる自己ですね。完璧な人間とは人との繋がりを必要とせず、自己内で完結できる。そういう思想を基に、自己内で完結できるなら、他者を意識して生きる必要なんて無いよねと続き、そうなると他者から狂人と見られるのも何の問題もないし、他者など言ってみれば自分の喰い物です。"他者"という概念すら、理解する必要はないのです。
完璧人間と狂人の境界。
そんな自己を内包する太一は、やっぱり他者との世界の交わりを大事にするのですね。その交わり方が、世間一般から見れば容認されにくいものであっても、相手を時として不快にさせるものであっても、自分の世界を抑えてまで当たり障りのない(意味のない)うわべの交流をするより、"不快にさせる"けど紛れも無い自分と他者とのCROSSを大事にする…そういう困ったちゃんな人物なのでしょうね。


そういう視点で見ると、同じく完璧人間なのに太一を「自分の半身」とする曜子ちゃん、自分一人で生きざるを得なかったミキミキ、自分の正しいと思うルールを他者に期待し傷を負っている霧、壁が壊れればベタベタになる腹キリ、結構どのキャラも一つのテーマで繋がっているのかもなぁと。

なんとなく、偉そうに書いてるようにも見えそうですけど(すみません)手探りでそういうことを考えながらプレイしています。
(上で書いたことも、これで正しいと断言する気は毛頭ありませんし、自分の"物語解釈力"の低さは自分でもよく分かっているので…)
初回プレイ時はそこまであまり気が回らなかったので、2巡目、結構意義ありだったかも知れません。









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7

2006-09-06 20:12:37



夏のうだるような暑さも急激に遠のいて。


紅萌ゆる秋。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。





まぁ私は現在、紅っちゅーか冬子に萌えとるのですが。(最悪)





ってことで始まりましたCROSS†CHANNELリアルタイム攻略日記-ネタ全部知ってるんですけど編-!


現在、霧ちんを無事篭絡いたしまして(奴は軍門に下るのが潔すぎる。)、再びターゲットを先輩へと絞りなおし、再プレイ。

が、やはりうまくいかず。

先輩とのHシーンにまではこぎつけるものの、屋上で霧(かミキミキ)にボウガン撃たれてBADEND。

仕方ないので先に冬子を攻略中。

(どうでもいいけど、霧クリアの次の週、曜子ちゃんが「先週の太一は最悪だった」と言って太一に貞操帯付けるのですが、それ、完全にスルーなのですね。 どうも、霧攻略は順調にいけば最後から3番目か2番目となる模様。

 冬子→先輩→霧→美希→曜子 の順ではないでしょうか、一番ありがちなのは)


最初に祠に行くか学校に行くかの選択肢で、祠に行くと霧ルート開けました。

冬子以外、祠に行かないと開けない気がする。


まぁそんな攻略の話はまったくもってどうでもいいですね。



あぁあぁ可愛いよ冬子…

ツンデレツンデレと、2006年上半期は猫も杓子もティーンズ雑誌もツンデレツンデレ言ってて、私達正統派(ピー)達は耳に蛸、言わばミニ蛸状態だったわけですが…(一部神の発言有)



実は、この攻略日記開始する前から思っていたのですよ。

「ツンデレっていうキャラはパルフェのカトレアが元祖」という説など笑止千万で、意外と18禁業界に広く分布しており、その中でも強烈なツンデレキャラはCROSS†CHANNELの冬子ではないか、と…。


一応、マイベストツンデレは冬子です。

デレっぷりが尋常じゃない。


それを、再プレイして再確認しました。


ちなみに、次点は「顔のない月」メインヒロインの鈴菜嬢です。

これも強烈なツンデレ。こちらはツンがキツいけど、お勧めです。





…そろそろ、まともな話もしましょうか…




その、霧ルートはなかなか圧巻でした。

CROSS†CHANNELのキャラ達を、太一は自分がかつてプレイしたゲームの主人公に比較していましたね。

そのゲームでは、主人公が死ぬとすぐに死んだ主人公とまったく同じ肉体的能力を持ったクローンが製造され、また冒険を続ける、というゲーム。

けれど、その死んだ主人公にとってはその死んだ自分ってのは(当たり前だけど)一回きりのかけがえのない人生なわけで。


日曜に世界が崩壊する・リセットされる(すなわち"自己"も共に消滅する)と知りつつ、それを防げず、霧攻略のみを次の自分へと日記で示し、消滅する太一。

太一が霧の腹に頭を埋めながら、往生際の言葉として「畜生」と言ってそのまま世界がリセットされたのは、なかなかぐっとくるものがありました。


個と、他者との交わりについては、前回の日記のとおり。


現在攻略中の冬子でも、太一が同じようなことを言っておりました。

「俺達だけが『互い』なんだから。」

うまい表現ですね。


ほんと、これは確かに名作ですね。

いや、この表現についてというより、お話全体的に見て、ですけど。


最初、現在と過去をごっちゃにし、じわじわと状況がプレイヤーにも分かるように少しずつ小出しで見せていき、それと同時にキャラ達の心の歪な面も見せていく…

結構「謎解き」めいたつくりになっているので、私には初プレイ時、その背景のちょっと抽象的なレベルの話にまであまり目が向けられませんでした。

今回はあらすじを知っているので、安心して読めて楽しいです。

大小のギャグ等はあらかた忘れていますし、新鮮さは残っていますしね。


飴玉を冬子に渡して

「安心しろ、俺の2億匹のワンダフルライフは入ってないから。

 休暇中でね(米笑)」

とか、大好きです。ワンダフルライフという表現にも脱帽ですが、

アメリカンジョーク、うまっ!










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8

2006-09-07 22:14:16

































(ここをクリック!)














はぁ~…  えがったぁ…   (最悪)










えぇ。


そんじょそこらの萌えゲーなんざ相手にならないくらい、濃い1週間でした…。


冬子、すごい。


こんな甘々な1週間もありなのですね。


まぁその分ラストは後味の悪いものですけど。(冬子が撃たれ、太一墜落死)




なんか、冬子攻略完了したら、最初の選択肢

「学校へ行く」

「祠に行く」

に加え

「田崎商店に行く」

が増えました。

美希ルートですね。


まぁ断固として先輩攻略したいので(好きなものは後においておく習性)、気にせず祠に行くのですが。




それにしても甘かったですね。


まぁ甘いのが本作の主題ではないので、Hシーンとかイチャイチャシーンなどは結構カット入ってたりしましたが、それでも十分に甘かった。「ハイライト厳選」って感じでしょうか。


けど、今思えば、祠に行かずに冬子と仲良くなっても意味ないのですよね。


祠+冬子って可能なのかな…

まぁそういうのは野暮な考えかな。













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10 (9の間違いなのですが原文そのままということで)

2006-09-09 23:01:32



先輩はやはり攻略できず。



おとなしく田崎商店に行き、美希ルートに入りました。



クリアしました。

その後先輩も完全攻略。元の世界に還しました。















ああああああ面白れぇ~~~~



ハマってしまった自分。




美希、プレイ開始当初からスーパー美希だって覚えていたので、なかなか彼女の常人離れした言動は楽しめました。

カッコいいですね、美希…

彼女もまた、"完璧"に近づいたんだなぁ、と。


その分、太一にベタ惚れしてからの彼女の選択(祠に行かず、太一と共に消滅)は、なかなか胸にくるものがありました。

美希の言動は、どうも可愛すぎですね。

公式サイトの人気投票 でも一位ですし。 


個人的には、太一が変な呼び名で呼ぶごとに「はい、○○です」と返事してから会話するのがツボ。




で、先輩。

なんか、あっさり終わりましたね。

友貴との過去が判明し、太一が仲裁して終わり。(ちょっとカンタンに書きすぎですか)


なんというか、ここまで読んできて今思うのが、どのヒロインとの1週間にしろ、実はかなり淡白なのですよね。

非常に密度は濃いけど、あっさり終わる。

霧が愛奴隷化して、全国の大きなお友達がモニターの前で悶絶したのも、金曜のことです。

日曜午後には世界崩壊なので、丸2日しかない。部活もあるので、愛奴隷・霧の姿を見れるのはごくわずか。

美希との1週間など、敵霧はそれ以外の無数の時間で見ることができるわけですが。



デレデレ冬子との1週間も、ライターさんの英断でしょうが、いちゃつきシーンは大幅カット。

だって、恋人と2人で海に行くシーンで、

「去年の海は…」いきなり回想が始まり、そのまま海イベント終了するのですよ。並のエロゲーではない。



その分、他のシーンは本当に濃厚ですね。

曜子ちゃんが死んだり。

数々の小出し回想によって次第に明らかになっていく各人のキャラとか。


大小のギャグが非常に面白いと思うのですが。

自分には面白かったけど万人ウケはしないんじゃないか、などと結構万人が言ってる気がします。


その中でも異端で、妙に気に入ってるのがこれ↓


七香「楽しいって思えるなら、いいじゃん。」

太一「いや何も言ってないが…」


七香、感動シーン誤爆。

以前のしんみりネタを、こんなシュールなギャグに昇華させるセンスに、ただ感心。(ポカーンって感じで)





というわけで。



このハマりっぷりから予想するに、次回の日記では、恐らく攻略完了しています。

まぁたいしたことは書けないでしょうけど…










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11

2006-09-12 00:07:08




クリアしました。




なんていうか、しばらく放心。



大作終わらせると陥る、感動のような虚脱感のようなものにとらわれておりました。




で、しばらくしてからようやく活動再開。
これ やってました。






なんかね、新記録とか出るんですよ。

曜子ちゃんの断固阻止を、七香が妨害して、そのまま、(私このゲーム下手なので)初の10000m越え。

再度プレイしたら、夢の2連続先輩「えい。」(バシーン)が出て、11000m越え。

これまで、何十回プレイしても8000mの壁を破れなかったのにね。

本気でどうでもいいですね。




えー、感想を思いつくまま。




最後の通信、分かっちゃいたけど、やるせない気持ちでいっぱい。
1巡目クリアしたとき、このラストの救われないっぷりだけはどうしても納得いかなかったのですが、今回もやはり納得いかないものは感じます。



そんな中、太一の通信をラジオで聞いた桜庭

「おぉ、親友。元気そうだな」



親友。




(´;ω;`)ブワッ




あえなく決壊。





この後、ずっと涙目でした。




ラストシーンとか、もう、田中ロミオを恨みましたね。


ベンチで眠る太一。

そのそばに現れ、囁きあう"部員達"。


「このまま連れていっちゃいたい」

「それって、殺すっていうことじゃ…」




その…



あれ?



「連れていっちゃいたい(あの世へ)」




みたいな解釈でいいのかな・・・?




なんだか知らないけど、まさか部員達の世界がいきなり崩壊したり、しないっしょ・・・?

多分、皆、それなりに長生きしたんじゃ・・・


彼らの寿命が尽きるくらいの時間がたってなお、太一は独りだってことで、いいのかな・・・

















こ・・・



こういう、無限の地獄っぽいのは・・・「火の鳥」シリーズの罪人だけで勘弁してやって下さい・・・

罪と罰とか、テーマじゃないっしょ…







いいのか、このラスト・・・?



やっぱり納得いきません。


例えば元の世界と太一の世界が時間の流れ方が違っており、みたいな話だとしても、やはり太一が世界が終わるまで一人だということに変わりはないわけで、そういうバッドエンドっぽいのは俺にはちょっと向かないというか、無理、無理、無理… (ブツブツ)





いやまぁ、ラスト辺りの状況は、罰の状況じゃないってのは分かります。

届くことを期待しない、孤独な通信。無限に自己が拡散・希薄化する世界で、それでも"人"であり続けるためのすべ。


一介のレビュアー名乗ってるくせに読解力がよろしくないので、ちゃんと解釈できてないのですが…


そういうこと、なんだと思います。



特に後半よく出てきた単語が「自動的」。これも、注意して見てなかったので意味の把握がちゃんとできていませんが、「合理的」「機械的」みたいな解釈でいいのかな。

例えば曜子ちゃんが他の誰でもなく太一を選んだのは、太一が曜子ちゃんにとってかけがえの無い存在だからではなく、自動的な理由だと、太一は曜子ちゃんを糾弾します。消去法で、太一しか残らなかったのですね。もしくは、太一が、曜子ちゃんの計画を実行に移すのに最も適当な人材だった。子供で、曜子ちゃんに興味を持っており、同じく虐げられていて。

美希も自動的。

冬子も自動的。

先輩も自動的。
それぞれ、実際に太一が言ってますね。(霧など他のキャラについては思い出せません。多分言ってない)
美希は、自分至上、自分以外の存在に価値を見なさないので、当然その処理も自動的。
そんな中、スーパー美希は最後に、祠に行くという自動的選択を蹴り、至上であった自己の消滅を理解した上で太一のところに行きました。
冬子は、一度他者の間に置いている壁が崩されると依存してしまう、美希とは逆の、超他者渇望型自動的存在ですね。
「太一、先輩と仲良くする→先輩邪魔→先輩と会わないで」みたいな。
これは、非常に人間的…というか、こういう人、程度の大小問わなければ、かなりの数いますよね。彼氏(彼女)の携帯を無断で見る行為とか。友人で、彼女に自分の携帯から彼女以外の女友達の名前全部消去を迫られたって話聞いたことあります。
結局冬子のそれは克服されることはなかったけれど、太一は甘やかさないことによる自立を促しました。
他者と恋人関係になった上でなお自立するってことは、なかなか骨が折れることだと思います。これも人によるのでしょうが。できる人には当然のようにでき、できない人には非常に難しいんじゃないでしょうか。前者と後者で、「恋人」という関係の持つ意味自体が若干違うのでしょうね。
冬子は、結局元の世界に戻っても孤独のままで、太一の放送を聞いても、「どうしろっていうのよぉ…」と泣き言を言うだけ。まぁそんなもんでしょうね。そう簡単に悟ったりできません。これから、太一の言葉をゆっくり噛み締めながら生きていくのでしょう。
先輩は、う~ん… その…。 別にヤってしまわなくても良かったんじゃ…。
結局友貴と太一の会話だけで問題はほぼ解決したっぽいですし、前半の先輩とのHシーンは、シーン回収以外の意義は見出せません…。「思い出」ったって、処女ですよ処女…。友貴にも言ってるし。「俺、お前の姉ちゃんとやった。」
こういう思い出は、作るだけ作ってヤれるだけヤって日曜にリセットしとけばいいのに…と思う私は下衆ですか。そうですか。
(↑自動的発想)


もう各所で散々論じられてることでしょうが、私はその辺の情報収集全くしていないので、恥晒し覚悟で述べますと。


本作品、一貫して、「人と、人として接して生きていくこと」がテーマだったのかなと。

思い出すのが、霧が太一に言って太一もショックを受けた「貴方は、人として擬態した怪物です」という台詞。
そしてラストで先輩が言う「あの子は、人間について全然分かっていなかった。人間の真似をしていただけ」という台詞。

まぁ太一は人間からの逸脱度合いがかなり高かったようですが、私達も、同じじゃないかなと愚考するわけです。
皆、"人間"の真似をして生きているのではないかな、と。

人それぞれ、固有の世界を持っているわけじゃないですか。太一が曜子ちゃんに言ったように「半身になどなれない、人は結局生まれてから死ぬまで一人」なわけで、完全に孤りでも、生命体として生きることに何ら支障は無いわけで。
それでも、人がいなくなると、寂しく、苦しい。人間は社会的動物だから、他者との交流を無にして生きるのは、人間的な死を意味するのでしょうね。交流するために、どこかで他者と通信しなくてはいけない。共通点を作らなくてはいけない。"人間"という仮想の共通点(クロスポイント)で繋がらなくては(CHANNEL)いけない。
普通の人は、人と繋がらないのは寂しく苦しいから、繋がる。ただ、太一は別に繋がる必要も無かったのです。しかし太一は、普通というものに憧れていた。部活もそう。普通の人と人とのつながりを好んだのです。
その理由は、「俺は、美しいものを愛でるのが好きなんだ、昔から」という太一の根源的欲求で説明できるのかなと。
人と人とのつながりを、美しく感じた。 そういう、飛躍しまくりの解釈で、まぁ私はとりあえず満足っす。




例によって、低スペックなマシンで無理して色々考えるもんだから熱暴走気味な攻略日記となりましたが、これにてCROSS†CHANNELリアルタイム攻略日記を終わりとさせていただきます。
ここまでお付き合い下さった、本当に一握りの皆様。お目汚し、駄文、悪文、申し訳ございません。今回の攻略日記は、本当に自分で書いてても「これ、読んでてもつまらないだろうな~…」という感じで苦しい戦いでした。後半色々考察加えて、少しは持ち直したか、とどめを刺したかは私自身には判別つきませんが、少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
ともあれ、どうもお疲れさまでした&ご閲覧ありがとうございました。







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(一応、プレイ後一人反省会もしましたが、前半の日記で浮上した疑問への回答をここで記載してもあまり生産的でないと判断いたし、これにて終了とさせていただきます。

 今なお消化不良の感は否めませんが、 「完璧」と「自動的」。CROSS†CHANNELのテーマは、この2つのキーワードから解いていくのが良いかなと思ってます)




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